こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

放 漫 主 義

2017-04-30 09:36:46 | Weblog
温暖化現象が深刻な問題

であることを止めるとき

それは

エネルギー問題の壁

となっていた課題が解決したことを指し示す


そこで自動的に生じたコストダウン効果が

経済成長を後押しする

という循環構造を成立させるだけでなく

地下資源を輸入する理由が消えて

その分だけ余剰となる

環境資本の増加



消費構造が大きく変化する


近い将来日本だけで起きる

エネルギー調達方法の

予期せぬ

ある進化の過程が

国際社会に対して

新しい価値とは何か

ということについて

本来のあるべき姿の相を

カタチとして

指し示すそのときが来る


謬見であった事実を目の当たりにすれば

効果不在の諸対策の意味と経過を

具体的に知ることが

その時できる


地下資源を利用しない

という複数あるその方法で

環境問題となって立ちはだかっていた壁

は自動的に崩壊し

トレードオフを成立させていた相互関係は

逆転して

相乗効果を賦与する

相互作用で

分厚い壁だったものを

難なく破砕するだろう



経済成長の牽引力を

相互に

強化する

新しい関係性は

そのキッカケとなる新電源を

世に生み出す

その方法を秘匿し続ける

ということが

日本を世界の指導者へと

押し上げる


垂涎の的である何かを供給する権能

を保持する者は

誰からも攻撃されることはなく

進んで帰順しようとする意識

を量産するための基礎となる


問題の本質を具に知れば

不具合の根源

となっている諸問題など

欠けているたった一つのピース

を嵌めこんでやるだけのことで

完結したシステム

の構築が即座に

できる


問題の所在を

一度も調査してこなかった

ということが

有効需要の創出に失敗する

誤った経済政策を

世界中に生み落すこととなり

市場規模の拡大を目指した

グローバル経済化へと向かう

そのシフトそれ自体が

デフレ圧力となって市場に作用し

生産コストの低いままだった農業国など

を市場が賦役するその一方で

総体的に高コスト体質

となることを強いられた国とその市場とを

劣位の経済環境へと追い落とす


誰も望んでいなかった

負の変化へと向かう

ベクトルを押し付けた

経済のグローバル化という現象が

いまやブレグジットを生み出し

EU全体の結束を断ち切る

最初の動因となって

統合の目的に背く経過を

浮き彫りにした


国際経済の成長を

予てから牽引していた

先進諸国の市場では

コストダウン圧力が

様々な分野にまで浸透し

消費者の志向を満足させたたものの

資本提供者が投資対象

と位置づけたそれぞれの市場では

利益の低下を生じさせる

という不慮の経過を

俄かに顕在化させることとなった


資本提供者である投資家に対して

配当義務を果たすために

雇われた経営責任者

と呼ばれる高学歴の代理人たち

つまり創業社長を除いた

その他すべての企業経営者に

高い増収義務を果たすよう圧力をかけ

本業以外の分野を開拓してでも

企業収益を高めるよう圧力を加え

資本の回収を急ぐことで

再投資を効率よく実施するための

環境づくりを日常的に強く迫り

必要のない買収を行って

損失を拡大させる結果となった


その欲望の深さ

というものが却って

損失の規模を

大きく太らせた

ということになるだろう


東芝によるウエスチングハウスの買収や

日本郵便による海外市場への参入など

に代表される海外投資が相次ぎ

これら二つの大型買収の失敗事例が

こぞって大量の損失を派生させ

大企業に巨額の損失を

打ち揃って計上させる事態へと繋がった


資本調達の効率を

優れて向上させることに寄与した

株式市場が

その効率の高さ故に

企業経営者に高度な配当圧力を加えたことが

企業買収を海外で行うよう仕向け

調査能力のない経営者が

安易な判断で買収へと踏み切り

結果として巨額の損失を

決算で確定させた


数字だけを追いかけていたことで

判断を誤り

巨額の損失を負う

という相反する

不毛な結果を引き寄せた

思考力の欠如と

という他はない

あまりにも愚かな経過

がこのようにして残された

これに似た同様の失敗が

おそらく

世界中で頻繁に引き起こされている筈だ

最後にババを引くことになるのは

資本を市場に投じた者に限られる

投資行為は

自己責任


デフレ圧力の世界同時発生

という経済変動は

資本の論理が到達した

その臨界相


だが

エネルギーコストを

限りなくゼロ近くまで引き下げる

未来型の新エネルギーの登場は

総ての石油消費国にとって

莫大な恩恵を受けとることを

可能にすると同時に

産油国にとっては

資源需要の低下で

得ていた収入が極端に減り

