こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

不 整 合 性

2014-01-25 06:08:40 | Weblog
仮に

地下資源をまったく燃やさずに

電力を得る方法が

この国のどこかで

誕生していた

としてみよう


原油やLNGを輸入する必要性などは

やがて

時の経過とともに

すっかり

消えてなくなってしまうこととなり

地下資源を輸入するためのコストは

したがって

ゼロ

にまで緩慢に落ちていくだろう


地下資源を構成する炭化水素

のそれぞれの元素

即ち

炭素原子C



水素原子H

とを

燃焼させる必要がなくなる

ということなのだから

炭素系酸素化合物であるCO2



水素系酸素化合物であるH2O

および

大気中により多く存在する

窒素

の酸化物であるNOx

そして

有鉛ガソリンなどに含まれる硫黄と

酸素とが結びついた形のSOx

などまでもが

自動的に消滅する


地下資源を酸化させなければ

それらの酸素化合物のすべてが

エネルギーの確保を成り立たせるための条件

と引き換えに

大気中へと放出しつづけてきた

馴染みのある一連の行為などと共に

過ぎ去った日々の断片

というノスタルジックな概念へと

たちまち収斂していくものとなる


エネルギーコストは最低の水準へと

自動的に落ちていき

環境コストもまったくかからない

という時代がやがて

この地上へと

やってくる


生産コストからエネルギーコストが消え

物流コストから燃料コスト



移動コストとが一斉に取り除かれるのだ


消費財の価格競争力は改善されていき

中間財と生産財の需要水準も

また

高まる

資本財の価値は相対的に上昇し

債務負担は減少へと向かうようになる


それを可能ならしめるための電源を

どこかの誰かが

生み出す工夫を凝らすことにより

環境の復元と経済の復興とが

同時に成る


ここで重要なのは

再生する必要のない

未来のエネルギーを供給する組織が

この電源システムの一切を

資本の論理の埒外に置く

ということなのだ


この技術は

一時的に

鎖国政策とよく似た

統制された管制下で

慎重に保護されるものとなっていなければならない

再生不要エネルギーの創出法を

心がけの良くない

第三者が知ってしまったとしたら

それだけで

国際社会と

グローバル化した市場経済を含む

全体に

偏った圧力差が生じ

危ういながらも安定を保っている平衡状態

が唐突に失われてしまうと

状況は

今よりもっと剣呑で

より不安定なものと化す


地下資源の決済通貨となっているドルの需要が

急減するということなのだから

ドル余り現象は

世界中で

ハイパーインフレを

一斉に引き起こす

その直接的な動因となることがある



地下資源のもつ価値が希少化したことに

ある朝目覚めたどこかの強大な国が

このエネルギー創出法を知るに及べば

その供給権を確保した後

与えられた権益を盾にとり

覇権を手中に収めようとする挙にでること

は大いに起こり得る

エネルギーを制するものは

要するに

世界を制する能力を保持することになるからだ


だが

この装置を正しく使いさえすれば

これまで不可能だと信じられていた

恒久平和の実現を

いとも容易に

実現させることが

できるようになる

ここで生じる判断の差

が文明の未来を決めるものとなる


その意味で

新電源の供給とその発展的展開とを

決して

急いではならない


技術情報の保護が

保証されていない

どのような地域に対してでも

新電源の供給を

勝手に実施するようなことがあってはならない


再生不要エネルギーの普及方法

を模索していたとき

東アジアの周辺諸国で

ある興味深い変化

が起きた

それはあからさまな変節

とでも呼ぶべき如きものだった


未来を統べる

環境負荷のない

地下資源の関与を完璧に排除する

この電源システムの供給を

これまで急がずにいたということが

幸いな結果へと結びついた

といえるだろう


未来を創造するためのエネルギーは

一定期間

ガラパゴス電源という位置づけを経て

慎重に世界展開していかなければならない


拙速は禁忌


磁場変化を与えてやれば

そこに

起電力が生じる

それは誘導法則が

200年も前に

証明していたことなのだ


イニシャルエネルギーをできるだけ小さくし

取り出すエネルギーをできるだけ大きくする

それだけのことである

電源がバッテリーである場合

電圧を高めておいてから

電流のレベルを調整する

交流電源なら周波数には手をつけず

電圧と電流からなる電力を

ただ単に増幅してやりさえすれば

よい


電力を増幅するその過程で

直流と交流とを

任意に変換する方法が既にあり

用途によって

出力形態を自在に選択することができる


誘導法則を応用するだけで

