地球にやってくる次の未来は
静寂
そのもの
という状態になるだろう
何故なら
生命体の殆どが
消えてなくなっているからだ
存続が許されるのは
植物だけという時代が
駆け足で近付いてきた
温暖化がこのまま進んでいくとすると
海面に浮かぶ氷山が作られなくなり
栄養塩を多く含んだ重い海水をつくることができず
沈み込みによって生み出されている深層水が
海流を止めてしまう時を迎えなければならない
潮の流れが止まってしまうのは
温暖化の結果の一つとして
70年代頃から既に指摘されていたことである
海を生活圏とする動物の多くが絶滅する一方
地表では
気候の変動が自然災害を兇暴化させ
洪水と干ばつとを
まだら状に引き起こすようになっている
農作物の収量は次第に減り
巨大な人口を維持するだけの食料を
総ての国が自給することさえ困難な状態になる
人類は植物などの過去の有機体の遺跡を発掘し
その資源から熱を得て
この文明を営々と築いてきた
石炭は植物の化石
石油は有機物が融合状態で地底や
石の中などに永く保存されるようになったもの
それを取り出して熱を得てきた時代の果てに
熱を運動エネルギーへと変換することによって
電気を生み出す仕組みを急速に進化させてきた
石炭を熱に換えることによって
運動エネルギーを得るようになった時始まったのが
産業革命
石炭を資源とする熱で蒸気圧を生み出し
それを動力に換えてきた
外燃機関は産業革命の最初の産物だった
蒸気機関車や外輪船などのことである
その後
石油を熱に換えるためのより効率的な方法を見出した人類は
内燃機関を生み出して
ガソリンエンジンやジェットエンジンを開発し
それによって地球を
とても小さな星へと変えてしまったのだった
天然ガスは炭素と水素とが結びついてできたもの
水素を含有している化合物であることから
炭化水素としての熱効率は
炭素資源のそれを凌駕するほど高いものになっている
高い温度が求められる分野では
炭素系資源よりも
炭化水素系資源へのシフトが起きるようになっていった
発電の分野では石油(原油)などの液体資源と
ガスなどの気体資源の他
核分裂で生じた熱による蒸気発電が大きな比率を占めている
熱効率が高い分だけ
発電の効率も高められている
100万キロワット時級の巨大な発電能力をもち
そのために
需要の減った深夜になると
使われないことを承知の上で
大量の電力が
無益に送電線を下っていき
地の底へと急行するようになったのだった
エコキュートが登場するようになったのは
人が寝静まった23時から
明け方の6時頃までの間に
使われずに捨てられていた電力を
少しでも有効利用する必要に電力業界が迫られたからだった
温暖化対策の一環として原発の比率を増やしていくと
使われる当てのない大量の電力が
安定した状態で常時供給されるようになっていく
石炭や原油
ガスなどを燃やす発電方式をいつまでも続けていくと
炭素成分が酸化作用を受けて二酸化炭素へと変成するだけでなく
水素成分までもが
同じ酸化作用で
気体の水
つまり
大量の水蒸気へと変化するようになる
水は自然条件の下では勝手に減らないものであるため
地球が持つ水の絶対量は
時の経過と共に
増える一方という状態となり
惑星そのものが水没するという結果を招く
地表では二酸化炭素の保温効果で平均気温が上昇し
低気圧をより急速に発達させ
水素資源の酸化物である気体の水を雨へと変え
ゲリラ豪雨を至る所で発生させるようになった
天然ガスにも水素が多く含まれていることから
ガスを燃やし続けていると
やがて
救い難い経過が生み出されてしまうようになる
燃料電池が普及する時代になると
水素資源の大量消費で
大気はどんどん湿潤化し
雲が増えて
日が差さなくなってしまった地表では
温暖化を生み出した人類を地球が直接淘汰することで
文明以前の状態を早く取り戻そうとするようになっていく
植物が大繁茂していた太古のあの時代へと
自ら回帰する方向へと事態が動きだすようになりつつあるのだが
文明には
切実な危機感というものがない
実効のない対策ばかりを連ねていることに
一向に気づこうとしていないのだ
温暖化という現象は
大きな変化を地表へと引き寄せるものなのだ
問題の所在を人類が知っていたのであれば
有効な対策とは何か
ということが見えていなければならなかった
現状を見ると
問題そのものの姿がまったく見えていない
と言うことがとてもよく分かる
文明は
自ら滅ぶための急な坂道を
下って行く決定を下してしまった
太陽電池や風力発電を多用しても
大元の発電所で燃焼炉を機敏に止めることができないのだから
温暖化が止まる理由などあろうはずがなかった
電力業界全体で生み出している二酸化炭素は
景気の回復に伴って
これから
どんどん増えていくようになる
少子高齢化と環境異変によって
地上に生息することが許される人口は
短期間で
急速に減っていくことだろう
地球からの人類に対する報復は
気候の変動と予測できない天変地異などによって
