こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

沈 黙 主 義

2020-12-27 09:03:54 | Weblog
エネルギーは遷移する

変化を止める方法は ない

受け容れることだけ

しか

つまりできない


いわゆるエネルギーシフト

というものは

不可逆であることから

可塑性はない

この変化を防遏する術もない


熱エネルギーや電気エネルギーは

一時的に備蓄することはできるものの

元の資源へと

人為的に戻すことは

望んだところで

誰にもできない


このため

節電という行為が

環境を復元した

とする事実を確認した事例はなく

却って

温暖化防止対策を阻害している要因

の一つになっている


電力消費を一斉に減らしたところで

元の化石燃料へと

電気が戻る

などということは

絶対にない


交流の送電系統では

節電が温暖化防止にとって

有効だったとするタメシはない

そんなことは無駄中の無駄

の最たるもの

そのために深夜電力料金制度

を作り出す必要に業界は迫られた

地下資源の消費抑制

を可能にする方法があるのなら

低廉な料金設定にする必要

はそもそもなかった


エネルギーに可塑性がない

という現実を知らないと

節電すれば二酸化炭素が減る

と信じてしまう

この方法が有効となっている条件

とは

直流回路に限られる

交流電流は止まっていることが

本質的にできない

このため貯めて置くことは不可能


地下資源の消費抑制に

寄与する能力は初めからなかった


交流送電で成り立っている環境下で

節電がCO2削減に有効だ

とそう思い込んでしまっていた

ということが

環境投資から実効を奪い去り

気候変動リスクを高めたのみならず

有効需要の喪失を誘発した


このような成果のない

環境投資のあれこれが

気候危機へと繋がった


直流は回路を成り立たせることができるため

スイッチを切れば電流はその場で消える

ところが

交流は一方通行の電路

となっていることから

スイッチを切っても

消えるのは誘導された

二次側の消費電流に限られる


実際に電気製品を駆動するための

誘導電流を生み出しているのは

高圧の励磁電流の方なのである

電信柱に乗っている変圧器では

50ヘルツの地域に於いて

励磁電流の電圧は

6600ボルトに統一されている

この一次電流は

需要の有無にかかわらず

常時途切れずに流れつづけている

節電して100ボルトの消費電流

を止めたところで

それを生み出している

高圧側の励磁電流を止めることは

絶対に無理


交流電流を成り立たせているのは

周波数という名の磁場変化

電源の回転数が

この周波数を決めている

電力会社は地下資源の消費量を

減らすことがまったくできない

交流波形を崩して

電力を使い物にならなくする

ことになるからだ

このため節電努力を続けても

それは温暖化の防止には

なんの役にもたたない


電力会社の資産である励磁電流を

無駄に流し続けているだけのこと

ここが誰にも理解されていなかった

業界の通弊となっている

所謂秘密主義の所為である


交流が貯めて置けない電流なのは

周波数を安定に保つことが

義務となっているからだ


交流電流を供給する立場の電力会社は

節電がCO2削減に無効

であることを国民に伝えられなくなっている

秘密主義が国民に植え付けた

多くの事実誤認を指摘できなくなったのは

連綿と積み重ねてきた虚偽が

一瞬で露見してしまうからなのだ

こうした事情のあることが

CO2を1μgも減らせていなかった

その理由

電力会社はモンダイの本質について

否定も肯定もしていない

意図的に避けている

業界関係者を含んだ利益共同体

は黙秘し続けている



隠し事が露呈するのを

とても恐れているようだ


業界の高収益体質というものが

消費者の知るところとなったなら

電力料金を値下げしなければならなくなる

のは必定


交流送電を続けている以上

どのような環境対策を実施したとしても

すべては無効

25年以上の投資行為が

無駄であり続けている


このためCO2の大気中濃度は

減るどころか却って増えた

という結果だけを残しつづけている


電力業界が共有するこの秘密主義

というものが気候変動の重大な

加速原因となっている

ということなのだ

この意味を知らされずにいる国民が

節電すればCO2削減ができる

とそう思い込んでしまったために

節電量や再生可能エネルギーを

増やす努力を重ねていながらも

どのような成果もなく

結果として受益者が損失

を被るだけという経過を定着させた


太陽光賦課金を消費者が肩代わりする制度

を政府と国会が認めたことが

国民に損失を補填させて

しかも環境の劣化を急がせている

ことに相変わらず誰も気づかない


電力業界のもつあまたある罪の一つは

この錯誤の事実を

意図的に秘匿韜晦した

というその点にある


交流電源は周波数に縛られていることから

電源の回転数を変えることは

絶対にできない

周波数変動が一瞬でも発生すると

多くの不具合を

様々な分野で

一斉に引き起こす

その代表的な事案となったのが

北海道で起きた

長期間のブラックアウト

結局皺寄せを被ったのは

消費者である道民だった
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輪 廻 転 生 ②

2020-12-20 09:52:51 | Weblog
エネルギーというものは

本来不滅

そこに しかと

できていたものが

いつの間にか

どこかに消えて無くなってしまう

ということは

ことエネルギーに関する限り