投資スタンスを見直さざるを得なくなる


地下資源に依存しない形式の

未来エネルギーの出現で

環境負荷は早晩希薄化し

温室効果は時の経過と共に

改善する


未来エネルギーの開発を急げば

経済問題と環境問題は同時に解決し

有効需要を失って

損失を積み上げているだけの

国際社会は

名実ともに健全化する

新たなる投資競争が始まると

国際経済の健全な成長

を力強くそれが牽引するようになる


その開発に手間取っている

ということが温暖化を止まらなくさせ

無駄な投資を重ねる行為で

財務体質を劣悪化させる国家を

これから更に急増させることとなる


問題の本質は

交流電流に関する知識が

不在

であるということに尽きる

交流は送電するために生まれた

人為的な

自然界には存在しない

波動形式を有する

後発の電気エネルギー


交流電流には周波数

という欠かすことのできない成分

が必然的に備わっており

これが発電システムの出力調整を

不可能な状態にし続けている


右に流れる電流と

左に流れる電流とが

共存することでなりたつ交流電流は

一瞬たりとも

止まっていることができない

毎分3000回転する発電機は

50ヘルツの周波数を常に有する


交流電流を誘導発生させるための

優れた能力をもつものではあるのだが

その回転数を減らすと

周波数はたちまち乱れ

役に立たない交流へと

一瞬で劣化する


このため消費者が実行している

節電努力のすべてが

地下資源の燃焼を量的に減らす

という効果など何一つ

引き出せていなかった


節電行為は

根拠のない

ただの絵空事

であるにすぎなかったのだが

その事実を未だ誰も知らない


節電でエネルギー消費を減らしても

効果があるのは直流回路に限られる

直流と交流との違いを

未だに世界中が弁別できずにいるために

温暖化防止対策の有効性が

交流送電の分野では

完全に失われてしまったのだった


この損失にしかなり得ない

莫大な世界規模の

有害無益な環境投資の累増が

有効需要の創出を阻むこととなり

経済のデフレ化を急がせて

しかも

温室効果ガスの濃度を

ひたすら高めつづける

という皮肉な結果を

相変わらず続けさせている


世界中の電力会社が

おしなべて

秘密主義を貫いているのは

知識階級が交流電流の意味を

まったく理解していなかったからなのだ


交流は送電するための手段として生み出され

電気製品の内部で直流化することで

電圧振動を消すための平滑化を経て

負荷を満たすための電流を

回路内部に過不足なく

正しく精密に誘導する

という仕組みで成り立っている


交流送電それ自体が

接地をとることで

電位差を最大化する仕組みの上で

成り立っているシステムなのである


磁場変化を一瞬たりとも止められない

常に変動していることを強いられた

決して止まることのできない

円運動型の発電モデル

それが交流電源の本質なのである


電力会社の発電機は

こうして絶え間なく

常に同じ回転数で

運動し続けていなければならない

これが節電が無効でありつづけていた

たった一つのその本当の理由


節電が有効なのは

直流回路に限られており

一方通行の交流電路で行われる節電努力は

その一切が

単なる無駄な行為と成り果てる


問題の本質に指導者が気付いていたのであれば

環境問題と経済問題を同時に解決する術は

既に見出されていただろう

業界の秘密主義と

知識階級の怠慢とが

検証プロセスを遠ざけて

まったく止まらない温暖化と

一向に辿りつけないインフレ目標とを

生み出すことに

いま

大いに役立っている
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自 業 自 得 ⑤

2017-04-23 09:00:49 | Weblog
防衛力を強化するために

核実験を行わなければならない

とする北朝鮮に特有の

弱者の論理が

どん詰まりへと導いた

逃げ場のない状況は

北朝鮮の核

が兵器として未完成

という状態にあることを

いみじくも

よく伝えるものとなっている


戦術核としての完成度が高まる

その前に

危険極まりない装備などは

事前に潰しておく

というのが

アメリカのタテマエ


次の地下核実験が

実施されたとき

何らかの

具体的変化が起きる

ということになるだろう


核の脅威が

深刻なもの

へと格上げされるようになったとき

既に

手遅れ

という事態が確定する


そうなる前の早い段階で

核のもつその威力の凄さを

最もよく承知しているアメリカが

危険を取り除こうとするのは

誰にでも分かる

当然の道理


既存の核保有国にとって

情勢の変化は

最も避けるべき

因果な事態

へと競りあがる


小規模な地下核実験

を成功させてみたところで

核保有国になった

