なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ムラサキケマン(ケシ科・キケマン属)越年草

2017-04-17 18:33:50 | 草花
 以前は、二株ほど、咲いていたムラサキケマンですが、毎年種がこぼれて、庭の
あちこちに生えてきています。植木鉢の隙間からも花を咲かせていました。
 花は、赤紫の筒状で、茎の上部に総状につきます。花弁は4個で、外側の上下2個と
内側の左右2個です。外側の上の花弁は、後ろが距になって、突き出ています。
この中に蜜腺があるそうです。
 雄しべと雌しべは、内側の花弁の中にあるのですが、先端がくっついているので、
外からは、見えません。どうやって受粉するのかしら・・と思っていました。すると、
虫などが蜜を求めて、上側の花弁と左右の花弁の間から入ろうとすると、ピョコンと
雄しべと雌しべがとび出して来る・・と、説明したものがありました。早速、爪楊枝や
指先で試してみましたが、うまくいきませんでした。
自家受粉をすると、説明してあるものもありました。ひとつ試しに内側の花弁を裂いて
みると、中の雌しべには、既に花粉がついていました。
 ムラサキケマンの果実の弾け方も面白いです。