日本中の電源を
たった一つだけにしてしまえば
化石燃料の消費量を
大幅に減らすことが
できる
周波数を60ヘルツに統一して
ただ一基の発電所が生み出した電力を
増幅しながら分岐させていくことにより
化石燃料を無駄に燃やして
温室効果のある
有害な
二酸化炭素を大量生産するサイクルを
断ち切らなければならない
長距離送電で減衰した電流を
賦活させる方法は
ある
50ヘルツ用のトランスに
60ヘルツの電流を流しても
おおきな問題はない
電圧と電流とが20%増えるだけ
増えた電流に変圧器のコイルが耐えられるなら
周波数の統一は成就する
最西端の発電所から
最北端の消費地にまで
最小化された地下資源により
生み出された僅かな電力で
単一の電源から
電気エネルギーを
日本全国へと
過不足なく
供給していくことが
いとも簡単に
できるようになる
電力会社は一つだけあればよく
発電所も予備を含めて
一桁だけ残されていれば
それで充分だ
中継する拠点である変電所は統廃合し
最も合理的な立地に
再編成した分布をとらせる
温暖化を防止するには
化石燃料の消費を
大急ぎで減らさなければならない
それは人類が手をつけるべき
喫緊の課題
その対策として有望視されていたのが原子力
政府が原発の再稼働にこだわるのは
国際公約である京都議定書を
遵守することが
国家の最重要課題となっているからだ
京都議定書の期限は
2012年
今年である
二酸化炭素を減らすには
発電所の数をただ単に減らせばよい
それで電力不足がおきることはない
すべての原発がその事実を証明している
電力を増やすことは
誘導法則を応用すれば
簡単にできる
電信柱を繋いでいる配電線が
実際にやっていることを
真似るというだけのことなのだ
配電線に流れている電流は
消費地に近い変電所で分岐させたもの
50ヘルツの交流の送電線が担う最終電圧は
6万6千ボルト
それを6600ボルトに落とした状態で
供給しているのが
電信柱を繋いでいる
配電線の系統である
周波数を60ヘルツに統一してしまえば
7万7千ボルトで送電系統の電路が組める
配電線には7700ボルトの電力が供給される
これは
つまり
効率が改善する
ということである
電圧の増加は電流の減少を伴う
100ボルトに減圧する段階で
電流値は増加する
電力は電圧と電流の積
一方の増加は他方の減少となって顕われる
変圧するには
磁場変化を与える側の電流が必要だ
それが励磁電流のことである
励磁電流が流れることで生じる磁場変化を受けると
そこに置かれた別のコイルに
あらたな電流が生じる
これを誘導電流と呼ぶ
励磁電流と誘導電流とは
互いに絶縁された
独立した関係にある
誘導電流をコイルに発生させるには
消費者が電気製品のスイッチを入れるだけでよい
回路に負荷が生じると
電気製品が要求するその電流だけが
回路へと誘導される
スイッチを切ると誘導電流は消えるのだが
励磁電流は流れ続ける
すべての電流は最終的に地の底へと落ちてゆく
その途上で
トランスという名の変圧装置を関与させることにより
ひとつの励磁電流から
複数の誘導電流を派生させている
配電線を流れる電力が
電信柱の上のトランスを経由するというだけで
終点がどこだか分からないほどの遠方にまで
単一の電力を輸送することが
円滑にできている
発電機でも磁石を回転させてやることにより
その運動が与える磁場変化により
電流が生み出されている
変圧器では
高圧側のコイルにある電流が励磁電流となることにより
別の低圧側のコイルに誘導電流を生み出している
この誘導された電流は
更に下流の変電所では励磁電流として使われており
そこで減圧された電流を
分岐させた状態で再誘導し
その電流を励磁電流として再利用する
そんな仕組みで送電系統は成り立っている
消費者が電力を消費するとしないとに関わらず
励磁電流は
常に安定した状態で流れ続けていなければならない
電気製品のスイッチを国民が一斉に切ったとしても
励磁電流はまったく減らすことができない
ということなのだ
この事実が温暖化防止対策から
実効性を悉く奪い去っていた
問題は
この事実が隠蔽されたままになっている
というその点にある
重大な事実誤認を成り立たせているのは
電力業界そのものであった
国は事実関係を確かめることもせず
節電すれば温暖化が止まり
広域停電も防げると勝手に思い込んだ
監督官庁である経産省の担当部局が
国に交流送電の仕組みを説明していなかったからである
効果のない対策に膨大な血税を何年にも亘って注ぎ込み
成果のない無益な投資を続けさせてきた
国が負うことになった累積債務の巨額さは
政治家の不明と
それを成立させた官僚側の都合に基づく
誤った認識を抱かせることに成功した利益共同体が
不正な諸種の対策を
国に導入実施させたということが
国民を今おおいに苦しめている
経済対策のすべては一過性のものに終始し
有効需要を生み出す効果を引き出していなかった
環境対策は二酸化炭素の濃度を一方的に引き上げている
歳出項目に潜む諸種の不健全性というものが
国民に貧困生活を強いている
民主主義というシステムは
責任を取るものを一切特定しない
という因果な制度
フィードバックをかける機構をもたないシステムは
時の経過とともに必然的に劣化する
多数派はそれ故に
判断を常に間違い
望ましからざる結果を
善と信じて
積極的に引き込んでいた
バブル崩壊から既に二十年が経過した
国はいま
劣化の一途を辿りつづけている
国政の場はいまや
そのマイナスの変化を象徴する
不毛なだけの存在と成り果てた
この状況を反転させるには
きっかけとなる動因が
何かしら与えられなければならない
内部から起きた変化であれば
健全化はおそらく早い
正しい認識をもつということが
最も必要で
かつ切実なプロセスになっている
