原油相場にみられる
その一方的な値下がりは
アメリカにとって
敵対する勢力
つまり
宗教国家となることを目指す
中東のテロ組織
が目指すイスラミックステートと
そこに資本供給することを通じて
反米勢力を集約し
増長させてきた
OPECに組み込まれている一部
からなる
既存の中東地域に於ける
旧来の産油国群
と
地下資源を周辺諸国へと供給することで
国家の主要な経済を成り立たせている
枢要な新興勢力
となったロシア
及び
南米系の反米国家群
の経済力を抑制する対象とした
アメリカによる攻撃
であることを意味する
地下資源の需要が
中国経済の減退基調へと変化した
ことをきっかけとする
原油相場の行方を左右する
役割を担ってきた
WTIを擁する米政府が
シェール革命を起点とする
資源コストの低下
という新潮流の発生
を好機とみて
資源国同士の経済戦争
へと
石油消費国のすべてを巻き込み
経済から成長という概念を
奪うことになる行為を
戦略として
積極的にとらせる事態
が産み落とされた
石の中にあることから
そう呼ばれている石油を
高圧の水で
抽出する新開発の方法を武器
とする意思を固めた
米政府はひたすら
原油コストを引き下げる方向へと
原油相場を
低値誘導し続けてきたことによって
自国の株式相場に於いても
エネルギー関連株の
長期下落を急がせた
市場に先安観がある限り
中間在庫が積み上がる
という変化は
絶対に
おきない
取引業者が関与していない
地下資源の流通市場では
コストアップを導いていた力
とは反対の
コストダウンを急がせる力
が新しく働きはじめる
保有しているだけで損失
となることが分かっている資産
である地下資源の在庫を
徒に増やそうとする行為は
とりもなおさず
資本の消滅を意味する
ことであるからだ
これとまったく同じ経過が
日本で見られたことがある
それは
バブル経済を崩壊させた
不動産流通業者と金融機関とが
中間在庫を仕入れさせる
下地を別途
つくりだすことによって
不動産購入を検討している消費者が
実際に契約するまでの間
便宜的に暫時
在庫を仕込んでおく
慣習を成り立たせていた
時代に通有して
観察されていたことである
不動産業界の流通業者などが
資産を一時的に保有するシステムが
物件価格の上昇を急がせる
最大の動力源となっていた
バブル経済の発生機序を
未だに
まったく知らない
国会と政府内閣とが
当時
投機的傾向を強めていた
不動産関連の取り引き全般で
生じるようになっていた
価値の上昇が生むその熱を
急ぎ冷まそうとして
資本の供給を
暫定的に断ち切る政策を
実施した
この措置のことを
不動産融資の総量規制という
必要な資本の追加供給
が完全に止まってしまったことから
中間在庫を増やすことができなくなった業界は
手持ちの物件を処分しなければ
新たな仕入れを行うことが
できなくなった
そこで売り物が増えていくこととなり
業者が仕込んでいた中間在庫は
積み増しから逆転し
売り急ぎ
へと変化してしまうようになり
先安観
を
不動産流通市場の参加者へと与えたことにより
上昇スパイラルだったものが
下降スパイラルへと
俄かに転化する事態を生んだ
流通価格はこれにより自動的に軟弱化し
制度が実施された90年四月後半頃から
下降基調へと緩やかに遷移した
それまで決して値下がりしない
とされてきた土地神話
はその後脆くも崩れ去り
不動産取引は一気に反転し
一方的な下落へと転じたのだが
霞が関と永田町が
異変の意味に気付いたのは
その後だった
これが不作為の三年へと繋がった
ということが
日本経済に回復不能な傷となった
この時の国会の不明が
国民の不幸を増幅する
誤った政策
を際限なく
とり続けさせることとなっていく
保有しているだけで
どんどん値上がりしていた物件の価格は
反対に
持っているだけで損失を生む
不良資産へと変化し
金融機関は不良債権を
大量に抱え込んで
合従連衡することを
迫られた
金融機関は目減りした担保価値
を埋め戻さなければならなくなり
貸し剥がしと貸し渋りが
当時の流行語となったのである
欠損した担保価値の補填を融資先に迫り
消費者は購入した物件を
値下がりした価格で
損を承知で売却する
破目へとひとしく陥った
このメカニズムを成り立たせていた
中間在庫というバッファが
利益の増加を促していた時代に
バブル経済は成長することができ
利益の減少を現実化させる時代の到来が
バブル経済を
一瞬
で崩壊させた
中間在庫が果たしていた
価値を高める機能に
当時気づいていた者は
指導的階級に皆無であった
一部の経済通の間でのみ
流通業者が
自発的に仕込んでいた
中間在庫を
仮需と呼ぶようになっており
消費者が実際に購入した段階で
利益を確定させたことを
実需と呼んだ
日本で起きた不動産市場でおきていた
バブル経済とは
実需を仮需が引っ張ることで