と自画自賛すること自体

あまりにも

拙劣

核兵器開発を急ぐなら

秘密裏に

兵器化を推し進め

完成度を十分に高めておいてから

十分な規模の

デモンストレーションを行うか

または

イスラエルがそうであるように

核の保有を

否定も肯定もしない

というスタンスで

身構えるかの選択

を行うのが防衛の筋


実証試験を繰り返し行い

潜在能力の顕在化

を急ぐ

というのがその通則


イラク戦争がそうであったように

大量破壊兵器の実戦配備は

米軍が攻撃するための

大義名分として

公然たる正当化の手段

としてNATO軍の組織化

を図るための目的として利用された

だが

根拠不在の偽りの情報に基づいて

イラク進攻作戦へと突入したアメリカは

中東地域から独裁政権を排除したものの

カリスマ不在の政治状況が

地域の安定性を取り除く経過を生み

ISの跋扈を許す結果を

自らが依拠した強者の論理で

民主化を後退させることとなり

宗教的独裁を

逆に引き寄せることに寄与した

とする皮肉な結果を連れてきた


アメリカに固有の強迫神経症という病は

世界を混乱させながら

力による統治の復権を

多くの国家群に

認めさせてきた


一触即発の状況下で

当事国双方が

どう変化するか



将来を方向づける

その行方

が定まる


東アジアに安寧が訪れるなら

米軍の軍事予算を増やす理由

の意義は半減する

軍産複合体制にとって

必要不可欠な敵

の予期しない欠如

という状況の唐突な出来は

アメリカの防衛予算に

縮減するための圧力

という反作用を与え

軍産複合体制の脆弱化

へと繋がってゆく


ソ連が唐突に自己崩壊した直後

湾岸戦争がアメリカ主導で開始され

その経過が米国民に

増税を強いたことにより

パパブッシュは一基四年で退いた

クリントン政権が登場し

なにはともあれ

二期八年で

膨大な規模の双子の赤字を消し去り

財政収支を黒字化させたのち

ブッシュジュニアの時代になったその年に

9.11による米本土への攻撃が敢行され

それが全米を報復感情で一杯にした


その年の暮れ

テロの首謀者を意図的に取り逃がしたこと

が起点となり

テロとの戦いをイラク戦争へと結びつけ

ブッシュジュニアの時代を通じて

戦費調達を原油相場の高値誘導で賄う

という変化が国際経済に

重大な悪影響を及ぼした


パパブッシュが得た増税実施の失敗に学び

イラク戦争では増税することなく

二期八年の任期を全うして

オバマ民主党政権と交代したものの

中東地域を却って

大いに不安定化

させただけでなく

地下資源の価値を高からしめて

ドルの発行益を増大させたそのツケが

リーマンショックとなって

世界中の市場を

大いに震撼させた

その事実が

経済史へと刻み付けられることとなった


シリア政府軍基地への精度の高い

ピンポイントの攻撃で

米軍の戦力を湾岸戦争の次に

アメリカは世界中に見せつけただけでなく

ISに対する最初の爆風爆弾の攻撃が

相次いで実施され

攻撃能力の高さと精度の高さとを

同時に北朝鮮へと見せつけたことで

強気だが幼稚な若い指導者に

事前の警告を与え

自重することの重要性を

認識させた


イラク戦争では拠点を持たない

テロ組織が対象であったことから

最強の軍事力を誇る米軍の

戦闘能力の高さが

発揮されることなく

ずるずると敗戦を公表する事態

へと最終的にアメリカは追い詰められた


土地に拘束された国家への攻撃なら

米軍の能力を

十分に発揮できるようになる

その警告の意味を

シリア政府軍基地へのミサイル攻撃

とISに対する新型爆弾の投下は

意味するものとなっていた


北朝鮮は言葉による応戦で

体裁を維持するだけとなり

口撃は強化されたが

対立する二国間の戦闘能力の差は

夙に明白なものとなっており

前提条件の違いをみれば

優劣の差は既に明らか

北の威圧は

弱点の在りかを

そのまま示す

不測の事態が起きる余地

はあるにせよ

趨勢の趣は

確定的


強者の論理は

優劣の差で

戦う以前に

勝敗が決まってしまう

折り合いのつけ方が劇的である

という点で

常に一貫しているものなのだ


判断能力に課題を残す第三の関係国が

恐れおののいて

深刻に慌てふためくその姿は

嘲笑の対象にしか

なるまい

臆病者の振る舞いは

その点で共通している


思考力を錬磨する機会を

知識の量的拡大で奪ってきた

高等教育のありよう

というものが

このような指導階層の狼狽ぶり

を生み出したその起源


唯一の戦争被爆国となったからこそ

日本は核をチラつかせる威圧に

屈してはならないのだが

現実は正反対

それこそが北朝鮮の指導体制の

思う壺


核を恐れる国は

核によって

真っ先に滅ぶ

勇気ある指導者たちは

先の大戦で玉砕する道を選び

臆病な指導者たちだけの国が

アメリカの庇護の下で

