こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

画 期 の 壁

2020-03-29 04:33:04 | Weblog
2019年 暮

中国大陸で突如として

姿を顕した新型コロナウィルスは

いまや

世界中に蔓延してしまった


37、5度に達する発熱の有無

がウィルス性肺炎の判断基準となっている

ヒトの平熱を36,5度とするなら

僅か一度の温度差

しかそこにはない


このたった一度という

僅かな熱の違いが

ウィルスを増殖させるか

終息させるか

の転換点となっている

ヒトがウィルスに打ち勝つためには

発熱状態が数日間

つづいたあと

自然に平癒する

のを待たねばならない

薬が存在していないからである


熱を高めてウィルスに対抗する

人体に仕込まれているその仕組み

が免疫機構として

遺伝子レベルで働いている

発熱状態が伝えているのは

この新型ウィルスの熱耐性は

それほど高くない

ということ


肺炎に冒されてしまうと

40度前後の高熱

が数日の間つづく

人体は体温を高めることで

外的であるウィルスに打ち勝ってきた


38度を超えた熱は

悪寒を生じ患者の身体を

小刻みに震わせる

だが今回の新型ウィルスは

そこまで体温を高めていない

ウィルスの弱点はここにある

通例の肺炎なら

悪寒が続いている間

体温は高くなったまま

二三日

強いサムケ

に襲われていなければならない

だが

新型コロナウィルスの場合

微熱と呼べる程度の体温上昇

しか引き起こしていない


ヒトの免疫系がもつ

異物に対する防衛能力が

高熱を発することで

ウィルスとの戦闘を有利にする


熱と湿気に弱いウィルスが

自らのウィークポイントである

ヒトの体温を高めることなど

考えられない


発熱という変化は

ウィルスを攻撃するために

生体防御反応として

免疫系が出動したことを示すアカシ

ウィルスが発熱を引き起こしているのなら

自らの勢いを自らの活性が失わせる

という不合理な状態が出現する

発熱は生体が行っている防衛反応

であることは明らか


体温の上昇が数日間つづいたのち

平癒するというパターンが

インフルエンザの罹患から

回復へと至る道しるべ


ウィルスの活性を殺ぐための体温調節を

ヒトの持つ自然治癒力が発動する

というそれは暗喩となっていた

ウィルスの活性を殺ぐために

体温を引き上げて

敵であるウィルスを死滅させる

ための反応が発熱という症状


ウィルスを排除するために

必要なレベルの有効な熱

を免疫系が発生させるのだ

この生体防御システムが

このようにして起動したとき

インフルエンザの症状だ

と判定される


新型コロナウィルスに生命体が

打ち勝つためには

37、5度以上に体温を高めれば

見えない敵と

互角に戦える

ということになっている


この程度の低い熱

で死んでしまうウィルスであるのだから

42度以上の風呂に

長く浸っている時間を増やせば

戦闘状態を有利に進められるように

なっていてよい


37,5度の熱が五日程度続いてから

形勢は俄かに逆転する

という経過が

一般化している


42度の湯に浸っている時間

が長ければ長い程

ウィルスは衰弱し

やがて死滅してしまい

病態は回復過程へとシフトする


防疫体制を維持するために

マスクを再利用することにも

この熱特性を応用することができる

霧吹きで予め湿らせておいたマスクを

ビニール袋にいれて湯煎する

または封止しないで

蒸し器にいれて高温で加湿する

という方法も有効だ

高温で死滅してしまうウィルスなのだから

熱を人為的に与えることで

無害化することは十分に可能

電子レンジなら数秒で

事足りる


電子レンジの高周波は

24、5GHz(ギガヘルツ)

これは一秒間に

24億五千万回水素原子を共振させ

振動熱を与えるというプロセス

が発熱を導く

熱は原子の振動状態を意味する変化

物質がまったくない宇宙空間が

それ以下にならない絶対温度

0ケルビン(K)

