こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

八 月 の 風

2008-07-31 05:58:39 | Weblog
優勢な太平洋高気圧が送り込んでくる遠い風は 秘めた強さをもっている

今年は 梅雨があけたあとすぐに 八月の風を感じた


海水温が上ると 立ち上る水蒸気はその量を高める

上昇気流となって高空へ運ばれる気体の水は 

地表の気圧密度を引き下げる低気圧と呼ばれるになる


下降気流となって折り返してきたものが 気圧密度を高めた高気圧 

勢力の強い高気圧は 上昇する低気圧が持ち去った水分をそこに置き去りにし

乾いた大気を地表へと押しつけてくる

残された水分は凝固し 雨となって海へと戻る 


大気圏では 一定の間隔で 

入れ替わり 立ち代わりして

つぎつぎに 対流を生じさせている



いつもの年なら 

八月に入ってから 遠い海から強さを秘めたこの風がやってくる

進みだした温暖化は 大気循環の様相を着実に変えはじめた


今年は 蝉の声が しない

日本の蝉は 七年の周期で世代交代を繰り返す

去年喧しかった蝉の声は 2015年にも今年のように静まる

来年も また 熱く 静かな夏になるのなら

エコシステムが破れた ということを疑わなければならない 


10年もすると 大気圏のCO2は 最低でも200ppm 確実に増える

今のレベルが400ppmだから 600ppmに達するはず

大気圏の対流がその頃 どう変化するかは未だ分からない


八月の風は たぶん もっと 早まる


秋霖は 洪水を伴うような規模になり

台風は その破壊力を 更に増す


地球の環境は あきらかに

変化した

予兆といえる段階は もう 通り過ぎている



環境を元に戻すのは 現状では不可能なこと

打つ手 というものを 文明は もたない

これまでやってきたすべての対策は 効果がなかった


自然災害がより深刻なものになっても 環境の劣化はすすみつづける


人類は いつになっても 化石燃料にシガミついている

劣悪な環境条件が募っても 為す術をもたない



困難なこの状況を変えるのは やればできるとても単純なこと

エネルギーシフト以外にも 選択肢は残されている

環境を変えたいと願うなら 文明が 自ら先に変わらなければならない


常識を捨て 理念につけ

やるべきことを抽出するには ノイズを消すことからはじめるのがよい



意識を精錬していくと やがて 純度の高い金剛石 が生まれてくる 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

