仮に
地下資源をまったく燃やさずに
電力を得る方法が
この国のどこかで
誕生していた
としてみよう
原油やLNGを輸入する必要性などは
やがて
時の経過とともに
すっかり
消えてなくなってしまうこととなり
地下資源を輸入するためのコストは
したがって
ゼロ
にまで緩慢に落ちていくだろう
地下資源を構成する炭化水素
のそれぞれの元素
即ち
炭素原子C
と
水素原子H
とを
燃焼させる必要がなくなる
ということなのだから
炭素系酸素化合物であるCO2
と
水素系酸素化合物であるH2O
および
大気中により多く存在する
窒素
の酸化物であるNOx
そして
有鉛ガソリンなどに含まれる硫黄と
酸素とが結びついた形のSOx
などまでもが
自動的に消滅する
地下資源を酸化させなければ
それらの酸素化合物のすべてが
エネルギーの確保を成り立たせるための条件
と引き換えに
大気中へと放出しつづけてきた
馴染みのある一連の行為などと共に
過ぎ去った日々の断片
というノスタルジックな概念へと
たちまち収斂していくものとなる
エネルギーコストは最低の水準へと
自動的に落ちていき
環境コストもまったくかからない
という時代がやがて
この地上へと
やってくる
生産コストからエネルギーコストが消え
物流コストから燃料コスト
と
移動コストとが一斉に取り除かれるのだ
消費財の価格競争力は改善されていき
中間財と生産財の需要水準も
また
高まる
資本財の価値は相対的に上昇し
債務負担は減少へと向かうようになる
それを可能ならしめるための電源を
どこかの誰かが
生み出す工夫を凝らすことにより
環境の復元と経済の復興とが
同時に成る
ここで重要なのは
再生する必要のない
未来のエネルギーを供給する組織が
この電源システムの一切を
資本の論理の埒外に置く
ということなのだ
この技術は
一時的に
鎖国政策とよく似た
統制された管制下で
慎重に保護されるものとなっていなければならない
再生不要エネルギーの創出法を
心がけの良くない
第三者が知ってしまったとしたら
それだけで
国際社会と
グローバル化した市場経済を含む
全体に
偏った圧力差が生じ
危ういながらも安定を保っている平衡状態
が唐突に失われてしまうと
状況は
今よりもっと剣呑で
より不安定なものと化す
地下資源の決済通貨となっているドルの需要が
急減するということなのだから
ドル余り現象は
世界中で
ハイパーインフレを
一斉に引き起こす
その直接的な動因となることがある
地下資源のもつ価値が希少化したことに
ある朝目覚めたどこかの強大な国が
このエネルギー創出法を知るに及べば
その供給権を確保した後
与えられた権益を盾にとり
覇権を手中に収めようとする挙にでること
は大いに起こり得る
エネルギーを制するものは
要するに
世界を制する能力を保持することになるからだ
だが
この装置を正しく使いさえすれば
これまで不可能だと信じられていた
恒久平和の実現を
いとも容易に
実現させることが
できるようになる
ここで生じる判断の差
が文明の未来を決めるものとなる
その意味で
新電源の供給とその発展的展開とを
決して
急いではならない
技術情報の保護が
保証されていない
どのような地域に対してでも
新電源の供給を
勝手に実施するようなことがあってはならない
再生不要エネルギーの普及方法
を模索していたとき
東アジアの周辺諸国で
ある興味深い変化
が起きた
それはあからさまな変節
とでも呼ぶべき如きものだった
未来を統べる
環境負荷のない
地下資源の関与を完璧に排除する
この電源システムの供給を
これまで急がずにいたということが
幸いな結果へと結びついた
といえるだろう
未来を創造するためのエネルギーは
一定期間
ガラパゴス電源という位置づけを経て
慎重に世界展開していかなければならない
拙速は禁忌
磁場変化を与えてやれば
そこに
起電力が生じる
それは誘導法則が
200年も前に
証明していたことなのだ
イニシャルエネルギーをできるだけ小さくし
取り出すエネルギーをできるだけ大きくする
それだけのことである
電源がバッテリーである場合
電圧を高めておいてから
電流のレベルを調整する
交流電源なら周波数には手をつけず
電圧と電流からなる電力を
ただ単に増幅してやりさえすれば
よい
電力を増幅するその過程で
直流と交流とを
任意に変換する方法が既にあり
用途によって
出力形態を自在に選択することができる
誘導法則を応用するだけで
そんな電源を作り出すことが
可能となる
更に
超伝導応用技術をそこに導入すると
電源のいらないモデルさえ
作り出すことができる
最終相では
これが基幹の電源として機能する
そんなプログラムが
もう作られている
独立分散型という形式に拘るのは
自給自足体制を敷くための措置として
最も有効なモデルであるからだ
