こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

破 局 以 前

2013-06-30 07:24:15 | Weblog
有害な地下資源を

進化した文明が

必要としなくなったとき

決済手段としてのドルは

一介のローカル通貨へと戻され

通貨交換の反応場

である為替市場は

環境負荷のない

あたらしくエネルギーを供給する能力を持った

ある国

の通貨を中心とする

国際経済の中核的存在となる


地下資源の燃焼が有害物質を量産し

それが

地球の環境条件に温室効果を与え

穏やかで安定していた気候を

凶暴化させるようになった


温暖化が有害なものであることを分かっていながら

人類は地下資源にとって代わるエネルギーモデルを

提案することができずにいる

迷妄の時代は既にながい

既存の方法より環境的に優れていても

経済的に劣ったままのモデルなら

それは代替能力に欠ける新エネルギーが増えた

というだけのこと

その代表的なものは

自然エネルギーと呼ばれている


経済合理性に欠ける新電源のすべては

既存の交流電源に依存することでしか

存在することが許されない

電力会社に発電した電気を買い取って貰わなければ

導入した設備を償却することもできない


交流の送電ネットワークは

発電出力の調整をすることが

そもそもできない

発電機の回転数は予め決められており

発電量を減らそうとすると

周波数にまでその影響を及ぼす


安定しない周波数は

無効電力を増やすだけでなく

電力の品位を大きく損ない

電気製品を制御するための信頼性を

即座に失わせる


どんなに再生可能エネルギーを増やしても

また消費者が電力消費を大いに減らしたとしても

業界が生み出している二酸化炭素を

減らす基本的能力が

その行為には欠けていた


その事実を業界が公表してこなかったということが

温暖化防止対策に投じられた国家予算の殆どから

実効性を奪い去り

無効な需要を創出しただけ

という状態に終始させていた


投資で有効需要が生み出されていなかった

ということが

国の経済成長にブレーキをかけ

いつまでも終わらない循環型のデフレに

企業と国民をそれぞれ

同時に苦しませている


その長年の徒労の果てに

膨大な規模の借金が

国の財政へと残された


国民は新たに太陽光付加金を支払うよう義務付けられ

電力会社が買い取った電力を

地底へとただ捨て去る

その行為を続けさせる目的で

一律の負担を強いられるようになったのだった

電力会社がこの経緯にかかる情報を

秘匿しつづけていたために

国と国民は劣化し続けていく一本道を

切り立った崖の淵へと向かって

黙々と歩き続ける

ことしかできなくなった


節電している時間に

発電で消費した資源の炭素量を掛けて

二酸化炭素を減らした実績とする

そんな卑怯な法律が事前に造られていた

国が集計するその積算値とは

実際に抑制された二酸化炭素を示すものではなく

発電で消費したとされる炭素量の単位で

温暖化を止めたことにする

という合意の上で成り立っているもの

これで二酸化炭素が実際に減っていたのなら

温暖化防止対策は奏功し

大気中の温室効果ガスの濃度は

間違いなく抑制されていた


現実をみると

二酸化炭素の濃度は抑制されるどころか

着実に増加の一途を辿っており

320ppm付近から

400ppm超へと

この15年間で

急激に加速するという傾斜を強めた


気象条件はその影響を受け

低気圧は発達して凶暴化し

降水量はその密度を増して

洪水の被害を世界各地に生み出した


地下資源を燃やすタイプのエネルギーモデルは

ドルの需要を増大させ

アメリカの経済を下支えする

というものでもあったのだった

石油とガスの決済はドルで行うことになっており

資源産出国は購買自由度の高い

汎用性に優れたドルでなければ

資源の輸出に応じない


国際経済全体は

市場の要請でアメリカが

過剰に供給したドルの影響を強く受ける

バブル経済の種はその結果として

世界各地の市場へと飛び散った


発行しすぎたドルは速やかに回収され

成長余力の高い新興市場へと投資されるものとなる

市場に投入されて姿を消す前のドルは

過剰流動性と呼ばれ

市場に吸収された後のドルは

ドル余り現象と呼ばれる変化を生み出した

リーマンショックはその果てに起きたもの

この時発生したドル経済圏に対する危機感が

あっという間にG20と呼ばれる

IMFに対する出資強化国の連合体

を生み出した


二年もたたないうちにユーロ危機が発生し

EU参加国全体で

