こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

文 明 の 仇

2018-07-29 08:10:15 | Weblog
要するに

気候変動を制御可能なものにする

有効な方法

は存在しない

この事実を証明したのが

パリ協定

京都議定書を成立させた時から

二酸化炭素を減らす方法がない

という事実は

よく分かっていた


交流電流は止まっていることができず

常に流れ続けているものである以上

節電に環境を復元するための

有効性は

本質的に宿らない

ここが見えていないと

電力消費を消せば

化石燃料の燃焼量が応分に減る

という誤った理解へと

自動的に嵌りこむ


火力発電方式が

世界中で現在も

維持されている以上

化石燃料の大量消費は

止まることなくつづき

比率として最も高い成分となった

温室効果ガス

即ち

CO2の濃度上昇は

時の経過と共に

毎年最大の値を

一方的に更新してゆく

という経過から

離れられない状態

を堅持する


このため減っていて然るべきCO2が

反対に大幅に増えていた

という事実と遭遇した

国連の環境部会の面々は

有効な対策とは何か

ということを探しあぐねて

佇立

せざるを得なくなってしまったのだった


太陽から放射されている紫外線で

一定量の二酸化炭素は

大気圏内で分解されるにしても

その分解能力を超えた分から

温室効果の発生源へと

成り替わる


温室効果はこのようにして

徐々に高まっていき

今では熱中症

で死亡する人の数を

世界中で高めるほどにまで

達してしまったことは

夙に明か


それと同時に

降水量の異常な規模の増加

が連動して起きるようになり

洪水を至る所で引き起こした

のみならず

山を崩して土砂を低地へと

大量に押し流し

生命を無差別に奪い去る

という災害を何度も繰り返し

更には熱波による山火事なども

世界規模で同時発生させるほど

その影響は甚大な規模で

拡散するようになってきた


その原因物質と目される

化石燃料と呼ばれている地下資源

の主成分は

炭化水素

つまり炭素C

と水素Hからなる化合物

である代表的存在がメタン

CH4なのだ


このメタンガスを燃やすと

その燃焼による酸化作用で

一つしかない炭素Cは

大気成分の構成要素の一つ

である21%を占める酸素分子O2

を獲得し

CO2を必然的に生成させる


その時同時に四つある水素Hは

水素分子H2の状態で

酸素一つをそれぞれ取り込み

H2Oとなる

この水分子二つが同時生成するために

温室効果ガスであるCO2が

一つ生まれるそのタイミングで

二倍量の水分子も

同時に生みだす効果が顕れる

この酸化作用を与える

燃焼の仕組み

が電流を誘導するその際に

否応なしに

温暖化を

推し進めさせることとなる


水にも温室効果があることから

地球環境は

メタンを燃やせば燃やすほど

温室効果をより一層高める


水は確かに

気化熱の効果

で地表の熱を奪って

冷やす効果を発揮するのだが

奪った熱を上空で保持することから

温室効果を更に高める


上昇した水蒸気が

上空の寒気に触れたとき

気体の水を液体へと凝固させ

重さを与えて落ちる雨

へと姿を変える


こうして火力発電所が生み出した水蒸気は

最終的に

海面の水位を

緩慢に高め続けるものとなる


水は紫外線を受けても

CO2がそうであるように

分解することはなく

永遠に気体 液体 固体

の三態を繰り返し

様々な形態で

地表に留まる


水分子H2Oとは

極めて安定な化合物

であることから

自然条件の下では

絶対に分解されることはない


この水の持つ特異な性質が

地球を

水の惑星

とそう呼ばせている


水を元素へと分解することは可能だが

大量の電気や熱の関与

を必要な条件とする

人為的なエネルギー投与

を行わない限り

決して分解することはない


メタンを燃やすことを続けてきた

ということが

炭化水素の酸素化合物である

CO2とH2Oの濃度を

その期間を通じて

一方的かつ着実に

高め続けさせてきた


火力発電に依存する文明

が存続する限り

地球の水没は宿命

として文明の行く手を阻む


地下資源を用いない

既存の電源システムというものは

そのいずれもが

頗る不安定

という基底条件を拭い去ることが