絶対にない

可視化されたエネルギーの表層は

一瞬で変ることがあるにせよ

かつて成立していたものは

姿かたちを変えていたとしても

宇宙空間のどこかに

何らかの形で

存在しつづける


エネルギー不滅の法則によると

エネルギー遷移は不可逆的に進行する

常に劣化する方向にのみシフトする

エントロピーは増大するだけで

逆転しない

この確定している既知の事実は

エネルギー保存則として

広く世に膾炙するほど

認知容認されている


そこにあったものがいつの間にか

見えなくなってしまっていたとしても

消滅したということにはならない


目に見えないがそこにある

という漠然たる感覚は

何度も体験していることだろう


視覚化されていたものが

視野外へと遷移した

ということであるに過ぎない


その変化を検出するための装置がなく

誰も立証することができない

というだけのこと


視野から消えて

安定した状態をとったとき

所謂ダークエネルギー

と呼ばれているものとなるようだ


この変化は

検知も計測も

まったくできない

曖昧なエネルギー存在

としてそこに残されている

だがエネルギーとして

取り出すことはもうできない

エネルギー状態のシフト

の連鎖はダーク化で静謐を迎える


物質は空間次元の中

にだけあることが許されている

エネルギーはすべての次元を

横断的に行き来し

生命エネルギーだけが

循環と再生を繰り返す

という解釈が抵抗を排除する


三次元空間が此岸とされ

それよりも高い構造

として余剰次元と見做されている

エネルギー次元が階層化し

この領域を仏教は彼岸とした


時間が独立した次元として関与し

空間とエネルギーとで作りだす

此岸と彼岸とで織りなす次元の段差

に囚われることなく経過する



遅速の差の発現を許容する


物質の空間次元から

エネルギーの上位次元へと

状態が遷移したとき

生死の境を越境する経過となるのが

有機的な死

物質でできている生体と

魂でできている生命エネルギー

の乖離がそこで生起する


非生命エネルギーが不可逆的

に劣化していくため

空間次元から

知られることなく姿を消す


目には見えなくなったとしても

魂の存在と関与とを

否定すべきではなかろう

エネルギー不滅の法則とは

空間次元を包摂している上位次元が

下位次元で唐突に姿を現す

存在のすべてを

否定するかのようにみえているだけ


科学的な検出限界を越境し

一瞬で姿を隠すのが

生命エネルギーとよばれている

魂のこと

これが不滅存在であるために

肉体を失ったからといって

再生を否定する

理由とすることはできない


生死は循環構造で成り立っている

死と生は

相互にめぐりあいを繰り返す

そんなことが当たり前のように

法則に従って

粛々としてただ起きる

単にそれだけのこと


だから死は

次に起きることになっている

誕生の予告

であることを予てから意味していた


だが肉体を離れたとき

記憶の放棄が前提とされ

積み上げてきた経験

をそこで失う


誕生は魂にとっては再生だが

有機体としては新生

であることを免れない

あらたなる第一歩

を何度もこうして繰り返す

のが魂の邂逅となり

理由なく出会った誰かと

否応なしに縁を紡ぐ

ことを定めとして受け容れる


エネルギー保存則から解釈すると

生は死の再生を意味し

死は復活を意味する誕生

と同義


ダークマターは物質

として措定されている

空間次元から抜け出せない

だが ダークエネルギーは

次元認識の壁

に阻まれることはない


融 通 無 碍


エントロピーが未知のプロセスで

反転することができたとき

生命エネルギーは有機体と同一化し

イノチとなって再生することを

何度となく繰り返す

次元を横断するサイクルのリングの中で

生まれ変わって再生し

同時代人としての纏まったグループ

へと編入されていく


これまでの死生観とは異なった

次元移動の新解釈が

輪廻転生を改めて成立させる


死は三次元空間を放棄すること

生はエネルギー次元を離脱すること

という簡単な模式図で

時間軸に則った命の循環

という再生産のプロセスが

連綿として成り立っている

という解釈

が抵抗なく腑に落ちる


こうして過去を眺めると

死は懼れるものではなく

むしろ誕生の予告

として与えられたものであることを

理解したうえで受容する

歓びを知るだろう


エネルギー保存則は

このような遷移とそれによる復活

という意味が隠されている

というメッセージ


量子力学による次元認識の再発見



唯物論の限界を

世界に対しみせつけた

ということができるだろう


検証不能なものごとは

解釈を煮詰めていくことによって

桎梏を振りほどき

自在な解釈を重ねて

精錬を繰り返し

エッセンスを掘り出すことを

誰にでもできるようにする

本質をきらめかせる真理を

突き止めるのは

このような集合知
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総 白 痴 化

2020-12-13 08:59:12 | Weblog
このところ俄かに深刻化しつづけている

温暖化と呼ばれている

例のモンダイ

の本質は

整合していない事実が厳として

存在しているにも関わらず

地球人のすべて

が一様に見逃している

という事実が明らかにした


温室効果ガスと指摘されている

CO2の年間排出量は

エネルギー起源のものに限ると

2017年度実績値で

約330億トン


これほど巨大な規模のCO2の排出量が

毎年大気圏内へと放出されている

ところが

大気圏に占めるその残留濃度の計測値は

たったの410ppm(0,041%)