金融支援をするための条件が模索され

危機的状況から緊急避難させるための

特別支援体制が実施された


アメリカがドルを過剰供給したことにより

ドル余り現象を世界各地の市場で発生させ

バブル経済の種をばら撒いた

真っ先に行き詰ったケースが

サブプライムローン市場であった


ドル経済圏の拡大は過剰流動性を拡大させるものとなり

地下資源を輸入する国の通貨を手に入れたドル資本に

ローカル市場で利益を計上するよう

圧力をかけるようになる

ドル資本が上陸した国では

過剰流動性による再投資が実施され

そこで獲得した収益のすべてが

国際金融資本の成績となる


富を生み出した市場へ資本が還元されることはなく

それ故に

ドルを買った国の市場は

流動性の厚みを失い

次第に枯れていく運命へと陥る

さだめ

これが貧困の蔓延を生み出しているメカニズム

エネルギー消費国は

必然的に財政を悪化させていかなければならず

その手段となる消費税の税率を

段階的に引き上げざるを得なくなる

富は北米大陸を目指して輻輳し

その一方で

貧困が普遍化されていくこととなる


ドル資本が収益の一部でも

ローカル市場に再投資するようになっていれば

その国の流動性は勢力を増し

産業を活発化させ

失業率を大幅に改善させていたはずである

バブル経済になっている市場が

その代表例


財政の悪化と失業率は

政府判断の不健全性を表す指標

政府がドル経済圏の向う先を察知していれば

経済関連の危機は顕在化せず

軟着陸させることは可能であった

穏やかな利益の分配が

繁栄による共存の関係を保障する枠組みを

形成させることはできていた


1%の成分が富の独占に執着しなければ

99%の逼迫は生まれない


過剰流動性を放置してきたアメリカは

ドル安政策の結果として

ドル資本が保有する外貨の通貨価値を一時的に高めさせ

価値を引き上げさせたその外貨で

値を下げたドルを効率よく

大量に買い戻す

国際金融資本(ドル資本)は

すべての資本移動ステージで

利をひたすら大きく積み上げる


ドルの供給者は

融通したドルを一旦回収しなければ

利益を算出して計上することが

できない

決算の好結果が次なる投資の糧となる


ドル安政策の結果として

一時的に高められた通貨もつ国の政府は

為替市場に介入して

大量のドルを買い

自国通貨の価値を引き下げざるを得なくなる

その時に買ったドルは当面使い道がなく

必然的にドル建ての公債へと向かう

これが米政府の予算の自由度を高め

イラク戦争当時の戦費拡大へと振り向けられていた

あの不毛なイラク戦争を

増税なしで6年以上も続けられる訳がない

その間

原油相場は5年以上に亘って高騰し続けていた

需給がひっ迫すればものの価値は増加する

原油の価格を決めるための指標が

アメリカのWTIだったということが

それを可能にした


その結果新たに政権を握った民主党のオバマの時代に

公債を発行するための枠が上限に達してしまうことなり

議会の承認が得られなければ

即破産

というあやうい議会運営を繰り返し強いられている

俗にいう財政の崖

というのがこれ


ドル建ての公債を最も多く持っているのは

中国の共産党政府

その次がこの日本

それはドル安政策の結果としておきたもの


過剰流動性はこのような変化を

国際経済と国際政治の反応場に

それぞれ同時に引き起こす

TPPはドル経済圏を自動的に拡大することから

アメリカにドルの追加供給を促す

貿易の自由化という名目で

ドルの供給権を拡大し

米政府に公債発行枠の上限を引きあげさせる

これがTPPに託されている

表に出せない隠れた効果


ドル経済圏の拡張を図らなければ

アメリカの財政は真っ先に破局を迎え

国際経済は惑星規模の巨額の損失を被る

たとえ温暖化が止まらなかったとしても

ドル経済圏が破たんするよりは

まし

国連の環境部会および

IMFの過去の言動などから

そのような思惑が

浮き彫りとなってみえてくる

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体 制 崩 壊 

2013-06-23 07:40:25 | Weblog
やがて確定するアベノミクス

が残したその教訓から

国民が何かを学びとることができたとき

あたらしい枠組みを基盤とする

繁栄に基づく平和

へと向かう

あたらしい道筋の上にある

健全な時代が

厳かに

やってくる


文明は学習することで

進化する

正しい認識は

不浄を排除し

よい結果だけを

連れてくる


既存の資本主義体制というものは

収穫を最大化することにのみ熱心で