となることを

約マイナス274℃が規定した


マスクに付着したウィルスを

電子レンジを使って死滅させてしまえば

マスクが売り切れていたとしても

防疫能力を再生する効果

を簡単に引き出せる


熱に弱いウィルスが

高温の環境で繁殖しつづける

などといことは

あり得ないことであるからだ


真夏の暑さはこのところ

40℃を突破することがある

この環境温度の中で

何日間も耐え忍ぶことできる

強靭なウィルスでない限り

高温多湿の日本に於いて

感染拡大を阻止できない訳がない


互いに相拮抗する力

が成り立っている関係性は

優位に立った側の方



アドバンテージが付与される


新種のウィルスは

新しいが故に

ワクチンが存在しておらず

既存の薬品などでは対応ができない

このため当初は宿主であるヒト

に寄生することで培養させ

勢力を拡大してゆく過程を必要とする

所謂集団感染という事態は

この相克する関係性を土台とする

仕組み

ワクチンを生体内で合成する

能力を利用したもの


この方法で八割方の患者は生き残り

免疫能力を獲得して

抗体という名の武器を手に入れる

残された二割は淘汰されるのだが

できた抗体は末永く維持され

翌年以降の感染確率を引き下げる


このようにして

ヒトが免疫能力を高めると

ウィルスの活動は

次第に沈静化して

やがて鎮まる


生命体とウィルスとの鬩ぎあいは

このようにして

有史以前から

優越性の確保を通じ

生体に宿る免疫機能を

着実に強化しつづけてきた


ウィルスは遺伝因子を変えることで

亜型へと変異する

それに対抗するための免疫システムが

その度に新たに作り替えられる

という循環型の関係を

免疫機構がしっかりと成り立たせ

いまがある


現段階でウィルスに対抗する方法は

免疫能力を獲得するか

または

人為的な加熱療法で攻めるか

の二つしかない

新薬が登場すれば

選択肢は三つに増える


ワクチンが供給されようになるまでは

感染力を封殺するための隔離

以外に

有効な方法はない


それまでの期間を

どう乗り切るか

ということが人類に

自然界が課したテーマ

来年には抗体をもつ人の数が大きく増え

感染症の被害はおおきく減る


このメカニズムを察知する

ことに繋がったワクチンの発見

に貢献したジェンナーの慧眼

に人類は何度も大きく救われてきた

免疫系の発見がなければ

地球の人口が増えることはなく

文明の進歩は

歩留まりに阻まれていたことだろう


インカ帝国の滅亡は

侵略者たちが持ち込んだ

疫病の所為だった

イースター島でも

同じ経過が観察された

ペストやコレラに対する

抗体を生む機会をもたなかった

というそのことが

ネイティブたちから

抵抗能力を失わせる結果へと繋がった

これが当時繁栄していた文明の滅亡

を最終的に導いたその起源


ルネッサンス期のイタリアでは

モンゴル経由で中國由来の感染症が蔓延し

被害を懼れた有閑階級の男女が

安全な土地へと非難して

無聊を慰めあうために

百の物語を

交代で語ったとする記録が

印刷写本となって残された

それがボッカチオのデカメロン

という書物


トリからヒトへと広がった

未知のウィルスが変異して亜種となり

亜型となって定着し蔓延する

という経過を

地表へと残すことを繰り返す


ブタブタ感染を通じて

ブタヒト感染を引き起こし

現状のヒトヒト感染へと発展し

感染爆発を至る所で引き起こす

このパンデミックの状況を設えた

ウィルスとニンゲンとの相克を通じて

多くの試練を乗り越え

地球上に人類が繁殖するようになり

結果として感染拡大の培地を広げた


ヒトという名の生命体は

免疫機構を遺伝形質として

獲得したことによって

現在へと至ったのだが

社会基盤となっている経済システムまでもが

今回のパンデミックで

再構築することを迫られる


耐熱能力の低いウィルスである

ということが

既にわかっている以上

有効な対策は数多くある

瞠目すべき機会を失うと

安閑と徒に過ごすだけとなり

見えて然るべきものを

それと知ることが

できなくなる


考えるための力は

そのために与えられている

生存のチャンスを見逃せば

感染死というピンチがやってくる


法則にはすべて

意味が籠められている
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身 中 の 錆

2020-03-22 06:58:12 | Weblog
世界中の火力発電所と原子力発電所とで

実施されている共通のその方法は

蒸気発電

発電方法それ自体は同じだが

熱源はまったく異なる


火力発電は化石燃料とされる

石油や石炭

そして天然ガスを燃やして得た熱

で蒸気をつくり

これに圧力を加えることで

重い発電タービンを

高速で回転させている

熱エネルギーを取り出すための基礎資源は

炭素と水素を中心とする

炭化水素と呼ばれている化合物


その代表的存在がメタン

CH4という記号で示される

化合物


メタンを燃やすと

空気中の酸素O2が関わって

炭素CはCO2となると同時に

水素HはH2Oへと変化する

そこで生じたH2Oは

炉内の高熱で

液体ではなく気体

排煙筒から大気圏内へと

最終的に放出される


この段階で地上に存在していなかった水

が新たに生みだされ

地球のもつ水の絶対量を増やしている

CO2が一つできたとき

H2Oは倍の二つ作られる

この反応は氷山氷河が融けたことで

液体となった水の量を人知れず高め

冠水する地域を想定外の速さで

広範囲に生み出している


地下資源を燃やして作られている

これら二種類の気体は共に

温室効果ガスに分類される

熱を保存するという

その特徴的な性質は同じなのだが

熱を移動させる方向は正反対で

上下方向に分断されている


CO2は質量が空気より重いため

大気圏へと放出されたあと

地表に向かって降下する

これに対して水蒸気

は空気より軽いため

大気圏へと放出されたあと

空へと昇って雲となる

この雲のもつ保温効果で

冬の放射冷却を防ぎ

一定の気温を地表に保つ


温室効果能力を保持するためには

ガスが大気圏内に留まっている

時間が長くなっていなければならない


CO2が気化した結果として生じる

ドライアイスの白煙は

下に降りてゆくことしかできない

そこで生じた白煙の行方を追えば

古い記憶

をだれもがすぐに思い出す

ところが

この程度の基礎的な知識さえ

国連の高等文官たちは

要素化していなかったのだ


そのために効果のない事が

よく知られている

CO2を削減しようとし始めた

そして

膨大な規模に達するそのための

資本と時間

を無駄に費やすこととなり

しかも大気中のその濃度を

自らの錯誤によって

高め続けている事態から

抜け出せなくなってしまった

何とも愚かなことである


高等教育を長期間受け続けると

このように

莫迦で愚鈍な知識人

へとヘンゲする

結果として判断を誤ったまま

修正することもできず

気候変動リスクを

すべての生命体へと押し付けている


CO2はとりわけ水に溶け易い

この特徴的な性質が

大気中のCO2濃度を

たった400ppm(百万分の四百個)

