なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

オトギリソウ(オトギリソウ科・オトギリソウ属)多年草

2014-08-02 10:39:47 | 草花
 昨年、たくさんオトギリソウが見られた、荒神山、山裾の草原は、今年は、すっかり草刈がされて、ほんの少しだけ、
丈の低いオトギリソウが僅かに花を咲かせていました。この辺りでは、珍しい花なので、惜しい気がしました。
 鷹の傷薬になる秘伝の薬草の名前を、弟が他人に洩らしてしまったので、鷹匠の兄が切り殺してしまったという、怖い
故事に由来した名前がついているオトギリソウ・・・。たくさんの血潮が飛び散った痕だとされる黒点や黒腺が、葉にも
萼にも、花弁にも散在しています。これは、油点といわれるもので、オトギリソウの特徴です。
花は、黄色で、直径1.5~2cmの一日花です。茎の先に集まってつき、花弁は5枚です。雄しべは多数あり、雌しべは
3個で、柱頭が赤く目立ちます。