事実誤認と止まらない温暖化

2008-07-30 06:29:23 | Weblog
状況判断を誤ってきたことが すすむ温暖化を放置させる

原油価格が上がっても エネルギー資源の需要は減らない

経済成長の糧は 勤労意欲の増加と生産性の向上


エネルギーは生活と生産の現場で 欠かすことのできない必須の要素

温暖化するのが分かっていながら 人類は禁断の資源を使い続ける

代わりとなる資源を知らないままで過ごすなら 文明は確実に滅ぶ


問題のもつ意味が分かっていながら 有効な対策が引き出せないという現実

できあがっているシステム全体に影響がでるから 迂闊に手が出せない

立ちすくんだまま 温暖化する地球を ただ 憂いている


問題の所在を知れば 解はでてくる

50%の原因は 交流送電の継続にあった

28%の原因は 内燃機関の存続にあった

22%の原因は 直接燃焼の維持にあった



これらのすべてを無くす方法は ある

直流の超伝導電源の登場を急げば すべてのエネルギー問題は霧消する

多くの経済問題も解消され 摩擦と軋轢は矮小化したものになる


使っても減らない電源は 文明の進化を際立たせる

費用の発生しないエネルギーシステムは 生産性と経済成長を促す

環境性能と経済性能に優れた電気エネルギーは

全ての熱源を電気へと変えてしまう


人類は地下資源を掘りだす理由を失い 電気を消費する楽しみを謳歌する

電気エネルギーは勝手に持続するから 再生する必要そのものが ない

そんな方法が 宇宙の中に仕込まれていた


日本にはそのための技術がたくさん眠っている

覚醒した意識は 日本を世界のリーダーにするだろう

これまで蒙ってきた数々のマイナスを 活かすためのステージがやってくる


学習したものを活かしたとき 文明は恒久平和を手に入れる

いままでそれができなかったのは 石油とドルをリンクさせていたから

ドルの発行権をもつアメリカが 石油の価値を決めるWTIを制御していた


米政府が予算を拡大しようと欲すれば

石油の価値を引き上げれば よい

ドルの需要は 勝手に増える


ドルの過剰流動性が募っても 成長率の高い市場へそれを仕向ければ

ドル安効果を引き出せる

過去の円高は 米政府に自由に使えるドルを現金で与えるものになっていた


ドル建ての公債を買った日本が 余って捨てられたドルを円で吸収し

米政府へとドル通貨の形で戻すルートがかねてから作られていた

ドル安政策とは 米国債の大量発行をゆるし

債務総額を圧縮する効果とを合わせもつトラテジーのこと



歴代の日本政府は 事実に気づかないふりを装い 

アメリカに媚びる犬の存在へと自らを貶めていったのだった


日本の景気拡大は 収益の殆どをドル資本に与えている

カネの回らなくなった市場からは 貧困だけが生まれ出る

労働環境の劣化は そのあかし


この国の経済評論家は メシイテいる

表層をみて 底流をみなかった

実感の湧かない景気拡大の新記録が生まれても

その背景にあるものを 説明しようとする者はいなかった


外資の導入を善とするに至っては いうべき言葉がない

この国の知識階級は 完全に宗主国に順致されている

己の姿さえ みることができない

このままでは 世界を指導する役割を果たすのは困難だ



エネルギールネッサンスの実現が遅れている理由は 認識能力の劣化に存する

原因は 教育の在り方

正しい認識は ただしい判断をみちびく



持続する温暖化は 誤った判断を伝えるためのメッセージ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

応 急 処 置

2008-07-29 05:30:27 | Weblog
変わらなければならない時には 変わるのが よい

流れが変わろうとする時代に抵抗しているのは 損失を積み増す行為

なにをやっても減らなかった二酸化炭素は これからも増え続ける


気候の変動は苛烈さを増し 凶暴化した自然災害が生み出す被害は さらに増える

温暖化した地球は 文明から多くのものを取り上げていく

たとえ生命が無事であったとしても 損害を修復するための費用はかかる


温暖化の原因をなくすには

自動車なら 燃料の消費を抑えればよい

外出を控えるか それが嫌なら電気自動車へと乗り換える

燃料電池自動車では 水素の酸化で降水量を増やし 陸地面積を狭める


発電所では 消費者が節電しても CO2をまき散らす
 
交流の宿命から 離れることはできない

流れることをやめて停止した電気は 電流ではなく 静電気 


電気エネルギーは 電流という量としてのベクトルからのみ取り出せる

静電気のエネルギーは 指先が放電を促す端子として機能したとき 

電撃を 肉体に与える

この放電現象が 一般に 静電気と呼ばれているもの


放電で電流が発生すると そこにエネルギーとしての電気が生まれる

この静止した電荷を貯めておくためのデバイスを キャパシタ という

用途によって さまざまな機能をもつものがある


静電容量の大きなキャパシタを用意すれば 電気を貯めておけるようになる

交流なら 直流へと変換してから 電荷だけを吸収させる

一日に使う電気の消費量は 概ね決まっている


電力供給が過剰になっている午後十一時から朝の五時までの間に 

急速充電しておけば 

その日 一日 何があっても 停電しない環境が確保される

蓄電システムを各戸に配布し終わると 燃焼炉を止めることができるようになる


いままではベース電源の半分弱を 石炭火力が占めていた

一日中発電しているから 二酸化炭素を減らすことができなかった

蓄電システムが行き渡ると 電力会社の発電義務は相応に減る


火力発電所を18時間止めておくと 消費する資源はその分だけ節約できる

燃料の輸入が減るので 浮いてでた費用を蓄電システムの購入に充てる

この節減効果は毎年発生するから 蓄電システムが行き渡る数年後には

原料費だったもののすべては 利益となって経営に寄与する


国が支援するまでもないことだったのだが 温暖化は急速に悪化し始めている

電力会社が費用負担し 足りなければ国で支援しなければならない 

京都議定書の達成期限まで あと 四年 

最大効率を求めて 行動を急がなければならない


全世帯で蓄電システムを常備すれば 発電している時間を減らすことができる
 
企業は自家発電へと切り替るようになる 

経済効率が向上したことを その時になって さとるだろう
 
