優勢な太平洋高気圧が送り込んでくる遠い風は 秘めた強さをもっている
今年は 梅雨があけたあとすぐに 八月の風を感じた
海水温が上ると 立ち上る水蒸気はその量を高める
上昇気流となって高空へ運ばれる気体の水は
地表の気圧密度を引き下げる低気圧と呼ばれる
になる
下降気流となって折り返してきたものが 気圧密度を高めた高気圧
勢力の強い高気圧は 上昇する低気圧が持ち去った水分をそこに置き去りにし
乾いた大気を地表へと押しつけてくる
残された水分は凝固し 雨となって海へと戻る
大気圏では 一定の間隔で
入れ替わり 立ち代わりして
つぎつぎに 対流を生じさせている
いつもの年なら
八月に入ってから 遠い海から強さを秘めたこの風がやってくる
進みだした温暖化は 大気循環の様相を着実に変えはじめた
今年は 蝉の声が しない
日本の蝉は 七年の周期で世代交代を繰り返す
去年喧しかった蝉の声は 2015年にも今年のように静まる
来年も また 熱く 静かな夏になるのなら
エコシステムが破れた ということを疑わなければならない
10年もすると 大気圏のCO2は 最低でも200ppm 確実に増える
今のレベルが400ppmだから 600ppmに達するはず
大気圏の対流がその頃 どう変化するかは未だ分からない
八月の風は たぶん もっと 早まる
秋霖は 洪水を伴うような規模になり
台風は その破壊力を 更に増す
地球の環境は あきらかに
変化した
予兆といえる段階は もう 通り過ぎている
環境を元に戻すのは 現状では不可能なこと
打つ手 というものを 文明は もたない
これまでやってきたすべての対策は 効果がなかった
自然災害がより深刻なものになっても 環境の劣化はすすみつづける
人類は いつになっても 化石燃料にシガミついている
劣悪な環境条件が募っても 為す術をもたない
困難なこの状況を変えるのは やればできるとても単純なこと
エネルギーシフト以外にも 選択肢は残されている
環境を変えたいと願うなら 文明が 自ら先に変わらなければならない
常識を捨て 理念につけ
やるべきことを抽出するには ノイズを消すことからはじめるのがよい
意識を精錬していくと やがて 純度の高い金剛石
が生まれてくる
今年は 梅雨があけたあとすぐに 八月の風を感じた
海水温が上ると 立ち上る水蒸気はその量を高める
上昇気流となって高空へ運ばれる気体の水は
地表の気圧密度を引き下げる低気圧と呼ばれる

下降気流となって折り返してきたものが 気圧密度を高めた高気圧

勢力の強い高気圧は 上昇する低気圧が持ち去った水分をそこに置き去りにし
乾いた大気を地表へと押しつけてくる
残された水分は凝固し 雨となって海へと戻る

大気圏では 一定の間隔で
入れ替わり 立ち代わりして
つぎつぎに 対流を生じさせている
いつもの年なら
八月に入ってから 遠い海から強さを秘めたこの風がやってくる
進みだした温暖化は 大気循環の様相を着実に変えはじめた
今年は 蝉の声が しない
日本の蝉は 七年の周期で世代交代を繰り返す
去年喧しかった蝉の声は 2015年にも今年のように静まる
来年も また 熱く 静かな夏になるのなら
エコシステムが破れた ということを疑わなければならない
10年もすると 大気圏のCO2は 最低でも200ppm 確実に増える
今のレベルが400ppmだから 600ppmに達するはず
大気圏の対流がその頃 どう変化するかは未だ分からない

秋霖は 洪水を伴うような規模になり
台風は その破壊力を 更に増す
地球の環境は あきらかに
変化した
予兆といえる段階は もう 通り過ぎている
環境を元に戻すのは 現状では不可能なこと
打つ手 というものを 文明は もたない
これまでやってきたすべての対策は 効果がなかった
自然災害がより深刻なものになっても 環境の劣化はすすみつづける
人類は いつになっても 化石燃料にシガミついている
劣悪な環境条件が募っても 為す術をもたない
困難なこの状況を変えるのは やればできるとても単純なこと
エネルギーシフト以外にも 選択肢は残されている
環境を変えたいと願うなら 文明が 自ら先に変わらなければならない
常識を捨て 理念につけ
やるべきことを抽出するには ノイズを消すことからはじめるのがよい
意識を精錬していくと やがて 純度の高い金剛石