こうして誕生した

という経緯が日本の命運に

これからも作用する


知育偏重の教育システムは

批判精神を日ノ本の民すべて

から奪い去った

その点で

現在の指導体制の維持継続は

不健全なものとならざるを得なかった

ゆでカエルは

環境の異変にすら

まったく気付かない


これこそが

教育が失敗した

ことを指し示す

そのなによりの

有力な物的証拠


気高く勁き者のみが

世界を指導する権能を

末永く保持できる


ネイティブアメリカンの土地を侵略して

新国家となったアメリカが

被侵略者たちからの逆襲

を歴史的に惧れ

強迫神経症を業病として

授かった

臆病者は武器がなければ

外交交渉を何一つ進められず

また何事も為し得ない

という状況を自らの運命として

末永く抱え続けることとなる

世界を動かすための原動力は

アメリカに固有の

病的なまでの恐怖心

勇者は武器に頼らずに

問題を解決するが

臆病者は恐怖のあまり

最初に引き金を引いて

混乱を世に残す


すべての対立は

追い詰められた末の

力に頼る

臆病者の選ぶ道

へと繋がっている


国民の支持を失った指導体制は

悉く

歴史から抹消される

だけのこと

古来これを自業自得と呼ぶ
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自 然 法 則

2017-04-16 09:48:06 | Weblog
量子力学が

これまでに

到達した

理解

とそれによる認識を前提とする場合

宇宙は九つの空間次元



一つの時間次元

という構成で成り立っている

ものであるということになる


10次元構造で

宇宙が成り立っている

という認識について

これまで何度か

ここで

その情報に触れてきた


空間次元はこれまで

三つしかない

とされていたのだったが

21世紀に入った頃から

宇宙は10次元でなければならない

とする声が高まり

未知の六つの空間次元が

どこかに折りたたまれている

とする考え方

を当面の解

としてきたこれまでの科学は

条件設定を改めなければならなくなり

未確認のままになっている構造の

見えない領域を

余剰次元と呼んで

一括りにすることで

検証する術のない

新見解

を受け入れることに

合意した


仏教が通有する見解を前提にすると

生命反応が支配する

この四つの時空間を

現象界

と呼び

仮想現実の世界

という位置づけがなされていた


魂が修養を重ねて

進化するために用意されている



というのがこの現象界

に与えられているその意義


生命はある所与の目的

を努力の末に果たす使命を帯びて

この現象界に放擲され

一期を生きることで

改めて生まれ変わる定め

を繰り返す

ということになっている


現象界では何もない状態

を伝えるために



という形容

を敢えて存在させなければならない

という制約が

この現象界の特異性

を特徴づけている


実体のある仮想空間



相互作用することを通じて

魂の錬磨を重ね

修養を重ねてゆく

という共通の使命

の下で切磋琢磨することで

誕生の秘密を探る



にでる


その一期に出会う

同時代の別の魂との

偶然の邂逅を

一会と呼ぶことが

一般化した

人生はその繰り返し


これまで隠されていた

残り六つの次元を

実相界

という概念で統一し

本当の世界は

こちらにある

とする見識を確定させた


現象界と実相界とを対比することで

それぞれを明確に分ち

宇宙を成り立たせている

全体の仕組み

に関する知の到達点

を九分割された曼荼羅で表現することで

仏教は後世へと語り継いできた

このように推測される


現象界を構成する三つの次元と

実相界を構成する六つの次元とに

時間の次元が加わって

十次元構造をとる

とする一般理解が

量子力学の研究者の間で

共通認識とされるようになってきた


知られざる余剰次元については

エネルギー

取り分け

生命エネルギーの反応場

であるということが

これまで普遍的に伝聞されてきた


魂は輪廻し

繰り返し転生する

という理解を裏付けるものとして

エネルギー不滅の法則が

既に古典的に知られている


熱エネルギーはエントロピー増大の法則に従い

生命エネルギーは輪廻転生の法則に従う

魂は生命エネルギーの形容であることから

魂が繰り返し生まれ変わるものであることは

言うまでもあるまい

エネルギー保存則は

ユニバーサル・コンスタント

として完全に受け容れられている


この現象界で

最近

敵対する勢力同士の軋轢が

俄かに高まり

破壊を前提とする古典的な解決法

で結果を導く

という

現象界に特有の

傾斜

が俄かに顕在化するようになってきた


力に頼る文化の上に成り立つ

政治形態をもつ

アメリカ

ロシア

中国