この措置を同時に進めていくと 25%程度のCO2は期限までに削減できる


電力備蓄が分散状態で成り立っていれば 地震がきてもエネルギーには困らない

電力会社は 直ちに行動をおこすべきとき

早めに情報公開をしていれば 

多くのアイデアを経営に取り入れることができていた



失われた時間が 惜しまれる 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

合理 と 不合理

2008-07-28 05:53:40 | Weblog
知識が増えると 愚かになる

大学へいくと ばかに なる

よく そう 言われる 

考えが 固定化されてしまうからである


人類は 温暖化する理由を知っていながら 

いつまでたっても それを止めることができない

知識を増やしたことによって 思考力がすっかり衰えてしまった 


交流送電を変えられない と思い込んでいると 打つ手はない

車はエンジンで走るもの と信じ込んでいると 対策を見失う


常識が 壁になっている

交流送電をやっているからこそ 温暖化が止まらなかっただけのこと

問題は 単純なのだ

エジソンは 直流に最後までこだわった

人類はその訳をこれから 知る


長距離送電が必要になると 変圧の容易な交流の便利さが際立つ

送電電圧を高めていった結果 負荷平準化という問題を生み出した

未解決の課題は 山ほど ある

その有効な方法は 何一つ見つかっていない


日中の電力需要を100とすれば 深夜の需要はその半分に下がっている

常時発電を行っているベース電源の比率は 65%

15%の差が できている


深夜の電力需要を生み出そうとして エコキュートを導入した

揚水式水力発電も 開発した

どちらのシステムも 需給落差を埋めるほどの効果を引き出している訳ではない



消費されなかった電力は すべて 捨てなければならない

貯めておけないのが 交流電流に備わる基本的な性質

一瞬たりとも 止まっていることができない

発電を常に維持していなければならないから 資源を大量に消費する結果となる


供給が足りなくなると 電圧はすぐ低下する

精密加工をすることは もう できない

そうならないように 予め多めの発電をしているのが電力会社の発電所


いつ需要が急増するか分からないから 電力不足に即応する体制を整えている

燃焼炉で火を落とせなかったのは こんな事情があったから

日中なら 電源の出力を30分単位で見直せる

深夜では しかし そうはいかない


すべての電源が 24時間365日稼働しているものだけになっている

余っていても 電気を供給し続けているというのは 

送電電圧を高圧化したことによって 下限というものを発生させたことが原因


電圧を 電力会社で勝手に引き下げることは できない

法律的にも 物理的にも 困難なこと


二酸化炭素が少しも減っていなかったのは インフラが交流になっていた所為

長距離送電をしなくてもよくなれば 交流の必要性は消える

直流方式にすれば 電気を備蓄する程度のことはすぐできる



超伝導電源トランスは 電気に事欠くような事態を引き起こさない

資源の消費とエネルギーコストとは 同時に消え去る


合理とは このようなもの 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

甘い摩訶論

2008-07-27 06:14:57 | Weblog
これまでの温暖化対策は 実効のない うわべだけのもの ばかり

これからの温暖化対策も 効果のない 名目だけの 削減数値の積み重ね

実効があがるという根拠 は 示されていない


交流送電のメカニズムを知らないまま 太陽光発電の量的拡大に奔っている

この措置で 火力発電所の燃焼炉を止めること はできない

重いタービンを回す高い蒸気圧を維持するには 

有害な燃料を 絶えず 燃やし続けていなければならない


電力分野で生み出している二酸化炭素は つまり 減らすことができない

2012年の暮れまでに 二酸化炭素の排出量が増えていたことを 

政府は その事実を認めなければならない

その前に カナダがやったようなギブアップ宣言をするだろう


真実を隠蔽しておくことは 誰にもできない

誤った事実認識であったということ を そこで はじめて受け容れるのだ


効果のない対策を延々と続けてきたのは 都合のよい解釈をやっていた所為

発電で消費した化石燃料が 節電で減るという根拠のない確信 を 

徒に ハビコらせてきただけのこと

どこで 真相に気付くのか そっちの方が 寧ろ 関心の的になっていた


真実を察知したそのときには もう 手遅れ

京都議定書を遵守することは 既に 不可能

CO2の発生量を増やしただけに終わるという結末は 初めから予知されていた


問題を知ることができなければ 有効な対策を引き出すことはできない

五年後には 二酸化炭素は基準年に対して 25%以上増加する見込み

そこから更に6%を減らす義務を果たすためには 

合計で 31%の排出削減を成し遂げていなければならない


これで 最も控え目な見積もり


大気中の二酸化炭素濃度は ことし390ppmから400ppmに達する

五年後には おそらく 500ppmを超えている


効果のない対策を続けているから 名目値だけをどんどん積み上げていく

削減したCO2は減っていなければならないのに 実際の濃度は上がっていた

いま 国がやっていることは そのすべてが誤った認識に基づいたものなのだ


CO2を実際に減らせなければ 生命のサイクルは途切れる

やるべきことは 交流送電の速やかな廃止と

内燃機関の早期撤廃


自動車メーカーは 生産台数を競いあい

電力会社は オール電化住宅の拡大を目論んでいる


二酸化炭素の排出量が減っているのを検証したデータは どこにも ない

これまで10年以上の年月をかけてやってきた温暖化対策の成果を 

根拠を明示して 検証しておかなければならない


10年以上かけて何一つできなかったことが

五年後になると なぜだか分からないのだが 達成できるようになるソーダ

摩訶不思議なはなしがあるものだ 


環境先進国を自称しているところでは いま こんなことがおきている 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秘密主義は 命とり

