電気エネルギーの使い方を知っているにせよ
その合理的な作り方
が見えていなければ
有害な環境汚染物質
である温室効果ガス
の大量生産を防ぐことは
当然ながらできない
地球全域に及ぶ
温暖化の影響を
避けることが未だに不可能
なのは
問題の本質を見失っている
からに他ならない
温室効果ガスに占める最大の原因物質
である二酸化炭素が
炭素と酸素からなる化合物
という事実を突き止めておきながら
その生成の抑制
と
拡大を阻むことさえ
何一つできずにいる
というところに
文明の限界が用意されていた
温暖化防止を目的とする京都議定書を
97年暮れに策定していながら
その大気中濃度を
一貫して
高め続けてきた
というのが現状なのだ
この経過に見られる認識の拙さ
というものが第二約束期間に於いて
パリ協定へとシフト
せざるを得なくさせ
その最終的な達成を
今世紀後半から世紀末まで
へと拡張する余地を残すことで
代替電源を開発するための時間稼ぎ
を行うという合意が
2015年の暮れに為された
それまでの間
有害な地下資源の消極的な消費
を許容することで
経済成長を保たせながら
環境の復元を図る
という趣旨の決定が下された
罰則規定のないこの協定で
便利で快適ないまの暮らし
をそれまでの間
暫時維持することに
国際社会全体が同意することとなり
この先80年以上に亘って
炭化水素系地下資源の燃焼を
止めずに維持する
行為を世界規模で容認する
という意思決定が
アメリカを除いて成立した
これがパリ協定の本質を成す
経過と背景を構成する
そのあらまし
有害で不効率
そして何より
高コストなエネルギー創出法
にとって代わり得る
無害で合理的な
知られざる清新なエネルギー創出法
に
永い猶予期間の間に
辿りつけなかったなら
気候変動要因の一方的増加
によって地平は
天変地異の嵐が吹き荒び
古今未曽有の
過激な規模の降水量増加
に苦しめられることとなる
その結果
地平の多くが
水没する
という成果なき不毛の顛末を
人類は自らの手で
引き寄せる
最大の温室効果ガス成分を構成する
CO2は
紫外線によって分解するが
量的拡大が進んだことで
自然分解が追い付かなくなり
大気中のCO2濃度が高まり
それが気候変動を引き起こす
ことが80年代に指摘されるようになり
京都議定書の批准へと繋がった
地下資源の燃焼で生じた
もう一つの温室効果ガス
であるところのH2Oは
化合物として極めて安定したもの
であることから
自然条件の下では減ることがなく
ひたすら増え続けることしかできない
という条件に支配されている
炭化水素系の化合物を燃やすと
その酸化作用で
炭素CはCO2になると同時に
水素HはH2Oへと変成する
人工的に二次生成したH2Oは
水素系酸化物の状態のまま
液体 気体 固体
へと変容することがあるにせよ
組成条件を変貌させる
という変化は引き起さない
一旦水分子となったなら
三態を繰り返し経由しながら
その状態から解放される機会
は
条件の変更が許されない限り
与えられないものとなる
地球の水はこうした理由で
増えることはあっても
減ることがまったくない
この基底条件の強い関与が
地球を水の惑星
とそう呼ばせている
水は二酸化炭素と同様に
温室効果をもっており
地表の熱を奪って上空を温める
水蒸気が寒気に触れて凝固し
重さを得て
雨となって落ちてくる
このサイクルが生命を育み
大地を潤し
海洋生物の宝庫である
海を豊かな生命環境へと
導いた
温暖化の影響で
冷たい水が海洋へと沈み込めなくなる
ようになると
海流を成り立たせている
冷熱の因子成分の関与は
それ以降永遠に消え失せる
温暖化で氷山氷河が融解すると
冷たかった水は重さを失い
海底へと
沈み込むことが
できなくなるのだ
止まった海流は
死の海
へと変わってしまい
生命の多様性は
陸上のみならず
海洋に於いてもまた
同時に失われる時が
遠からずやってくる
地下資源の主要成分である
メタンCH4の場合
燃焼で大気中の酸素O2と結びつき
炭素はCO2になると同時に
水素はH2Oへと同じタイミングで
変成する
二酸化炭素が一分子誕生すると
水はその倍となる二分子が生まれ出る
こうして気候変動が止まらなくなると
その二倍の速度で
水分子の増殖が加速する
というメカニズムか顕在化する
その変化は既に起きており
降水量の異常な増加となって
気象条件の変化を
このところ頓に際立たせている
この二種類の温室効果ガス
の増産が現状で止まっていないことから
気候変動と海面水位の上昇は
二人三脚で今後進行を速める
ということが分かっている
急ぐべき対策は
代替電源の開発以外に
何一つ存在しない
その他のあらゆる分野は
温暖化現象がもつ
深刻性からみて
問題解決を急ぐためのプライオリティは
高くない
文明が総力を挙げて
エネルギー問題の解決に取り組めば
破局の到来を避けることは
可能
経済の発展と環境の復元
を同時に図る方途は
必ずある
失ってしまった考える力
を取り戻すことができれば
問題の解決を図ることは
未だ容易
温暖化対策が喫緊の課題であることを
承知していながら
今世紀中の解決
へと対応を徒に引き伸ばしているようでは
問題認識能力
それ自体の存在を
疑わざるを得ない
判断を誤っただけでなく
決断を先延ばししてきた
というそのことが
京都議定書をパリ協定へと
振り替えさせた
意思決定の場に於ける
判断能力の不在こそ
止まらない温暖化
の生みの親
思考力の緩慢な低下は
気候変動の急激な増加
を
ある日
唐突に避け難いものに