という値を与える経過を生んだのだ

この比率にあるその違いには

相変わらず誰もまったく気づいていない


重いCO2が海へと落ちたとき

そこで保持していた熱を放出し

自らは水和して

海水へと紛れ込む

この基本的な性質をもつ

ということについても

IPCCは無頓着でありつづけ

まったく関心を示したことがない


一旦間違った確信を握り締めると

矯正することができない

共通の症状が出現し

更に間違った方向へ向かって

進み続ける

方向感覚が機能しなくなり

見当識を失って道を誤る


知識階級が一斉に陥った変化

に気付いた子どもたちが

王様は裸だ

といって騒ぎ始めたのだが

どうすることもできない

問題の本質に気付かない限り

気候変動は止まらずに

悪化の一途を

この先も辿りつづける


気候危機を発生させたその原因は

CO2ではなく

同時排出されている

高熱を帯びた大量の水蒸気


河口付近で温泉卵がすぐできる

のと同じ理由で

蒸気には高い熱が宿っている

できた蒸気を機械的に圧縮すると

蒸気機関がそうであるように

その圧力でとても強い力を生み出せる

重い発電タービンを高速で動かすためには

蒸気に高い圧力を掛ける必要があった

100℃で沸騰する液体だった水は

気体となって蒸気に変わる

蒸気となっって熱が高まり

2000℃を超えてしまうと

遠からず熱分解して

元の原子へと戻される


液体の水にはないこの熱特性が

水蒸気の状態になったとたんに

生み出される

電力会社が求めているのは

高い熱では決してなく

タービン翼を高速で回すことができる

程度の蒸気圧

風力発電と原理に於いて

そう変わらない

高い圧縮熱など

電力会社にとって

有害なだけ


地下資源を燃やして

熱エネルギーを取り出すと

メタンは元素へと分解され

大気中の酸素と結びつき

CO2とH2Oを同時につくる

気体となった水は蒸気

蒸気は冷えると液体に戻る

こうして地球には

なかった水が新たに溜まり

絶対量をゆるやかに増やし続ける


メタンを燃やせば燃やした分だけ

どんどん水が増えてゆく

この反応は不可逆的であり

分解することは可能だが

電気か熱のエネルギーを別途

必要とすることとなる

このため収支としては

一方的でとても不合理

だから自然界では

水蒸気爆発や水素爆発でしか

起き得ない


こうして海岸線の縮小が

メタンを燃やしたことによって

どんどん進み続けて戻らない


H2Oはとても安定な化合物

簡単には分解しないので

そのまま地表に残り続ける

地球が水の惑星

とそう呼ばれるようになったのは

水の持つ特性がそうさせたもの


水が不安定な化合物であったなら

酸素と水素は勝手に離れ

酸化物や水化物となって

大気成分の比率を変えていた


地球に備わっている

この麗しい環境は

水によって与えられた賜物なのだ

人類はその水を気化させて得た

蒸気を放出して地表を温め

その行為が

雲を作って掛け布団とし

温室効果で放射冷却を妨げ

冬の寒さから守っている


上空で寒気と遭遇したとき

蒸気は凝結凝固したのち

液化する

重さを得て落下する雨となり

地表へと舞い戻ることを繰り返す


この雨が植物を育て

CO2を介して炭酸同化作用を促し

大気圏の低層を占める空気圏に

新鮮な酸素を供給し

朝の空気をおいしいものにする

早朝の空気が清々しく難じられるのは

新鮮で豊かな酸素を

直物が生みだしたことによる


このH2OとCO2に過剰な熱

を与える火力発電を行うようになった

という文明の歴史が

温暖化することを地球に急がせた


火力発電所の排煙筒から吐き出された蒸気が

上昇して天に昇ってゆくその過程で

位置エネルギーを獲得することとなり

雨となって落下したあと

水力発電で電気を生んだり

堤防を決壊させたりしただけでなく

流体エネルギーとなって

山を崩すこともあれば

川を堰き止め水を氾濫させる

異変を

引きおこすこともある

至る所で水害を発生させ

気候クライシスを

俄かに発現させるようになったのは

他ならぬ第一当事者

となっているニンゲンども


電気を作ろうとして

作った熱エネルギーを電気エネルギーにし

水と二酸化炭素をだけでなく

窒素酸化物NOx

や硫黄酸化物SOxなども

同時に副製させてきた

大気の78%は窒素であり

21%が酸素で構成されている

硫黄は石炭に多く含まれている


蒸気を加圧したことで

必要のない圧縮熱

を無駄に与えることとなり

CO2に加えて蒸気という

二種類の温室効果ガスを複合させ

熱の保持力を一層高める

同時生成したその他の酸化物共々

排煙筒から大気圏内へと

火力発電所が放出している

原発は閉鎖系であることから

廃熱だけが海水の温度を高める


脱硫装置を用いても

窒素酸化物は減らせない

大気圏を複合状態で温めて

各種の環境異変を生みだしてきた

そのすべてはニンゲンの恣意


これらの経過が温暖化現象を加速して

気候変動を引き起こし

気象条件から安定性を取り上げ

さまざまな異常気象を押し付けて

自然災害をより一層狂暴化させている


電力会社は圧力をかけた蒸気を

回転タービンに吹き付けることで

発電機を回転させ

電力を引き出して

広く安定供給することで

確かに文明社会に役立ってきた

だがそのことが環境を虐げて

持続可能性を最終的に

文明から取り上げることになる


起きているのは要するに

こういうこと

蒸気を圧縮する過程で

圧縮熱が発生し

気化した水の温度は

一定の比率で高くなる

電力会社にとって必要なのは

熱ではなく

タービンを回転させるための蒸気圧

この圧力を高めてゆくと

圧縮熱が自動的に生じて

蒸気の温度を次第に高める


圧縮比を上げれば

圧縮熱は否応なしに高まる

蒸気発電という方法では

圧力強化によって生じる

熱の高度化

というその随伴現象を

避けることがどうしてもできない


こうした理由で火力発電所が存続する限り

大気圏で生じる高温の蒸気がもつ

温室効果能力を次第に高めることとなり

大気に熱を供給しつづけることで

温暖化という現象を現代に導いた

このプロセスに

CO2は関わっていない

重い気体である二酸化炭素は

自力で天空へと昇ってゆくことが

つまりできない


自分の頭で考えなければ

見えて然るべきものが

まるで見えない

こうして判断を誤ったことにさえ

気づけない
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先 行 事 例

2020-03-15 07:18:36 | Weblog
蒸気発電という

世界中で稼働しているその方法

が生んだ

不必要に高い熱

をもった水蒸気に加えて

CO2のもつ温室効果

が低層の空間気温を高め

大気圏内の熱を複合化し

温暖化と呼ばれる現象を導いた

文明はこうして生じた温暖化

という現象を止めることがまだできない


国連と世界中の政府の総てが

気候変動に過ぎなかった熱の変化を

気候危機へと高めた

事実認識を誤ったからである


温暖化の原因をひたすら

CO2のみにある

とした認識

であることを疑ったことはなく

一方的に誤解して

それを真実だとして植え付けた


CO2を減らせば温暖化は止まる

と信じ込んだ世界の指導者たちは

再生可能エネルギーの普及を急ぐ一方で