2008-07-26 06:25:08 | Weblog
電力会社は 消えてしまっても差支えない

寧ろ ない方が よいのだ 

発電所の代わりとなる小さな個別の電源は すぐできる

大量生産技術は 日本のお家芸



供給価格を百分の一にするのに 一年という年月は長すぎる

レンタル方式で供給するから 収益率は頗る高い

コストダウンなどは 十分条件にすぎない


住宅から高層マンション 店舗 事業所から 大工場まで

あらゆる需要に 完璧に対応する

送電線は ただ 邪魔なだけ

電磁波障害も おきない


電気代ということばは 消える

超伝導トランスの賃借料だけになるのだから


どんなに電気を使っても その費用は一定で変わらない


消費する資源と環境負荷は 共に ゼロ

そんなエネルギーシステムが できるようになった



国民を欺き続ける電力会社は その責任を速やかにとるべきだ

逃げ切れるものでは ない

情報公開を避けてきたのは あきらかに未必の故意


明確な意図があって 行われていたこと

そのために 各種の補助金や助成金は 効果のない対策に投じられ

止まることを知らなかった

装置メーカーの懐を潤しただけの結果へと 儚くも終わっていたのだった


電力会社は 国に与えた損害を 率先して賠償しなければならない

その頃には 事業収益は消えかけているだろう

法人としての収入が途絶えても 返済義務は残されている



十分な資産を貯めておかないと 国民が迷惑する

そんなことをやってきた企業を 国が救う必要はない

被害者は 国そのものなのだ



原発推進で政府に巨大な借りができていたにしても 

損害を与えた加害責任が消える訳ではない

原発を推進してきた議員たちこそ 被告席に自ら手をあげて座るべきであろう

電力会社の不誠実を許容している国の態度は 国民の恕すべきところではない



止まらない温暖化の原因をつくったのは 

紛れもなく

これらの人々による一連の背信行為



国民が喘ぐようになったのは 当然の結末 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蘇生のためのプログラム