たった一つだけにしてしまえば
化石燃料の消費量を
大幅に減らすことが
できる
周波数を60ヘルツに統一して
ただ一基の発電所が生み出した電力を
増幅しながら分岐させていくことにより
化石燃料を無駄に燃やして
温室効果のある
有害な
二酸化炭素を大量生産するサイクルを
断ち切らなければならない
長距離送電で減衰した電流を
賦活させる方法は
ある
50ヘルツ用のトランスに
60ヘルツの電流を流しても
おおきな問題はない
電圧と電流とが20%増えるだけ
増えた電流に変圧器のコイルが耐えられるなら
周波数の統一は成就する
最西端の発電所から
最北端の消費地にまで
最小化された地下資源により
生み出された僅かな電力で
単一の電源から
電気エネルギーを
日本全国へと
過不足なく
供給していくことが
いとも簡単に
できるようになる
電力会社は一つだけあればよく
発電所も予備を含めて
一桁だけ残されていれば
それで充分だ
中継する拠点である変電所は統廃合し
最も合理的な立地に
再編成した分布をとらせる
温暖化を防止するには
化石燃料の消費を
大急ぎで減らさなければならない
それは人類が手をつけるべき
喫緊の課題
その対策として有望視されていたのが原子力
政府が原発の再稼働にこだわるのは
国際公約である京都議定書を
遵守することが
国家の最重要課題となっているからだ
京都議定書の期限は
2012年
今年である
二酸化炭素を減らすには
発電所の数をただ単に減らせばよい
それで電力不足がおきることはない
すべての原発がその事実を証明している
電力を増やすことは
誘導法則を応用すれば
簡単にできる
電信柱を繋いでいる配電線が
実際にやっていることを
真似るというだけのことなのだ
配電線に流れている電流は
消費地に近い変電所で分岐させたもの
50ヘルツの交流の送電線が担う最終電圧は
6万6千ボルト
それを6600ボルトに落とした状態で
供給しているのが
電信柱を繋いでいる
配電線の系統である
周波数を60ヘルツに統一してしまえば
7万7千ボルトで送電系統の電路が組める
配電線には7700ボルトの電力が供給される
これは
つまり
効率が改善する
ということである
電圧の増加は電流の減少を伴う
100ボルトに減圧する段階で
電流値は増加する
電力は電圧と電流の積
一方の増加は他方の減少となって顕われる
変圧するには
磁場変化を与える側の電流が必要だ
それが励磁電流のことである
励磁電流が流れることで生じる磁場変化を受けると
そこに置かれた別のコイルに
あらたな電流が生じる
これを誘導電流と呼ぶ
励磁電流と誘導電流とは
互いに絶縁された
独立した関係にある
誘導電流をコイルに発生させるには
消費者が電気製品のスイッチを入れるだけでよい
回路に負荷が生じると
電気製品が要求するその電流だけが
回路へと誘導される
スイッチを切ると誘導電流は消えるのだが
励磁電流は流れ続ける
すべての電流は最終的に地の底へと落ちてゆく
その途上で
トランスという名の変圧装置を関与させることにより
ひとつの励磁電流から
複数の誘導電流を派生させている
配電線を流れる電力が
電信柱の上のトランスを経由するというだけで
終点がどこだか分からないほどの遠方にまで
単一の電力を輸送することが
円滑にできている
発電機でも磁石を回転させてやることにより
その運動が与える磁場変化により
電流が生み出されている
変圧器では
高圧側のコイルにある電流が励磁電流となることにより
別の低圧側のコイルに誘導電流を生み出している
この誘導された電流は
更に下流の変電所では励磁電流として使われており
そこで減圧された電流を
分岐させた状態で再誘導し
その電流を励磁電流として再利用する
そんな仕組みで送電系統は成り立っている
消費者が電力を消費するとしないとに関わらず
励磁電流は
常に安定した状態で流れ続けていなければならない
電気製品のスイッチを国民が一斉に切ったとしても
励磁電流はまったく減らすことができない
ということなのだ
この事実が温暖化防止対策から
実効性を悉く奪い去っていた
問題は
この事実が隠蔽されたままになっている
というその点にある
重大な事実誤認を成り立たせているのは
電力業界そのものであった
国は事実関係を確かめることもせず
節電すれば温暖化が止まり
広域停電も防げると勝手に思い込んだ
監督官庁である経産省の担当部局が
国に交流送電の仕組みを説明していなかったからである
効果のない対策に膨大な血税を何年にも亘って注ぎ込み
成果のない無益な投資を続けさせてきた
国が負うことになった累積債務の巨額さは
政治家の不明と
それを成立させた官僚側の都合に基づく
誤った認識を抱かせることに成功した利益共同体が
不正な諸種の対策を
国に導入実施させたということが
国民を今おおいに苦しめている
経済対策のすべては一過性のものに終始し
有効需要を生み出す効果を引き出していなかった
環境対策は二酸化炭素の濃度を一方的に引き上げている
歳出項目に潜む諸種の不健全性というものが
国民に貧困生活を強いている
民主主義というシステムは
責任を取るものを一切特定しない
という因果な制度
フィードバックをかける機構をもたないシステムは
時の経過とともに必然的に劣化する
多数派はそれ故に
判断を常に間違い
望ましからざる結果を
善と信じて
積極的に引き込んでいた
バブル崩壊から既に二十年が経過した
国はいま
劣化の一途を辿りつづけている
国政の場はいまや
そのマイナスの変化を象徴する
不毛なだけの存在と成り果てた
この状況を反転させるには
きっかけとなる動因が
何かしら与えられなければならない
内部から起きた変化であれば
健全化はおそらく早い
正しい認識をもつということが
最も必要で
かつ切実なプロセスになっている