省エネ節電にも取り組んだのだが

その効果は

京都議定書を失敗に終わらせた

という確定した事実が示しているように

完璧なゼロだった

その理由について

IPCCは検証を怠ったまま

原因を突き留めることを避け

再調査することもしてこなかった

錯誤した自覚を失っていたからだ


COP1からCOP25にかけての四半世紀で

二酸化炭素の大気中濃度は

着実増え続け

減ったことなど一度もない

京都議定書は無効となって終了し

急遽設定されたパリ協定は

去年暮れのCOP25で

呆気なく頓挫してしまい

時間切れで散会した


現状でCO2の発生を止めることは

誰にもできず

代替電源の導入促進と

省エネ節電努力に励んでいながら

何の効果も不在のまま

でありつづけている

この現状をすら見ていない

ことは経過の事実から明か


CO2に温室効果があるのは事実

地球全域を温暖化させた機序

に関する追跡調査は一例もない

たった400ppm強という

疎らな密度でしかないCO2濃度に

地球全域を均して温める能力は

どこからやってきているものなのか

ということについて

検討を試みた

とする記録は知られていない


たった0,0004%に過ぎないCO2が

何故地球全域を

これほど効率よく温めることができたのか

という疑問が未だに残る


ここに学力重視に特化した教育の

根源的な欠陥が潜んでいる

知識を吸収するための時間を増やせば

知識の意味を斟酌するための時間は減る

知識の質を高めるための時間

を惜しまなければ

知識の量を高めるための時間

を減らす必要がでてくる

学力重視の高等教育は

思考力を奪って

判断能力を損なう


考えるための能力はこうして失われ

判断能力を高めるための訓練が

疎かになる

正しい判断を下す力

が損なわれている時代には

指図されなければ何もできない

という指示待ち世代が厚みを増し

その状態が繰り返し再生産されてゆく


教育の高度化が進めば進むほど

知識量は増えるにしても

考える力は衰える


問題が生じていながら

それがもつ本来の意味を

正しく理解することができない

このような人材が優先的に登用され

社会構造が知らぬ間に変化する


思考力を涵養する機会を教育から奪うと

批判精神は育たなくなる

権威主義に靡いて

独自の判断を不安視し

決断することができなくなって

指示を待つ

これこそが教育の失敗をよく物語る


知育偏重型に特化した

教育システムの高度化が

温暖化のメカニズムを捉え損ない

権威的立場にあるIPCCの判断

を絶対視して

異を唱えることを自らに封印する

温暖化が止まらなくなったのは

思考停止と判断停止の相乗効果


京都議定書の失敗と

パリ協定の新設は

共に同じ理由で起きたもの

事実認識を誤れば

所期の成果は得られない

気候危機は

教育の高度化

を善と信じた似非知識人たちが

引き起した不毛な事態

権威が犯した錯誤によって

意図せずに生みだした

識知からの反転した

逆襲


気候クライシスを生みだしたのは

権威主義を信奉する

学力重視型高等教育

を起源とする意識が蒙った

負のシフト


考える力があれば

CO2の属性に関するすべてのことは

一瞬で検索することなど容易にできた

だが誰一人として

そんなことをしなかった


CO2の質量を知れば

大気中に長時間留まっていること

ができない

という条件のあることは

簡単に判断できた


大気中に存在しているCO2の分布密度が

何故これほどまでに低いのか

という疑問に自答することも

すぐできた

水和し易い性質があるからだ


世界中がエビデンスのない

国連による風説の流布を

善と信じて疑わない

こうして京都議定書は成果なく終わり

代わって登場したパリ協定は

デバナを挫かれて合意に至らず

成果を生むことなく頓挫した


IPCCが質量分析を実施していれば

CO2に温暖化の濡れ衣を着せる機会

など生まれてはいなかった

知識階級の怠慢が

気候変動を地球へと定着させた

ということになる単純な話に過ぎない


火力発電所では

タービンを安定的に

回すことができる蒸気があればよく

強すぎる蒸気圧は

タービン軸の回転数を

意味もなく高め

周波数を徒に引き上げる


高い周波数は高い起電力となり

電力輸送にとって

複雑で重大な課題を複数残す


電力会社にとって

望まない高熱と高周波の関与

は電源の運転効率を不必要に高めるだけで

安全性を担保する能力を毀損する


電力に依存する電気製品がもつ性能に

高周波は甚大な影響を与えかねず

安全性を一方的に損なう


発電機の回転数は50ヘルツの場合

毎分3000回転

60ヘルツの場合3600回転すればよく

それ以上に高い回転能力は

周波数制御を不可能にする

交流送電の重大な欠陥の一つは

ここにある


火力発電所で副次的に生み出される

数百度の高い圧縮熱は

否応なしに蒸気に与えられた

望んでいなかった副産物


この随伴現象として与えられた高い熱が

そのまま大気圏へと放出されることで

温室効果を加速することとなり

地球環境に強い悪影響

を与えていることに

疑いの余地はない


こんなことが十九世紀末頃から

現在に至るまで続けられてきた

交流電流が世界のインフラになるよう

認められてから

既に150年ほど経っている



今では世界中の至る所に

火力発電所が建設されており

その殆どが蒸気発電を続けている

火力発電所の煙突から吐き出されている

水蒸気と二酸化炭素を含む混合気体は

共に温室効果ガスであることから

大気圏の熱を同時に高めている


化石燃料を燃やして得た蒸気を

圧縮することで数百度にまで高め

大量の熱い水蒸気と二酸化炭素を

火力発電所が大気圏内へと吐き出す

この無駄に高い熱を冷やすだけのことで

温暖化の脅威を大きく減らせる

太陽からの輻射熱だけが

水蒸気を生みだすことになるのなら

温暖化はそもそも発生してなどいなかった


19世紀頃の麗しい地球環境が

労せずに21世紀でも

実現することができるようになる

CO2が増えたとしても

比率はたったの400ppm(0,0004%)

環境因子としての比率は

無視することができるほどたいへん少ない

質量は空気よりも重いため

自力で上空へと立昇る能力はない


液体の水は百度で沸騰するが

気体の水は二千度以上にならないと

熱分解を起こさない


発電で必要なのは

タービンを安定に回す程度の蒸気圧

それ以上の圧縮熱など邪魔なだけ

蒸気はかけた圧力によって

異なった温度の熱を生む

発電機に与える強い回転力

が欲しいのなら

蒸気以外の粘性を持つ媒体を

速やかに見つけだせばすぐに片付く



水蒸気は比重が軽く

高い空へと勝手に昇る

そこで冷えると白い雲となり

やがて雨となって

地表へと舞い戻る


CO2は空気より重いため

大気圏を上昇する能力がなく

ゆっくりと地表へと落下する定め

海へと落ちれば直ちに水和し

温室効果をそこで失う

水に溶け易いという性質がそうさせる

このとき海水温を少し高め

気化熱が海面温度を引き下げ

気体の水に

位置エネルギーを付与する


CO2がいくら増えたとしても

海水温を温めるのが

関の山

その大気圏内の存在密度はとても低く

増えていながら

たったの400ppm(0,0004%)