2008-07-25 07:03:15 | Weblog
CO2を減らすことは 問題なくできる

半減させるのに50年 とは長すぎるほど

手段をもっていないと 曖昧な期間を設定するものだ

超伝導電源の普及を急げば 目標をもっと早く達成することができる


製品の量産に 問題はない

だが 普及を急ぎ過ぎてはならない

拙速は 怪我のもと



超伝導エネルギーシステムを供給する組織は 地球の利益を代表する

国連のような国の利益代表の集まりを目指すのではなく

地球の利益を代表する 民間の意思を集合するための機関となるのが望ましい


どこかの国に偏ったスタンスをとり続けていると 平和の実現は遠のく

独自に定める基軸通貨を発行し ドルの弊害を速やかに希釈する必要がでてくる

国際経済にできている不具合の一切は ドルの通貨発行権をもつアメリカの所業




地球政府とでも呼ぶべきこの機関は 非営利で運営される非政府系の民間組織

特定の国の利害にはつかず 平和の誘導をひとしく図るためのもの

現在の枠組みを暫定的に利用する時代を経て 

平和本位制という通貨メカニズムを最終的に構築しなければならない


交換レートを決めるのは 地球政府の下部組織がやる仕事

その基準となるのは 国家予算に占める軍事費の割合

防衛予算がゼロであれば 交換レートは1:1


軍事大国ほど交易条件が不利になる という通貨交換制度の有効性を検討する
 
市場経済は 基本的に 対立する敵を生み出さない

防衛する必要のない 優れた交易システムを成り立たせる


軍縮を一向に成立させようとしない現状にこそ 不具合の根源が宿っている

富の偏頗な集積という結果は 貧困の遍在という状態の増加を前提とする

貧しい国では石油を買うために 高いドルを先に買わなければならない

貧困国は 急速にその貧しさを加速する循環へと陥る



ドルの供給権は 金融資本が握っている

売り惜しめば高くなり、売り浴びせれば安くなる

円高などは 発行しすぎたドルを日本に押しつけてしまうための単なる戦略

いつでも誘導することができる 

現在の情勢は その対象が人民元になっているというだけのこと


政府日銀は 円を大量に売って通貨価値を引き下げてきた

手元には大量のドルが残される

これで米国債を買ったものが 外貨準備高の九割を占めている

外貨準備高の総額は ついに100兆円を超えてしまった



日本の資本市場では 100兆円の空洞化がおきている ということ

代わりに

米政府は使途に制限のないドルを現金で回収する権利を 90兆円分手に入れた

 
この債務は返済を迫られないため 米政府はなんら痛痒を感じない

債権をもつ国である日本がドル資産を処分しても 円に戻さなければならない

円高が再現されてしまうことになるのだから ドルを売る訳にはいかない


そうこうするうちに ドル安が進み

いまではドル資産の価値は大きく目減りしてしまった

360円の時代からみると ドル資産の対円での価値は三分の一以下になっている


ドル通貨の発行権は、貧困国にはドル高政策を強要することを許し

貿易黒字国に対しては ドル安政策で過剰流動性をリフレッシュすることを許している

この状況から国際社会は 未だに脱することができない



アメリカの借金はドル安政策とインフレの相乗効果で 最終的に返済を免れる

そんな結末が この先に待っている



超伝導電源による温暖化対策の実行は 将来の破局をすべて回避する
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

覚醒 を 急げ

2008-07-24 06:22:37 | Weblog
時に非ず 

雌伏をつづけていたのは 谷の鶯ばかりではない


しかし


環境の悪化は 速度をあげて進みだしてしまった

対応が遅れると 取り返しがつかない結末を招く


有効な温暖化対策がどのようなものか ということについて

情報だけでも 先に 公開しておく必要がでてきた


超伝導電源の概要を漏らしてきたのは このような事情があったから

実証システムをつくって できるだけ早く 披露しなければならない



当該分野の研究者にとっては 実証が不必要なほど 古典的な理論がその根拠

電磁誘導を応用した製品のひとつに 変圧トランス というものがある

昔から身近な存在として 電信柱の上に乗っている

 