そんな電源を作り出すことが

可能となる


更に

超伝導応用技術をそこに導入すると

電源のいらないモデルさえ

作り出すことができる


最終相では

これが基幹の電源として機能する

そんなプログラムが

もう作られている

独立分散型という形式に拘るのは

自給自足体制を敷くための措置として

最も有効なモデルであるからだ


広域をカバーする方法は

商用電源のインフラを

そのまま利用することにより

すぐできる

しかし

その場合でも

災害時に発生する広域停電を避けることはできない

能力を超えた

需要の急増に即応するシステムを

構築する術は

まだ知られていない


この電源に注目する国は

供給する組織が属する独立したその地域に

敵対することが

要するに

できない


エネルギーコストの高い

有害な資源を燃やして

環境を劣化させていながら

そこから離脱することのできない

既存の産業活動を

これからも続けていかなければならない

という身分に留め置かれるからである


価値の相対化が起きるとき

世界は一瞬

でかわる

変わりたくなくても

変わらざるを得なくなる

旧来の価値だったものは虚構へと変化し

あたらしい価値の基準が

俄かに浮上するようになる


世界が求める何かをもつ団体は

規模の大小を問わず

その供給権を適正に用いることにより

これまで実現されずにいた

ある

状況



より良いものへと

作り換えて

みせなければならない


それこそが

恒久平和へと至る道の

最初の一歩

その手段が

持続する繁栄の実現であり

奪い合うことから

与えあうことへの

意識総体にかかっている領域の変化

にほかならない

未来へと向かうパラダイムシフト

その起点となる分岐点なのだ


与えあう世界に

対立は存在しない

奪おうとするから

対抗しようとする意志を

必要以上に顕在化させる


一方の関与が

他方の変化を急がせ

それが新たな圧力を

派生させる

という循環を形成させる

これまでのメカニズムを維持させていた

いつまでも見せかけの罠に

嵌って

モガイテいる暇はない


現象界

そこは

無が存在する

という

奇妙な世界

あるはずのない状態を意味する



を語るのに

それを存在させることによらなければ

説明することすらもできない世界

反応場となっているこの現象界とは

まさにそのような特徴に支配されている

特別の場所


無が存在するこの現象界に

生命が投企される

誕生は試練のはじまりであり

遍歴の準備

でもあること

を意味している


矛盾が認識の誤りであることは

今更いうまでもないことだ

整合しない事実

というものは

無を許容する現象界であるが故の

絶対性を抜きがたくもっている

ある筈のないものが

勝手に存在してはなるまい

不整合性こそは

宇宙の根源をなす

最大の要素である

余剰次元

という名の扉を開くための

カギ


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有 効 需 要

2014-01-19 07:41:47 | Weblog
川のある地域に

今までなかった橋を架けると

人の行き来が

新たに

うまれる

高速鉄道をそこに走らせると

交通の便が良くなるのだから

ヒトとモノの移動は繁くなり

その変化が

資本の移動となって表れる

景気を刺激することになるそのきっかけ



当該地域へと与える

というよい効果がこのようにしてひきだせる

これを有効需要と呼ぶ


新規の需要がそこに生じれば

すぐに供給がそれに追い付く

この需給関係の成立が

ものと資本の移動とを

一層活発化させる


このとき

そこに存在していなかった

利益というものが生みだされ

需要と供給の関係が

より緊密なものとなる

個人の持つ消費意欲が高まれば

需要が増え

供給が生じて

そこに追加の利益までもが生まれ出る


利益があがるところに資本は

好んで集まる

人が群がる地域には

モノと資本とが押し寄せてくるものなのだ


道が新しくできたとき

物流は拡大し

巨大な資本が未開の地域へと訪れる


ひとが人を呼び

カネが金を呼ぶ


求心力という名のメカニズムの有無で

需要の有効性を知ることができる


求心力を生み出さない需要は

景気を刺激する能力そのものがなく

資本を大量に投じたとしても

一時的な効果しか得られない

やがて沙汰やみ

という結果を招くことは

これまでの経済政策がよく証明していることである


アベノミクスがこれからその代表例となるだろう

うわべを着飾っただけの経済政策に

実効性は宿らない

プラス方向へと拡大する需給の循環

を生みだすことができていなければ

乗数効果は得られない


デフレ経済は

この需要の減退

が起点となって引き起こされたもの

そこに量的緩和を強制して

資本を大量に投入をしたところで

新規の需要を生み出せなければ