できない


太陽電池は日中でなければ機能せず

風力発電は風任せ

水力発電は渇水期には役立たず

波による波力にも

発電能力の安定性が欠けている

燃料電池は水素を資源とするため

水を分解して得たもの以外

環境の復元を

結果として拒み続け

降水量の増大を避ける効果は

本質的に引き出せない


これが京都議定書をパリ協定

へと書き換えさせたその理由

交流電流の機能とそれがもつ

固有の意味を知らずにいる

世界中の知識人たちが

電力消費を減らせば

火力発電所で燃やしている地下資源

が量的に減る

と盲目的に信じ込んでいる

この洗脳を行ったのは

地下資源の取引を通じて

利益を得ている集団すべてと

産油国

そしてそれが生むエネルギー供給系

をビジネスとしている

各種の利益共同体による

その集合

そして

決済通貨となっているドルの発行権

と供給権を共に保持して繁栄する

アメリカという名の国家


洗脳を行った当為者たちが

その行為を自発的に公表する

理由は見当たらず

従って沈黙を貫くことを

これからも

使命と心得て過ごす立場

を貫き通す


このため温暖化が止まらない

という事実を認めざるを得なくなっても

関与の事実を

否定も肯定もしない

という従来の態度を

断固としてこれからも推し通す


こうして生命の多様性と

文明の持続可能性とが

利益共同体一同の欲望

に塗れた行為を

ただ単に延命させようとして

勝手な論理で

人知れず奪い去る

というこれまでのみすぼらしい経過が

地表へと漉し残された


経済の成長を重視すれば

環境の劣化は避け難い

このトレードオフの関係性が

文明の仇



記録へと刻み付けている

これら一連の劣った経過は

かれこれ半世紀を迎えようとしている

その理由が

利益共同体の欲の深さと

知識階級の判断能力の劣化

へとそのすべてを

還元できる
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マ チ ブ セ

2018-07-22 06:16:24 | Weblog
世界共通の喫緊の課題

とは

CO2排出量削減

という目標の達成

それ一つ以外に

ない


経済成長を進めるための

世界中で行われている技術開発

がどれほど優れたものであるにせよ

精妙なバランスで成り立っている

生息環境が劣化して

存続が危うくなってしまったら

生命の多様性は失われ

あらゆるもののもつ

固有の価値

は消滅して

短期間で消え去る


このことから

最優先で進めるべき項目は

温室効果ガスを生み出さない

原子力発電以外の

電源システムを

可及的速やかに配置する

ことを目指す環境政策

の実施以外

にはアリエナイ

という解へと辿りつく


どんなに効率よく

そして合法的に

金を儲けることができたとしても

イノチが失われてしまったなら

一切は無意味


問題認識能力の不在

という世界規模での蔓延

という差し迫った変化の相

が温暖化を止まらないもの

にした

という世間周知の事実

こそ

高等教育が選択した道

の到達点


独善的理解とそれに基づいて得た

身勝手な思い込み

を普遍の善

とそう心得たことにより

上り詰めていったその

不毛な到達点の頂き

にあったものこそ

現在の不毛な姿

を映し出す鏡

であった


目先の利益確保

という目的

に強く囚われた欲望と

想念の集合は

環境の劣化に目を瞑って

気付かぬふりをつづけてきた

その酬い

事実認識の意図的な齟齬

は経済成長の持続

に一時的には寄与したのだが

最終的に自滅する

サダメいある


惑星が直面した未曽有の危機

を一過性の特殊な変化と捉えたことで

マクロな資本配分を

ミクロな利益拡大

へと導くことを許してきた


様々な形で行われてきた

環境を復元させるための努力



数多く連ねてきたその果てに

二酸化炭素濃度が

当初の目論見とは裏腹に

却って増加してしまっていた

という事実に図らずも遭遇してしまい

当事者の多くが

周章狼狽しつつ

拘束力のある京都議定書から

それがないパリ協定の成立

へと問題をすり替えたことで

落着させた積もりとなった


それが単なる時間稼ぎ

に過ぎない

ということは

その内容が証拠だてている

問題の本質を見失ったままでいる

ということが

気候変動をこれから