などに代表される国家間関係で

緊張が高まる展開が

同時進行するようになり

その原因の一つ

となっている北朝鮮の動向が

力関係の調整を

強調して進める必要性に同意させ

誰も望まない破壊活動が

突発的に生じる

可能性

に対する共通認識が改まり

危機感の共有が

事態の推移に

重大な影響を及ぼすことを

回避させる

として模様眺めの鼎立状態

が北東アジアを中心に

顕在化する事態となった


これら四か国に共通する要因は

共に臆病者である

というその一点に集約できる

臆病であるが故に

戦術核で安心を保とうとする北朝鮮を

戦略核で安定性を維持しようとしてきた

その他三つの大国主義国家群とが

緊張関係を破る

きっかけとなる突発的行動を

当事国だけでなく

世界中のあらゆる国家が

固唾を呑んで見守っている

状況が設定された


91年の湾岸戦争では

反米国家の雄を自認していた

リビアのカダフィを

米軍の攻撃能力と精度の高さで

帰順せしめた実績をもつアメリカが

北朝鮮でも類似の行動をとることで

危険因子を防除するための伏線として

シリアでのミサイル攻撃を敢行し

高い破壊力を見せつける目的で

その他の最新兵器による攻撃を

続けざまに行った


防衛目的の核実験と

ミサイル発射実験による示威行動は

攻撃能力が不在であるが故の

防衛反応であるに過ぎない


攻撃能力を保持した国家が

実験を繰り返す必要性は

そもそもないからである

この程度のことすら

日本の指導体制は

理解できなくなっている

臆病風に吹かれて

ただ怯えているばかり

臆病者は自らのその行為で

己の弱点を

衆目に晒していることに

まったく気づかない

これこそが強迫神経症患者のもつ

特異で顕著なその

最も分かり易い明白な病状


守るべき何かを持たない国は

防衛努力をする必要そのものがなく

軍事予算を他に転用して

経済戦争を優位に進める

アドバンテージを手に入れる

漁夫の利で戦後の高度経済成長期の波に乗り

経常収支を黒字化した実績が

円の通貨価値を高からしめた

有事の円買いが

株式相場を引き下げる動力源となり

円高の復元が

有価証券がもつ価値の劣化

を急がせて経済成長を

自らの投資行為が抑止する

直接的当事者へと

身分の変更を強制することとなる


破壊のためのコスト負担を

意図的に強調してみせる

のは愚か者であることのなによりの証明

国家の繁栄を導くには

破壊する能力の誇示

によってではなく

繁栄を安定化させるための

平和状態の維持

によってでなければ

意味がない


一連の変化は

整合する余地のない

矛盾に満ちた現象界

に特有の試練の数々となって

状況に応じて

個別に

または一斉に

顕在化するものとなる


仮想の次元で生起したことは

実相の次元で吸収される

すべての次元は

平衡状態へと移行することで

最終的に安定化する

法則に学ぶことができれば

アヤマチを犯すことは

ない
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夢 の 亦 夢

2017-04-09 09:17:02 | Weblog
知識をただ横ざまに

押し広げるだけの量的拡張

を目指してきたこの国の高等教育は

知識を掘り下げることに割くための

時間を惜しむことから離れられずに

思考することで得られる

愉悦というべき発見の喜び

を国民から奪い去り

持ち合わせの薀蓄を

傾けることで

座を盛り上げ

鬱積を晴らす機会を

探し求めて流離う習慣

を教育の高等化で

一様に身に着けた

現状の拙さこそ

その何よりの結果なのだ


教育投資の有効性を探り出そうとして

本質へと迫る探査の努力を怠る

理由へとスタンスを代えてきた

さまざまな意味のないこれらの行為

を黙過することでやり過ごそうとして

限りある時間を

意味のない知識獲得のために専ら使い

自らの身を窮屈な制度へと適合させ

ストレスを増幅する結果

にしかならない

無効な解を手探りし

無益な成果を掘り出しては

自慢する

時代がこうして

文明社会へとやってきた

この変化の実在を

当事者だけが

何故か未だに気づかない

教育の欠陥は

最早ここまで進んできている


止まらない温暖化と

有効需要の創出に

悉く失敗し続ける

という無駄な公共投資を積み重ね

その結果である税収不足を

歳入欠陥だと思い込み

増税で補填しようと謀り

消費税率を制御することで

財務体質の劣化を埋め合わせようとした


アベノミクスの失敗を認められないまま

漫然と下り坂を転がってゆく生活に

理由なく満足しているその姿は

いかにも あはれ


教育投資から有効性を失ってきた

これまでの無思慮な経緯が

公共投資の失敗に気づかない

官僚と選良との合作を

長期間温存させてきた


失われた拾年が

倍の二十年となっただけでなく