するだろう
その合理的な作り方
が見えていなければ
有害な環境汚染物質
である温室効果ガス
の大量生産を防ぐことは
当然ながらできない
地球全域に及ぶ
温暖化の影響を
避けることが未だに不可能
なのは
問題の本質を見失っている
からに他ならない
温室効果ガスに占める最大の原因物質
である二酸化炭素が
炭素と酸素からなる化合物
という事実を突き止めておきながら
その生成の抑制
と
拡大を阻むことさえ
何一つできずにいる
というところに
文明の限界が用意されていた
温暖化防止を目的とする京都議定書を
97年暮れに策定していながら
その大気中濃度を
一貫して
高め続けてきた
というのが現状なのだ
この経過に見られる認識の拙さ
というものが第二約束期間に於いて
パリ協定へとシフト
せざるを得なくさせ
その最終的な達成を
今世紀後半から世紀末まで
へと拡張する余地を残すことで
代替電源を開発するための時間稼ぎ
を行うという合意が
2015年の暮れに為された
それまでの間
有害な地下資源の消極的な消費
を許容することで
経済成長を保たせながら
環境の復元を図る
という趣旨の決定が下された
罰則規定のないこの協定で
便利で快適ないまの暮らし
をそれまでの間
暫時維持することに
国際社会全体が同意することとなり
この先80年以上に亘って
炭化水素系地下資源の燃焼を
止めずに維持する
行為を世界規模で容認する
という意思決定が
アメリカを除いて成立した
これがパリ協定の本質を成す
経過と背景を構成する
そのあらまし
有害で不効率
そして何より
高コストなエネルギー創出法
にとって代わり得る
無害で合理的な
知られざる清新なエネルギー創出法
に
永い猶予期間の間に
辿りつけなかったなら
気候変動要因の一方的増加
によって地平は
天変地異の嵐が吹き荒び
古今未曽有の
過激な規模の降水量増加
に苦しめられることとなる
その結果
地平の多くが
水没する
という成果なき不毛の顛末を
人類は自らの手で
引き寄せる
最大の温室効果ガス成分を構成する
CO2は
紫外線によって分解するが
量的拡大が進んだことで
自然分解が追い付かなくなり
大気中のCO2濃度が高まり
それが気候変動を引き起こす
ことが80年代に指摘されるようになり
京都議定書の批准へと繋がった
地下資源の燃焼で生じた
もう一つの温室効果ガス
であるところのH2Oは
化合物として極めて安定したもの
であることから
自然条件の下では減ることがなく
ひたすら増え続けることしかできない
という条件に支配されている
炭化水素系の化合物を燃やすと
その酸化作用で
炭素CはCO2になると同時に
水素HはH2Oへと変成する
人工的に二次生成したH2Oは
水素系酸化物の状態のまま
液体 気体 固体
へと変容することがあるにせよ
組成条件を変貌させる
という変化は引き起さない
一旦水分子となったなら
三態を繰り返し経由しながら
その状態から解放される機会
は
条件の変更が許されない限り
与えられないものとなる
地球の水はこうした理由で
増えることはあっても
減ることがまったくない
この基底条件の強い関与が
地球を水の惑星
とそう呼ばせている
水は二酸化炭素と同様に
温室効果をもっており
地表の熱を奪って上空を温める
水蒸気が寒気に触れて凝固し
重さを得て
雨となって落ちてくる
このサイクルが生命を育み
大地を潤し
海洋生物の宝庫である
海を豊かな生命環境へと
導いた
温暖化の影響で
冷たい水が海洋へと沈み込めなくなる
ようになると
海流を成り立たせている
冷熱の因子成分の関与は
それ以降永遠に消え失せる
温暖化で氷山氷河が融解すると
冷たかった水は重さを失い
海底へと
沈み込むことが
できなくなるのだ
止まった海流は
死の海
へと変わってしまい
生命の多様性は
陸上のみならず
海洋に於いてもまた
同時に失われる時が
遠からずやってくる
地下資源の主要成分である
メタンCH4の場合
燃焼で大気中の酸素O2と結びつき
炭素はCO2になると同時に
水素はH2Oへと同じタイミングで
変成する
二酸化炭素が一分子誕生すると
水はその倍となる二分子が生まれ出る
こうして気候変動が止まらなくなると
その二倍の速度で
水分子の増殖が加速する
というメカニズムか顕在化する
その変化は既に起きており
降水量の異常な増加となって
気象条件の変化を
このところ頓に際立たせている
この二種類の温室効果ガス
の増産が現状で止まっていないことから
気候変動と海面水位の上昇は
二人三脚で今後進行を速める
ということが分かっている
急ぐべき対策は
代替電源の開発以外に
何一つ存在しない
その他のあらゆる分野は
温暖化現象がもつ
深刻性からみて
問題解決を急ぐためのプライオリティは
高くない
文明が総力を挙げて
エネルギー問題の解決に取り組めば
破局の到来を避けることは
可能
経済の発展と環境の復元
を同時に図る方途は
必ずある
失ってしまった考える力
を取り戻すことができれば
問題の解決を図ることは
未だ容易
温暖化対策が喫緊の課題であることを
承知していながら
今世紀中の解決
へと対応を徒に引き伸ばしているようでは
問題認識能力
それ自体の存在を
疑わざるを得ない
判断を誤っただけでなく
決断を先延ばししてきた
というそのことが
京都議定書をパリ協定へと
振り替えさせた
意思決定の場に於ける
判断能力の不在こそ
止まらない温暖化
の生みの親
思考力の緩慢な低下は
気候変動の急激な増加
を
ある日
唐突に避け難いものに
するだろう