より一層苛烈にすることは

経過の事実がよく示している


文明の失敗は

教育の高度化を急いで

認識能力の劣化を

一律に強制した

というその点にある


知育偏重型に特化した

現在の世界標準

となった教育システムは

知識の量的拡大を進めることで

その意味を斟酌するプロセスを

意図的に省いた

これが身に備わっていた思考力

を失わせ

批判精神の劣化を伴う

判断能力の涵養を阻害した


自らが行う判断を下さない姿勢をとり

責任を巧妙に回避して

権威ある筋からの具体的指示

を待つことしかできない似非知識人

の再生産を加速してきた

その結果民主主義は劣化し

財政が背負った赤字を

後世へとただ垂れ流すだけの

選良が量産されて

消え残った


民主主義の成否

は教育によって決まる

知育偏重型の教育制度は

思考力を失った頭脳明晰

な若者たち

を止めどなく生み出しつづける


その頂点を占める年代が

止まらない温暖化を誘導し

善と信じて

粗悪な知識を弄ぶ時代

をいま

成り立たせている


五十代後半に達した

現在の指導階層の判断が

最初の犠牲者となったのだが

自覚症状がないことから

現在位置さえ把握することが

できていない加害者

という身分にあることを

まったく理解することができない

という状況に呑み込まれている


劣化した知識階級の再生産が

民主制度の劣化をこうして急がせた

その結果バブル経済崩壊以降の

あらゆる経済政策は奏功することなく

アベノミクスに至っては

看板倒れで

機能しなかったばかりか

有害な副作用さえ生み出し

金融システムを破壊したのみならず

資本システムを脆弱化して

政治システムの劣化を

大いに急がせた


カジノ法案の可決成立という最新の結果は

劣化した民主主義の

成果

として後世の記録に

トワに残る結果となった


批判精神に欠ける

欲に執着する階層の

自制なき増殖

こそ

教育の失敗が生んだ

そのタマモノ


資本の総体的かつ

長期的な劣化

という変化は

火力発電というその方法

の継続にある

温暖化が止まる

と信じたその誤った想念が

パリ協定の成立で

過去の環境投資の一切が徒労

であったという事実と直面したことにより

有効需要を失い続けていた

この二十年以上に亘る歳月

が生み出した損失と浪費の積

は止まらない温暖化とデフレスパイラル

を定着させた


変化の原因を温室効果ガス

と突き止めていながら

有効な対策を

何一つ特定することさえ

いま以てできずにいる

この現状

をどう解釈したらよいのだろうか


環境対策の壮大なる失敗

という負の遺産が

教育の失敗にあることは

夙にあきらか


大切なのは考えるための力

をサッキュウに取り戻す

ことそれ一つ

知識の量を押し広げることで

他者との差別化を図り

優劣の判断材料

とするが如きこと

では決してあるまい

判断力は

思考力がなければ育たない

考えるための能力は

観察力と洞察力

さらに情報を統合する力

がなければ成り立たない

知識の量を競う今の教育制度は

判断するための基礎的な素養

を失わせ

教育投資のすべてを

薀蓄を傾けるためだけのもの

へと時間をかけて

悟られることなく貶めてきた


こうして止まっている筈の温暖化現象は

ますます荒れ狂うようになり

高温となった海洋が低気圧を発達させ

それが折り返す高気圧を優勢なものにした

気圧の低下は強風を伴った

過去に類例のない規模の大雨

を世界各地へと齎し

洪水による自然災害を繰り返しつつ

社会資本の劣化と人命の喪失とを

結果として導く

破壊するための系

の存立をこうして急がせた


人類が到達した

その頂点で

文明を待ち構えていた

当のそのもの

こそ

気候変動を含む

地球全体に影響を

既に及ぼしている

安定していた環境を奪った

各種さまざまな

無数の異変


この自覚なき危機感と

富の蓄積に執着する欲望の深さ

とが

安定していた麗しい

宇宙にたった一つしか

今のところ確認されていない

この優れた地球環境を

文明を築いてきた人類の歴史

から

強制的に

取り上げようとして

身を伏せて

狙いを定めた


今後どのような結果がでようとも

それは

自業自得というものなのだ

破滅へと導く自覚なき独善

のオソロシサ

とはこのようなもの