広域をカバーする方法は
商用電源のインフラを
そのまま利用することにより
すぐできる
しかし
その場合でも
災害時に発生する広域停電を避けることはできない
能力を超えた
需要の急増に即応するシステムを
構築する術は
まだ知られていない
この電源に注目する国は
供給する組織が属する独立したその地域に
敵対することが
要するに
できない
エネルギーコストの高い
有害な資源を燃やして
環境を劣化させていながら
そこから離脱することのできない
既存の産業活動を
これからも続けていかなければならない
という身分に留め置かれるからである
価値の相対化が起きるとき
世界は一瞬
でかわる
変わりたくなくても
変わらざるを得なくなる
旧来の価値だったものは虚構へと変化し
あたらしい価値の基準が
俄かに浮上するようになる
世界が求める何かをもつ団体は
規模の大小を問わず
その供給権を適正に用いることにより
これまで実現されずにいた
ある
状況
を
より良いものへと
作り換えて
みせなければならない
それこそが
恒久平和へと至る道の
最初の一歩
その手段が
持続する繁栄の実現であり
奪い合うことから
与えあうことへの
意識総体にかかっている領域の変化
にほかならない
未来へと向かうパラダイムシフト
その起点となる分岐点なのだ
与えあう世界に
対立は存在しない
奪おうとするから
対抗しようとする意志を
必要以上に顕在化させる
一方の関与が
他方の変化を急がせ
それが新たな圧力を
派生させる
という循環を形成させる
これまでのメカニズムを維持させていた
いつまでも見せかけの罠に
嵌って
モガイテいる暇はない
現象界
そこは
無が存在する
という
奇妙な世界
あるはずのない状態を意味する
無
を語るのに
それを存在させることによらなければ
説明することすらもできない世界
反応場となっているこの現象界とは
まさにそのような特徴に支配されている
特別の場所
無が存在するこの現象界に
生命が投企される
誕生は試練のはじまりであり
遍歴の準備
でもあること
を意味している
矛盾が認識の誤りであることは
今更いうまでもないことだ
整合しない事実
というものは
無を許容する現象界であるが故の
絶対性を抜きがたくもっている
ある筈のないものが
勝手に存在してはなるまい
不整合性こそは
宇宙の根源をなす
最大の要素である
余剰次元
という名の扉を開くための
カギ
地下資源をまったく燃やさずに
電力を得る方法が
この国のどこかで
誕生していた
としてみよう
原油やLNGを輸入する必要性などは
やがて
時の経過とともに
すっかり
消えてなくなってしまうこととなり
地下資源を輸入するためのコストは
したがって
ゼロ
にまで緩慢に落ちていくだろう
地下資源を構成する炭化水素
のそれぞれの元素
即ち
炭素原子C
と
水素原子H
とを
燃焼させる必要がなくなる
ということなのだから
炭素系酸素化合物であるCO2
と
水素系酸素化合物であるH2O
および
大気中により多く存在する
窒素
の酸化物であるNOx
そして
有鉛ガソリンなどに含まれる硫黄と
酸素とが結びついた形のSOx
などまでもが
自動的に消滅する
地下資源を酸化させなければ
それらの酸素化合物のすべてが
エネルギーの確保を成り立たせるための条件
と引き換えに
大気中へと放出しつづけてきた
馴染みのある一連の行為などと共に
過ぎ去った日々の断片
というノスタルジックな概念へと
たちまち収斂していくものとなる
エネルギーコストは最低の水準へと
自動的に落ちていき
環境コストもまったくかからない
という時代がやがて
この地上へと
やってくる
生産コストからエネルギーコストが消え
物流コストから燃料コスト
と
移動コストとが一斉に取り除かれるのだ
消費財の価格競争力は改善されていき
中間財と生産財の需要水準も
また
高まる
資本財の価値は相対的に上昇し
債務負担は減少へと向かうようになる
それを可能ならしめるための電源を
どこかの誰かが
生み出す工夫を凝らすことにより
環境の復元と経済の復興とが
同時に成る
ここで重要なのは
再生する必要のない
未来のエネルギーを供給する組織が
この電源システムの一切を
資本の論理の埒外に置く
ということなのだ
この技術は
一時的に
鎖国政策とよく似た
統制された管制下で
慎重に保護されるものとなっていなければならない
再生不要エネルギーの創出法を
心がけの良くない
第三者が知ってしまったとしたら
それだけで
国際社会と
グローバル化した市場経済を含む
全体に
偏った圧力差が生じ
危ういながらも安定を保っている平衡状態
が唐突に失われてしまうと
状況は
今よりもっと剣呑で
より不安定なものと化す
地下資源の決済通貨となっているドルの需要が
急減するということなのだから
ドル余り現象は
世界中で