市場が必要とするその他の隠れた成分を

視野の外へと追いやっている

目に見えないものは

そこにない

という訳だ


効率よく生産することができたとしても

それは一時的なもの

持続することのできない成長は

既存の枠組みそのものに

負の圧力をかけるものへと

ヘンゲする


1%の栄華が

99%の犠牲の上に成り立っているこの現況より

犠牲のない

100%の慎ましい繁栄の方が

余程よい


獲得した成果の分配率を

高度化していく一方となった資本制度は

貧困を普遍化して

市場全体を

やがて枯らしてしまうことになる

IMFはその時のためのセーフティネット

という役割を担うための組織


善と信じているこの資本主義体制が

自らの存立基盤である市場経済型の社会から

成長余地を短期間で奪い去る

用意されている結果を

時の経過に伴って

現実化させる

というだけのこと


利を求めるに急

という貪欲な資本の論理は

あとさき

を考えずに

眼下の利益だけを

わき目も振らずに

追いかける


市場に還元するものがゼロならば

そこは生産するための畑

としてのポテンシャルを失い

生産能力そのものを消す

という結果

が文明の到着を

いまや遅し

と待ち構えている


どんな市場でも

深耕と施肥

は不可欠

投資サイクルの成り立たない市場というものは

いずれにせよ

枯れて

活力のない場所となり

廃墟へと向かう


地下資源を輸入するその行為が

ドルの需要を拡大させたその末に

過剰流動性を生み出しただけでなく

温暖化する事態をも急がせている


ドルを買うために売り渡した自国の通貨は

ドル資本の手によって

ローカル市場へとそのまま再投資される

そこで得た収益のすべてが

ドル資本の成果となることから

収益の一部を市場に返して

次の収穫に備えることは

つまり

できない

一方通行のサイクルは

こうして生み出される


還元されることのない投資は

市場を早く枯らして

その国民を窮乏へと陥れる

貧困の蔓延

という事態はその経過を

眼前に映し出して見せるための仕掛け


エネルギーを確保するための資源輸入という行為が

ドル資本にローカル市場を占拠させるための

きっかけを与えている


地下資源を買おうとする国は

ドルで決済する義務を負わなければならない

自国通貨を売り渡して買ったドルで

資源を調達し

ガソリンなどを精製し

原油を直接燃やすことで

蒸気圧を高めて

電気エネルギーを取り出せるようにした

地下資源の燃焼で

経済活動を活発化させることができたとしても

その一方で

ドル資本による市場の占有を進めさせてしまうことから

総体的に国全体が貧しくなる

というメカニズムを発生させた


市場が生み出した利潤は

最終的にドルへと戻され

本国へと凱旋を果たす

市場に資本を滞留させておく余地もなければ

理由もない


遊ばせておく資本には意味がない

効率よく活用しなければ

利益を最大化することもできない

そのために市場全体が枯れたとしても

意に介さない

別の市場へ移動するまでのこと

そんなことを繰り返してきたのが

今の市場経済型自由主義的資本主義


地下資源を輸入した国は

ドル資本にその市場が生み出す利益をそっくり与え

流動性の厚みを自ら消して

率先して貧しくなる運命となる


これが資本の論理が辿りついた

その到達点


地下資源を燃やす行為が二酸化炭素を量産し

ドルの発行量を増やす行為が

過剰流動性によるバブル経済を

世界各地に生み落とす

そんなことの繰り返しが

1%と99%の対立を生み

その断面を

意図せずに

結果として相対化させたもの

その根源にあるのは

貪欲


リーマンショックは過剰流動性が

サブプライムローン市場に

集中的に流れ込んでいった挙句の果ての

悲劇

国際経済はそこからまだ立ち直れていないタイミングで

ユーロ危機を発生させ

IMFに対して

保有資産の限界に迫るほどの支援を

求め始めるようになったのだった

G20はその対策として

急遽生まれでたものなのだ


日本では累積赤字が増加の一途を辿っており

財政破綻する懸念がこれ以上高まると

ドルを基軸とするための枠組みである

IMF体制の存立が危うくなる


国際経済がアベノミクスを評価したがるのは

ドル経済圏を成り立たせているIMF体制を

強固な状態に保っておく必要があるからなのだ

財布の中身が少なくなれば

誰だって

消費行動を抑制せざるを得なくなる


日本が消費税率を引き上げなければ

累積赤字の総額は更に増加する

それはドル経済圏にとって