その一部を 超伝導コイルに置き換える というだけのこと



誰にだって すぐ 分かる 簡単なはなし


電磁誘導という名称から 敬して遠ざけられてきたものらしい

文明はこのトランスに すっかり馴染んでいる



理論は いたって シンプル



宇宙の中に 当初から その原理は用意されていた

いままで気付かなかったのは 知識の量にこだわっていたから


この簡単な仕組みが 優れた知識をもつ専門家に分からない はずがない


一切の成分は すべて 宇宙の中にあらかじめ仕込まれている

そこから真実を掘り出してくることが 人類に与えられていた永遠のテーマ



発見が遅れたら 文明の存続はない

改革が遅れたら 人類の未来はない

教育の在り方というものを 速やかに変えるべきときがきている



問題の所在を知れば 答えはひとりでにでてくるもの



現象は 法則の支配のもとに動く

科学は 決して 万能では ない

来歴(パラダイムシフト)を知れば 自明である


知を扱う者は とりわけ 権威となってはならない

謙虚な者にだけ 智を見出す機会が訪れる

見えないものを知るためには 優れた視力をもつことではなく

豊かな想像力をもつことが なにも増して必要


要素抽出ができれば 要因分析はすぐできる

法則を承知すれば 頭の中で実験する方が効率は遥かによい

相対論は そのようなプロセスを経て生みだされてきた



知識があれば 科学革命を惹起できるという訳ではない

考える体力を養うための教育こそが あって然るべき本来の姿

学ぶための教室が 知識を授ける効率を競うための反応場になっている

こどものための教育ではなく 教える側の都合で効率化を進めてきたという制度



企業の採用スタンスが変わると 教育の現場から権威主義は消えてゆく

現在の教育システムは 能吏を量産する必要があった明治初期につくられたもの

その名残が色濃くのこっている

時とともに弊害が増えてゆくのは 当然のことである 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

教育と洗脳は おなじもの

2008-07-23 05:41:48 | Weblog
地球を温暖化させたのは 交流送電を継続させてきたことが 最大の原因

本質をみることができないと 原発に奔って安易な手段で急場を凌ごうとする

高圧化した交流で長距離送電を強要したのは 原発の導入にあったこと

過去を 忘れてはならない


二酸化炭素の発生を忌避するためなら 問題のある交流を温存して

原発を増やすべき という意見が増えている

こんな下卑た対応策をひねりだすレベルにあるのが 権威筋というもの


教育システムが生み出した典型的な考え方 その特有のパターンが これ

本質を まるで みていない

表層をみただけで 都合のよい判断を勝手に引っ張り出す

その上で 正当化の論理展開をはじめる


原発をふやしても、火力発電はなくならない

新潟の原発が地震で止まったから 火力発電で補っている

バックアップを絶対的に必要とするのは 交流送電であるが故の避けがたい宿命



風力発電でも 商用電源から「常時バックアップ」をうけている

これが何を意味するものかを、当事者は知らない

二重の発電をしている ということ

どちらかの電力が ただ 捨てられているという 意味


電力会社に利益がないから 買い取り単価は最低の水準に落ちる


kwhあたりの風力発電の単価は 3円

販売している電力単価は 23円から26円の範囲のどこか


有効利用することができていたのなら もっと 高く買うことは当然の責務

それができない事情というものが 電力会社の側にできていた


太陽光発電なら 買い取り単価は6円

その枠は とても狭く そして 小さい

全量を買い取れないという制度は、それが損失以外の何物でもなかったから



ここに 電力会社の置かれている状況の一端みえていた



交流は 発電した電気を使わない限り すべて 捨てなければならない

貯めておくことができないのだから


周波数という要素成分が 電流の停止を許さない

毎秒50から60回 プラスとマイナスを切り替えている

電流がもつこの動態のことを 周波数 または F(hz波) と呼ぶ


だから 一瞬たりとも 止めておくことができない


発電所ではせっせと電気をつくって どんどん送りだしている



どこかで流れがせき止められたら、品質は落ちて電圧はゆらぐ
 
過剰な電圧は 火事のもと

迂闊に触れると感電死することも ある



交流電流は 一瞬たりとも止めておくことができない



消費者ががんばって節電しても

クールビズを企業が一斉に励行するようになっても

二酸化炭素が増えていたというのは 捨てる電気を一所懸命増やしていたから



教育システムとは このような劣った文化を根深く植え付けるものになっている




この事実に気づかないということが 寧ろ 深刻な状態にあることを表示している
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地 球 維 新

