バブル化した経済に引導を渡し
その上
失われた10年を
倍の
20年へと拡大させただけでなく
200兆円の規模に過ぎなかった国の借金を
同じ期間に相当する僅か20年間で
5倍の1000兆円を超えるほどにまで
急拡大させてきた
霞が関と永田町に棲み分けている
おろかな者供が
またしても
デフレ経済から抜け出すための経済政策を
立案実施することとなり
量的緩和の急拡大に着手し
結果として
円安と株高とを
急速に導いた
その直後
株価の急峻な上昇が
長期金利を引き挙げる原因となり
株価の水準を
政府系ファンドに引き下げさせた
その時から
日本の株価は
一定の範囲の中に
安定した状態で
ちんまりと
収まるようなものとなったのだった
制御されている株式市場に
どのような意味があるのか
不明なのだが
市場経済のダイナミズムを否定するこの行為が
何らかの反動を
生む
であろうということは
想像するに難くない
消費増税が決まって
企業減税と
投資減税なども
やがて実行へと移される
減税効果で
企業が労働賃金の増加に応じるようになるのなら
国民の可処分所得は増えて
消費市場に
懐かしい
あの活力が舞い戻る
という前提で企業減税の実施を
内閣は謀っている
国民所得が増えるということは
日本製品の生産コストが高くなる
ということを
そのまま
意味する
途上国の労働単価が急速に引き上げられ
価格競争力を失った新興市場では
資本の流出という現象を顕在化させるに至った
企業減税で労働賃金の引き上げが実施されると
それだけで
日本製品の価格競争力は
コストアップが進み
総体的に低下する
アベノミクスは
国際経済における価値の移動がもつその変化の意味を
まったく要素化していない条件の下で
策定されたもの
つまり
複数の疎漏が
要因として潜んでいる政策
ということになる
国際競争力が落ちれば
その影響は
国際収支の結果となって
一年後に
数字の形で表れる
円安を誘導しておきながら
結果として
貿易赤字を計上してきたという記録が
ことしもまた
更新された
投資減税に至っては
株価に上限となる天井を設定しておきながら
市場参加者を増やすために
減税という名のコマセを撒き
犠牲者となる投資家の数を
徒に増やすだけのこと
バブル経済を崩壊させたその理由を知らずに
経済を成長させる政策の立案し
異次元と自ら称する
穴だらけの経済政策に
胸を張ってみせる
その愚かさの意味に気付かない
実にあさはかなことである
経済学を理解したということが
経済を知っている
ということにはならない
経済を知らずにいたからこそ
バブル経済を発生させていながら
その事実に気付くこともできず
安易な対症療法を勝手に導入して
日本経済に致命傷を負わせる
という世間周知の拙い結果を
この国に引き出した
行き着いたその先に待っていたのが
デフレスパイラルという現在の状態であり
失われた20年と呼ばれる
止まらない凋落の時代だった
さらに
1000兆円を突破した債務の総額
という実に愚劣極まりない
塚を為す
これまでの失敗の数々
経済政策の決定に携わる者供に
バブル経済を崩壊させた経緯を
問い質してみるがよい
まともに回答しようと試みた者は
未だに不在
という事実を再確認して終わるのみ
説明が複雑になり
時間が足りない
という理由で
メカニズムの解説を
意図的に避けるのが通例なのだ
理解と認識が正しいものであるならば
要点を一つに絞ることは
容易なわざ
つまり
ひとことで説明することに
何の問題もない
情報が未整理になっているからこそ
説明に時間がかかるだけのこと
バブルの発生機序と
その崩壊過程を説明できない経済通は
まがいもの
その程度の人物に
有効な経済政策を立案できるはずがない
アベノミクスが内包する欠陥とは
現状認識能力を欠く
資格のない者どもが
これまでやってこなかった投資規模の
単なる拡大
という変化に飛びついた
だけ
という余りにも皮相なその点に
集約されている
資質を持たないものに
政策を決定させてはならない
失われた20年とは
その事実を指し示すためのもの
アベノミクスがどのような結果を生むのか
という今後の経過を見ていれば
日本経済の置かれている危うさの意味が
明確にみえてくる
消費税の税率が更に3%も引き上げられて
8%になったとき
総需要にどのような変化が起きるのか
を実際に見るまでは
誤った政策のもつ危険性に
国民の多くはまったく気付かない
問題を問題として察知することができたときには
既に手遅れ
国会はそんなことを毎年繰り返してきた
それは
まさしく
自業自得の反復行動
学習効果が不在の議事堂に
これ以上
頼るべきではもうあるまい
20年がまるまる経過した後になっても
バブル経済の持つ経過と意味とが
総括されたことはない
問題はここにある
認識能力のないものが
その事実を自覚せず
権威筋の意見を容れて
各種の政策を勇んで実施してきた
結果の検証が行われたことはかつてなく
習慣的に
同じ過ちを何度もなんども
繰り返している
これほど危険極まりない公的な行為は