最も避けなければならない事態

薄っぺらな認識が生み出している

奏功しないアベノミクスに

世界がはかない期待を寄せているのは

ドル経済圏を待ち受けている破局が

すぐそこにまで

迫ってきているからに他ならない


資本主義という制度は

それを成り立たせているサブシステムであるIMF体制が

脆弱化したことを世界が悟ったとき

内部崩壊するだろう

それは

共産主義で成り立っていたソ連が

1991年暮れに

あっという間に自己崩壊した

あのときと

同じ調整圧力の結果として

引き起こされるからなのだ


共産主義体制の崩壊は

資本主義体制の存続を保障するものでは

固よりない

資本の論理を正しく補正することができなければ

きたるべき破局を

避けることはできない


誤った判断を繰り返していると

温暖化と貧困化とが

同一歩調でやってくる

現況はその証し


共産主義でもなく

また

資本主義でもない

何らかの

あたらしい未知のあるべき体制が

この惑星に登場する

のはその後のこと

結果を見てからでなければ

フィードバック回路というものは

起動しない

これが文明の欠点となっていた


予知能力があっても

未来を見損なっていたからこそ

繁栄による平和を

自らの手で

遠ざけてきた

まことに拙いこの現状は

その結果として

地球が文明に与えたもの



ホカナラナイ
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急 転 直 下

2013-06-16 07:37:24 | Weblog
国際経済の枠組みを成り立たせているIMF体制

というものは

いつかどこかで

必ず

調整局面に直面し

あるべき姿勢の見直しを

繰り返し迫られる


いつまでも

続く枠組みなど

存在したことがない

あの東ローマ帝国でさえ

そうだった


信じるに値する何か



内に潜み

決して姿を現わさない

誰も

それを

目で見ることが

できない

感性の網にかかる

何だかよく分からないものを信じて

文明はここまでやってきた


多くの過ちに満ちた過去が

未来への道しるべ


ドルを基軸とする国際経済は

富の偏在化

を際立たせた挙句の果てに

1%と99%の対立が生む負の断面

を白日の下に曝け出す


ソ連型の共産主義体制が

90年暮れ

唐突に内部崩壊し

その半年後に中国の民主化運動が

天安門広場で

鎮圧された


その後

中国型の共産主義体制は

ドル経済圏に自ら同化していくことによって

延命することを許され

それにより

過剰流動性を高めたドルを

中国市場へと呼び込んだ

世界の資本を大陸へと集約させ

人民元の通貨価値を高めていくその過程で

いつしか

最大の外貨準備高を保有する国となり

ドル建ての資産を意味する

債券保有国のトップ

の位置へと俄かに躍り出た


中国にみられる著しい経済発展は

世界中から大陸を目指す資本の流れが

結果として生みだしたものであり

そこに積み上げた資本の力で

欠落していた海軍力を

集中的に増強させる

というよく知られた変化を

国際政治の場へと生み落とすに至った


中国の経済的発展は

世界に遍く流通するドルと

それを補完する位置にあるユーロ

および

円などの力をそのまま人民元に代えて利用し

高い経済成長を保つ市場を

大陸沿岸部に作り上げていった


中国に於ける所得水準は五年で倍増し

豊かさの意味を悟った共産党政権は

成長する経済の勢いが生むその力強さを

先進諸国と周辺諸国とに

機会あるごとに

見せつけるようになっていった


中国の経済成長は過剰流動性と

そこから派生したその他の通貨

とが生む資本の全体量が

中国市場に輻輳するようになったことにより

与えられた僥倖の産物



といえる


共産党政府が実施した経済政策の結果などではなく

13億人の巨大市場を提供するという

当時の決断と実施行為とによって

与えられた資本が導く繁栄

という限定条件の下の豊かさ

という特徴を有している


中国人の所得水準が急速に上がったことにより

低い労働賃金が支えていた市場の優越性は

唐突に希釈され

資本提供者にとってもっと有益な

他の市場の台頭を許すことへと繋がってゆく

その変化は既にはじまっている


中国の経済成長率はこの三年で低下する傾斜をとっており

外国籍の工場は

もっと安い労働賃金を求めて

陸続として

大陸から

カントリーリスクのない未開の市場

へと転出しようと身構えている


世界の製造工場となることを目指していた中国は

そのための基幹となるエネルギーの確保に血眼となり

その結果