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判 断 停 止

2018-07-15 07:28:12 | Weblog
二酸化炭素を発生させない

太陽光発電や風力発電など

の再生可能エネルギー電源を

大幅に増やしていながら

火力発電所の燃焼炉で

二酸化炭素を実際に減らした

とする事実を

確認した記録

は未だに一例も見当たらない

それどころか

却って逆に増えていた

という結果に遭遇したことで

COP3で実施が決まった

気候変動枠組み条約が

何の成果も上げ得ていなかった

とする期待に反する事実

と遭遇してしまい

COP21に於いて

新しいCO2削減計画の実施要項

が急遽取りまとめられることとなった


条約だった京都議定書から

格下げされて協定

として設定されたその条件に対し

アメリカ以外の総ての国

がCOP23で積極的に賛同した


過去に閲した一連の経過

のすべて



無駄な投資であった

ということを

この新協定の成立

はよく物語っている


過去に実施された環境投資のすべては

実効が不在であった事実を

世界中が確認する

という経緯だけを

記録に残した


要するに

温暖化を防止する目的で投じられた

資本と時間のすべて

が無駄に終わっていた

ということを

国連の環境部会が

世界中に知らしめた

ということになるハナシであった


この段階で問題の本質

に気付くことができないまま

対策として猶予期限を最長で

今世紀末までのできるだけ早期

としたことにより

有効な打開策がない

という事実を自ら公表し

その代りに

削減率の達成目標値



100%にする

という決定を下して

お茶を濁した


再生可能エネルギーのみならず

省エネ節電の世界規模での励行



移動体に適用された

アイドリングストップなどの

その他さまざまな運動なども

温室効果ガスの削減に

まったく寄与していなかった

事実

がパリ協定の批准成立

を急がせた


無駄な投資であることを

結果が突きつけているこの状況で

相変わらず旧来の方法を

執拗に

とり続けているその愚かな行為は

経済から成長余力を

奪い去った

だけでなく

気候変動要因を

より活性化することに寄与し

降水量の急激な増加と

それによる洪水と土砂崩れなどの

自然災害を世界各地に

繰り返し引き起こす

事態を招いた


二酸化炭素が温暖化の原因物質であるある

という事実を承知していながら

化石燃料を着実に

燃やし続けているのだから

百年経ったとしても

気候変動因子の逓減

の実現は

夢のまた夢


実効不在の環境対策を

どれほど長期間連ねた

としても

大気中の二酸化炭素濃度は

上昇の一途を辿り続ける

20年前に340ppmだったCO2濃度は

昨年400ppmの閾

を突破してしまっていた


大気成分の構成比率は

78%の窒素分子N2と

21%の酸素分子O2

1%のその他の分子など

でできている

CO2が400ppmに達した

ということは

百分比に換算すると

それが0,0004%に達した

ということを意味する

たったこれだけの小さな変化で

地球環境の表層部で

世界中がざわめくほどの

異常な変化を引き起こす事態

を人類は自らの手で

着実に引き寄せた


その原因が二酸化炭素の増加

であるということを

よく分かっていながら

その比率を引き下げることが

未だにまったくできずにいる

という粗末な現状が

長足の進歩を遂げた

とされる

この文明社会の

膠着した到達点


気候変動は文明の進化発達

と引き換えに得た

負の資産

であるに他ならない


その理由が文明の無知

にあることを

人類はいま以て

悟れずにいる

多くの人命と富の喪失は

大量の時間と資本とを

犠牲にしてきたことによって

文明の愚かさを

環境異変の結果

として人類に見せつけた


その理由こそ

交流電流と直流電流との違い



利益共同体以外の

誰一人として理解していなかった

からなのだ

要するに知識の意味を

弁別する能力を失ってしまっていた

のだったからこそ

交流送電でありながら

直流回路がそうであるように

電力消費をスイッチで消せば

火力発電所で燃やしている

化石燃料が量的に減る

とそう勝手に

誤った思い込みに囚われてしまい

効果のない対策にしがみつく

という失態を

悟ることなく

熱心に演じる