2008-07-22 05:50:08 | Weblog
CO2を減らすには 化石燃料を使わないシステムにすればよい

太陽電池があるのだから それを活かすのが早道

発電した電気を 効率よく貯めておけば 消費する資源を減らすことができる


蓄電するためのデバイスは たくさん ある

中でも 超伝導は大電流を備蓄しておくための究極の最先端技術

使い方がよく知られていなかったから

実用化が遅れていただけのこと


気候の変動が年々深刻なものになってきたことから

いつまでも 超伝導応用技術を眠らせておく訳にはいかなくなった

資源を消費しないエネルギーモデルは 蓄電装置がそのまま電源となるシステム

世の中を大きく変えてしまう能力を秘めている



使っても減らない電源は 発電所をなくしてしまう

小さな独立した電源だから どこにだって簡単に設置することができる

送電線や変電所は もう いらない

必要なのは 冷熱 の管理だけ

大気から簡単に取り出せる自然冷媒が すぐに利用できるということ



再冷凍システムは 漏出する冷媒を最小化する

自然から得た冷媒が僅かに漏れ出たとしても 

もともとそこにあったもの

フロンガスが招いたような結果など おきるはずもない




超伝導素材は 用途に応じて最適なものが選べる

家庭用電源から 産業用の高圧電流まで自在に対応する

電車も自動車も 超伝導電源から動力を取り出す

船も飛行機も モーターで推進力を得る


熱エネルギーは 電気からとりだせばよい

電源電流は減らないから どんなにたくさん使っても 損失とはならない



時代はすでに 動き出している

サミットでは 根拠のない目標を苦し紛れに掲げてしまった

実現しなければ 人類の生存は ない

真実を 誰もが知ったからだった



世界は 地球の維新(リニューアル)を 待っている



CO2を半減する道は 超伝導を応用する以外に残されていない

その他の方法には合理性がなく すべて見劣りがする


流れの先を読めば 立つべき位置はオノズカラ決まる



 どうする 資源貧国 ニッポン
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

考える力 と 見る力

2008-07-21 06:14:37 | Weblog
二酸化炭素濃度は いつになっても減らせない

減る道理 が そもそも ない

交流送電に代わる手段をもとうとせず

内燃機関に執着して いつまでも離れない


問題が長距離送電にあることを知っていながら どうすることもできない

自動車産業が経済成長を牽引しているから 生産を止める訳にはいかない

という こと


長距離送電 を 自家発電に切り替えたら よいだけのこと

エンジン を モーターへと置き換えれば 済むはなし


やろうと思えば それほど難しいことではない

なぜ できなかったの か



やろうとしなかった から



業界が自ら変わろうとしない限り 状況の好転は望めない

電力会社 は 交流送電そのもの が 経営資産

これを手放すことは できない

省エネ節電が無効なものであることを知っていながら 情報公開を避けてきた


経緯を知らない国と国民は エネルギー消費の抑制にせっせと取り組んでいる

甲斐のない努力であることを理解していれば 無駄な行為は生まれなかった

あらゆる温暖化対策で 効果の有無が検証された事実 は ない


発電で生じたCO2が 節電で減ると一方的に信じている

勝手な思い込みしているということを 誰一人疑う者はいなかった

いかさま賭博は いつまでも 続かない



真相が暴露されたとき 恥をかくのは誰なのか

 
そろそろ 覚悟をきめる準備をしておいてもよい頃だ



自動車なら 乗る機会を減らせば よい

電気なら 使う機会を減らしても意味が ない


交流は 貯めておくことが できない

だから

止まることも できない 


儚い運命の電気

発電した以上 使わなければ捨てる以外に道はない


知っているはずのことが まったく 理解されていなかった

考える力が すっかり 失われている



信じる力をもつことは大切だが 無条件で信じるのは愚かなこと

国のやることを信じていると 判断を誤ったことにさえ気づかない

そして


ついに


国 そのもの が  おおきく 劣化 してしまったのだった



盲信するのではなく 確信に 基づけ

価値基準は 自らの裡に ある



判断を委ねたいのなら 身の不幸を嘆いてはならない  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

少年よ 大疑をいだけ

2008-07-20 05:43:20 | Weblog
常識を 信じてはならない

時代が代われば 価値基準は変わる

ものさしは 宇宙 と 胎内 にある


判断に迷った時が 成長する転機


感性の赴くところを知り からだの声を 聞く

権威は信じるに足りない

根拠を突き詰めていけば 間接情報だけで成り立っている


信じてよいのは 光の速さ

物理的に証明されていないものは 憶測に毛を生やした仮説

その姿は ただ キッカイなだけ


教育システムは 権威に従うもののみを重用する

進学就職システムは トラック競技のようなもの

世の中には 積み上げてきた知の体力を活かす場は ない


そこで クイズ番組が流行るようになった


テーマをもたずに知識の量のみを競うのは 長距離耐久レース

何かをみつけたら トラックから出てフィールドを走れ

足りないものは 自分で学ぶ


無批判であっては ならない 

覇気のない 言われたことしかやらないニンゲンになる

やりたかったことをやっているとき 人は最も美しい

失敗をおそれるな


過ちこそ 将来の糧


失敗の体験を多く持つことが 賢者への道

知識をもっている というだけでは何の役にも立たない

応用することができなければ 値のつけようがない


失敗は 得難い 機会 

成功体験は甘美だが それだけのもの

失敗は 身のこやし


よい企業は 社員の失敗を尊ぶ

コスト負担を 惜しまない

過ちの密度は 企業活力のみなもと


優等生だけを採用してきた企業は 短期間で活性が衰える

ブランドへの投資は 実体ではなく虚を買う行為

手許には 何一つのこらない



内容の薄い人材は 企業にとってデッドストック

教育の劣化が 国の活力を奪い

国の劣化が 教育を空疎なものにする


企業は 成長する義務がある

個を活かすことは 共同体の利益

組織を育てるには 個を育まなければならない


判断のすべては 自己責任 


失敗を活かすのが 脳のフィードバック回路

洞察力は そこから生み出される



正しい観察は 優れた判断へと行き着く

国から活力を奪ったのは 判断を誤り続けてきた指導者

それを許したのは 保守化していった教育と政治経済システムの全体 


背景にあるのは 疑うことを忘れた無批判 と 享楽に流れようとする無関心 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひかり と かげ あるいは 陰陽