更に三十年へと引き伸ばされようとしている

思考力の不在がバブル経済を生み落し

判断能力を失った

空蝉の如き

空虚で大量の無意味な知識

に基づく誤った決断の連鎖が

バブル経済を最初に潰し

今に至る

経済の長期低迷を

国民へと押し付けた


考える力が残されていたのであれば

バブル経済を生み落した

ドルを基軸とする

世界規模に拡大した

資本のメカニズムを

防遏する程度のことは

おそらく

難なくできていた

その先例はタイバーツを巡る

過去のやりとりに残されている


この国の指導的立場にある全員は

止まらない円高の訳を悟りもせず

流入してきた外国籍の資本に

日本市場を易々と明け渡し

土地神話に基づく利益獲得法で

巨額の富を吸い上げながら

株式市場で得た利益をそこに上乗せし

円の通貨価値が高くなっているその傾斜を利用し

相対的に値を下げたドルを

その差の分だけ多く手に入れ

投資家一同に還元する

という行為で利益の効率的な

最大化を図っていた


バブル経済を崩壊させるある規制措置が

新年度から実施に移されることが決まった

その年の最初の株取引で

株価の下落が始まっていた

その意味を推し計ることなく

土地投機にウツツを抜かしていた

欲の深い国内の投資家気取りの連中が

その後の三か月間で

傷口をより大きくする行為に執着し

バブル経済が破裂したことを

長期間理解することができずに

土地投機を続けていた

ということが

失われた拾年を日本経済史へと

生み落すその契機となった


日本のバブル経済は

土地神話に基づいた価値の保証

が投資から投機へと至る過程

で内発的に生じたもの


土地を買っておきさえすれば

寝かせている間に値段があがり

売却する段階で

大きな利益が楽に得られる

という市場環境が資産効率を高めていた


銀行に預金を積み上げているよりも

遥かに高い利益が

売却益として

確実に得られていた

そんな時代が

バブル経済と呼ばれていた


このサイクルを断ち切ったのが

政府による

不動産融資の総量規制の実施

であった


政府与党を含む国会の成員すべては

この措置が生むことになる負

の効果を紛れもなく見くびっていた


総量規制の実施で

土地を仕入れるための

銀行からの融資に天井が設定されたことにより

土地を新たに購入する際に

銀行からの借り入れができなくなる限界

が俄かに設定されてしまったのだった

この効果の意味を

政策立案に関わった当事者全員

がまったく理解できていなかった

その状態は現在も尚

続いている

総括を行わない限り

経済認識能力の復活は

延々と先送りされるのみ


銀行借り入れができなければ

自己資本で対応する以外に

有効な手立てはない

そこで手持ちの資産を売却せざるを得なくなり

不動産市場で土地の売り物が俄かに増えた

上昇の一途を辿っていた不動産価格に

この総量規制がブレーキを掛けることとなり

土地の価格は規制措置が始まった

90年四月の終わり頃迄には

軟弱化しはじめていた


状況を認識できていなかった

欲の深い投資家たちは

土地神話を頑なに信じ込み

価値の下がりだした不動産を

強気で買い進める行為を

疑うことなく

熱心に続けていた


エコノミストがバブルの崩壊

を92年以降察知することができてからも



変化の意味を理解できずにいた

欲に目の眩んだ投資家たちが

土地の中間在庫の積み増しを

熱心に進めていた

という過去の事実

が損失による被害を

より甚大なものにした


国民の多くが真実に気づいたときには

資産効果だったものは既に失われており

価値はたちまち反転し

逆資産効果と呼ばれる

負の経過が

市場を支配するようになっていた


資産効果で

土地を寝かせておくだけで

富を生んでいたメカニズムが

土地を持っているだけで

損失がどんどん膨らんでいく事態となり

売却を急がなければ

損失が巨大化する

という状況へと

バブルを煽っていた勢力は

悉く追い落とされる結果となった


投資家だけでなく

実需で不動産を購入した罪のない人々も

担保価値が目減りして

銀行から欠損を埋めるための返済

を急がされ

損失が生じることを承知の上で

売却せざるを得なかった

これを貸し剥がしと呼ぶようになった


不動産を保有しているだけで

財産の価値が勝手に減っていく

この逆資産効果というものが

消費意欲を減退させ

守りの消費に徹することを強制し

GDP成長率に影響を与え

消費税が5%へと高められた年から

日本経済にデフレ基調

が舞い降りるきっかけとなった


この問題を理解できずにいる指導体制が

公共投資で経済の再興を図れると過信して

日本版ニューディール政策を打ち出し

300兆円規模の政策投資を

96年度予算で実施してからも

問題の所在を見失っている指導体制は

有効な打開策をその後も打ち出せないまま