なりふり構わぬ示威的な行動が

国際社会に警戒の念を呼び醒ます

という変化を生じさせた


経済成長率の低下は

一般に

エネルギー需要の低下となって顕れる


転出を開始した外国籍の企業は

経済合理性を求めて

より安全で

より有利な

労働生産性の優れて高い市場へと

移動する


数年後には

中国のエネルギー事情は

内部圧力を引き下げ

大きく変わっていることだろう


尖閣がそのとき

中国の革新的利益となっているかどうかは

いうまでもなく

疑わしい

傲慢であるが故に尊大な

根拠のないその大国としての自信は

夜郎自大を現代に再演した

だけ

という顛末を生んでおわる


市場経済化にみられる一連のプログラムは

既に新しいフェーズへと機能しはじめている


謙虚さを失った共産主義と

それが生み出す集団指導体制などは

不健全な思いを抱き締めたその時から

滝壺を目がけて落下する水の流れとなる

さだめ


ソ連型の共産主義体制が崩壊し

民主化してドル経済圏へと編入され

ドルの供給圧力を世界市場で高めたように

中国型の共産主義体制はいずれ崩壊し

民主化を推進する方向へと転ずることにより

ドル経済圏の拡大に伴う

過剰流動性の増加と

それを維持する仕組みである

IMF体制を

より堅固なものにすることになる

その意味で

北アフリカで昨今起きている民主化の波の行方を

資本主義体制は注視する

だが

その後に起きる最大の変化をこそ

文明は

畏れなければならない


自由主義的資本主義は勝ち残ったとはいえ

資本の論理による自家中毒の症状悪化が

その存立を危ういものにするからだ


世は無常


変わらざるものの一切は

不在を目指す運動系の渦中にある

物質的な不在は

エネルギー的な不在を

意味しない


ポテンシャル状態への遷移を

目で知ることはできない

これを

エントロピー増大の法則という


変わることが進化であり

進化したことで

学習が成り立つ

合理の意味は

そのときに分かる


盛者必衰

とは

普遍の真理


共産主義体制の崩壊は

とりもなおさず

資本主義体制の崩壊を

予告するものとなる


兆しは片鱗となって

直進する光を

反射しはじめている


変化の繰り返しが進化を生み

進化の繰り返しが繁栄を生む

繁栄を犠牲とする行為の一切は

合理性をもたない


制御された繁栄という状態だけが

恒久平和をこの惑星へと連れてくる

我欲は損失の素

損失は繁栄をただ単に遠ざける


中国の経済成長を阻害するようになった因子は

我欲の強さに他ならない

以て他山の石

とする途中経過を閲して

東アジアに

望ましい未来が

やがて訪れることだろう


ドル経済圏の崩壊は

頂点に達した直後

に発生する


急転直下

の大変化が

否応なしに与えられる

必要なのは

覚悟


その時に備えて

不測の事態に即応するための用意を

できることなら

今すぐにでも

始めておくべきだ

生き残るための努力を怠ると

訪れる終幕が用意する被害を

小さくすることも

できない


IMF体制に代わるものとは

いったい

どのようなものなのだろうか


現体制が国際経済に与えてきた

その弊害のもつ意味を知れば

未来を貫く柱となる新体制のもつ枠組みの

あるべき姿がみえるはず

経済の高度化



環境の劣化

との間には

未来を占う重大な因子が

隠されている


IMF体制の前身である

ブレトンウッズ体制を成り立たせてきた過程のどこかに

扉を開くための鍵が

埋め込まれている


第二次世界大戦へと至る不幸な過去の道筋には

IMF体制へと続く

歴史的必然とよぶべきものの見えない部分が

残されている


変化というものは

ある日

予告なく

そこに

偶然

やって来るようなものなのだ


偶然は必然の産物

メッセージを読み解く者にだけ

真理が立ち現れる

という仕組み


未来を知りたければ

過去に学ばなければならない


歴史を繙き

そこで起きた事実から

なにかを掬い取ることができるなら

失うものを

減らして

保守すべき新体制を

構築する方法が

かたちとなって

みえてくる


要諦は

認識能力の課題

であるに過ぎない
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終 焉 の 時

2013-06-09 06:57:53 | Weblog
太陽光発電の導入を促進したことによって

二酸化炭素が減った

とする事実は

ない

また

省エネ節電という行為が

化石燃料の消費を減らしたとする事実も

ない


既存のエネルギーモデルは