ハイパーインフレを
一斉に引き起こす
その直接的な動因となることがある
地下資源のもつ価値が希少化したことに
ある朝目覚めたどこかの強大な国が
このエネルギー創出法を知るに及べば
その供給権を確保した後
与えられた権益を盾にとり
覇権を手中に収めようとする挙にでること
は大いに起こり得る
エネルギーを制するものは
要するに
世界を制する能力を保持することになるからだ
だが
この装置を正しく使いさえすれば
これまで不可能だと信じられていた
恒久平和の実現を
いとも容易に
実現させることが
できるようになる
ここで生じる判断の差
が文明の未来を決めるものとなる
その意味で
新電源の供給とその発展的展開とを
決して
急いではならない
技術情報の保護が
保証されていない
どのような地域に対してでも
新電源の供給を
勝手に実施するようなことがあってはならない
再生不要エネルギーの普及方法
を模索していたとき
東アジアの周辺諸国で
ある興味深い変化
が起きた
それはあからさまな変節
とでも呼ぶべき如きものだった
未来を統べる
環境負荷のない
地下資源の関与を完璧に排除する
この電源システムの供給を
これまで急がずにいたということが
幸いな結果へと結びついた
といえるだろう
未来を創造するためのエネルギーは
一定期間
ガラパゴス電源という位置づけを経て
慎重に世界展開していかなければならない
拙速は禁忌
磁場変化を与えてやれば
そこに
起電力が生じる
それは誘導法則が
200年も前に
証明していたことなのだ
イニシャルエネルギーをできるだけ小さくし
取り出すエネルギーをできるだけ大きくする
それだけのことである
電源がバッテリーである場合
電圧を高めておいてから
電流のレベルを調整する
交流電源なら周波数には手をつけず
電圧と電流からなる電力を
ただ単に増幅してやりさえすれば
よい
電力を増幅するその過程で
直流と交流とを
任意に変換する方法が既にあり
用途によって
出力形態を自在に選択することができる
誘導法則を応用するだけで
そんな電源を作り出すことが
可能となる
更に
超伝導応用技術をそこに導入すると
電源のいらないモデルさえ
作り出すことができる
最終相では
これが基幹の電源として機能する
そんなプログラムが
もう作られている
独立分散型という形式に拘るのは
自給自足体制を敷くための措置として
最も有効なモデルであるからだ
広域をカバーする方法は
商用電源のインフラを
そのまま利用することにより
すぐできる
しかし
その場合でも
災害時に発生する広域停電を避けることはできない
能力を超えた
需要の急増に即応するシステムを
構築する術は
まだ知られていない
この電源に注目する国は
供給する組織が属する独立したその地域に
敵対することが
要するに
できない
エネルギーコストの高い
有害な資源を燃やして
環境を劣化させていながら
そこから離脱することのできない
既存の産業活動を
これからも続けていかなければならない
という身分に留め置かれるからである
価値の相対化が起きるとき
世界は一瞬
でかわる
変わりたくなくても
変わらざるを得なくなる
旧来の価値だったものは虚構へと変化し
あたらしい価値の基準が
俄かに浮上するようになる
世界が求める何かをもつ団体は
規模の大小を問わず
その供給権を適正に用いることにより
これまで実現されずにいた
ある
状況
を
より良いものへと
作り換えて
みせなければならない
それこそが
恒久平和へと至る道の
最初の一歩
その手段が
持続する繁栄の実現であり
奪い合うことから
与えあうことへの
意識総体にかかっている領域の変化
にほかならない
未来へと向かうパラダイムシフト
その起点となる分岐点なのだ
与えあう世界に
対立は存在しない
奪おうとするから
対抗しようとする意志を
必要以上に顕在化させる
一方の関与が
他方の変化を急がせ
それが新たな圧力を
派生させる
という循環を形成させる
これまでのメカニズムを維持させていた
いつまでも見せかけの罠に
嵌って
モガイテいる暇はない
現象界
そこは
無が存在する
という
奇妙な世界
あるはずのない状態を意味する
無
を語るのに
それを存在させることによらなければ
説明することすらもできない世界
反応場となっているこの現象界とは
まさにそのような特徴に支配されている
特別の場所
無が存在するこの現象界に
生命が投企される
誕生は試練のはじまりであり
遍歴の準備
でもあること
を意味している
矛盾が認識の誤りであることは
今更いうまでもないことだ
整合しない事実
というものは
無を許容する現象界であるが故の
絶対性を抜きがたくもっている
ある筈のないものが
勝手に存在してはなるまい
不整合性こそは
宇宙の根源をなす
最大の要素である
余剰次元
という名の扉を開くための
カギ