「 西郷従道邸のベランダから見る尾張富士 」
富士山に登り隊の一員として登った尾張富士が見え懐かしくなりました。
こちらでも丁寧な案内をしていただきました。
まず、一階の部屋。
青い布張りの椅子、赤坂離宮で使用されていたものです。
中には馬の毛が入っています。
薦められるままに座ってみると、固くもなく柔らかくも無く、座り心地がとても良いのです。
長時間に渡る会議などで疲れないような工夫。
世が世なら・・・・・庶民派兼業主婦が座れる椅子ではないのです。
食器はノリタケが特別に作ったものだそうです。
壁に掛けてある額縁の中はシルクの刺繍絵です。
四季のお花の色、当時は錦絵のように美しい発色をしていたのだと思います。
↑ 鹿鳴館で使用されていた猫足の丸椅子。
着飾った女性の背中の飾りを壊さないように考えて作ってあります。
実際、座ってみても背中が楽くです。
踊り疲れた淑女たちが休憩に座ったのだと思います。
地元家具屋さんのオリバーに似た形の椅子があるの思い出しました。
玄関に入ると正面に階段があります。
その一階から二階への階段は廻り階段と言います。
螺旋階段は知っていますが、廻り階段は初めて聞いた言葉です。
手すりに置く手を変えないで上り下りできるのですが、、、
美しい曲線を作っていました。
我が家の階段の手すりも手を変えないで上り下りできます。
でも、途中に踊り場があるし、曲線は無いので廻り階段とは言わないのでしょうね。
☆ 2階フロアー
こちらの椅子も螺鈿細工が施された豪華です。
ここは、ロープが張ってあり触ったり座ったりすることはできません。
壁に掛けてある絵画、破戒僧と云われたボッティチェリの絵を思い出させます。
果物やバッカスの絵を思い出しました。
2階の、その他の小部屋は旧国鉄が持っていた時代は選手たちの部屋になっていたそうです。
うむぅ、、、あまり詳しく書いてはいけないですね。
お楽しみが無くなってしまうので、この辺りで止めておきます。
まだ、続きます。次回は自然編です。