悉く

温室効果ガスの発生を

減らすことが

まったく

できずにいた

太陽光発電の出力値を足し算して得たその数値は

化石燃料の消費低減に

おしなべて

寄与してなどいなかった

風力発電システムもまた

発電所にかかっている供給圧力を

減少させたとするデータが

ない

減っている筈の化石燃料の輸入量の推移は

確認するための情報それ自体が

ない


まことに不思議な事態がおきている


電力消費をどんなに減らすことができたとしても

発電機の回転数を減らすことは

できない

周波数が不安定となったのでは

高品位の電力を

安定的に保ち続けていることが

できなくなる


電力業界は周波数を一致させておくための

位相制御

を行うことが

要するにできない

一定の周期をもつ交流の波形は

常に同じ形をとることによって

安定したエネルギーを

取り出せる状態を保つ

出力変動は周波数の乱れとなって

波形に現れる


交流の電源というものは

周波数の変動を吸収する能力を

もたない


同一の回転軸の延長線上に

磁石をいくつも配置することによって

複数の波を

一つの波として

重ね合わせることが

可能になる

波として既に成立している周波数は

後から重ね合わせることが

できない

タイミングを調節する機構は

まだ発明されていないからである

これが電力の位相制御を不可能なものにした


原発でひとたび事故が起きれば

広い地域で

人の出入りができなくなる

廃炉にすることを決めても

そのためのコストが電気料金に上乗せされ

エネルギーコストは応分に高くなる


原発が低コストであったのは

発電プロセスだけに限った場合のことであり

廃炉を含めた総合コストでは

却って高額な負担を

国民すべてに

押し付ける


交流送電に周波数は欠かせない

成分

ベクトルを180°異にする二つの電流は

磁石のNとSが作る磁界に於いて

コイルが直角に磁束線を横切るとき

交流電流を誘導する


磁界が北と南へと切り替わる都度

互いに異なった電流が

そこに

誘導される


50ヘルツの交流電流は

NとSの磁界が

毎秒50回

正確に変化することで

与えられる


電力消費が減ったからといって

発電機の回転数を

発電所が勝手に落とすことは

許されない

関連する法律が

電力の品位を明確に定めている


運動量の変化は周波数の変化となって

起電力の差という形で顕れる


電力会社で発電機の一部を解列したところで

燃焼炉の火は

保たれている

化石燃料の消費を抑制するには

蒸気圧を維持する義務が消えたとき

だけに限られる


蒸気圧がタービンに運動エネルギーを与えているのだから

水蒸気にかかる圧力の変化は

とりもなおさず

周波数の変化となって

電流電圧が生み出す形の変化に表れる


交流電流を成り立たたせている仕組みを知らないと

国連の環境部会がそうであり続けているように

新電源を追加するだけで

二酸化炭素の排出量が

単純に減らせる

と勝手に

そう思い込む

これが止まらない温暖化を生み出した


不正な認識を文明が抱きしめている限り

二酸化炭素の大気中の濃度は

増加の一途を辿りつづける

その値が先般

ついに400ppmのラインを越えた


自然エネルギーが生み出した電力を

業界が買っているというのは

国がそうするよう

強制しているからに他ならない

業界は高品位の交流電流に

不安定で品質の劣る電流を

組み込むことを避けてきた

損害を生むだけの

有害な措置であったからだった

それはエネルギー的に劣るだけでなく

無駄以外の意味を

何一つもたない


波の形を正確に重ね合わせることができなければ

無効電力をただ増やすのみ

同期発電でそれを可能ならしめたとき

波の振幅は倍増し

電流電圧も同じ比率で増加する

電圧が二倍になれば

送電線を結ぶための絶縁碍子も

高圧化した電圧に対応する倍のレベル

に高めておかなければならない

編入するその電力量に合わせて

設備の設定をその都度変える

などということは

まさしく

不可能


品位の劣る電力は 

それがクリーンエネルギーであったとしても

販売の対象とすることが

そもそも

できない

商品価値のない電力を売ることは

道義そのものに

反する


自然エネルギーを無理やり業界に買い取らせたところで

それを活かすための道はない

つまり

捨てる以外に

始末する方法がない

ということなのだ

これが温暖化を止まらないものにしていた

根源にあるもの
 

既存の温暖化防止対策のすべては

二酸化炭素を減らす能力を

欠いている