投資を投機へと発展させ
資本の移動を
中間在庫が促進する
というメカニズムを成り立たせ
それが上昇機運を導いて
投資が投資を呼ぶ展開
を生み出していた
原油相場の下落基調という変化には
この経過と同様に
保有しているだけで
資産価値が勝手に減る
事態が
中間在庫の仕入れに
流通業者を慎重な姿勢をとらせ
先物市場で先安観を強化した
不動産バブルは値上げ競争だったが
原油相場の継続的な下落傾向は
それで利益を得ることになる
米政府が
執拗な値下げ競争
を導いて
敵対勢力の経済力に打撃を与える
という目的が十分に達成される時
がくるまで
つづくことだろう
原油採掘コストは旧勢力にとっては
有利なのだが
シェール革命の推進者である
アメリカにも低コストで
採掘が可能な原油があることから
先般
これを放出する決定を下したアメリカが
コスト競争力を高めて
値下げ圧力をより強化した
という経過が産み落とされた
地下資源の相場は
需給がほぼ安定しているものであるため
コストダウン競争をアメリカが急がせても
需要の増大へは
必ずしも結びつかない
需給関係が安定していれば
価値の変動は起きない
温室効果ガスの増加が
原油相場の下落によって
深刻化した
という報告は
今のところ
未だ
ない
中国市場から
資本の大量流出が始まり
よりコストの低い石炭の需要が
大陸では底堅く残された
これが北京で大気汚染を深刻化させ
海外企業を撤退させる
二次的動因を構成するようになっている
国際政治の場に於ける
産油国同士の見えない駆け引きが
原油相場の長期的下落を誘導し
資本量をすべての市場から
減らす効果を
国際経済全体へと与えている
一連の変化に絡んでいる共通する項目
は
ドルが戦後身に着けるようになった
過剰流動性というもの
それ以外に
何一つ存在しない
低金利の時代に
資本調達は容易なのだが
金利の調節が可能な時代へと戻れば
量的緩和をする必要性は
直ちに消滅する
金利の制御を中央銀行ができなくなった
ということが
質的緩和から
量的緩和へと
スタンスを変更させた
日銀総裁がある日唐突に使い始めた
「質的・量的緩和」という表現から
日銀自体に
問題認識能力がなくなっている
という事実が明らかとなった
質的緩和が不可能な
ゼロ金利となっていなければ
量的緩和は
本来やる必要がない行為
両者を並列で論じるほど
愚かなことはない
己の無能ぶりを
その行為が証明した
ということになるからである
その一方的な値下がりは
アメリカにとって
敵対する勢力
つまり
宗教国家となることを目指す
中東のテロ組織
が目指すイスラミックステートと
そこに資本供給することを通じて
反米勢力を集約し
増長させてきた
OPECに組み込まれている一部
からなる
既存の中東地域に於ける
旧来の産油国群
と
地下資源を周辺諸国へと供給することで
国家の主要な経済を成り立たせている
枢要な新興勢力
となったロシア
及び
南米系の反米国家群
の経済力を抑制する対象とした
アメリカによる攻撃
であることを意味する
地下資源の需要が
中国経済の減退基調へと変化した
ことをきっかけとする
原油相場の行方を左右する
役割を担ってきた
WTIを擁する米政府が
シェール革命を起点とする
資源コストの低下
という新潮流の発生
を好機とみて
資源国同士の経済戦争
へと
石油消費国のすべてを巻き込み
経済から成長という概念を
奪うことになる行為を
戦略として
積極的にとらせる事態
が産み落とされた
石の中にあることから
そう呼ばれている石油を
高圧の水で
抽出する新開発の方法を武器
とする意思を固めた
米政府はひたすら
原油コストを引き下げる方向へと
原油相場を
低値誘導し続けてきたことによって
自国の株式相場に於いても
エネルギー関連株の
長期下落を急がせた
市場に先安観がある限り
中間在庫が積み上がる
という変化は
絶対に
おきない
取引業者が関与していない
地下資源の流通市場では
コストアップを導いていた力
とは反対の
コストダウンを急がせる力
が新しく働きはじめる
保有しているだけで損失
となることが分かっている資産
である地下資源の在庫を
徒に増やそうとする行為は
とりもなおさず
資本の消滅を意味する
ことであるからだ
これとまったく同じ経過が
日本で見られたことがある
それは
バブル経済を崩壊させた
不動産流通業者と金融機関とが
中間在庫を仕入れさせる
下地を別途
つくりだすことによって
不動産購入を検討している消費者が
実際に契約するまでの間
便宜的に暫時
在庫を仕込んでおく
慣習を成り立たせていた
時代に通有して
観察されていたことである
不動産業界の流通業者などが
資産を一時的に保有するシステムが
物件価格の上昇を急がせる
最大の動力源となっていた
バブル経済の発生機序を
未だに
まったく知らない
国会と政府内閣とが
当時
投機的傾向を強めていた