ノー天気な役回りへと

陥ったのだ


直接的な当事者である

世界各地に分布して営業する

総ての電力会社が

これまでずっと

沈黙を続けている

という経過の事実が

交流電流による

長距離高圧送電というインフラ

を成り立たせているその仕組みの意味を

隠し続けることを許している

この現況こそ

止まらない温暖化

を世に定着させたその動因


交流電流は自然界に存在せず

文明が送電するための

方便として採用した技術

電気回路は交流電流を

直流化することによって

円滑に成り立っていることから

交流送電のもつ限界

とその意味を

誰も訝しく思わなかった

そのために太陽電池や風車を増やせば

火力発電所で燃やしている

有害な化石燃料の消費が減る

と理由なく盲信してしまい

事実関係を確認しないまま

勝手な思い込みを抱いて

温暖化を止めた積もりになっていた


交流の発電機は

その仕組み上

一分間に3000(または3600)回転

することを義務づけられている

この状態が50(60)ヘルツの周波数を

交流電流に与えている

このため

電力消費を節電努力で減らした

としても

交流電源は回転数を

まったく

減らすことができずにいた

ということなのである

使われない電気は

地底へと直行する運命にある

この損失を少しでも減らそうとして

深夜電力料金制度が

かねてから採用されている


再生可能エネルギーの増設と

二酸化炭素削減努力

の結果との間には

どのような相関関係も

実は存在していないのだ


想定される削減数値

を存在しない効果へと代入し

温暖化を止めた積もりになっていた

これが京都議定書をパリ協定へと

書き換えさせたその理由

この無駄な期間を放置していた

という当のその行為のありようが

無駄な投資を闇雲に増やし

期待されていた経済成長を

もののみごとに失っていながら

それに気付かない知識階級

に内在する課題を

浮かび上がらせた

という実に浅はかな経過を招いた

自業自得とはまさしく

このこと

経済成長にとって

有効需要の創出は絶対条件

ところが

世界を指導する立場の知識人たちは

無駄な投資を煽って

有効需要の喪失に専ら努力

することを善と心得ている始末


その訳を彼らはまだ

何一つ理解することができずにいる

ということが猶予期間の膨大な長さ

となって

ゆくりなくも反映されているのだが

そのことにさえ

相変わらずまったく気づかない

何と愚かなことだろう


CO2の増加は

人為的な失敗の積み重ね

に基づいて起きている

そこにこそ止まらない温暖化

を誕生させた

とするより深刻で

かつ不毛な経過

という証拠の数々が

異常な自然災害を世界中で多発させ

犠牲となることを強いられた

多くの無辜の生命が

生存する機会を

蒙昧なままの知識階級による

誤った判断に対する執着

を延命させたことによって

奪われた


思考力を失った知識階級が

判断能力を失って

生命の多様性を自ら否定し

持続可能性を断ち切っている

その姿は異様


教育の失敗が生んだ

余りにも不毛な時代が

これから地表へと

急ぎ足でやってくる

パリ協定の成立は

知識階級が

判断停止に陥った

その結果以外のなにものでも

ない
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お 宝 探 し

2018-07-08 05:57:47 | Weblog
温暖化防止に関する

これまでの経過と結果をみれば

温室効果ガスの濃度は

増えつづける一方

という展開から抜け出せないまま

それが減る

などという見通しは

一向に成り立っていない

という事実が

パリ協定の批准成立

を反転して急がせる事態

となった

その事情がよく分かる


気候変動は

実効のないこれら諸対策

を徒に続けていた

というニンゲンの愚かさと

そこに潜む浅はかさ

の複合効果によって

年々歳々苛烈さの度合いを

着実に強め

発達した低気圧が

対流圏で折り返して

高気圧を優勢にする

という循環型の変化を

定着させた


低気圧と呼ばれる

上昇気流によって

上空へと運ばれた水蒸気は

やがて

雨となって地表へと舞い戻り

降水量の異常な増加という

循環型再生産を

果てしなく繰り返す


降水量の増加は

記録がないほどのレベルとなり

集中的に降り続けたことで