でしかない

この不可思議な量

の違いについて

すべての知識人たちが

齟齬の理由を指摘したことがない

これほど巨大な数字の差に

未だに誰一人気づいていない

ということなのだ

この経過の関与

という第三要因の参加こそ

却って大いに訝しい


比較にならないほど

その数値の差は

余りにも大きい

これは一体どうしたことなのだろうか


問いを発したひとはなく

示唆に気づいた記録もない


CO2の重さはモル当たり44g

CO2排出量は

330億トン


比較することができないほど

この差は大きく整合しない


化石燃料の排出量が330億トンもあるのに

CO2の大気中濃度はたったの410ppm

つまり0、041%であるに過ぎない

何故これほどまでCO2の濃度

が低くなってしまっているのか

という疑問

に誰も注目したことがない


化石燃料を燃やした結果生じたCO2と

大気中に溜まっているCO2との間には

余りにも巨大な懸隔

が厳然とタチハダカッテいる

この事実を未だ誰も

モンダイとして捉えていない

これは一体どうしたことなのだろう


温暖化対策に失敗しつづけてきた過去と

CO2排出量と残留量との間には

知られていない何らかの理由が

隠されている


真実を剔抉しておかない限り

気候変動を止めることは

要するにできない


大気中に放出された直後には

330億トンもあったCO2が

大気圏の数値で計測すると

とても微小な値でしかなくなってしまう

ここにこそ

文明が犯した錯誤の基盤が

横たわっている

これほど巨大な差が

どうしてできてしまったのか

という変化の意味を

探り出せないままである以上

温暖化を止める有効な方法を

地球人たちは永久に入手できない


誰も知らない錯誤に陥った

その経過の意味を

正しく見定めることができたとき

有効解を特定するための道

がはっきりと見えてくるだろう

それができないままとなっている以上

気候危機という困難な状況

を回避する術はない


モンダイの本質を

誰一人理解していないこの状況下で

有効な方法を見いだそうと努めたところで

得るものはない

労多くして成果なき負の配当

という大規模な総損失

を国民すべてが受け取らされるだけのこと


誰も望んでいないマイナスの変化を

文明が錯誤して得た知識を

振りかざしたことで生み出した気候変動を

尊大な姿勢で不正な情報を

善と信じた知性なき知識人たちが

世界に対し圧しつけた

その根源に盤踞する薄汚れた欲望は

単純な事実誤認を掻き立てて

知識人たちがこぞってそれを

無批判に伝播したことで

身勝手な判断の横行を許し

危機的状況へと発展させてきた

錯誤によって生まれたものである不正な経過を

これまでのところ

誰もがよく分かっていないまま

判断停止の状態で

ただひたすら受け容れている


CO2の重さと

水蒸気の軽さとの違いによって

媒介している空気の質量との差が生じ

熱のベクトルと重さの違いで

行く先を厳密に方向づけられている

のが温室工ガスの宿命となっている


この相関を可能ならしめた違いの

意味

を調べたことさえしていなかったほど

知性なき知識人たちのこれまでの所業

は余りにも拙い


温室効果を有するガス

だというその一事のみを捉えて

世界中が温暖化の原因だ

として一斉に指弾忌避して憚らない

その行為を善と勝手に決めつけ

堅く思い込んでしまっている

その盲信の程度はひどく頑迷

尚且つ稚拙


大気圏内にある二種類の温室効果ガス

即ちCO2とH2Oとの違いに見える

その差とは比重ただそれ一つ


温室効果ガスを大気圏で下降させたり

上昇させたりしているのは

大気層全域にみられる

対流を生みだしているダイナミズム


上昇気流は軽いガスを

上空へと移動させるための動力源

下降気流は低気圧が頂点に達したあと

成層圏との境となっているあわい

のあたりで折り返し

反転したものが高気圧へと変容し

地表で再び反転して低気圧へと

再びその姿を変えることを繰り返す


こうして対流圏では

もともと自然界にあった水蒸気を