投下した資本が滞留し

静脈瘤のように

銀行の金庫を一方的に膨れ上がらせる


担保能力を持たない

それ故に資本の流入を渇望する組織に

血流が満たされることはおきず

過去の努力の一切が

またしても水泡に帰す

それだけのこと


失われた20年と呼ばれていた期間を通じて

国は有効需要を生み出すことが

何一つできていなかった

認識能力の劣化

が国会を支配していたからである


さまざまな助成措置を講じていながら

景気を力強く反転させることが

できないまま

平然と過ごしている

拙い認識というものが

補助金頼みの経済政策という位置づけを

国の政策へと定着させた

そのことが

国の累積債務を20年で五倍にした


無効な需要に大量の資本を投下していたことにより

あらたな需要を生み出していないことを知りながら

無効な投資

を続けていけば

国の借金は増え続ける


バブル崩壊の起点となった1990年四月からかぞえて

これまでの23年間は

無駄な投資の山を築いただけなのだ

そして

1000兆円を突破するあの膨大な借金の山を

納税義務を持つ国民に

官僚と国会とが

意図的に押し付けた


量的緩和が利いている間に

有効需要を創出することができなければ

またぞろ

損失を

それ以上に積みあげる

今回の緩和は

次元を超えたレベル

だとされている

損失が確定したその場合

膨大な規模の国富が

追加の債務となって

国民へと更に残される


これまでちっとも減っていなかった

それどころか

却って増え続けている温室効果ガスの濃度をみていれば

温暖化対策のすべてに

実効が不在であったという事実を

国民は

政府より先に

理解し得る立場にあった


効果のない節電や省エネ努力に

膨大な量の資本を投じていながら

二酸化炭素濃度の着実な増加

という粗末な結果に

まなざしを向けることすら

してこなかった


効果のない投資を止めることだけで

損失を応分に減らせることはできる

それは債務負担の低減へと

繋がることなのだ

効果のない投資は

無効な需要を拡大し

空疎に満たすためだけのもの

だから景気が20年以上の長きにわたって

一向に回復しなかった

問題の本質は

実に単純

勝つ素朴


節電して発電所で燃やす化石燃料が減った事実は

一切ない

調べる気になれば

誰にでもすぐ分かること

検証を実施しないで

環境的に意味のない節電に

ひたすら励んできた

それが文明の実際の姿


温暖化対策に有効性がもし備わっていたのであれば

石油の消費は確実に減っていた

地下資源の利権に群がる勢力にとって

温暖化という問題を巧みに避けながら

石油の消費を増やすことが

利益を獲得し続けているための

唯一の手段

共通の前提条件となっていた


石油の消費を拡大していくためには

温室効果を止めたことにすることができる

何らかの効果と思しきものがありさえすれば

それでよい

温暖化を止めた積りにさせておくことが

できるのだから


異常気象のかずかずが

世界中で観測されるようになったのは

当然の報い


一向に減らない二酸化炭素の濃度は

発電で消費した地下資源が

節電していたその分だけ減らせる

とした法律を通過させていた国会が

安心して

石油を消費できるようにするための算段として

採用したというイキサツを

錯誤の背景として

永遠に持ち続けていなければならない


温暖化対策の有効性を

検証する義務を果たす努力を

これまで怠ってきた政策決定者たちは

効果のない対策であることを知りながら

すっかり

温暖化を止めた積りになっている

実に愚かなことである


強風が吹き荒れるようになり

集中豪雨はその密度を

過去に類例のない規模

と気象庁に言わしめるほど

急速に悪化させている

自然災害で落命した人の数は

年ごとに増えている


効果のない節電であったからこそ

電力会社にとっては

損失を直接高めるものとなり

二年後からは

節電努力を国民に求めない

という姿勢へと自らの姿勢を改めた

この変節ぶりには

まことに雄弁なものがある


節電に地下資源の燃焼を抑制する効果など

まったくない

蓄電池などの直流電源でなければ

節電効果は得られない

消費者にとって節電のメリットといえるのは

電気料金の請求金額を引き下げることが

少しばかりできるだけ


これが電力業界の収益を圧迫する要因の一つとなった

原発から火力へと電源を変更したということが

燃料費の高騰をもたらしたという理由は

みせかせのものに過ぎない

尤もらしく見えるものこそ

最も怪しむべきものなのだ


有効需要を生み出す効果があったのであれば

電力会社は

石油とガスの輸入量を大きく減らすことが

十分にできていた

燃料コストを削減したその分だけ

経常利益を増やす程度のことは可能であった

現実をながめると

電気料金は高まり続けており

二酸化炭素の大気中濃度は一貫して増えつづけている