洪水と土砂崩れを

あちこちで同時多発的に引き起こし

人命を奪い去るのみならず

橋や道路などの

社会資本を破壊する威力を高め

経済に著しい損害

を与えるという

望ましからざる不毛な結果

を毎年着実に残す経過を

定着させた


温暖化を止まらない

ように仕向けたのは

ヒトの仕業

地下資源の主成分である

メタンCH4を燃やして

100℃で沸騰した水を

蒸気へと換え

更に高い熱を加えるために

気体となった水分子を圧縮し

発電機を回転させるために

タービン翼にそれを吹き付け

安定した回転を

発電機へと与えている

発電効率を高めるには

円運動を安定させて

おかなければならない

水蒸気を圧縮すると

高い熱を生み出せる

この蒸気圧を利用して

磁石が生む回転抵抗を振り切り

強い円運動を引き出すためには

絶えざる燃焼が必要なのだ


この円運動量が

毎分三千回転するようになったとき

50ヘルツの交流電流が

発電機から生まれ出る


交流電流はこのような訳で

一瞬たりとも

止まっていることが

できない


この制約条件が

まったく分かっていなかった

節電して電気製品のスイッチを切れば

電流の消費が減る

という具合に

世界中で信じ込まれている

これは直流と交流の違い

を知識階級が弁別する能力

を失っている

という事実を指し示していた


直流は回路になっていることから

電力消費を止めれば

電流の流出は直ちに止まる

ところが

交流は回路を形成することが

本質的にできない

不思議なことだが

この単純な事実を

誰もが等しく理解していなかった


世界中で

節電努力

を熱心に行っていながら

結果をみると

大気中の二酸化炭素濃度は

案に相違して

増加してしまっていた


直流と交流の違いが見えていないと

再生可能エネルギーを導入すれば

火力発電所の負担が減り

化石燃焼の消費も止まる

とそう勝手に誤って思い込む

この錯誤にすら

いま以て誰一人気づかない


火力発電所の稼働率が

節電努力や再生電源の登用で

確かに減っていたのであれば

環境投資は循環再生産を

市場原理で勝手に成立させていた

そうではなかったということが

あらゆる環境努力を

水の泡へと消し去った


その結果資本は経済効果を発揮することなく

浪費され

損失の山を高くして

経済成長を抑止するためだけの

阻害要因となることしかできず

有効需要を自ら失って

政府日銀が目標とした

インフレ経済を成り立たせるための

動力源としての機能を

このようにして失った


環境と経済の間には

密接不可分の相関する関係性が

既に成り立っている

経済を成長させようとして

電力の供給を増やしてきた

ということが

温室効果ガスの大量生産を

避け難いものへと変え

環境の劣化をそれが導き

気候変動を地表へと定着させる

という拙い経過を

二十年以上の歳月をかけて

残す結果を導いた


環境を復元しようとする計画は

電力供給量の抑制を要求する

だが

経済の成長を急ごうとすれば

電力需要を同じ比率で

高めていかなければならない


この相反する要請に応えることが

できない

ということが

環境と経済に

トレードオフとなる

関係性を押し付けた


経済成長を急ぎつつ

環境の復元を同時に

急がなければならなくなった

ということが

温暖化を止められないよう

いま仕向けいている動因

の形成に役立った


気候変動はヒトが生み出した変化

その原因を与えた存在が

結果を引き受けるのは

当然の義務

これが道理


文明の更なる飛躍は

困難な課題を解決すること

ができたとき

その道筋が

はじめて示される

問題の本質が

交流と直流の違い

に気付けずにいる人類

の業

にある以上

壁を突破する

のはまことに至難


問題認識能力の欠陥に

自ら気付く

ということが

なによりも先決すべき

課題となった


交流送電をなりたたせている

起点である誘導電源に罪はなく

それによるビジネス展開で

利益を得ている電力業界と

そこに連なる利益共同体

からなる要素主体のそれぞれに

秘密主義という罪

を負わせた一連の経過

にこそ

糾弾して然るべき咎がある


それにしても

思考力を失ったままの知識人すべて

に対し

怠慢という名の罪は残る

それは教育の結果

以外のなにものでも

ない