垂直移動させることで

麗しく穏やかな気候

へと舞い戻るための条件

を安定化させておくためのメカニズム

を地球草創期から起動させていた


ところが文明社会が

経済成長を目指すようになったときから

化石燃料を大量に燃やすようになり

二種類の異なった温室効果ガスを

同時に大量生産することが

必須の条件とされたのだ


化石燃料に含まれているメタンCH4

が燃やされたとき

炭素と水素を同時に酸化する熱反応

である燃焼が炉内で同時進行し

炭素Cは酸素Oと結びついてCO2となり

水素Hは酸素とくっついてH2Oへと変化する

この時副次的に生成された熱いガスが

温室効果を共にもっていた

ということが

空気より軽い水蒸気を

熱の移動に関与させ

地表の熱を上空へと運びあげ

空気より重い二酸化炭素を

地表へと降下させることとなり

温室効果ガスのそれぞれに

異なったベクトルを与えている


海に着水したCO2は

熱をそのとき手放して

自らは水和して他に変化する

地に落ちたCO2は植物に取り込まれ

炭酸同化作用で新鮮な酸素O2

を夜明けにかけて作り出す

だが気化してできた水蒸気は

CO2の二倍である2H2O

となってしまうため

時の経過とともに

水の絶対量

を確実に増やし続けることとなる


燃焼炉の中で人工的に作られた水のガス

が熱を高めて垂直移動したことで

温室効果を抱え込んだ水蒸気

がつくる雲を上空で集約し

極北から降りてきた寒気で

強制的に冷やされたとき

天然の降水量に加えて

人工的に作られた不必要に多い水蒸気が

過去に類例のない規模の集中豪雨

となって地表を襲う

ようになってしまったということなのだ


こうして生じた降水量の急激な増加

が洪水となって災害の規模を

格段に大きなものにした


気候変動を生み出したのは

メタン系の地下資源を燃やしたことによって生じた

その酸化反応の結果

である水蒸気の急増

という変化であった


ところが

世界中の指導体制は

CO2の排出量を減らしさえすれば

気候変動は治まる

と安易に考え

電気の消費量を減らす

ことが努力目標となったのだった

だがその効果は四半世紀以上

ゼロのままだった


知識階級が陥った共同幻想

と呼ぶべき壮大なその錯誤が

温暖化を加速して気候変動を生み育て

対策を誤り続けたその挙句の果てに

気候危機へと繋がっていく

という道を選びとるよう追い詰められた


地球環境をめぐって起きた

これら一連の変化は

相互に関連しあっているため

根本的な原因である地下資源の燃焼

を放棄しない限り

環境条件を復元することは

まぎれもなく不可能となっている


更に悪い条件が

熱水蒸気の上昇に関与した

ことに関して生じた経過の連鎖

については稿を改める
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錯 誤 の 咎

2020-12-06 09:01:05 | Weblog
世界中でいま

取り組んでいるCO2削減

という大目標は

これから何年経ったとしても

実現することはない

つまり空手形


今まで四半世紀以上の時間

をかけて削減努力を続けていながら

1μgも減っていなかった

それどころか

却って逆に増えていた

先週のことだが

国連機関の一部である

世界気象機関 WMO が

公式にそう認めた


コロナウィルスによるパンデミック

で人の移動が大幅に減った今年

CO2は一貫して

着実に

増え続けていた

ということがそこで報告されていた


この途中経過が確定したものとなった以上

この先どのような対策を

集中的に実施することができた

としても

CO2削減が可能になる

とするその根拠とはならない


COP1より早く

CO2削減運動は

三十年前から実施されていながら

削減実績を何一つ

残していなかった

日本が減らしたとする情報は

外国の排出権を買いって得たもの

本質は増加したという意味となる


達成の目標となった条件

が2050年に設定されはしたものの