数年前から既に始まっている
静寂
そのもの
という状態になるだろう
何故なら
生命体の殆どが
消えてなくなっているからだ
存続が許されるのは
植物だけという時代が
駆け足で近付いてきた
温暖化がこのまま進んでいくとすると
海面に浮かぶ氷山が作られなくなり
栄養塩を多く含んだ重い海水をつくることができず
沈み込みによって生み出されている深層水が
海流を止めてしまう時を迎えなければならない
潮の流れが止まってしまうのは
温暖化の結果の一つとして
70年代頃から既に指摘されていたことである
海を生活圏とする動物の多くが絶滅する一方
地表では
気候の変動が自然災害を兇暴化させ
洪水と干ばつとを
まだら状に引き起こすようになっている
農作物の収量は次第に減り
巨大な人口を維持するだけの食料を
総ての国が自給することさえ困難な状態になる
人類は植物などの過去の有機体の遺跡を発掘し
その資源から熱を得て
この文明を営々と築いてきた
石炭は植物の化石
石油は有機物が融合状態で地底や
石の中などに永く保存されるようになったもの
それを取り出して熱を得てきた時代の果てに
熱を運動エネルギーへと変換することによって
電気を生み出す仕組みを急速に進化させてきた
石炭を熱に換えることによって
運動エネルギーを得るようになった時始まったのが
産業革命
石炭を資源とする熱で蒸気圧を生み出し
それを動力に換えてきた
外燃機関は産業革命の最初の産物だった
蒸気機関車や外輪船などのことである
その後
石油を熱に換えるためのより効率的な方法を見出した人類は
内燃機関を生み出して
ガソリンエンジンやジェットエンジンを開発し
それによって地球を
とても小さな星へと変えてしまったのだった
天然ガスは炭素と水素とが結びついてできたもの
水素を含有している化合物であることから
炭化水素としての熱効率は
炭素資源のそれを凌駕するほど高いものになっている
高い温度が求められる分野では
炭素系資源よりも
炭化水素系資源へのシフトが起きるようになっていった
発電の分野では石油(原油)などの液体資源と
ガスなどの気体資源の他
核分裂で生じた熱による蒸気発電が大きな比率を占めている
熱効率が高い分だけ
発電の効率も高められている
100万キロワット時級の巨大な発電能力をもち
そのために
需要の減った深夜になると
使われないことを承知の上で
大量の電力が
無益に送電線を下っていき
地の底へと急行するようになったのだった
エコキュートが登場するようになったのは
人が寝静まった23時から
明け方の6時頃までの間に
使われずに捨てられていた電力を
少しでも有効利用する必要に電力業界が迫られたからだった
温暖化対策の一環として原発の比率を増やしていくと
使われる当てのない大量の電力が
安定した状態で常時供給されるようになっていく
石炭や原油
ガスなどを燃やす発電方式をいつまでも続けていくと
炭素成分が酸化作用を受けて二酸化炭素へと変成するだけでなく
水素成分までもが
同じ酸化作用で
気体の水
つまり
大量の水蒸気へと変化するようになる
水は自然条件の下では勝手に減らないものであるため
地球が持つ水の絶対量は
時の経過と共に
増える一方という状態となり
惑星そのものが水没するという結果を招く
地表では二酸化炭素の保温効果で平均気温が上昇し
低気圧をより急速に発達させ
水素資源の酸化物である気体の水を雨へと変え
ゲリラ豪雨を至る所で発生させるようになった
天然ガスにも水素が多く含まれていることから
ガスを燃やし続けていると
やがて
救い難い経過が生み出されてしまうようになる
燃料電池が普及する時代になると
水素資源の大量消費で
大気はどんどん湿潤化し
雲が増えて
日が差さなくなってしまった地表では
温暖化を生み出した人類を地球が直接淘汰することで
文明以前の状態を早く取り戻そうとするようになっていく
植物が大繁茂していた太古のあの時代へと
自ら回帰する方向へと事態が動きだすようになりつつあるのだが
文明には
切実な危機感というものがない
実効のない対策ばかりを連ねていることに
一向に気づこうとしていないのだ
温暖化という現象は
大きな変化を地表へと引き寄せるものなのだ
問題の所在を人類が知っていたのであれば
有効な対策とは何か
ということが見えていなければならなかった
現状を見ると
問題そのものの姿がまったく見えていない
と言うことがとてもよく分かる
文明は
自ら滅ぶための急な坂道を
下って行く決定を下してしまった
太陽電池や風力発電を多用しても
大元の発電所で燃焼炉を機敏に止めることができないのだから
温暖化が止まる理由などあろうはずがなかった
電力業界全体で生み出している二酸化炭素は
景気の回復に伴って
これから
どんどん増えていくようになる
少子高齢化と環境異変によって
地上に生息することが許される人口は
短期間で
急速に減っていくことだろう
地球からの人類に対する報復は
気候の変動と予測できない天変地異などによって
数年前から既に始まっている