失った考える力を取り戻しさえすれば

環境と経済の同時的な復興は

間違いなく可能

問題の所在に気付けば

宝の在処

が書かれた地図が

簡単に手に入る
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文 明 崩 壊

2018-07-01 06:50:53 | Weblog
二酸化炭素が大気中で

今尚

増え続けている

というその理由とは

認識の錯誤による

間違った対策への過剰な投資

の継続

が生む損失に比例して

拡大した状態で現れる


根本的なその原因は

火力発電所の燃焼炉が

休むことなく動いている

というその事実


常に一定の回転数を維持していなければならない

交流電源にとって

電力需要が

深夜や節電などで

急激に減った

からといって

燃焼炉で燃やす化石燃料を

減らすことが何一つできない

というその点にある


交流電流というものは

停止していることが

そもそもできないものなのだ

ここが分かっていないと

電力消費を減らせば

化石燃料の消費も自動的に減る

とそう単純に

事実に反して思い込む


この過ちに

相変わらず気付かずにいる

ということが

パリ協定を急遽

誕生させたその背後の事情


世の知識人たちは

常に発電を行っていなければならない

交流の長距離高圧送電

を成り立たせている条件について

何も知らない

直流と交流との違いについて

理解したことが一度もない

説明する人が

どこにもいなかったからである


身近にある電池電源

で成り立っている直流回路と

電力会社が供給する交流電源

との違いの意味を

何も知らされてこなかった

そこには電力業界持つ通弊

ともいえる秘密主義の関与

が根付いていたからだった


直流と交流とをすべての人が

混同したままでいる

というそのことが

劣化したこの現状に

気付くことなく

平然と安閑に暮らすことを

違和感なく成立させている


この認識能力の不備が錯誤のヌシとなり

止まらない温暖化を

近年生み出す事態となった


家電製品の内部は

確かに直流回路になっている

だが

電力供給系は交流電路

という方式で統一されている

直流は回路を成り立たせることで

負荷の発生で電流を導くが

交流は電位差

が電流を成立させている

このため負荷を消せば

直流回路へと流入してくる

誘導電流は消滅して

それ以上浪費されることはない


交流を整流して得た直流電流

の消費はこのようにして

自動的に消える

直流化するための根源

である交流電流は

接地点へと休むことなく

ただ落ちてゆく

所謂無負荷電流であることから

電力消費を止めたとしても

送電線と配電線を

安定して流れ続けている

というのが

交流電流の宿命


交流電流が流れ続けているということが

電流が生む磁場変化を持続させ

共有磁場の二次側コイルに

ほぼ同等の電流を

変圧した状態で派生させている


このような送変電システムにした

ということが

高圧の一次側を流れる無負荷電流を

接地点へと送り込むことで

二次側に同等の交流電流を

改めて誘導発生させることが

効率敵にうまくできている


無負荷電流(励磁電流)を

大地へと捨て去っていながらも

同じレベルの誘導電流が

別途生み出せるようになっている

この仕組みというものが

交流の長距離高圧送電を

世界中で成り立たせている

技術的根拠となった


このため消費者が

電気製品のスイッチを切ったとしても

交流送電というインフラが

正しく機能している限り

無負荷電流は送配電系統を

休むことなく

常に流れ続けることとなる


交流送電の場合

電流を誘導する方法は

負荷ではなく

電位差なのだ

電圧の差がそこにできているからこそ

高い電位から低い電位へと向かう

電荷の移動がそこに生じる


高気圧と低気圧の間にできる

気圧差が風を生むのと同様に

或はまた

標高の高い山から平地

へと流れ下る川の流れにも似た

電気の流れ

とそれはまったく同じこと


電位差と気圧差

そして標高の差

などを利用して

位置エネルギーというものは

それぞれの条件に従って

強風を吹かせたり

洪水を生み出したり

する


電流もまた同じ

電気抵抗の最も低い場所

へと電気の流れを引き込むことで

電流密度を最大化することが

できている

そのためには最低の電位

となるゼロボルトの関与