にしか過ぎない


大気中の水蒸気の平均的な比率は

概ね60%を超えている

湿度計が100%を指す

ことがあるように


比率の高い水蒸気が上空へと立ち上り

比重の重いCO2は海へと落ちる

この違いのもつ意味に気が付けば

有効解など簡単に引き出せていた


CO2を減らすことができたとしても

気候変動は現状で

絶対に止まらない

温暖化の原因が高熱の水蒸気であって

CO2ではないからだ

パリ協定が不首尾に終わる

という未来の結果は

既に決まっていることなのだ

京都議定書が失敗した

その事実が先行事例として

既に与えられているように
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開 示 義 務

2020-03-08 08:30:00 | Weblog
温室効果をもつガス

であるとされているCO2の濃度上昇

という長期間に亘ってつづく

未解決となっている課題解決

が何よりも急務

であるという認識が

一般化するようになって

既に久しい


二酸化炭素が温暖化を進めている主因

だとして指摘されるようになり

世界中がCO2の排出削減に

打ち揃って取り組んでいるものの

結果として濃度を逆に高めた

という不名誉な経過を歴史に残した


あらゆる手段を講じていながら

何の効果も引き出せないまま

状況を却って悪化せてしまった

という事実は確定した


一連の成果なき温暖化防止対策

が築きあげた失敗の山



気候変動を加速して

自然災害を狂暴化させた

こうして作られた不毛な展開

が世界中を困惑させることとなり

CO2を一層敵対視する傾斜を強めた


成果となるべきほどのものはこれまで無く

失った時間と損失だけが堆く残された

経済は低回しつづけ一向に成長せず

実施された政策の総てが無効に終わる

という想定外の現実が

国民の暮らしを

虐げるようになっただけ


CO2の濃度は高まる一方でありつづけ

温暖化を加速して

気候変動を最近頓に際立たせた

そこへ10%の消費増税が実施され

経済の推進力を失ったタイミングで

未知のコロナウィルスが新たに登場し

負の経過に厚みを加えた


さて本題に移ろう

地球上で火力発電所が稼働している以上

燃焼炉で燃やされている化石資源の消費量

は絶対に減らせない

蒸気発電というその方法は

蒸気圧を常時保っていなければならない

という制約に強く縛られているからだ


発電タービンに吹き当てる蒸気圧

が低下すれば

それは電源の回転不足を引き起こし

周波数変動を発生させる

消費者が節電にどれほど励んだとしても

交流電源は高速回転を

常に続けていなければならない

周波数を安定した状態で

保ちつづけていることが

できなくなってしまうからである


交流電源は要するに

微調整することが

まったくてきないものなのだ

常時一定の電圧と電流とを

安定的に生みだすことができなければ

品位の高い電力を

津々浦々の隅々にまで

確実に届けることはできない

この条件を与えたのが

周波数と呼ばれる

磁極を切り替えているその頻度

回転装置が不安定化してしまうと

周波数も安定性を失って

乱れる

これを避ける方法はない


乱れた周波数は電力の品位をゼロにし

使い物にならなくする

電力を効率的に生産する必要がある以上

周波数変動は精度の劣化を引き起こす

のみならず短絡の原因ともなる


売れない電気を承知の上で作り続けるのは

地下資源を無駄使いすることでしかなく

損失を徒に増やすのみ

このため電力業界は

どんなことがあっても

周波数の安定性を損なうことが

禁じられている


これが再生可能エネルギーを

大量に導入していながら

また省エネ節電に鋭意励ませておきながら

CO2の発生量を減らせずに

増やし続けているその理由


重要なのはこの事実を

すべての電力会社が隠していること

否定も肯定もしていない

という態度を貫くことで

温暖化を止まらなくさせてきた


このため世界中の知識人たちは

交流電流の意味を理解することができなくなった

再生可能エネルギーを増やせば

化石燃焼の消費が減る

という勝手な情報を国民が抱くに任せて

温暖化を防止した積もりにさせてきた


この誤った思い込みが嵩じたために

京都議定書を失敗に終わらせてすぐ

パリ協定として改めて調整した


COP1からCOP25までの

四半世紀に於いて

減らしたはずのCO2が

何故増えてしまっていたのか

という疑問に答えを出せないまま

CO2排出量をゼロ%にただ減らす

ことを先に定めた


パリ協定と呼ばれるこの措置には

罰則規定がなく

賛同しても遵守する義務はない

実効のない

見てくれだけの環境対策に

抗議するようになったのが子供たち

気候変動対策に意味がない

という事実を指摘し

指導体制は裸の王様

だとたちまち見破った


CO2を減らすことが

仮に

できたとしても

気候変動は悪化し続けて

何処まで行っても止まらない

原因を取り違えているからだ

現状でこの錯誤に気付いた者はなく

状況を変える力とは成り得ない


問題を見失っている以上

気候クライシスを止めることは

誰にもできない

IPCCと環境保護団体そして

あらゆる政府が矢面に立たされ

攻撃の的にされるようになってきた


CO2の温室効果がどのようにして

気候変動を生みだしたのか

という疑問に答えた説明は一切なく

CO2が増えた所為で

平均気温が上昇し

温暖化を現象化させて気候変動が生まれ

自然災害を凶悪化させた

という漠然たる概念の流れを刷り込み

誤った認識に執着するよう方向付け

気候変動に対抗する気分を高めた

ここに生じた世界規模の壮大な錯誤は

あってしかるべきエビデンスを

誰も確かめたことがない

という手抜かりが関わって引き起こしたもの

根拠のない風説の流布

に過ぎない勝手な解釈が

環境対策のすべて

を失敗へと一律に導いた


IPCCが京都議定書を見限って

パリ協定へと乗り換えた

その経過こそ

判断の誤ちが突き動かした

変節の真相を映し出す鏡


CO2に温暖化の罪を着せ

世界中を巻き込んで

化石燃料の消費抑制に務めていながら

結果をみると

削減どころか逆だった

この不本意な事実と遭遇したことで

パリ協定へと急いで乗り換えた

