世界中の政治指導者に
政治資質
というものが不在
となっている時代には
国家は
それぞれに定められている
その方式の通り
勝手に衰える
世界の現状は
逼迫した状態にあり
どこを向いても
不安定な世相
を反映して
未解決の課題を
あまた積み残す
様相を深めつつある
健全な判断能力というものは
浩瀚な思考
の裏付けに基づく
合理的な選択
の関与
を
を前提とする
思考力は遊びを通じて養われ
その経験の累積が
交渉事の場で
取捨選択を容易にし
意識を進化させ
納得のいく解
を見つけだす
糧となる
日本の国会では
いま
複数の隣国から威圧された
というだけのことで
憲法解釈を
柔軟にするための算段
を整えようと腐心し始め
状況の変化
に即応できるよう
予め行動の制約を
最小限のレベルへと
引き下げるよう
内閣が旗を振る姿が
顕著となった
今では
特定の勢力による
身勝手な法解釈
が
独善的に通用する
という風潮さえ
通用する
時代となった
幼少期に於いて
熱心に遊ぶための時間
を捨てるよう
周辺から一斉に迫られた子供たちは
知識量で個人を差別化する
という習慣を受け容れ
自らの本心が決して望まない
進学と就職を容易にするための
教育制度へと
率先して組み込まれていくことを
社会から求められていることに
異を唱えず
自発的にシステム内部へと
突入していくことが
教育の眼目
だと信じ込まされている
高等教育を受ければ受けるほど
知識の量は応分に増えるのだが
それがもつ生来の本義
を考慮するための時間が
反対に顧慮されなくなっていき
思考力を錬磨するための工夫
を凝らす機会を減され
自動人形
のように
社会制度を構成する一成分
へと自らを他動的に追い込んでいく
生活を是としてきた
一元的に標準化された
単一の
思考
を互いに確認し合うその過程で
判断の正当性を
自発的に納得する
という習慣が
東大紛争後の教育改革の結果として
作りあげらられてきた
学生は教育制度に対して
必要以上に従順となり
批判精神をもつ自由を
手放した
いまでは
世界に誇るべきその憲法を
国会が骨抜きにする
その方法を編み出すことに成功し
戦闘能力を国が身に着けていながらもなお
戦力の不保持を内外に誇っている
という奇異な政治姿勢を一般化させた
指導者がもつべき
判断能力に有効性が不在なら
望ましからざる結果を
ひとり善と信じて
勝手に導こうと努めようとする
経過を残す
先の大戦の開始
がまさしく
そうだった
その終焉が被爆体験の強要だった
ということが
独善の結果として今に残された
歴史の経過がもつ意味を
とりわけ
日ノ本の民は
自戒するようになったのだったが
戦後70年となる今年
顛末を忘れて
居丈高に振る舞おうと努めるその姿こそ
ま こ と に あ は れ
開戦前夜
補給路を連合国によって
すべて断たれた当時の日本が
国際連盟を離脱して
真珠湾攻撃を行うようになったのは
日本包囲網を設えた当時の米政権
の思惑に
ものの見事に嵌められてしまった
指導者たちのもつ自意識の高揚
と
それを齎した認識不足
の相乗効果による
不毛な結果
アメリカはそれと同じことを
ウクライナを巡るロシアに対して
またしても
実行した
国会の成員の多くは
核の傘がなければ
不安で眠ることもできない
ほどの心配症を患っている
脅されると
心細さでいっぱいになる
というありさま
は国民のよく知るところ
臆病者は真っ先に身構える
それこそが弱点の所在を
如実に教える行為なのだが
頓着せずに
勝手に反応してしまうからこそ
虐げられる身分となることを
周囲から迫られる
いじめの構造と
それはよく似ている
遊びを通じて駆け引きの機微を鍛えられてきた
諸外国の政治指導者たちとは
較べものにならないくらい
駆け引きを鍛錬する機会を
日本では教育制度が奪っていた
敵が不在
という長い時間が
外交交渉をするための能力を
この国から奪ってきた
想定外の反撃を受け
面喰ってたじろぎ
うろたえてしまう
のは弱き者の通弊なのだ
たとえ世に優れた憲法
があったとしても
それが優れた武器になる
ということをまったく理解しようとせず
力で世の中を平定してきたアメリカに
ひたすら頼る
コバンザメ様の
依存する暮らしで
これまで満ち足りてきた
そこには自立志向という国の姿勢は
微塵も窺えない
中国に公船による領海侵犯
を有効だと思わせてきたのは
日本側の姿勢にある
戦略思考の不在と
それによる軟弱な態度
単純極まりない威圧目的の脅しにさえ
震え上がり
実績のある憲法すら変えてしまいたい
と思わせた中国のとった戦略は
日本政府がもつ固有の弱点を
率先して詳らかしてみせた
という点で
有効なものとなっている
臆病者は己の弱点
をよく承知しているが故に
その部分を真っ先に隠そうとする
だが
その行為が
ウィークポイントの所在を
敵に自ら明かす
ということになるのを
遊びを通じて培ってきた戦略思考で
見通している相手にとって
却って増長させる最大の動因
ともなっていることに
まだ一向に気づかない
日本の政治家が臆病風に吹かれていると
最もされたくないことを
相手の国は好んでする
駆け引きとはそういうこと
臆病者にとって
平和憲法は
弱点としてしか
目に映らないものなのだ
同じ弱点を
攻撃ツールとして使えば
相手の土俵を変える効果が
すぐに得られる
同じ土俵で戦っているうちは
膠着状態へとはまり込み
力による消耗戦へと
必然的に発展する
このパターンは
歴史の通例となっている
憲法解釈を柔軟にする
という日本風のアレンジは
政府の脆弱性を却って鮮明に露呈させ
国民を一層不安な状態へと
追い落とす
その効果が顕著であればあるほど
同じ内容の攻撃を
相手の国に繰り返し
執拗に
続けさせることになっていく
相手の弱点を知れば
戦況は逆転する
力に対して力で応じていたのでは
過去の歴史を繰り返えすのみ
不毛な結果にしかならないことなど
避け
経済発展を共に目指す立場へと戻るなら
小異に拘る必要は
消滅する
戦略意識のない政府を
威圧すれば効果的
だと相手に思わせてしまったということが
対米依存をより募らせ
真の独立を
日本政府に遠ざけさせた
最大の原因
戦後復興の途上で
フランスの大統領となっていた
ド・ゴール将軍は
貿易代金の決済を
アメリカの通貨であるドルではなく
正貨としての金でするよう
兌換をアメリカに求めた
貿易大国であればあるほど
金の保有率は自動的高くなる
ドルを基軸通貨の地位から追い落とし
フランを基軸通貨へと昇格させる効果が
短期間で得られる
という点に着目したことが
後のドルショックへと繋がっていくことなり
アメリカをして金本位制から
一方的に離脱させた
そのきっかけとなったのである
物理戦へと持ち込むのではなく
頭脳戦へと持ち込んだ
ということが
アメリカに青天井で
ドル通貨の発行を
可能ならしめた
知識の量をどんなに高めても
高度な政治判断など
およそ俗人には不可能
知識の質的向上が
国際経済の発展に寄与した
という事例に学ぶべきだろう
金本位制は特定の鉱物資源の絶対量
という上限に資本の移動を縛っており
経済規模を拡大することに
限界を与える元凶となっていた
ド・ゴールの頭脳的謀略と
アメリカのそれを超えた知性とが
70年代以降の国際経済を
急速に発達させ
信用経済を生み出して
制限のない金融市場による
活発な市場経済化を
短期間で成り立たせるよう
はたらいた
まさに勿怪の幸い
というべきことであったのだが
それが資本の論理を追い詰める契機
となっていくことを
知識階級が
これから一斉に知る
その時が近づいている
途中経過を眺めると
世界は格差社会の拡大に苦しみ
貧困を起源とする破戒活動
を正当化するための信仰を根拠にした
個人の意思によらない
集団的なバイアスを先鋭化させ
社会資本の喪失を急ぐ
様相を次第に強めるようになっていく
武器を持たないという優越性を捨て
武器に手を伸ばすことを是
とするあらたな憲法解釈と
対米依存の強化とで
外圧をカワそうとするその政治姿勢は
あまりも下劣で
且つみすぼらしい
やればできていた
エネルギーの自給自足体制
の確立をなおざりにしてきたそのツケが
安全保障政策の強化を
いまになって急がせる
環境復元能力を持つ
優れたエネルギーの開発を優先していれば
地下資源を巡る軋轢の一切
とは無縁であった
エネルギーコストがゼロ
ならば
あらゆる既存のエネルギーを
その性能に於いて
凌駕する
小さな電力を増幅するシステムに着目すれば
エネルギーだけでなく
必要なものすべて
を自給自足する体制の構築は
夙に実現していたことだろう
国の劣化は
国会の劣化に同じ
国会の劣化は
教育の劣化にひとしい
思考力を鍛錬するには
幼少期に好きなだけ
遊ばせること以外に
有効な方法は
ない
教育の高度化が
国民から思考力を奪い
十分に機能していた憲法に
勝手な解釈を許して効能を狭め
地下資源に執着して
自らを被爆させた国のもつ当該兵器に
国民を頼らせることを
社会通念として一般化させてきた
批判精神の欠如という事態も
思考力の不在が起源
諸悪の根源は
答えが用意されていることしか扱わない
教育のあり方
にある
政治資質
というものが不在
となっている時代には
国家は
それぞれに定められている
その方式の通り
勝手に衰える
世界の現状は
逼迫した状態にあり
どこを向いても
不安定な世相
を反映して
未解決の課題を
あまた積み残す
様相を深めつつある
健全な判断能力というものは
浩瀚な思考
の裏付けに基づく
合理的な選択
の関与
を
を前提とする
思考力は遊びを通じて養われ
その経験の累積が
交渉事の場で
取捨選択を容易にし
意識を進化させ
納得のいく解
を見つけだす
糧となる
日本の国会では
いま
複数の隣国から威圧された
というだけのことで
憲法解釈を
柔軟にするための算段
を整えようと腐心し始め
状況の変化
に即応できるよう
予め行動の制約を
最小限のレベルへと
引き下げるよう
内閣が旗を振る姿が
顕著となった
今では
特定の勢力による
身勝手な法解釈
が
独善的に通用する
という風潮さえ
通用する
時代となった
幼少期に於いて
熱心に遊ぶための時間
を捨てるよう
周辺から一斉に迫られた子供たちは
知識量で個人を差別化する
という習慣を受け容れ
自らの本心が決して望まない
進学と就職を容易にするための
教育制度へと
率先して組み込まれていくことを
社会から求められていることに
異を唱えず
自発的にシステム内部へと
突入していくことが
教育の眼目
だと信じ込まされている
高等教育を受ければ受けるほど
知識の量は応分に増えるのだが
それがもつ生来の本義
を考慮するための時間が
反対に顧慮されなくなっていき
思考力を錬磨するための工夫
を凝らす機会を減され
自動人形
のように
社会制度を構成する一成分
へと自らを他動的に追い込んでいく
生活を是としてきた
一元的に標準化された
単一の
思考
を互いに確認し合うその過程で
判断の正当性を
自発的に納得する
という習慣が
東大紛争後の教育改革の結果として
作りあげらられてきた
学生は教育制度に対して
必要以上に従順となり
批判精神をもつ自由を
手放した
いまでは
世界に誇るべきその憲法を
国会が骨抜きにする
その方法を編み出すことに成功し
戦闘能力を国が身に着けていながらもなお
戦力の不保持を内外に誇っている
という奇異な政治姿勢を一般化させた
指導者がもつべき
判断能力に有効性が不在なら
望ましからざる結果を
ひとり善と信じて
勝手に導こうと努めようとする
経過を残す
先の大戦の開始
がまさしく
そうだった
その終焉が被爆体験の強要だった
ということが
独善の結果として今に残された
歴史の経過がもつ意味を
とりわけ
日ノ本の民は
自戒するようになったのだったが
戦後70年となる今年
顛末を忘れて
居丈高に振る舞おうと努めるその姿こそ
ま こ と に あ は れ
開戦前夜
補給路を連合国によって
すべて断たれた当時の日本が
国際連盟を離脱して
真珠湾攻撃を行うようになったのは
日本包囲網を設えた当時の米政権
の思惑に
ものの見事に嵌められてしまった
指導者たちのもつ自意識の高揚
と
それを齎した認識不足
の相乗効果による
不毛な結果
アメリカはそれと同じことを
ウクライナを巡るロシアに対して
またしても
実行した
国会の成員の多くは
核の傘がなければ
不安で眠ることもできない
ほどの心配症を患っている
脅されると
心細さでいっぱいになる
というありさま
は国民のよく知るところ
臆病者は真っ先に身構える
それこそが弱点の所在を
如実に教える行為なのだが
頓着せずに
勝手に反応してしまうからこそ
虐げられる身分となることを
周囲から迫られる
いじめの構造と
それはよく似ている
遊びを通じて駆け引きの機微を鍛えられてきた
諸外国の政治指導者たちとは
較べものにならないくらい
駆け引きを鍛錬する機会を
日本では教育制度が奪っていた
敵が不在
という長い時間が
外交交渉をするための能力を
この国から奪ってきた
想定外の反撃を受け
面喰ってたじろぎ
うろたえてしまう
のは弱き者の通弊なのだ
たとえ世に優れた憲法
があったとしても
それが優れた武器になる
ということをまったく理解しようとせず
力で世の中を平定してきたアメリカに
ひたすら頼る
コバンザメ様の
依存する暮らしで
これまで満ち足りてきた
そこには自立志向という国の姿勢は
微塵も窺えない
中国に公船による領海侵犯
を有効だと思わせてきたのは
日本側の姿勢にある
戦略思考の不在と
それによる軟弱な態度
単純極まりない威圧目的の脅しにさえ
震え上がり
実績のある憲法すら変えてしまいたい
と思わせた中国のとった戦略は
日本政府がもつ固有の弱点を
率先して詳らかしてみせた
という点で
有効なものとなっている
臆病者は己の弱点
をよく承知しているが故に
その部分を真っ先に隠そうとする
だが
その行為が
ウィークポイントの所在を
敵に自ら明かす
ということになるのを
遊びを通じて培ってきた戦略思考で
見通している相手にとって
却って増長させる最大の動因
ともなっていることに
まだ一向に気づかない
日本の政治家が臆病風に吹かれていると
最もされたくないことを
相手の国は好んでする
駆け引きとはそういうこと
臆病者にとって
平和憲法は
弱点としてしか
目に映らないものなのだ
同じ弱点を
攻撃ツールとして使えば
相手の土俵を変える効果が
すぐに得られる
同じ土俵で戦っているうちは
膠着状態へとはまり込み
力による消耗戦へと
必然的に発展する
このパターンは
歴史の通例となっている
憲法解釈を柔軟にする
という日本風のアレンジは
政府の脆弱性を却って鮮明に露呈させ
国民を一層不安な状態へと
追い落とす
その効果が顕著であればあるほど
同じ内容の攻撃を
相手の国に繰り返し
執拗に
続けさせることになっていく
相手の弱点を知れば
戦況は逆転する
力に対して力で応じていたのでは
過去の歴史を繰り返えすのみ
不毛な結果にしかならないことなど
避け
経済発展を共に目指す立場へと戻るなら
小異に拘る必要は
消滅する
戦略意識のない政府を
威圧すれば効果的
だと相手に思わせてしまったということが
対米依存をより募らせ
真の独立を
日本政府に遠ざけさせた
最大の原因
戦後復興の途上で
フランスの大統領となっていた
ド・ゴール将軍は
貿易代金の決済を
アメリカの通貨であるドルではなく
正貨としての金でするよう
兌換をアメリカに求めた
貿易大国であればあるほど
金の保有率は自動的高くなる
ドルを基軸通貨の地位から追い落とし
フランを基軸通貨へと昇格させる効果が
短期間で得られる
という点に着目したことが
後のドルショックへと繋がっていくことなり
アメリカをして金本位制から
一方的に離脱させた
そのきっかけとなったのである
物理戦へと持ち込むのではなく
頭脳戦へと持ち込んだ
ということが
アメリカに青天井で
ドル通貨の発行を
可能ならしめた
知識の量をどんなに高めても
高度な政治判断など
およそ俗人には不可能
知識の質的向上が
国際経済の発展に寄与した
という事例に学ぶべきだろう
金本位制は特定の鉱物資源の絶対量
という上限に資本の移動を縛っており
経済規模を拡大することに
限界を与える元凶となっていた
ド・ゴールの頭脳的謀略と
アメリカのそれを超えた知性とが
70年代以降の国際経済を
急速に発達させ
信用経済を生み出して
制限のない金融市場による
活発な市場経済化を
短期間で成り立たせるよう
はたらいた
まさに勿怪の幸い
というべきことであったのだが
それが資本の論理を追い詰める契機
となっていくことを
知識階級が
これから一斉に知る
その時が近づいている
途中経過を眺めると
世界は格差社会の拡大に苦しみ
貧困を起源とする破戒活動
を正当化するための信仰を根拠にした
個人の意思によらない
集団的なバイアスを先鋭化させ
社会資本の喪失を急ぐ
様相を次第に強めるようになっていく
武器を持たないという優越性を捨て
武器に手を伸ばすことを是
とするあらたな憲法解釈と
対米依存の強化とで
外圧をカワそうとするその政治姿勢は
あまりも下劣で
且つみすぼらしい
やればできていた
エネルギーの自給自足体制
の確立をなおざりにしてきたそのツケが
安全保障政策の強化を
いまになって急がせる
環境復元能力を持つ
優れたエネルギーの開発を優先していれば
地下資源を巡る軋轢の一切
とは無縁であった
エネルギーコストがゼロ
ならば
あらゆる既存のエネルギーを
その性能に於いて
凌駕する
小さな電力を増幅するシステムに着目すれば
エネルギーだけでなく
必要なものすべて
を自給自足する体制の構築は
夙に実現していたことだろう
国の劣化は
国会の劣化に同じ
国会の劣化は
教育の劣化にひとしい
思考力を鍛錬するには
幼少期に好きなだけ
遊ばせること以外に
有効な方法は
ない
教育の高度化が
国民から思考力を奪い
十分に機能していた憲法に
勝手な解釈を許して効能を狭め
地下資源に執着して
自らを被爆させた国のもつ当該兵器に
国民を頼らせることを
社会通念として一般化させてきた
批判精神の欠如という事態も
思考力の不在が起源
諸悪の根源は
答えが用意されていることしか扱わない
教育のあり方
にある