山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

比良山系縦走(朽木栃生~地蔵山~林道鵜川村井線)

2017年12月23日 | 山野歩
蛇谷ヶ峰

2017年12月10日(日)
『比良山系縦走』
<朽木栃生~地蔵山~林道鵜川村井線>
[コースタイム]
◆[朽木栃生バス亭]8:55→9:55[コメカイ道出合]→10:30[笹峠道出合]10:35→11:10[イクワタ峠]→
12:12[地蔵山]12:24→[地蔵峠]→13:25(林道鵜川村井線・横谷トンネル北側入口付近)14:00→15:16[村井バス亭]
<慎重にテープを追った筈だ>
慎重にテープを追った筈だ。テープがあってもおかしいと思った時は引き返し、地図を出し確認もした。
2~3度テープを見失うが、踏み跡らしき処を慎重に辿ると、暫くするとまたテープが現れるという状態が続いたりもした。
地蔵山と地蔵峠の道標を確認したが、その後にテープを見失ったときには、再びテープは現れることはなく、
次第に踏み跡らしき処もなくなり下り勾配が激しくなるが、
「此処まで下ったなら何処かに出るだろう」「上り返す元気はない」と前進することにする。
しかし最後の20~30㍍位が急降下となる。断崖絶壁の上に出ないよう注意して下降すると、直径3cm位の金属線が何本も現れた。
それは結果的には、崖崩壊落石防止用金網を支える金属線だったのだが、それらを利用し、次から次へと半ばぶら下がり気味に下降すると、幸いにも林道に飛び出した。
林道に降り立った処より北へと歩き始め振り返ると後方にトンネルが見える。
如何なる名称のトンネルかを確認する為にトンネルまで引き返し、それが横谷トンネルであることが分かり、
自身が今立っているところが横谷トンネルの北側入口であることを理解し、再び北方へと歩く。
そのトンネル間際に左へ下る横谷峠へと続くであろう道があったが、我が脚腰の状態と時刻を鑑み断念する。
林道鵜川村井線をバス停へと歩く1時間余りは、鬱然たる気分が我が脳裏を支配し続けた。
蛇谷ヶ峰頂を踏むことが出来なかったことが心残りだったのだろうか。瞬時にしろ、我が心を捉えて離さないものに出合えなかったからだろうか。
イクワタ峠手前位から雪が現れる。滑り転倒しないよう確実に足を置く。昨日か一昨日に歩いた足跡があった。しかし雪が無くなるとその足跡も消滅してしまう。
今日は人ひとり出合うことは無かった。出合ったといえば、朽木栃生から歩き始めて暫くの処で、駆け去る猿を見掛けたくらいだ。
一糸すら纏っていない猿は、この季節大丈夫なのだろうかと要らぬ心配をしてしまった。
コメント
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