増え続けている温室効果ガスの濃度は

その事実をかねてから

人類に訴えかけていたのだった


無効な投資は

経済を圧迫し

国の活力を奪い

国民を疲弊させる

日本では実効不在の温暖化対策であることを

よく承知していながら

その無駄なだけの行為を

延々と実施し続けてきた

その結果が

1000兆円に達する規模へと増加した負債総額であり

失われた20年と呼ばれる

歴史に残る

判断停止の時代であった

 
思考力の不在は

認識のレベルを引き下げ

誤った判断をそれと知らずに導入して

昂然としている指導者たちを

あまた輩出してきた


現実認識が不在であれば

有効な対策を引き出すことはできない

無効な対策が積み重なってできた塚が

国民に先の見えない貧困生活を強いている


判断を誤って責任を取らなければ

同じ過ちを際限なく繰り返す

民主主義というものは

過半数の賛同という条件が成立していれば

不正な政策がもたらした損失の責任を

誰にも求めないという

不思議な制度

これが国の活力を喪失させ

原発の意味を知っていながら

国家に輸出させるように仕向けただけでなく

再稼働を急がせる事態さえ生み出していた


有害な一連の経過すべては

認識の誤り

に起因して起きたことなのだ

選良を選ぶ権利を持つ国民が

考えるための時間と努力を

一斉に放棄する時代となったとき

国の滅亡が

はやまる
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狂 う 認 識

2013-06-02 06:10:01 | Weblog
原発を

めでたく

廃止するためには

それに代わる電源が

国内のどこかに

予め

鎮座していなければならない

エネルギーは一秒たりとも

欠かせないものであるからだ


原発の有害性を承知していればこそ

停止させた原発の再起動を

制圧することが義務となったのだった

そのための具体的な方法を探ることが

問題解決の糸口となる


有害な核分裂反応炉

の稼働を差し止めている限り

温暖化を促進する地下資源の燃焼を

増やさざるを得なくなる

現状はまさしくそのようになっている


原発に対する依存比率は概ね30%

54基あった商業用核反応炉で

発電しているものは

そのうちの二基だけでしかない

化石燃料を資源とする電源は

反対に90%弱へと増え

その増加した分だけ

エネルギーコストを高いものにした

これには

為替を円安へと誘導した結果として得た負担増

という成分も含まれる

自然エネルギーの比率は

政策で増えたとしても

化石燃料に対する相殺効果は

まったく証明されていない

発電に関する基礎データそのものが

公開されていない電源は

無効な需要をただ増やす

ことにしかなりようがない


経済を成長させていくためには

需要が有効化されていなければならない

必要なのは

有効需要の創出

という項目

ただひとつ

三本の矢が的を外せば

何の効果も得られない

実効が当初より不在の電源は

ただ損失の原因となることしか

できない


デフレスパイラルが持続する現状は

有効需要が不在の時代でもあった

自然エネルギーを増やせば

化石燃料の消費が減る

という事実は

今以て

確認されたものがない

理論と実際が異なっているからこそ

止まらない温暖化が与えられた

ということなのだ


交流電源というものは

発電機の回転数を減らすことが

そもそもできない

周波数が安定しなくなってしまうからである

出力を制御することができない電源であったからこそ

節電しても

燃焼炉の稼働率を落とすことが

まったくできていなかった

止まらない温暖化の理由は

たったそれだけのこと


交流送電をインフラとする以上

温暖化現象は

文明を一様に苦しめ続ける

節電や省エネ

自然エネルギーへのシフトで

発電所にかかっている負担を

減らす効果は

これからも

絶対に

引き出せない

400ppmを超えた温室効果ガスを

一貫して上昇させてきた濃度変化の推移が

そのなによりの証拠


文明は交流送電から

速やかに

離脱しなければならない

送電する必要を無くすためには

需要地で発電できるようにすればよい

そのための効率的な自家発電装置は

既にできあがっている


電流を増幅する仕組みの電源が生み出す電力を

装置内部で循環させてやると

発電機すら不要なモデルを作り出すことができる

電流のもつ特性をうまく利用すると

循環型エネルギー供給システムというものが

作れるのだ


電力を増幅し

そして

循環させる


たったこれだけのことで

地下資源を輸入しない