温暖化を止める効果は

まったく得られていなかった

このことから

これまでの温暖化防止対策のすべてが

無効な需要となっていた

ということが見えてくる


橋を掛け替えただけなら

そこに新たな需要は生まれない

崩落事故を未然に防ぐための

新規の利益を生むことのない

それは後ろ向きの投資

でしかないからだ

これが有効需要には結びつかないとする

その理由


景気を回復させるためには

有効需要を生み出して

乗数効果を発揮させることが

効率的に

できていなければならない


バブル経済崩壊後にとられたあらゆる経済対策は

その悉くが

無効な需要を生み出すための対策となっており

不毛な結果を生み出した状態のまま



終わっていた

という事実が山のように残されている


今回の量的緩和が奏功したとしても

有効需要の創出に結び付かなかったのであれば

それは損失にしかなり得ない

無意味な経済政策を推進するための行為だということを

確定する時の到来は

近い


インフラが既に整備されている現状で

有効需要を生み出すのは

まさに

至難の業

生半可な認識で

対応できるレベルの話ではないだろう


経済が既にグローバル化しているのだから

国民所得を増やせば

相対的な変化を生み

コスト高という状態が誘導され

輸出競争力を殺ぐ

という結果を自らの行為で引き寄せる


価格競争力が低下するのだから

所得水準の上昇という

国民にとって望ましい結果は

一過性のものとなる

市場シェアを自ら狭める行為となって

産業全体にかかる負圧を

より高めただけ

という結末が意味として定まるのは

そう遠くない


労働賃金の上昇を期待することができない以上

生産コスト

流通コスト

販売コストなどの諸経費を効率化して

圧縮する以外に

有効な方法はない

そこで注目されたのが

これまで不可能だとされていた

エネルギーコストの圧縮であった


電気代が下がれば生産コストも下がり

タダの電気で走る移動体が普及することによって

流通コストを押し下げれば

販売コストにもその影響が波及する

環境負荷のないエネルギー創出法は

温室効果を減らすためのコストさえ

低下させるものとなり

災害で社会資産を復旧させるコストをも

減らす効果を発揮する


新規の需要を期待することができない

粗末な経済環境の下で

有効需要を生み出すためには

コスト効率を再点検することで

活路を切り開く道を

模索することができていなければならない
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宇 宙 開 闢

2014-01-12 09:53:34 | Weblog
神仏といえども

被造物

宇宙をスタートさせたある何か



条件として

時空間に

予め

潜ませておいたもの


宇宙がビッグバン

によって誕生したことは

もはや

疑う余地がない

厳然たる事実


現在確認されているところでは

およそ137億年前の

ビッグバン

と呼ばれる事象

の痕跡を確認することができている


宇宙が誕生するためには

それを可能ならしめた何らかの仕組み

というものが

予め

時空を内包する外部領域に

用意されていた

としなければならない


ビッグバンを許可したナニモノカのことを

仮に

サムシンググレート

【SG】

と呼ぶ

現時点で最も適切な

表現であるからだ


宇宙に内在するあらゆるものが

創造主体であることを意味する

SGによって与えられた

ということになるだろう


宇宙に法則を与えた主体

その名を

古来より

【天】

と呼ぶ慣わしが

漢字文化圏にはあるった

神でも仏でもない

特定することのできない

何だかわからないけれど

壮大で

偉大な

ある何か

のことを

古来よりそう呼んできた


それは信仰の対象であることを超えた

漠然とした

特別の存在であり

神仏にミッションを託した

ある

何か

のことをひとに窺わせるものであった

 
だが

宇宙空間の外側を

知る術を

時空を超えることができない生命は

条件として

与えられてはいなかった

それこそが

端倪すべからざる

造物主体のための特別な場所

またはアトリエという名の

反応場

それは誰も近付くことのできない

聖域

であるということを

意味する


超ひも理論が明らかにした宇宙の姿は

10次元の構造をもつ

科学が到達している次元の数は

まだ四つでしかない

六つの次元が残されたままになっており

行方が不明のこれら次元を

物理学者たちは

仕方なく

余剰次元と呼ぶことにした


失われた次元を探す旅が

こうして

1980年代半ば頃から

はじまった


1920年代までに

相対論と量子論とが確立されており

エネルギーが

質量に光速度を二乗して得た値

の積

に等しいということを

原爆が証明したのは

1945年のことだった