というのが観察者の立場から見た

経過と結果


国連の問題認識能力に瑕疵があった

からこそこのような事態となった

それ以外に理由はない

交流電流の意味を知らずに

直流電流と混同し

一方が増えれば他方は減る

という理解で

再生可能エネルギーの導入を急がせた

という過去の判断がそもそも間違っていた

交流電流が周波数で成り立っている

ことを考慮することができずに

直流電源が増えた分だけ

化石燃料の消費が自動的に減る

と独善的に錯誤した


火力発電所では発電機の回転力を

操作することができないものである以上

交流成分の周波数は

回転数に依存しなければならず

蒸気圧を常に一定にしておく義務がある

回転数の乱れは周波数の乱れとなって

電力を劣化させ売り物にならなくする

使えない電気

を供給する行為に意義はない

このため再生可能エネルギーを増やして

化石燃料の消費量を減らす

という思惑は

まったく意味のない対策で終始した

蒸気発電という方法は

蒸気圧が低下すれば

回転数も連動して低下する

電力会社は何が何でも燃焼炉の火を

常時維持していることが義務なのだ


蒸気圧の維持が困難となったとき

電源の回転数は下がり

周波数も連動する


これと全く同じ理由で

電力消費を減らす節電を実施しても

CO2消費量は減らせずに

恒常的に大気圏内へと

着実に放出されつづける

これ以外の方法はないからだ


この条件に縛られている電力業界は

火力発電所で常時一定の温室効果ガス

を吐き出しつづけていなければならなくなった


国連の高等文官たち一同もまた

打ち揃って

CO2の質量計算をしていなかった

という事実が既に確定し

CO2に対する冤罪を

世界中で成り立たせるように作用した

質量計算を行っていたのであれば

CO2の重さが

大気圏内に常駐することを許さない

くらいのことは分かっていた


空気より重いCO2は

上空へと昇ることが即ち不可能

地平を横に広がってゆくことしか

できない

化学に接した記憶があれば

この程度の理解は十分可能

増えてしまったCO2が

大気圏内で濃度を高めつづけることで

温室効果を発揮して

気候変動を高めている

と決めつけているIPCCにとって

エビデンスの提出は義務


大気圏内にある

もう一つ別

の温室効果ガス

である水蒸気の比重は空気より軽いため

大気圏内を上昇してゆく能力をもっている

この違いを国連の高等文官たちは

まったく考慮していなかった

物理と化学の基礎的な知識

つまり電磁気学と位置エネルギー

そしてアボガドロ定数についての記憶

が少しでもあったのなら

クイズの答えに窮することなど

まったくなかった


大気圏内にあるCO2の比率が

たった0、0004%(400ppm)でしかない

にも関わらず何故大気圏内で

濃度を高めることができているのか

という疑問は残る

温室効果ガスであるというそれだけの理由で

標高差によって異なっている温度分布を

何故均等化できるのか

更に熱交換と熱平衡の関係を考慮せず

所与の熱を何故

そのままの状態で

いつまでも保ちつづけていられるのか

という疑問ついても

見解を披露したことがない

こうした非理系であることが明らかな

高等文官たちの

無知に基づく無理解が

水蒸気の咎を見のがし

止まらない温暖化を

この地表へと定着させることに役立った


このようにみてくると

気候変動は国連の高等文官たち

による認識の誤謬が生み落したもの

と断定せざるを得なくなる


環境異変の根本的な原因は

このような知識階級の怠慢による

事実確認の義務違反

といわざるを得ない


地表に温室効果を与えている気体は

主に二種類

一つはCO2であり

水に溶け易いというその性質から

海面に落下して

保持していた熱を海水へと移し

水和した段階で

ガスと呼べないものへと変わる

もう一つの温室効果ガスである水蒸気は

飽和水蒸気と加熱水蒸気とによる

複合効果で濃度を高め

とりわけ火力発電所の蒸気発電方式が

化石燃料であるメタンを燃やした時点で

CO2とH2Oを同時生成させ

発生した蒸気に圧力を加えることで

蒸気圧を高める

この時生じた蒸気の圧縮熱が

更に加わって高温となった状態の

混合ガスつまりCO2とH2Oを

大気圏内へと放出し

その行く先を上下方向へと変えている


複合気体となった温室効果ガス

であるCO2とH2Oのそれぞれは

海面で生じた低温の飽和水蒸気と

蒸気を作る過程で生じた加熱水蒸気

だけでなく

更に圧力を加えたことで生じた圧縮熱

を随伴させた高温の熱水蒸気

を交えて混然一体と化し

これら出自の異なる三種類の蒸気が

一斉に立ち昇ることを可能にした


300℃を超えるほどの高い熱と

60%以上の高い分布比率とによって

大気圏内に不必要に高い熱を

与え続けるようになってゆく


寒気に触れるとガスは固化し

白く濁ってみえる中間体

である雲へと変わる


高い熱をもっていた温室効果ガスは

いつまでもその熱を

維持し突けてはいられない

CO2の濃度を検出することができるなら

それが持つ熱の分布も検出できる

高度毎に異なる熱の分布データが

参照されたことを示す記録が

エビデンスとして開示されたことはない


火力発電を行っている沿岸部で

高温の熱水蒸気からなる

温室効果ガスが

常時大量に大気圏へと放出されている


更に問題なのは

軽い温室効果ガスである水蒸気が

その軽さ故に上空へと移動し

その過程で

位置エネルギーを身に着ける

という経過の事実


この位置エネルギーが

雨によって地表へと落下することで解放され

水の流れが生む流体エネルギーとなり

洪水を引き起こして山塊を崩落させ

川を堰き止めて氾濫を引き起こし

土手を決壊させて

万物を押し流す破壊エネルギーへと

遷移する


この一連のプロセスが

気候変動である降水量の急増を起源とし

洪水を発生させるその一方で

山火事を多発させる原因となる


水蒸気が大気圏内で上昇することができたのは

比重が空気よりも軽いからに他ならず

重いCO2による位置エネルギーの解放はない

という単純な理由による


飽和水蒸気は太陽からの輻射熱で生まれ

太古の昔から上昇気流となって

空高くへと昇ってゆき白い雲となる