ほかに
あるまい
その上
失われた10年を
倍の
20年へと拡大させただけでなく
200兆円の規模に過ぎなかった国の借金を
同じ期間に相当する僅か20年間で
5倍の1000兆円を超えるほどにまで
急拡大させてきた
霞が関と永田町に棲み分けている
おろかな者供が
またしても
デフレ経済から抜け出すための経済政策を
立案実施することとなり
量的緩和の急拡大に着手し
結果として
円安と株高とを
急速に導いた
その直後
株価の急峻な上昇が
長期金利を引き挙げる原因となり
株価の水準を
政府系ファンドに引き下げさせた
その時から
日本の株価は
一定の範囲の中に
安定した状態で
ちんまりと
収まるようなものとなったのだった
制御されている株式市場に
どのような意味があるのか
不明なのだが
市場経済のダイナミズムを否定するこの行為が
何らかの反動を
生む
であろうということは
想像するに難くない
消費増税が決まって
企業減税と
投資減税なども
やがて実行へと移される
減税効果で
企業が労働賃金の増加に応じるようになるのなら
国民の可処分所得は増えて
消費市場に
懐かしい
あの活力が舞い戻る
という前提で企業減税の実施を
内閣は謀っている
国民所得が増えるということは
日本製品の生産コストが高くなる
ということを
そのまま
意味する
途上国の労働単価が急速に引き上げられ
価格競争力を失った新興市場では
資本の流出という現象を顕在化させるに至った
企業減税で労働賃金の引き上げが実施されると
それだけで
日本製品の価格競争力は
コストアップが進み
総体的に低下する
アベノミクスは
国際経済における価値の移動がもつその変化の意味を
まったく要素化していない条件の下で
策定されたもの
つまり
複数の疎漏が
要因として潜んでいる政策
ということになる
国際競争力が落ちれば
その影響は
国際収支の結果となって
一年後に
数字の形で表れる
円安を誘導しておきながら
結果として
貿易赤字を計上してきたという記録が
ことしもまた
更新された
投資減税に至っては
株価に上限となる天井を設定しておきながら
市場参加者を増やすために
減税という名のコマセを撒き
犠牲者となる投資家の数を
徒に増やすだけのこと
バブル経済を崩壊させたその理由を知らずに
経済を成長させる政策の立案し
異次元と自ら称する
穴だらけの経済政策に
胸を張ってみせる
その愚かさの意味に気付かない
実にあさはかなことである
経済学を理解したということが
経済を知っている
ということにはならない
経済を知らずにいたからこそ
バブル経済を発生させていながら
その事実に気付くこともできず
安易な対症療法を勝手に導入して
日本経済に致命傷を負わせる
という世間周知の拙い結果を
この国に引き出した
行き着いたその先に待っていたのが
デフレスパイラルという現在の状態であり
失われた20年と呼ばれる
止まらない凋落の時代だった
さらに
1000兆円を突破した債務の総額
という実に愚劣極まりない
塚を為す
これまでの失敗の数々
経済政策の決定に携わる者供に
バブル経済を崩壊させた経緯を
問い質してみるがよい
まともに回答しようと試みた者は
未だに不在
という事実を再確認して終わるのみ
説明が複雑になり
時間が足りない
という理由で
メカニズムの解説を
意図的に避けるのが通例なのだ
理解と認識が正しいものであるならば
要点を一つに絞ることは
容易なわざ
つまり
ひとことで説明することに
何の問題もない
情報が未整理になっているからこそ
説明に時間がかかるだけのこと
バブルの発生機序と
その崩壊過程を説明できない経済通は
まがいもの
その程度の人物に
有効な経済政策を立案できるはずがない
アベノミクスが内包する欠陥とは
現状認識能力を欠く
資格のない者どもが
これまでやってこなかった投資規模の
単なる拡大
という変化に飛びついた
だけ
という余りにも皮相なその点に
集約されている
資質を持たないものに
政策を決定させてはならない
失われた20年とは
その事実を指し示すためのもの
アベノミクスがどのような結果を生むのか
という今後の経過を見ていれば
日本経済の置かれている危うさの意味が
明確にみえてくる
消費税の税率が更に3%も引き上げられて
8%になったとき
総需要にどのような変化が起きるのか
を実際に見るまでは
誤った政策のもつ危険性に
国民の多くはまったく気付かない
問題を問題として察知することができたときには
既に手遅れ
国会はそんなことを毎年繰り返してきた
それは
まさしく
自業自得の反復行動
学習効果が不在の議事堂に
これ以上
頼るべきではもうあるまい
20年がまるまる経過した後になっても
バブル経済の持つ経過と意味とが
総括されたことはない
問題はここにある
認識能力のないものが
その事実を自覚せず
権威筋の意見を容れて
各種の政策を勇んで実施してきた
結果の検証が行われたことはかつてなく
習慣的に
同じ過ちを何度もなんども
繰り返している
これほど危険極まりない公的な行為は
ほかに
あるまい