原子に構造があり

それは天体が具有するそれと

相似しているフラクタル構造であることが

初期の量子モデルとして

当時既に確認されていた


この二つの異なった理論は

互いにトレードオフの関係にあり

どちらかに準拠すると

他方を否定しなければならない

という壁にそれぞれが阻まれていた


超ひも理論は

相容れない相対論と量子論とを

いとも簡単に結びつけたのだったが

同時に

六つの余剰次元を受け容れるよう

物理学者たちに

迫るものともなったのだった


そこで見えない次元が

自空間のどこかに

巧妙に仕舞いこまれている

という設定を取り入れた


真相を知る手掛かりは

未だない


この秘密を解きあかさない限り

真理を人類が見定めることは

できない

今の科学で証明できないことは

非科学的という評価が下される


人間は

自らにとって都合の悪いものを

自動的に見えなくする

という特異な能力を身に備えている

そのために

理想的な状態を意味する

恒久平和の実現に

何年たっても

手間取っている


真相を知る術を持たなければ

状況を変える結果は得られない

止まらない温暖化がそうであり

止まらない赤字国債の発行増もまた

そうである


検証する気になりさえすれば

温暖化と財政赤字の累増が

同根の問題であることが

すぐわかるはず


真相を知られたくない勢力が

権勢を保っている時代を通じて

状況は時の経過とともに

劣化する

それは

無辜の民が負う

宿命となっていく


余剰次元を確認する方法を

現在の科学は与えられておらず

実証することができなければ

秘密の暴露

を察知したとしても

文明は

真理として

それをを受け容れることができない


ここに教育の限界ができていた

証明を前提としてきた科学は

それ故に

立証不能な事態に陥ったことによって

立ち竦まざるを得なくなっている


可能なのは

状況証拠を積み重ねていきながら

そこに通有する法則を見出し

検証を経て

確認するための

てつづき

を未だ踏んでいかなければならない

ということ

要するに

時にあらず

ということになるだろう


真実以外に価値はなく

それ故に

損失を

徒に積み上げているこの拙い事態から

文明は

謙虚に学び

敬虔に

反省しなければなるまい


信仰はまこと尊い

だが

宗教活動はそうではない

何かしら

忌避すべき不純ななにかを

潜ませたまま

放置するという傾向を示す

この違いのもつ意味に

まず気付くことを通じて

新文明へと至る門のありかを

探りだしていかなければなるまい
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天 然 ガ ス

2014-01-05 09:14:18 | Weblog
日本の貿易収支の割合が

赤字に偏った状態のまま

一向に改善せず

20%以上も下落した円安となってからでも

なお

輸出の増加には

まったく

寄与していなかった


輸入品目で増加した部分の最大要素は

天然ガスとなっている

この輸入量が俄かに増えたことにより

決済金額を増加させ

その経過の積み重ねが

貿易赤字を拡大させる

最大の因子となったのだった


およそ30%を占めていた原発

が止まってからというもの

そのすべてが

火力発電に依存せざるを得なくなり

天然ガスの輸入量が

3・11以降

短期間で

急速に伸びる事態を生んでいた


ベストミックス

と呼ばれていた日本の電源バランスは

爾来

火力が90%を占めるようになり

残りの10%の殆どを

水力で賄っている

自然エネルギーは着実に増えてはいるのだが

エネルギーとして有効なものとはなり得ていない

その理由を電力業界が未だに隠し続けている


出力変動のある電力は

要するに

エネルギーとして

使い物にならない

火力に依存しなければ成立しない自然エネルギーに

価値が生じるとする謂われはない


効果のない電源を増やし続けてきた国の予算は

無効な需要

を生み出すために使われていた

ということなのだ

国の損失にしかならない予算を

いまなお

拡大しながら

配分し続けている

問題はこの事実に

国全体が目を背けつづけている

というところにある


毎年10兆円に達する規模の

巨額の貿易赤字を

減らしていくためには

地下資源の輸入を逓減していかなければならない

高価で有害なエネルギーに頼ってきた過去といものが

地球規模の温暖化を招いただけでなく

日本の公的債務の総額を

1000兆円を超える規模へと

失われた20年の間で

急速に押し上げた


貿易収支の赤字を黒字へと反転させるためには

地下資源にとって代わる

あたらしい

健全で

かつ

優良な

資源を日本で開発することができなければならない


現状をうち眺めてみると

まだ

誰もその方法に気付いてはいない

製品化されていないという事実は