失われた二十年へと突入し

最新の経済政策となったアベノミクスで

異次元規模の金融緩和を実行する

という大博打ちを打ったものの

案に相違してまったく機能しない状態が

現在まで続いている


インフレ率を横滑りさせたまま

引っ込みがつかない状況へと

自ら進んで嵌りこむ

結果へとそれが繋がった


アホノミクスと呼ばれる所以である


この経済政策で流動性供給を

毎年80兆円ずつ増やし続け

四年目となった去年の段階で

既存の135兆円だった通貨供給量に

四年分320兆円を上乗せして

455兆円規模へと増やしておきながら

意味のある経済効果を

未だに引き出せずにいる

という不毛な結果を

受け止められずにいる

このお粗末ぶり


政府日銀が国の経済に

一貫して有効需要を与えられずにいる

という現実を

指導階層に蔓延する思考力の不在

という認識能力の欠如

が確定させる事態となった


これが教育の高度化が

この国と国民のすべてに

与えている粗末な現実

の根源となったその経緯


判断の誤りを生んだのは

知識の量的拡大に特化した

高等教育のあり方

に潜む未解決の課題

だったのである


教育制度を見直すことができさえすれば

問題の本質は

合理化を経て消え去る

知識で人格や能力の差

を計ることは

無論できない

知識の使い方をみることこそが

ヒトと国家とを

世界の指導者へと

押し上げる

唯一の手段


判断を誤ったことに

30年たっても気づかないようでは

国家の自立など

到底覚束ない

夢の亦夢
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甘 い 認 識

2017-04-02 07:13:16 | Weblog
有害であることが知れ渡っている

地下資源を燃やすその方法に

とって代わる

何らかの

環境負荷のない

別の方法

を採用することができない限り

温室効果ガスの濃度上昇

に伴う気候変動の脅威は

これから

益々強くなってゆく


燃焼行程を必要としない電源は

既に複数のモデルが用意されていて

実際に実用化が進んではいるものの

普及するには未だ及ばない


その代表的存在の一つである

燃料電池では

高コスト体質から抜けられない

という事情が実用化の進展を阻み

水素分子に付随する

ガスの高い膨張拡散性向が

圧縮率を高めさせ

爆発し易い

というその特異性が

爆発時の威力の凄さを

原発の水素爆発で

世界中に証明していた


水素エネルギーを扱うためには

このような事情から

安全管理のコストを

更に高めることが

必要な要素となっている


風力発電では出力の安定性を

常時確保しておくことが困難であり

直流化することさえ避けて

使い物にならない

その

乱れた周波数のままの交流電流を

電力会社が買とることで

初期投資のコストを一時負担し

国民すべてが

公平に

後で負担する

再エネ発電賦課金という名目の

請求項目が新たに設定されることとなり

いつの間にか強制的に

役に立っていない自然エネルギー

に対する壮大な無駄を

別途徴収される仕組みが作られた


温室効果ガスを

たったの1マイクログラムさえも

減らせないまま

環境投資だとして

電力会社が料金として徴収する行為を

制度化する方式が

大手を振って闊歩する世の中

がこうして日本全土へと産み落とされた


太陽光発電でも事情は

それとまった同じ

再生エネルギーによる発電装置

を増設していながら

化石燃料の輸入量が減った

とする事実関係の確認を行うための

データ

は相変わらず

業界内部で

秘匿されつづけている


電力業界が国民から買い取った電力を

再販売したという記録さえ

どこにもない

ことほど左様に

国と国民は電事連から

馬鹿にされている

ということなのだが

経過のもつその意味にさえ

誰一人として

未だ一向に気づかない


環境効果のないことが分かっている

すべての温暖化対策

の効果検証を怠っていながら

無駄な予算を毎年投下し続けていたために

日本経済は有効需要の創出

に長期間失敗し続けることとなり

一連の無駄となったままの環境投資

を実施するための国の予算が

来年もまた

無駄に捨て去れれることとなる

国家予算の一部には

成果が得られない無駄な成分が

多く含まれている

このため毎年赤字財政となることを強いられ

その累積が

ついに千兆円の大台を突破する

事態となった


実効なき温暖化対策の本質的課題は

交流電流による

高圧長距離送電を実施している以上

周波数を安定的に維持する必要が常にあり

それが火力発電所の燃焼炉で

一定の地下資源を

四六時中

燃やし続けさせることを

義務として

国と業界へと押し付けている

という事実関係の確認を

当事者の総てが

等しく怠っている

というその点にあるのだ