健全なエネルギーモデルが成り立つ

誘導法則を活用すると

そんなことが

いとも簡単に実現してしまうようになる


その実現段階が到来したとき

原発を地上から放逐するための条件が

はじめて

ととのう


それまでの間

反原発をどれほど声高に叫んだとしても

その実現は

不可能


代替手段を提示することが先にできていなければ

どのような行動も

所期の成果を引き出すことは

できない

反原発の意思表示をする前に

交流送電の効用と限界について

学んでおくべきことがある

電力業界が秘密にしたがっているその実情を

国民が知るに及べば

止まらない温暖化のために計上してきた予算のごく一部で

循環型自家発電装置の

各家庭への分配と設置が

たちどころに可能となる

そのための準備は



すぐにでも

できる


エネルギー資源を輸入する必要性を

人為的に消してしまえば

ドルを買う義務が国に生じることはない

各国に共通する財政赤字という状態は

その昔

兵器をアメリカから買っていた南側の国を起点として

70年代の初めころ発生し

後に

資源輸入国の増加を経て

ドル需要国のすべてが

国内市場で循環すべき流動性の厚みを失い

それをドル資本に提供していったことによって

財政を赤字化させ

貧困化プロセスを自ら拡大する

という歴史的経緯の一般化を生み出した


ドル資本が訪れるようになった国は

おしなべて

貧しくなる

そのメカニズムは

地下資源に依存する国に固有の事情が

生み出したもの


ドルを買った国は

ドル資本に売り渡した自国通貨で

国内市場が生み出した利益を

献上する立場となることを強いられる

これが温暖化と貧困化とを

同時に推し進めさせている

その原動力となっている


財政赤字に陥った国のすべては

付加価値税を引き挙げるよう

市場から迫られる

経済成長を生み出すための流動性の厚みは

ドル資本の利益となる成分が高ければ

高いほど

より早く消失せざるを得なくなり

市場から成長するための活性を

奪いとる

国民はその結果として

貧困化するよう強要され

消費市場はデフレ圧力を高めつつ

労働環境の劣化を募らせて

失業者を増やし続けていくようになる


日本の消費税率の低さは

市場活性の類例のない特異性と

その高さ

とが相俟って

生み出していたものにほかならぬ

税率を現行の倍である10%にするというプログラムは

既に国会を通過しており

実施に移されたその時点で

消費意欲を単純に削ぐだけのものとなる


貧困化プロセスを

つまり

ただ単に急がせるだけなのだ


1000兆円を突破した日本の財務状況の劣化

をなによりも懸念するIMFは

消費税率の上昇を歓迎せざるを得なくなり

国際経済全体の安定性を損なうものとなる

財政破綻の脅威から

ドル経済圏が生む利益を保守するという立場に

拘束されたまま硬直化する事態へと陥った

そこから離脱することが

もはや できなくなってしまっている


真に憂うべきはこの事態


アベノミクスは消費税を引き上げるための手段でしかなく

その内容は経済をナメているほど

薄っぺらで

きわめて

軽いものである

三本目の矢を見る前に

そのゆく末が分かるほど

底の浅い

安易な対策になっている


長期金利が変化することさえ

要素化していなかった

という事実

が新政策実施後

二カ月も経過しないうちに

既に確定しているほどである


無効な需要を減らして

有効需要へと転換させなければ

経済発展は得られない

成長しない経済の下で

輸入物価だけが高くなり

まだらインフレに国民が

一方的に苦しむようになる


温暖化をどこかで止めてしまわなければ

社会資産の喪失は更に増え

経済的に困窮する事態が

より早く訪れる


発電原理を確認すれば

エネルギーを自給自足するための方法を

絞り込むことが

すぐにでも

できるようになる

決して難しいことなどではなく

寧ろ簡単で

とても単純なことであるからだ


メカニズムを知ることが

ダイナミズムを活用させる術となる


エネルギーというものは

力学の言語で

語るべきものなのだ

そのことが問題の理解を

これまで遠ざけてきた

誤解が曲解を生み

曲解が誤解を再生産する

CO2の濃度を高めたのは

調査と確認を怠ってきた

高等教育に洗礼された

先進諸国に共通する

思い込みと

それに基づく

誤った理解の持続と再生


原発の存続を許すことは

利益共同体の栄を

保証する行為にほかならぬ
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