が絶対的に必要なのだ


接地点とは即ち大地

であることを意味する

交流送電という方式は

接地点を常に必要とする


電流を接地させることで

大地へと捨ててしまったとしても

ほぼ等価の電流を

二次的に発生させる仕組み

で交流送電は成り立っている


電信柱の上に乗っているトランスや

高圧の変電所などでは

この方法を用いて

電流を接地させると同時に

同等の電流を

新たに生み出している


電磁誘導の法則として知られている

その事実が

豊かな電化生活を

至る所で成り立たせることに寄与している

それはファラデーの慧眼が

二百年ほど前に見出した

普遍的な変化の相

今では世界中で使われている

交流の長距離高圧送電

を世に生み出した

最初の発明と位置づけられる


発電所で作られた交流電流は

変電所をいくつも経由して

最終的に電信柱の上にある

トランスで安全な電圧

とされる100ボルトへと

減圧された状態で

各家庭へと

問題なく送り届けられている


消費者が電気製品のスイッチをオン

にした瞬間に

電気製品の内部では

交流を直流に変換する

整流工程を経て

直流回路に負荷が単独で発生する

このとき低圧の二次側に

負荷が要求する電流だけが

正しく誘導されることになる

低圧の配電系統を形成している

変圧トランスの内部では

電気製品内部の直流回路

が要求する消費電流だけ



交流のまま誘導発生させている

直流への変換は電気製品の内部で

自動的に行われるようになっていて

過剰な電流を誘導するようなことは

通常おきない


複数の電気製品を

単独のタップに繋いでいるとき

接続の仕方によって

過剰な電流が

不要に誘導されることがある

消費電流の小さな家電製品群なら

このような事故はおきない

大電流を必要とするドライヤー

や掃除機などを

割り込ませて同時に使ったときなどに

上流に位置する電気製品の回路破壊

という現象

が特殊な事例として

そこに生じることがある


温暖化防止目的の節電という行為では

変圧トランスの二次側に誘導される

消費電流を消すことは可能でも

誘導電流を生み出すための

磁場変化を与えるための一次電流

即ち励磁電流(無負荷電流または接地電流)

を減らす効果

は何一つ得られない


省エネ節電に環境効果が不在であった

というその事実は

交流と直流との違い

を弁えていなかった知識階級の怠慢

以外のナニモノでもない

この錯誤を前提とした

不毛な現象の意味のない継続こそ

世界共通の止まらない温暖化

という変化を確定させて

パリ協定の制定を急がせた

その主因


省エネ節電にどれほど努めたとしても

発電所が生み出している二酸化炭素は

まったく減っていなかった

それは交流と直流との違い

を誰も弁別していなかったからなのだ

この事実をひた隠しにしている

電力業界とその周辺の利益共同体

一同

が止まらない温暖化を放置して

気候変動を増悪させ

自然災害の強大化

を放置する経過を定着させ

人命と資産の同時大量喪失を

導いたその罪は

余りにも深く

且つ重いものがある


再生可能エネルギーを

独立分散状態で使用する仕組み

へと仮に改めることができたとしても

火力発電所が着実に稼働している以上

パリ協定の削減目標は

千年経っても遠い夢


環境政策の失敗と

経済政策の失敗

が同時形成するその複合効果で

文明社会のなし崩し的な崩壊

が最終的にやってくる

それは

事実誤認を未だに悟れずにいる

世界中の知識人たち全員



秘密主義を貫き通す構え

を堅持し続けている

世界中の電力ビジネスの参加者

そして地下資源の供給国と

その決済通貨となっている

ドルの発行益

で潤っているアメリカ

による複合的な犯罪行為

の結果として与えられたもの


教育の一方的な高度化という経過は

知識の量的拡大へと特化し

知育偏重へと陥ったことにより

思考するための訓練を排除し

問題認識能力を

著しく劣化させることに貢献した


善と信じて一途に邁進してきた

教育の高度化

に専念してきたその結果

環境と経済の秩序を同意に失い

途方に暮れたまま

多様性と持続可能性との両方を

同時多発的に失った

そんな時代が

これかも当分の間

つづくことになるようだ
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