この惑星の環境を最適な状態へと戻すためのプログラムは
国家の枠を超えた
国境横断型の民間組織で運営する形体をとるのが
最も望ましい
さまざまな紆余曲折を経たのちに
そのような結果を残すことが
未来を生きる子孫たちの暮らしを豊かにするだろう
目的が明瞭にみえていたとしても
その実現を担当する組織が
特定の国の利益を代表するものとなってしまっていたのでは
国連型の組織をもう一つ造るというだけのことになる
地球そのものの利益を代表する太陽系第三惑星の政府は
あらゆる国に対して公平且つ平等な対応を
とることができる意志の集合体でなければならない
いま地上で起きている不具合の根源は
社会システムに潜む条件の不公平性
という意図的にしつらえられた観念の合成にある
アメリカにだけ
世界の富を集めることができるようになっているのは
まさに
歴史の必然というものであったのだが
文明がこれから深化していこうとするためには
次なる必然へと歴史を紡いでいくプロセスを
いま 始めなければならない
道程をたどる一歩ごとに犠牲を払ってでも
その体験から学ぶべきものがあるはずだ
不具合は
認識を高めるための素材として与えられている
真の公平性を求めて
恒久平和へと至る道筋を
自らの努力で陶冶していく必要がある
地球を現在の状態にまで追い詰めたのは
石油・ドル本位制を敷いてきたアメリカの失敗である
その事実は既に明らかだ
止まらない温暖化ひとつをとってみても
石油の消費に支えられたドルの発行権への執着というものが
その原因の根本に盤踞している
ドルの過剰流動性は
マネーサプライを公表できないほどまでに増大させ
イラク戦争を起点とする過大なドル余り現象を生み出した
2008年の秋
金融危機と呼ばれるドル資産の大量蒸発を生み出したのだったが
そのメカニズムとダイナミズムとを
明確に認識しようと努めた国は今に至るも皆無であった
状況のもつ深刻さを知り
当座の応急措置をとったものの
資本の蒸発を止めることはついにできなかった
アメリカのゼロ金利は
その結果
いやいやながら産み落とされたものだった
大量の不良債権を抱え込んだアメリカは
ドルの発行権を駆使して
ドル安政策を更に大きくおしすすめ
失った体力の回復を図って国債を大量に発行し
一時は成功したかの如くに見えたものだった
しかし
疵は 経済の奥深くにまで達していた
隠されていた不良債権は
予期しない方面からも金融破綻を浮上させるほど
世界中の名だたる金融機関が
巨額の損失を被ったということを
一年を経た現在になっても
ドバイの逼迫を理由とする
資本の停滞を惹起した
業界自らの手によって
隠されていたものを暴露する
という展開が生みだされるようになっている
イラク戦争では大量破壊兵器という名の
アメリカが攻撃するための根拠としていたものが
欠けていた
という事実をアメリカ自身の手によって
その後明確化することとなったのだった
国際社会と国連からの強い制止を振り切って
戦端を開くことを急いだアメリカが得た結末は
大量の駐留米兵を中東地域へと展開させたまま
撤収を遅らせ
アフガニスタンへと戦域を拡大するという拙い現実を導いた
原油価格の高騰の末の資源インフレが国際経済に多大な打撃を与え
その大きく増加した金額を
決済するための需要に応じて
大量発行したドルの過剰流動性を隠密裏に消し去るために
回収した発行済みのドルを用い
特定の外貨とそれを交換するよう慫慂してきたのだった
民間の企業が経済戦略の実行部隊となっていたため
米政府自らがファンダメンタルズの結果であると
事あるごとに言挙げすることが許されるようになったのである
その窓口業務を担当してきたのが
いわゆるドル資本と呼ばれる米系の金融資本
発行し過ぎたドルを一方的に特定の国へと押し付けて
いまでは
中国を
アメリカに対する世界第一位の債権国へと育ててしまったのだった
それ以前には
日本が最大の債権国へと祭り上げられていたのだったが
当の犠牲となった国々の政府当局者たちは
その事実に今も無関心のままであり続ける
仕掛けられた円高の更新
というドル安政策に基づいた外貨への攻撃は
ドルの過剰流動性の仕向け先を
中国から日本へと戻すための措置であること指し示す
巷間伝えられるような単なる金利差の問題で
円高の更新がおきたのだとすれば
より高い金利の人民元の方がはるかに有利
経済成長率も数年来二桁の実績を着実に残している
ドルの捨て場所を人民元から円へと変更したということが
今回おきている円高の背景に潜んでいる本質の成分を構成している
円の独歩高という状態の裏にあるものを知るには
基軸通貨を操る者たちの意図を探るのがよい
ドル資本はあらゆる国の通貨をドルと交換に得てきた
それらの多くを円へと仕向ければ
円だけが買われて
異常な円高がたちまちにして誘導される
アメリカは石油・ドル本位制を恣意的に操る権能を
このような方法で発動し
国際経済の覇者という身分を得てきたのだった
この不公平性というものを
世界各国は意味の実態として
やがてどこかで察知することになるだろう
円転したドルは
利益を回収する段階で
再びドル転されることになっている
通貨価値を高められている時に
相対的に低下した通貨を買い戻せば
それだけで為替差益が手に入る
資本の移動を為替市場で行う度毎に
その往復で大きな利益を得ることができるようになっている
ドル資本はこのようにして収益の拡大を謀りつつ