不動産関連の取り引き全般で
生じるようになっていた
価値の上昇が生むその熱を
急ぎ冷まそうとして
資本の供給を
暫定的に断ち切る政策を
実施した
この措置のことを
不動産融資の総量規制という
必要な資本の追加供給
が完全に止まってしまったことから
中間在庫を増やすことができなくなった業界は
手持ちの物件を処分しなければ
新たな仕入れを行うことが
できなくなった
そこで売り物が増えていくこととなり
業者が仕込んでいた中間在庫は
積み増しから逆転し
売り急ぎ
へと変化してしまうようになり
先安観
を
不動産流通市場の参加者へと与えたことにより
上昇スパイラルだったものが
下降スパイラルへと
俄かに転化する事態を生んだ
流通価格はこれにより自動的に軟弱化し
制度が実施された90年四月後半頃から
下降基調へと緩やかに遷移した
それまで決して値下がりしない
とされてきた土地神話
はその後脆くも崩れ去り
不動産取引は一気に反転し
一方的な下落へと転じたのだが
霞が関と永田町が
異変の意味に気付いたのは
その後だった
これが不作為の三年へと繋がった
ということが
日本経済に回復不能な傷となった
この時の国会の不明が
国民の不幸を増幅する
誤った政策
を際限なく
とり続けさせることとなっていく
保有しているだけで
どんどん値上がりしていた物件の価格は
反対に
持っているだけで損失を生む
不良資産へと変化し
金融機関は不良債権を
大量に抱え込んで
合従連衡することを
迫られた
金融機関は目減りした担保価値
を埋め戻さなければならなくなり
貸し剥がしと貸し渋りが
当時の流行語となったのである
欠損した担保価値の補填を融資先に迫り
消費者は購入した物件を
値下がりした価格で
損を承知で売却する
破目へとひとしく陥った
このメカニズムを成り立たせていた
中間在庫というバッファが
利益の増加を促していた時代に
バブル経済は成長することができ
利益の減少を現実化させる時代の到来が
バブル経済を
一瞬
で崩壊させた
中間在庫が果たしていた
価値を高める機能に
当時気づいていた者は
指導的階級に皆無であった
一部の経済通の間でのみ
流通業者が
自発的に仕込んでいた
中間在庫を
仮需と呼ぶようになっており
消費者が実際に購入した段階で
利益を確定させたことを
実需と呼んだ
日本で起きた不動産市場でおきていた
バブル経済とは
実需を仮需が引っ張ることで
投資を投機へと発展させ
資本の移動を
中間在庫が促進する
というメカニズムを成り立たせ
それが上昇機運を導いて
投資が投資を呼ぶ展開
を生み出していた
原油相場の下落基調という変化には
この経過と同様に
保有しているだけで
資産価値が勝手に減る
事態が
中間在庫の仕入れに
流通業者を慎重な姿勢をとらせ
先物市場で先安観を強化した
不動産バブルは値上げ競争だったが
原油相場の継続的な下落傾向は
それで利益を得ることになる
米政府が
執拗な値下げ競争
を導いて
敵対勢力の経済力に打撃を与える
という目的が十分に達成される時
がくるまで
つづくことだろう
原油採掘コストは旧勢力にとっては
有利なのだが
シェール革命の推進者である
アメリカにも低コストで
採掘が可能な原油があることから
先般
これを放出する決定を下したアメリカが
コスト競争力を高めて
値下げ圧力をより強化した
という経過が産み落とされた
地下資源の相場は
需給がほぼ安定しているものであるため
コストダウン競争をアメリカが急がせても
需要の増大へは
必ずしも結びつかない
需給関係が安定していれば
価値の変動は起きない
温室効果ガスの増加が
原油相場の下落によって
深刻化した
という報告は
今のところ
未だ
ない
中国市場から
資本の大量流出が始まり
よりコストの低い石炭の需要が
大陸では底堅く残された
これが北京で大気汚染を深刻化させ
海外企業を撤退させる
二次的動因を構成するようになっている
国際政治の場に於ける
産油国同士の見えない駆け引きが
原油相場の長期的下落を誘導し
資本量をすべての市場から
減らす効果を
国際経済全体へと与えている
一連の変化に絡んでいる共通する項目
は
ドルが戦後身に着けるようになった
過剰流動性というもの
それ以外に
何一つ存在しない
低金利の時代に
資本調達は容易なのだが
金利の調節が可能な時代へと戻れば
量的緩和をする必要性は
直ちに消滅する
金利の制御を中央銀行ができなくなった
ということが
質的緩和から
量的緩和へと
スタンスを変更させた
日銀総裁がある日唐突に使い始めた
「質的・量的緩和」という表現から
日銀自体に
問題認識能力がなくなっている
という事実が明らかとなった
質的緩和が不可能な
ゼロ金利となっていなければ
量的緩和は
本来やる必要がない行為
両者を並列で論じるほど
愚かなことはない
己の無能ぶりを
その行為が証明した
ということになるからである