寒気に触れて凝結凝固したものが

雨となって地表へと繰り返し舞い戻る

この動因の一つとなっているのが

低気圧

その特徴である上昇する気流は

大気圏と成層圏の境界付近で反転し

重力に引き戻されて

下降気流という名の高気圧へと変容し

地表へと舞い戻る


この高気圧が乾燥と熱風を地表に与え

山火事の原因となって

あらゆるものを焼き尽くす機会を増やす


人が化石燃料を燃やしたことで

メタンCH4と

空気成分の21%を占める酸素O2

とが燃焼炉の中で結びつき

CO2ができると同時に

気体の水であるH2Oが一緒に生成し

ここで生じた二つの温室効果ガスが

比重の違いで上下方向へと分かれ

軽い水蒸気は空高く昇って雲となり

重いCO2は最終的に

地表と海面とに分かれて落ちる


これが気候変動のメカニズム

の動力源となっている

十分な知識があっても

質に於ける意味の合成がおきなければ

変化の意味を察知することはできない

国連の高等文官たちは

知識の量的拡大を急いだあまり

知識の質的劣化を引き寄せた

京都議定書を失敗に終わらせた

ということがパリ協定を誕生させた

効果を確認できない対策のすべては

無効となって終わるのみ


教育システムの変更の成否が

地球の未来を左右する

時間と費用を無駄にしているその事実に

いつまで経っても気付かない

これが教育を高度化させてきた

文明の得た不本意な到達地点


教育制度を再編成することが

問題を解決へと導く

唯一のカギ


経緯を振り返って来し方を眺めれば

事実を知ると同時に

飽きれてものが言えなくなる


高度化した文明は

自らが生み出した温室効果によって

みずからが率先して滅びる

という運命を辿りはじめた

その経過のもつ本来の意味が

やがて明瞭に見えてくる
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淘 汰 の 訳

2020-03-01 08:17:13 | Weblog
真実以外に価値はなく

解釈で成り立っているもの

のすべて

は真実ではない


いつの時代にも

ファクトチェックは

必要なことなのだ

大勢に靡いて

節を曲げてしまうと

過ちへと至る門の扉

がひっそりとあく

その先で破れた穴が出現し

そこから落下していながら

その事実に気付けない

という変化が起きる


正しい判断が

錯誤の上に成り立つことはなく

そこで生じた事実誤認

のあれこれが

破壊と損失を押し付ける

経済に関する錯誤は

デフレへと多くの国家を陥れ

日本では

インフレ誘導政策を導入しておきながら

不毛な結果を承知の上で導いた

無駄に過ごした7年間が

この現状を確定させた

消費税率を変更した直後

未知の感染症が蔓延し

生産活動は収縮した


2%のインフレ目標が

物価目標へと切り替った

その後になっても

相変わらず低迷状態

が続いているところに

新たな負圧が加わり

挟撃される状況に

為す術はない


日銀が市中に供給した

毎年80兆円に達していた流動性は

四年以上も継続され

累計で500兆円を

既に突破した


それでいながら

経済成長率は改善されず

消費税率が10%へと

変更された


政府当局の行ったこの判断が

瑕疵のないものであったなら

このような無様な不始末などは

生じている筈がない


金融政策を失敗させておきながら

是認することができないまま

強情を張り続けている政府と日銀は

泥沼から抜け出す道を

最初から見失っていた

そのことにずっと気付かずにいた

リフレを唱導していた御用学者一同は

言い訳を繰り返すことしかできなくなり

正当化を図ったその姿勢が

却って国民の自失を誘った

自覚なき正当化ほど

見苦しいものはない

昂然たる姿勢で正当性を

訴えることだけを

しきりに繰り返す

見るに堪えないものを見せつけられる

国民は堪ったものではない


再生可能エネルギーに

環境対策としての有効性

が少しでもあったのなら

大気中のCO2が増え続ける

という想定外の経過など

決して生じてはいなかった

犯した判断の誤ちが

止まらない温暖化を生み落し

気候変動対策としての

パリ協定を発効させた


だが

具体的なプログラムを決定する場となった

COP25では

何も決められないまま

頓挫して閉幕した


机上の計算で

発電量を減らしてみせたところで

本来削減すべきCO2の実効値は

まったく減っていなかった

大気中のCO2濃度は

一貫して増加の一途を辿りつづけ

一向に減らなかったどころか

却って増えていた


文明の認識能力を否定する結果が

多くのところで確定し

判断の誤りを告げていた

のだが指導体制は聞く耳を

もとうともしなかった


このため鳴り物入りで始まった

京都議定書はまったく役に立たず

CO2の大気中濃度を

ひたすら高め続けていた

そこで急遽登場したのが

パリ協定

問題の本質を

当事者であるIPCCが

未だに見失っている以上

有効解を導き出すと期待するのは

非現実的な夢の観測


京都議定書の失敗に学ばなければ

どのような対策も無効に終わる

自覚なき錯誤は

気候変動を高めるだけ

何の成果も得られずに

終わるのみ

近い将来実現することになる

負の経過は

既に明らか


温暖化の原因がCO2にあると

勝手に思い込んでいる以上

症状を改善させる薬はない

錯誤した認識は失敗を繰り返し

次の錯誤を引き起こす

京都議定書とパリ協定の間にある関係性

はまさしく これ


ボタンを掛け違えたということが

とまらない温暖化と

それによる気候変動を定着させた


太陽電池が化石燃料の消費を減らす

という理解は誤解でしかない

直流電源である太陽電池は

周波数で成り立っている

交流電源の発電量を

減らす能力がまったくない

止まっていることができない交流電流は

常に流れ続けていることで

磁場の変化を維持している

それを担当しているのが周波数

起電力は磁束密度と磁場変化の割合

で決まるもの

再生電源をいくら増やしても

交流電源が止められない以上

CO2の発生比率が減る

と思ったことが今に祟った


交流電流は周波数が成り立たせている

発電タービンの回転運動が

僅かでも乱れると

周波数変動が起きる

化石燃料の消費を止めることは