まことに雄弁である


環境に与える負荷が一切なく

低廉で

量としての限界を持たない

無尽蔵の

つまり 物質によらない

あたらしい電源を供給する組織は

これまで不可能だとされていた

多くの事案を

可能なものへと一変するが如きものとなる


エネルギーコストが最低水準にまで下がれば

生産コストは自動的に最小化する

安い労働コストを求めて海外生産へとシフトするよりも

高い生産性もつ市場で

エネルギーコストを引き下げる方が

合理的な解となる

労働賃金は時の経過とともに高まっていくものだが

未来型のエネルギーは

その他のコストを低下させたままにする


貿易赤字の原因となっていた地下資源の消費は

量として低下していき

温暖化の被害は軽減されていくようになる

走りながら充電することができる電気自動車は

貿易黒字を最大化することに寄与し

国際収支を短期間で

改善させるものとなる


走行中に充電する機能をもつ電気自動車は

日本でだけしか作れない

そんな仕組みにしておけば

現地生産へと移行する理由を消すだけでなく

ローカルコンテンツという法律

に抵触しない移動体の輸出が可能になる


そのための課題

をうまく解決することができたとき

世界中の移動体から

内燃機関というものが一斉に消えることだろう


移動コストは発生しなくなり

どこまでも延々と走り続ける電気自動車が

至る所で走りだす

という世の中がやってくる


地下資源を燃やし続けている限り

温室効果ガスである

CO2(二酸化炭素)



CH4(メタン)の需要は増え続け

炭素の酸化物であるCO2と

水素の酸化物であるH2O

とが

同時に立ち現れるという事態を招いていた


メタンは一つの炭素原子と四つの水素原子からなり

これらが同時に酸化されることで

CO2と気体の水(H2O)という名の化合物を

それぞれ

派生させるための原因を構成していた


集中豪雨は海面から蒸発した水が凝固して

落下してきたものなのだが

冬の豪雪はそうではない

寒い季節に海水が蒸発する理由は

ないからだ

これこそが

大気中に分散されている

メタンを燃やしたことで生じさせた

凝固した水が結晶となって

落下してきたものに他ならない


シェエールガスの一大産地となったアメリカの一部では

この週末から

豪雪に見舞われている最中だ

故のないことではない事態



自然界らの報復として



まさに

北米大陸でおきている

ということになる訳だ


ガスを燃やせば

温暖化の原因である二酸化炭素を生じさせるだけでなく

炭素の四倍に相当する水素(H)が

燃焼で悉く酸化され

二つの水分子となって大気中へと放出される


低気圧が運ぶ湿った大気にこれが糾合され
 
夏には集中豪雨となって

ガスの消費地付近一帯へと降るようになり

過去に例のないほどの豪雨

となって生活者を襲うようになったほど


冬にはそれが豪雪となって

ガスの消費地を孤立させるものとなったのである


メタンが

CO2より

20倍以上も高い

温室効果をもってもつガスであるという事実は

既によく知られていることである

メタンの漏出では温暖化を急がせる事態となり

その燃焼では

必要のない

豪雨と豪雪とを

ガスの消費地へと

もたらすことになっている

このメカニズムを知って警告を発した事例は

今のところ

まだ

ない


降雨降雪を起源とする自然災害などは

まさしく

必然の結果として

文明に与えられるようになったものなのだ

問題の深刻さを正しく認識していたのであれば

地下資源に依らないエネルギーを

いそいで開発しなければならない

ということくらい

とっくの昔に分かっていた筈のこと

ここに思考力を低下させて得た何かが

災いと化した

その証拠が残されている


現実を認識する能力を失ったままでいるのなら

洪水や竜巻だけでなく

山が崩れて押し流される

という毎年繰り返されている同じ被害を

ガスの消費地から離れた

伊豆の大島で

昨秋

引き起こしたというその事実から

問題の意図を

学びとらなければならない

これまでのように原因調査を怠りつづけているようだと

日本中がところかまわず水害の対象とされる

ようになりかねない


ガスの大消費地であるアメリカで

豪雪に襲われているそのただ一つの理由とは

シェールガスを各家庭で燃やす割合を増やしてきた

その過程で引き起こしたもの

それ以外に原因とすべき事実はない


すべての地下資源は

有害なものであり

その濃度を引き上げる行為と知りながら

執拗に地下資源を消費し

そのためのコストを過分に支払ってきた文明は

言うべき言葉がないほどの

実に愚かな存在となっていた

まことにうら哀しいことである


現実を正しく認識することができたとき

未来のエネルギーを

文明は

いとも簡単に

手に入れる
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