その実現は固より不可能


京都議定書がパリ協定に代わったところで

中身はまったく同じで新味はない

あらゆる環境対策は

悉く無効となった事実

が確定した後になった現在でも

根拠のないCO2削減運動が

不可能となった状態のまま

目標達成が何故可能になるのか

という問いに対する回答はない


この根拠不詳の身勝手な

誤りに基づいたその強い思い込み



国連の支持を取り付けて

環境問題を解決するための

統合された最新の活動目標

として改めて期待されている

これが不可解


削減実績のまったくない

過去の環境復元運動が

どのようにして目標を達成できるようになるのか

というプロセスについては

相変わらず旧態依然たるものばかり

このような条件の下で

目標設定を高めただけで

不可能だったものが可能になる

という合理的説明は成り立たたない


温室効果ガスの定義を

見直すことから始めなければ

抜本的な解決策を見出すことは

まずできまい


必要最低限の手続きを省いて

目標だけを高めると

不可能が何故可能となるのか

という疑問は棚の上

国連が熱心に取り組んでいる

既存の環境対策が

どうした経緯で

無効となってしまったのか

という疑問について

これまで誰も答えたことがない


基礎的な知識に過ぎない

ガスのもつ質量の比較を省いて

温室効果の有無だけで

温暖化の原因だと決めつけていた

国連が犯したその咎を

知識人たちは黙認し見過ごした


無駄な投資をそれと知らずに推し進め

国富を長期間に亘って

大量に失っていながら

その事実にいまなお気づかない


自然災害で命を失った人の数を

無為に増やし続けて学習しない

という己の罪を

削減目標の設定ミス

て片付けようとしきりに努めているさ中

その結果気候変動へと事態は急転し

それが知識階級による無作為

によって気候危機を定着させた


そもそもの原因は

国連が温室効果ガスの定義

を誤ったことで引き起こした

権威筋側に責任のある思慮なき犯罪

に還元すべきことは既に明らか


地球を壊しているのは国連自身

の判断能力の劣化であるのだが

その事実を確認しないで放置し

削減目標だけを

これまで執拗に高め続けて今がある

過去の経過を知るだけで

問題の本質の所在が那辺にあるのか

という事実確認をすることは

誰にとっても容易であった


ドライアイスから出ている

あの白濁した煙の行方

に思いをいたせば

それが下へとゆっくり降りてゆく姿を

誰もが思い出せることだろう


自らの重さで

上昇する能力を失って

降下してゆくだけの白い姿

を誰もが一度は見た

ことがある筈だ


国連の発してきた根拠なきタワゴトを

真に受けて

CO2の温室効果が温暖化の起源

だという誤った認識に囚われて

疑うことなく真実だ

と決めつけたまま放置した


世界中の知識人たちがこぞって

国連の過ちを知らずに盲信し

たった0,04%の濃度に過ぎない

CO2が

温室効果を持っているもっと大量のガス

を垂直移動させているのを見ていながら

この水蒸気がやっているその役割が

熱を上空で保持するため

であることを知らずにいる


エネルギー保存則の意味を

すっかり忘れ去ってしまい

知識人が果たすべき役割を

沈黙をつづけることで避けていた

その行為こそ

自然災害で命を落とした人の数

を延々と増やし続けることとなっている

最大のその理由


温暖化とCO2の間には

400ppmしかない温室効果ガス

の希薄さが問題の所在を

予てから訴えていたのだったが

問題の本質

を突き止めようと試みた

とする記録はこれまで皆無

年間330億トンもあるとされている

莫大な量となっているCO2排出量が

大気圏内では何故0.0004%でしかないのか

という測定値の差について

訝しんだ記録は一例もない


知性なき知識人たちは

現象を目撃していながら

権威的第三者の発言

を疑ったことがない

共有する偏頗な傾斜を

偽りの知識人たちである彼らは

古来より持ち続けている


それは性癖といってもよいほど

深く広く