2008-07-19 05:07:51 | Weblog
現状を維持する というのが保守本流のあり方

温暖化がとまらない制度を いつまでも保とうとしている

プログラムされた行動パターンを墨守する本能をもつ

温暖化が止まらないままなのは 牢固たる認識を改めようとしなかったから



破局へと至る道を 承知の上で歩み続けている 

文明は 意志でプログラムを変更する力を奪われ

佇立するのみ


決意すれば簡単にできることを ながい間見送り続けている

効果のない行動は 何もやっていないのと同じ

不作為の結果が 気候の変動を招き寄せたのだった


意思決定を自発的にしようとしないのが 保守の本質

何も変わることのないのを安逸として 尊ぶ


淘汰は 適者生存の法則がもたらす必然の帰結


身勝手な不幸を 憐れむものはいない

それを与える法則を 因果律という


自助努力をすること
 

が 


自らの将来を決定する 唯一のみち


何もしなければ それまでのこと

地球は何度も 警告を発していた

聞く耳をもたなかったのは 人類の咎


地球の再生は 文明の責務

そのための手段は すでに 見出されている

きわめて合理的で シンプルな 方法

が 眠っている



自ら変わろうとする意思が ある量を超えるようになった とき

文明は再生への道を たどりはじめる


21世紀初めまでの歴史は 最終決断を促すために積み上げられてきた記録

不具合の連鎖は 覚醒を促すメッセージ



負の遺産を 陽転させる最後のチャンス は いま 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

知は 劣化する

2008-07-18 06:08:47 | Weblog
炭素資源は 250年かけて 人類にその意味を悟らせた

炭化水素資源は これから 人類にその意味を悟らせる

水素資源の有害性を人類がいつ悟るのかは わからない


温暖化で個体の水が液化する速さは 分かっていた

海水面の上昇は 予測されていたよりも早く訪れている


炭化水素は 天然ガスやメタンなどに代表される化合物

大気中の酸素と反応すると

炭素は温暖化の原因である CO2 へと遷移し

水素は温暖化の結果である H2O を生み出す


この酸化反応プロセスが 地表の状態を緩慢にかえてゆく


酸素と炭化水素とが 惑星の表層で出遭う


とき


二酸化炭素と水が同時に生成するという仕掛け


水素資源が酸化すると 地球の水は急増する

温暖化対策で世界中が一斉に燃料電池に飛びつくと

その効果は絶大だ

地球はもっていた水の絶対量を増やし たちまち 水没してしまうのだから


炭素が酸化で二酸化炭素生み出したことを知りながら

炭化水素が酸化して何を生み出すのかを 文明は考慮したことがない

冠水が予測を超えたものになってしまったその訳を 人類はまだ考えている


頭がどんなに良くたって つかい方がわるかったら どうにもならない

簡単に分かる事実が 見えなくなっている

天然ガスの消費は 降水量の増加を伴って 洪水を増やすという結果を生む

風上に位置する国が 風下に位置する国に水害を与える メカニズム


天然ガスの大量消費が 洪水の原因を構成している

燃料電池は この状態をさらに加速するだけのもの

考えてみたら すぐ わかる単純な ハナシ



教育が高度化すればするほど 優れた人材から想像力が失われていく


知は 今のところ エントロピー増大の法則に したがっている


国の劣化は その終着点 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

肥大する知識 無知にひとしい

2008-07-17 05:53:56 | Weblog
真実を知ったとき 人は 何を思うのだろうか

温暖化対策が無効なものだった

ということを 人類が正しく認識するようになるのは 


もう すぐ先のこと


交流送電の仕組みを知れば 甲斐のない努力だったことを その時に嫌でもさとる

省エネ節電 と クールビズ そして 自然エネルギーの量的拡大


電気に関する限り エネルギー消費の削減は地の底へ捨てる電流をただ増やすのみ

ガスとガソリンなどなら 消費の抑制でCO2を減らす効果は得られる


ガソリン価格の上昇は エネルギー消費を減らしはじめている

輸送関連分野で生み出しているCO2は 分母が28%という値

そんなに高いものでは ない

そのごく一部が減ったからといって 安心するのはまだ早い


改質型の燃料電池では 天然ガスを事前に加水分解してやる必要がある

ガスを燃やして 予め熱を与えておくということ

その段階で 水蒸気と二酸化炭素とが増やされる


小型燃料電池の発電効率は 概ね30%以下


つまり


70%の水素が 大気中へと漏れだしていく定め

これが追加の水蒸気となり 大気を一層湿潤化させる原因になる


燃料電池が増えたからと言って 火力発電所の稼働が止まる訳ではない

捨てるための電流を もっと増やすというだけのこと

これが 交流送電を選択して得たその結末


どこまでも 文明を祟りつづける


電力分野で生み出している二酸化炭素は 全体の50%

交流送電に依存する限り 温室効果ガスを半減させるのは不可能なはなし


無知という状態は 恐れることも 当然ながら知らないという意味

だから 己の無知にもまったく気づかない


何がおきるか知りもしないから 一切は平穏である


半世紀先の二酸化炭素濃度50%削減がなる前に 文明は夙に滅んでいる

それでも怖くないというのが 無知という名の病がもつ共通の症状

できもしない目標を持ち込んで 問題を解決した積りになっている



超伝導応用技術の登場を急いだのは 環境の劣化が余りにも早まったため

状況は 逼迫している 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする