図に乗った北朝鮮には 放置プレイがなによりもふさわしい
人口2200万程度の小国を
あれほど調子に乗せてしまったのは アメリカという国
東アジアに適度の緊張が保たれていれば
日本は アメリカの下僕となる道を好んで選ぶ
そんな政治風土が 戦後 連綿として作られていた
平和憲法を日本が遵守するようになったなら
アメリカの負担は たちまち巨額なものとなる
だが
日本の繁栄は 軍事予算を減らすことで高められていたはずなのだ
選択を誤ったこの時の判断の底の浅さというものが
北朝鮮に いま
核を持つことを可能にしたといえるだろう
アメリカの強大な軍事力を日本に見せ付けておくためには
何をするか分からない不気味な国が
東アジアのどこかにできていることが望ましいことだった
北朝鮮がその対象となる前の時代には
中国がその脅威の対象となる国だとされていた
ドル経済圏が拡大していったことから
この手を使うことができなくなったアメリカは
北朝鮮を悪の枢軸として追い詰めることで
対抗上
核をもたざるを得なくなるように配慮した
その結果
日本の国民は憲法の改正を考慮するようになり
外貨準備高で米国債をせっせと買い込むようになっていった
日本を飼い殺しの状態にしておくために
米政府がやってきたことはたくさん ある
その背景を知らない歴代の政治指導者たちが
この国とその民の暮らしを粗末なものへと変えてしまった
アメリカの言いなりになりたがる政治家の一群と
それを肯定的に報じてきたマスメディアとの合作で
この国の外交問題の多くが捻じ曲げられ
国民は真相を知る機会を奪われていった
為替市場は基軸通貨の発行権をもつアメリカだけを富ませ
その他のすべての国から固有の資産を奪ってきた
石油が欲しい国では ドルを買って決済しなければならない
ドルの需要は 石油消費国によって高めることができるもの
ドル余り現象とは このようなメカニズムによって生み出されてきた結果の一つ
ドル安政策は その手段となったものだった
ドルの需要が高まっているときにドルの供給を制限すれば
通貨価値は否応なしにドル高外貨安となる
これをアメリカが避けるためには
需要を超えた供給を実施すればよい
基軸通貨の発行国には 特別の優位性が与えられているのだ
為替市場を制御することができる立場のアメリカは
それをファンダメンタルズの結果だとして今日に至っている
このカラクリに気付かなかったすべての国が
金融システムの不信を起源とする世界同時不況へと陥ったのだった
ドル安政策は ドル建ての債務を軽減する効果がある
世界に買わせた米国債は
時の経過とともに
ドル安効果で債務残高を圧縮させていくのみとなる定め
外貨高となっている為替市場では
ドル建ての保有資産を処分することができないのだ
これほど債権者に不利で債務者に有利な制度は
他に ない
この不平等で不公平な経済モデルを受け入れているのは
アメリカの行為の裏にあるものが世界に見えていなかったからである
アメリカは世界にドルを売りつけてきた収益で
自らの軍事力を強化してきた
平和の実現が一向に成らなかったのは
アメリカの思惑を疑う国が
一つとして登場しなかったからなのだ
ドル経済圏の拡大は 軍事的緊張をも拡大する
世界中から富を掻き集めてきた米政権は
それで満足することはなかった
軍事費の負担割合を軽減するために
同盟諸国に軍事力を強化するよう働きかけていたのである
日本に対しては北朝鮮の不気味さを利用して
軍事力の確保が必要だと国民すべてに信じ込ませようと謀っていた
そのアメリカの都合を無視して
北朝鮮が暴走を始めてしまったのが 二度目の核実験の実施であった
日本が動揺すればするほど
北朝鮮はアメリカをより強く制御できると確信している
アメリカのとってきたこれまでのあざとい態度が
核の拡散を促し
日本政府の蒙昧ぶりを隠そうとしなかったその愚かで無批判な姿勢こそが
北朝鮮をことさら増長させることとなったのである
防衛のための軍事力は 攻撃に使えないものなのだ
合理的理由のない攻撃は 全世界を敵に回すだけのこと
法則を理解していればこそ
より攻撃的な姿勢を敢えてとっているように見せなければならなかった
北朝鮮に核エネルギーを与えたという過去の事実が
国際社会に緊張を走らせたのだ
そんなことをアジアの小国に許してきたのが
これまでの報道機関がとっていた態度なのだった
豚インフルエンザでも 過剰な反応を誘導していた事実がある
実効なき温暖化防止対策でも
二酸化炭素の排出量を増やすという結果を生み出し
核とミサイルの示威行動を報じるその姿勢が
無用の緊張を全世界へと与えることとなったのだった
アメリカ単独の経済破綻に過ぎなかったものを
世界同時不況へと追いやったのも
報道機関のとっていたその態度
国際金融システム全体に
いらざる不信を徒に募らせることとなった
報道機関が健全性を速やかに取り戻し
しっかりとした哲学をもって
軸足ですっくと立つようになれば
不具合の多くは 雲散霧消していたはずなのだ
ジャーナリズムが権威として振る舞うようになったときから
一元的な認識を正統とし
それをもつよう人類に強制するようになっていった
結果として機能不全を引き起こしたのが
先の世界同時不況という顛末となったもの
この星の文明は 自ら
滅び去る道を選択したということを
後になってから悟るのだ
現実に起きていることを是とし
問題に気付こうともしない政治指導者を支持する国民の不幸は
悔やむことさえしないという日々の果てに得た
緩慢に衰弱する以外に残された道がない というこの点にある
人口2200万程度の小国を
あれほど調子に乗せてしまったのは アメリカという国
東アジアに適度の緊張が保たれていれば
日本は アメリカの下僕となる道を好んで選ぶ
そんな政治風土が 戦後 連綿として作られていた
平和憲法を日本が遵守するようになったなら
アメリカの負担は たちまち巨額なものとなる
だが
日本の繁栄は 軍事予算を減らすことで高められていたはずなのだ
選択を誤ったこの時の判断の底の浅さというものが
北朝鮮に いま
核を持つことを可能にしたといえるだろう
アメリカの強大な軍事力を日本に見せ付けておくためには
何をするか分からない不気味な国が
東アジアのどこかにできていることが望ましいことだった
北朝鮮がその対象となる前の時代には
中国がその脅威の対象となる国だとされていた
ドル経済圏が拡大していったことから
この手を使うことができなくなったアメリカは
北朝鮮を悪の枢軸として追い詰めることで
対抗上
核をもたざるを得なくなるように配慮した
その結果
日本の国民は憲法の改正を考慮するようになり
外貨準備高で米国債をせっせと買い込むようになっていった
日本を飼い殺しの状態にしておくために
米政府がやってきたことはたくさん ある
その背景を知らない歴代の政治指導者たちが
この国とその民の暮らしを粗末なものへと変えてしまった
アメリカの言いなりになりたがる政治家の一群と
それを肯定的に報じてきたマスメディアとの合作で
この国の外交問題の多くが捻じ曲げられ
国民は真相を知る機会を奪われていった
為替市場は基軸通貨の発行権をもつアメリカだけを富ませ
その他のすべての国から固有の資産を奪ってきた
石油が欲しい国では ドルを買って決済しなければならない
ドルの需要は 石油消費国によって高めることができるもの
ドル余り現象とは このようなメカニズムによって生み出されてきた結果の一つ
ドル安政策は その手段となったものだった
ドルの需要が高まっているときにドルの供給を制限すれば
通貨価値は否応なしにドル高外貨安となる
これをアメリカが避けるためには
需要を超えた供給を実施すればよい
基軸通貨の発行国には 特別の優位性が与えられているのだ
為替市場を制御することができる立場のアメリカは
それをファンダメンタルズの結果だとして今日に至っている
このカラクリに気付かなかったすべての国が
金融システムの不信を起源とする世界同時不況へと陥ったのだった
ドル安政策は ドル建ての債務を軽減する効果がある
世界に買わせた米国債は
時の経過とともに
ドル安効果で債務残高を圧縮させていくのみとなる定め
外貨高となっている為替市場では
ドル建ての保有資産を処分することができないのだ
これほど債権者に不利で債務者に有利な制度は
他に ない
この不平等で不公平な経済モデルを受け入れているのは
アメリカの行為の裏にあるものが世界に見えていなかったからである
アメリカは世界にドルを売りつけてきた収益で
自らの軍事力を強化してきた
平和の実現が一向に成らなかったのは
アメリカの思惑を疑う国が
一つとして登場しなかったからなのだ
ドル経済圏の拡大は 軍事的緊張をも拡大する
世界中から富を掻き集めてきた米政権は
それで満足することはなかった
軍事費の負担割合を軽減するために
同盟諸国に軍事力を強化するよう働きかけていたのである
日本に対しては北朝鮮の不気味さを利用して
軍事力の確保が必要だと国民すべてに信じ込ませようと謀っていた
そのアメリカの都合を無視して
北朝鮮が暴走を始めてしまったのが 二度目の核実験の実施であった
日本が動揺すればするほど
北朝鮮はアメリカをより強く制御できると確信している
アメリカのとってきたこれまでのあざとい態度が
核の拡散を促し
日本政府の蒙昧ぶりを隠そうとしなかったその愚かで無批判な姿勢こそが
北朝鮮をことさら増長させることとなったのである
防衛のための軍事力は 攻撃に使えないものなのだ
合理的理由のない攻撃は 全世界を敵に回すだけのこと
法則を理解していればこそ
より攻撃的な姿勢を敢えてとっているように見せなければならなかった
北朝鮮に核エネルギーを与えたという過去の事実が
国際社会に緊張を走らせたのだ
そんなことをアジアの小国に許してきたのが
これまでの報道機関がとっていた態度なのだった
豚インフルエンザでも 過剰な反応を誘導していた事実がある
実効なき温暖化防止対策でも
二酸化炭素の排出量を増やすという結果を生み出し
核とミサイルの示威行動を報じるその姿勢が
無用の緊張を全世界へと与えることとなったのだった
アメリカ単独の経済破綻に過ぎなかったものを
世界同時不況へと追いやったのも
報道機関のとっていたその態度
国際金融システム全体に
いらざる不信を徒に募らせることとなった
報道機関が健全性を速やかに取り戻し
しっかりとした哲学をもって
軸足ですっくと立つようになれば
不具合の多くは 雲散霧消していたはずなのだ
ジャーナリズムが権威として振る舞うようになったときから
一元的な認識を正統とし
それをもつよう人類に強制するようになっていった
結果として機能不全を引き起こしたのが
先の世界同時不況という顛末となったもの
この星の文明は 自ら
滅び去る道を選択したということを
後になってから悟るのだ
現実に起きていることを是とし
問題に気付こうともしない政治指導者を支持する国民の不幸は
悔やむことさえしないという日々の果てに得た
緩慢に衰弱する以外に残された道がない というこの点にある