貧困化する国を次々に作り上げていく
国家の枠を超えた
国境横断型の民間組織で運営する形体をとるのが
最も望ましい
さまざまな紆余曲折を経たのちに
そのような結果を残すことが
未来を生きる子孫たちの暮らしを豊かにするだろう
目的が明瞭にみえていたとしても
その実現を担当する組織が
特定の国の利益を代表するものとなってしまっていたのでは
国連型の組織をもう一つ造るというだけのことになる
地球そのものの利益を代表する太陽系第三惑星の政府は
あらゆる国に対して公平且つ平等な対応を
とることができる意志の集合体でなければならない
いま地上で起きている不具合の根源は
社会システムに潜む条件の不公平性
という意図的にしつらえられた観念の合成にある
アメリカにだけ
世界の富を集めることができるようになっているのは
まさに
歴史の必然というものであったのだが
文明がこれから深化していこうとするためには
次なる必然へと歴史を紡いでいくプロセスを
いま 始めなければならない
道程をたどる一歩ごとに犠牲を払ってでも
その体験から学ぶべきものがあるはずだ
不具合は
認識を高めるための素材として与えられている
真の公平性を求めて
恒久平和へと至る道筋を
自らの努力で陶冶していく必要がある
地球を現在の状態にまで追い詰めたのは
石油・ドル本位制を敷いてきたアメリカの失敗である
その事実は既に明らかだ
止まらない温暖化ひとつをとってみても
石油の消費に支えられたドルの発行権への執着というものが
その原因の根本に盤踞している
ドルの過剰流動性は
マネーサプライを公表できないほどまでに増大させ
イラク戦争を起点とする過大なドル余り現象を生み出した
2008年の秋
金融危機と呼ばれるドル資産の大量蒸発を生み出したのだったが
そのメカニズムとダイナミズムとを
明確に認識しようと努めた国は今に至るも皆無であった
状況のもつ深刻さを知り
当座の応急措置をとったものの
資本の蒸発を止めることはついにできなかった
アメリカのゼロ金利は
その結果
いやいやながら産み落とされたものだった
大量の不良債権を抱え込んだアメリカは
ドルの発行権を駆使して
ドル安政策を更に大きくおしすすめ
失った体力の回復を図って国債を大量に発行し
一時は成功したかの如くに見えたものだった
しかし
疵は 経済の奥深くにまで達していた
隠されていた不良債権は
予期しない方面からも金融破綻を浮上させるほど
世界中の名だたる金融機関が
巨額の損失を被ったということを
一年を経た現在になっても
ドバイの逼迫を理由とする
資本の停滞を惹起した
業界自らの手によって
隠されていたものを暴露する
という展開が生みだされるようになっている
イラク戦争では大量破壊兵器という名の
アメリカが攻撃するための根拠としていたものが
欠けていた
という事実をアメリカ自身の手によって
その後明確化することとなったのだった
国際社会と国連からの強い制止を振り切って
戦端を開くことを急いだアメリカが得た結末は
大量の駐留米兵を中東地域へと展開させたまま
撤収を遅らせ
アフガニスタンへと戦域を拡大するという拙い現実を導いた
原油価格の高騰の末の資源インフレが国際経済に多大な打撃を与え
その大きく増加した金額を
決済するための需要に応じて
大量発行したドルの過剰流動性を隠密裏に消し去るために
回収した発行済みのドルを用い
特定の外貨とそれを交換するよう慫慂してきたのだった
民間の企業が経済戦略の実行部隊となっていたため
米政府自らがファンダメンタルズの結果であると
事あるごとに言挙げすることが許されるようになったのである
その窓口業務を担当してきたのが
いわゆるドル資本と呼ばれる米系の金融資本
発行し過ぎたドルを一方的に特定の国へと押し付けて
いまでは
中国を
アメリカに対する世界第一位の債権国へと育ててしまったのだった
それ以前には
日本が最大の債権国へと祭り上げられていたのだったが
当の犠牲となった国々の政府当局者たちは
その事実に今も無関心のままであり続ける
仕掛けられた円高の更新
というドル安政策に基づいた外貨への攻撃は
ドルの過剰流動性の仕向け先を
中国から日本へと戻すための措置であること指し示す
巷間伝えられるような単なる金利差の問題で
円高の更新がおきたのだとすれば
より高い金利の人民元の方がはるかに有利
経済成長率も数年来二桁の実績を着実に残している
ドルの捨て場所を人民元から円へと変更したということが
今回おきている円高の背景に潜んでいる本質の成分を構成している
円の独歩高という状態の裏にあるものを知るには
基軸通貨を操る者たちの意図を探るのがよい
ドル資本はあらゆる国の通貨をドルと交換に得てきた
それらの多くを円へと仕向ければ
円だけが買われて
異常な円高がたちまちにして誘導される
アメリカは石油・ドル本位制を恣意的に操る権能を
このような方法で発動し
国際経済の覇者という身分を得てきたのだった
この不公平性というものを
世界各国は意味の実態として
やがてどこかで察知することになるだろう
円転したドルは
利益を回収する段階で
再びドル転されることになっている
通貨価値を高められている時に
相対的に低下した通貨を買い戻せば
それだけで為替差益が手に入る
資本の移動を為替市場で行う度毎に
その往復で大きな利益を得ることができるようになっている
ドル資本はこのようにして収益の拡大を謀りつつ
貧困化する国を次々に作り上げていく