交流電流の性質を理解しないまま

電力消費を減らす無益な努力

をたゆみなく続けていたところで

周波数変動を嫌う商用電源が

燃焼炉の火を減らせる道理は

はじめから無かったのだった

この単純な理由さえ理解できずにいる

世界中の似非知識人たちが

止まらない温暖化を加速させ

京都議定書のマイナス6%

からパリ協定の

条件付きマイナス100%

という目標を高めたことで

温暖化を止める抵抗ラインを

生み出したと誤認させ

これで温暖化が防止できる筈だ

と国連の環境部会は

そう一方的に決めつけた


長距離高圧送電がインフラとなっている以上

あらゆる温暖化防止対策は

悉く

無効のままでありつづける


パリ協定の遵守など

到底実行不可能

問題解決を先送りして

時間を稼ぐ程度の効果しか

引き出せない

ということは

夙に明かとなっていた


高等教育へと特化した

学力重視の知育偏重を土台

として生じた昨今の価値観は

思考力を持たない

それ故に判断を誤り続ける指導体制を

これまで温存しづけることに

役だってきた


これらの無益な努力の一切が

今年誕生した新任の大統領トラムプに

温暖化など嘘っぱち

という大統領令に署名させた


温暖化現象を止められずにいる

というこの現状が

環境投資を無駄なものと位置づけ

世界経済の足を引っ張る邪悪な制度

だと思い込ませた

その結果が

これ


実際に温暖化を止める有効な方法は

何一つ

存在していない

再生エネルギーの導入実績を増やしても

火力発電所の燃焼炉で

化石燃料の酸化反応が

恒常的に

推し進められている以上

無駄な投資となって

環境と経済に

悪影響を与え続けるものとなる


電力業界が地下資源の輸入量を減らした

とする事実を数値で確認することを

長年に亘り

怠ってきたということが

無駄な節電を国民に強いて

電力消費を減らしたことで

電力業界の売り上げを

同じ割合で減らしただけ

という粗末な結果を導いた

失われた思考力が

判断の誤りに

批判の目を向けることを

不可能にした


正しい認識の共有化に失敗した

ということが

電力会社の請求書に

再生エネ賦課金という追加項目を

堂々と挿入させることを許し

その蛮行に

誰一人異を唱えないことを

是とする風習がこうして作られた


環境と経済にまつわる

これら一連の不毛な経緯の関与挿入が

温室効果ガスの濃度を高め続けることとなり

気候変動をより急がせ

自然災害を狂暴化する主役となり

復興費用を毎年上乗せして支払う

ことを国の義務とした


思考力を涵養することの意義を知らず

知識力を横に広げて

問題の本質を剔抉することなく放棄し

誤った判断であることを承知しないまま

国費の無駄な浪費を徒に積み上げて

千兆円を優に突破する借金を

短期間で国に押し付け

賢さを自認して協調するその姿勢は

余りにも見苦しく

紛れもなく

極めてアホらしい


国の劣化は教育の劣化に異ならず

経済の劣化は思考力の劣化によって

長期化することとなってゆく

教育に健全性が保たれていたのなら

判断の正当性を事実が証明する

とうい経緯が

数多く歴史へと残されていた


考える力を育てる教育であったなら

交流電流に関する正しい知識は

国民個々に

当然の帰結として

付与されていなければならず

問題の本質を知る努力を

これまでナオザリにしてきたということが

交流送電に関する正しい理解を損なわせ

業界の秘密主義を放置して

認識不足を前提とする

国家予算の割り当てを正当化し

国費の大量喪失を

善と信じて歳入欠陥と断じ

消費増税へとひた走って

日本経済を長期低迷させてきた


誤った判断を独善的に強行する

尊大極まる行為の意味を

未だに悟れずにいる国会成員

のその姿を知らぬまま

一向に恥じぬ様相こそ

尚あはれ


無知が生む上から目線の不正な俯瞰図を

傲然と今尚維持し続けているその愚かさ

ほど醜くみえるものは他に見当たらない


日本というシステムに内在する欠陥は

教育の高度化によって

与えられたもの

知識の量的拡大に特化したということが

思考の質的劣化に寄与し

国の借金を膨大な規模

へと押し上げただけでなく

失われた10年を二倍にして飽き足らず

来年には三倍の30年へ高める

ことになるのは

規定の事実となっている


思考力が不在なら

判断力を担保する能力は失せ

決断力があったとしても

無批判な姿勢で得ただけの粗末な決意を

ただ単に実行してみせることで

誤りの連鎖を

追加合成して強化するだけのこと


批判精神を生み育てるのは

知識ではなく

考えるための努力

思考力の欠如が

止まらない温暖化を生み落し

新任の大統領を

世の笑いものへと

着実に位置づけた

動力源となっている
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