浸透してしまっている習い性


空気より重い事実を

ドライアイスで承知していながら

その意味を問うたことが

これまでまったくないのは何故なのか


大気圏は高度の差によって

温度の分布は大きく異なる


地表に近いところで快適な気温が

富士山頂ではマイナス

となっているのはありふれたこと

高山であればあるほど

大気温は熱を失って

冷たい熱となっている


大気圏内の特定の領域で

どのような温度分布になっているのか

という情報など見たこともない

高度一万メートル付近の空路の温度

と地表の温度とは

雲泥の差がある

そこから上は成層圏


温室効果ガスのうち

軽くて量も十分にある

とされているのはメタンガス

とフロンガス

更に水のガスである水蒸気

の三種類の気体の通り路


メタンとフロンは大気圏内に

留まっていることができないほど軽いため

成層圏にまで急ぎ去る

取り分けオゾンホールの原因となっている

フロンガスは社会的批判を浴び

廃棄するための特別な措置

を必要とされているほど有害なもの


オゾン層は成層圏の中間域に最も多く

10kmから50kmとされる成層圏の

25km付近の領域に多く集まる


メタンの質量は16gモルであり

空気の38gモルよりはるかに軽い

このため大気圏内に長期間

滞留し続けることはできず

成層圏へとそのまま駆け登ることとなる

このため大気圏に於ける

メタンガスの存在比率は

1800ppbとCO2の400ppmより

三桁も小さい


ppmは百万分比のことであり

ppbは十億分比のことである

この差が大気圏の熱の増加

にメタンガスが寄与していないことを

指し示す


水蒸気の大気圏内の平均分布密度は

概略で60%以上とされているため

地表に温室効果を与えるための条件

を完璧に満たしている


CO2は44gモルと空気より

はるかに重いため

大気圏内を上昇することは固よりできず

重力の作用で降下し続け

最終的に海面へと着水し

そこで消えてなくなる

CO2には水に溶けやすいという性質

があるからだ

ここにCO2にまつわる330億トン

と440ppmの差

に隠された真実が見え隠れしている


CO2の温室効果能力は

着水した瞬間に熱交換で失われ

海水温を高めるために使われる

そこで生じた水蒸気の量と

気化熱が空の上へと持ち運ぶ温度の差は

問題視するほど高くない

モンダイなのは

地下資源を燃やしたことで

人工的な水を高温状態で

大気圏内へと

大量に休みなく吐き出している

というそのこと


火力発電所でやっている行為が

熱水蒸気に高温となる条件を与え

大気圏内の低層である空気圏を

執拗に温めているというその事実


水蒸気は高圧化すればするほど

圧縮熱を高める

火山が引き起こす水蒸気爆発は

高温高圧のマグマに触れた水が

急激に蒸発し

そこに高い圧力がかかったとき

発生する変化


先般原発が引き起こした水素爆発は

密閉された容器の内部で

メルトダウンを発生させたことにより

溶けでた原子燃料が

熱暴走を引き起こすこととなり

大量の冷却水を熱分解し

純度を高めた水素ガスが

密閉された容器(シュラウド=経帷子)

の内部で膨張し

高圧状態となったことにより

高レベル化した密閉環境が

水素爆発を誘発したその圧力源


このようにして要素抽出を進めていくと

気候変動を生み出したメカニズム

が要因分析の結果として与えられたものであり

国連が安易な姿勢で犯した

判断の過ちとその連鎖によって

罪のないCO2を

温室効果ガスだとして擯斥してしまった

その不正な行為が

錯誤に満ちた認識を世に広め

気候危機を引き寄せた


ことここに至っても尚

国連は犯した過ちに気づかない

知性なき知識人がこぞって犯した

罪業の意味

を知ることは要するにできない

国連の錯誤が無かったら

気候変動で落命した人の数は

間違いなく大幅に減っていた

災害の防遏は間違いなく可能であった
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