絶対にできないことなのだ

この事実が隠されていたために

温室効果ガスである熱水蒸気

の大量生産が恒常化し

気候変動が加速される事態となった


この部分のもつ意味

が指導体制に分かっていなかった

太陽電池を増やせば

CO2の排出量が減る

という具合に判断を完全に誤って

成果のない無駄な努力を国民に強い

損失を自発的に高めさせている


これが国連の文官たちがIPCCで

未だにやっている当のそのこと


この誤った判断を一斉に実行することで

世界中に敷衍させることを推奨し

誤った認識で世界中を惑わせた


電力会社に再生電力を買いとらせた

最初の事例が

その後

IPCCの判断を狂わせ

CO2に温暖化の罪を被せ

気候変動を

止まらないよう仕向け

世界中を狂気の渦中へと

引きずり込んだ


太陽光発電の買い取り制度を

最初に実行したのが

ドイツの地方都市であったことから

その名を用いてアーヘンモデルと呼ぶようになり

買い取り制度を普及させるきっかけとなった


これがそもそもの間違いであることは

環境対策を一斉に講じていながら

CO2がその後もまったく減ず

却って増えていた

という事実が

繰り返し証明していることである


国連の文官がこの誤った判断を

検証抜きで信じ込み

世界中にCO2の削減モデルとして

現在に至るまで

誤った理解を広く定着させてきた

この罪業の深さ重さは

計り知れないものがある


交流電流の意味を

国連の文官たち自身が

誰よりも理解できていなかった


直流電流と交流電流との違いは

周波数の有無

それだけでしかない

だがIPCCはこの電流の違いを

弁別して使ったことが一度もなかった

このため世界中が

直流と交流とを混同したままとなり

誤った認識に基づいて

再生可能エネルギーを増やしさえすれば

CO2の大気中濃度がその分だけ減る

と信じ込んでしまったのである


ところが京都議定書が終了した後

CO2の値は予期に反して

却って増えていた

という事実が発覚し

IPCCをいたく狼狽させ

パリ協定の成立を

結果として大いに急がせた


意味のない無駄な規制で縛っていた

京都議定書の第一約束期間で

状況が悪化していた事実が確定してからも

その原因を誰一人として

突き止めようとしなかった

失敗の原因を理解し兼ねていたからだ


この状況は現在でもまだ続いている

錯誤を自覚することができたとき

初めて有効な対策を

絞り込めるようになる

実に先の長いハナシとなった


人類はそれまでの間

気候変動を止めることは一切できず

耐え忍ぶこと以外に打つ手がない

という現状に耐えなければならない

自覚なき錯誤に囚われた指導体制が

長い時間を無知のままの状態で

ただ意味もなく

過ごすことをこれから先も

強いられることとなる


真実を知識の量で計ろうとした

ということが

知識の質を大きく損ない

却って思考力の不在を際立たせた

考えるための力が以前のように

知識階級に備わっていたのであれば

弁別能力が失われてしまう

ことなどあり得ないことだった

世の中はもっとマシな状態で

成り立っていた筈なのだ


交流と直流との違いの意味を

理解することができない指導体制に

再生可能エネルギーで温暖化が止まる

という誤解を刷り込んだ

ということが

そもそもの錯誤の起点

錯誤は自覚を排除する


この自らが陥った不毛極まる現実が

気候変動を加速させ

止まらない温暖化を

かくも長きに亘って

人類へと押し付けた


節電に励めば

火力発電所の負担が減り

CO2の排出量を減らせる

というのも誤解釈

消費者が節電に励んで

電力消費を減らしたところで

発電所では常に一定の電流電圧を

供給する体制をとっている

つまり発電する量を

勝手に減らすことができない

という状況に縛られている


発電装置を停止させたとしても

燃焼炉の火は減らせない

蒸気発電という方式は

発生させた蒸気を加圧することで

蒸気圧をタービン翼に吹き付ける

という仕組み

風力発電が風圧で回転する方式であるのと

それはまったく同じこと


圧力が一定にかかるようになっていれば

風力発電がそうであるように

回転ムラができて周波数が不安定化する

という変化は起きない

違いはたったそれだけ


このため消費者が頑張って

節電量をどんなに増やしたところで

CO2の発生量を減らせなかった

電力の販売益を消費者が減らしただけ

という粗末極まる経過を

業界全体に強いる結果となるばかり


再生可能エネルギーに対する投資が

環境を復元した事例は皆無

実効のない投資行為に

再投資の波が押し寄せるようなことは

おきない

無駄な投資であったということが

経済成長の足を引っ張り

アベノミクスを失敗へと

導いた


当事者の総てが

真実をみていなかったからである


現状の拙さは

思考力を失ったまま

誤った判断を信じ込み

錯誤した権威に無批判で従った

その結果

この経過は信仰へと至るプロセス

と実によく似ている


結果に基づいて冷静に判断すれば

事実関係の確認など

いとも容易にすぐできる


問題は誤った認識であることを

悟れなかった当事者のもつ

頑固で執拗なその思い込み

の強さ

権威主義の弊害は

ここに生じる


電流の違いについて理解せず

CO2のもつ比率と比重

の違いもまた見損なっている

現状の指導体制の持つ

認識能力を劣化させた

教育システムの高度化が

このような時代を

意図せずに導いた


教育の失敗が世に祟るようになるのは

これからやってくる近未来

過った情報を刷り込まれた

最初の当事者

となった世代は既に引退し

変化の経緯を思い出すことは

その時誰にもできなくなっている

それはあたかもバブル経済の崩壊

を設らえたその主役となった世代が

未だにその責任を問われないまま

鬼籍に入っていったのと

まったく同じ経過を辿る


無知ほど有害なものはない

知識があっても

知性が不在なら

それは暗闇

真実を知ることなど

永遠にできない

教育投資の一切は

その意味で

単なる不毛の資産に過ぎない

淘汰の訳はそこにある


いつか必ず気付くだろう
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