なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ダイコンソウ(バラ科・ダイコンソウ属)多年草

2014-08-23 14:30:54 | 草花
 一昨年愛知川の河川敷で、ダイコンソウを見つけてから、昨年も今年も二度と見かけることは、ありませんでした。
台風や大雨で、水浸しになったり、草刈で短く刈り込まれたりしたためでしょうか。
それが、先日ふとしたことから、前に出会った場所とは、全く違う所で、随分草丈は短かったのですが、見覚えのある果実と
花に再会することが、出来ました。5枚の黄色い花びらが、1枚ずつ離れて、微笑むようについています。果実には、特徴のある
S字型の棘・・・そして、基部の葉をしらべると、まさしく大根に似た葉でした。
細々ながら、命を繋いでいてくれたことを、とても嬉しく思いました。






























サギソウ(ラン科・サギソウ属)多年草

2014-08-22 15:02:50 | 園芸花
 サギソウは、山麓の湿地などに自生する、日本を代表する野生ランだそうですが、乱獲や環境破壊により、現在では、自生の
ものを見る機会が少ないそうです。
もちろん、これは、鉢植えの園芸種で、水苔に球根を植えて育てたものです。ひょろっとした細い茎の先に、見れば見るほど
鷺そっくりな不思議な形の花を咲かせます。長く垂れ下がった距は、蕾の頃から伸びているようです。
お盆の頃に咲く、涼しげな花です。



















 

オオニシキソウ(トウダイグサ科・ニシキソウ属)一年草

2014-08-21 11:20:02 | 草花
 愛知川河川敷のオオニシキソウは、基部から立ち上がり、40cm程の高さに広がっていました。
葉の縁には鋸歯があり、小さな紫褐色の斑が見られるものもあります。茎は、鮮やかな赤紫色で、緑の葉との対比が綺麗です。
 杯状花序というカップ型の総苞から、花が出てきます。カップの縁の白い花びらのように見えるものは、腺体の付属物だと
いうことです。雌性先熟で、雌花がまずカップから突き出し、柱頭を広げ、他の花の雄花の花粉を受粉します。
子房が成長してくると、柄が伸びて、ごろんとカップの外に出ます。その後、4個の雄花の雄しべが伸びてきて、花粉を出します。
写真の黄色く見えているのが、雄しべの花粉です。自家受粉を避けるように、うまく出来ています。

























オオアレチノギク(キク科・イズハハコ属)越年草

2014-08-20 13:06:18 | 草花
 今朝、愛知川の河原で、オオアレチノギクを見つけました。草丈は、130cmぐらいです。前回のヒメムカシヨモギに比べ、
短い枝分かれが多いかと思いました。花は、基部の方が膨れた徳利型をしています。舌状花は全く見られませんが、
総苞の中に隠れているのだそうです。花後に冠毛をもった種子が脱落して、飛び散っていきます。
茎には開出毛が多く見られますが、葉は、全体が灰緑色に見え、裏面には、目に見えないくらいの細かい毛が全体に生えて
います。ヒメムカシヨモギに見られたような、葉のヘリの長毛は、生えていません。




 


























ヒメムカシヨモギ(キク科・ムカシヨモギ属)越年草

2014-08-19 11:42:39 | 草花
 最近の田んぼは、除草剤で綺麗に除草されていますので、畦道などにも大きな草は殆ど生えていません。
これは、用水路わきの川べりに高く伸びていたヒメムカシヨモギです。
丈は、わたしの背丈より高く、150cm以上はありました。オオアレチノギクとの区別が難しく、いろいろ調べてみましたが、
茎がしっかりと伸びていること、花が俵型であること、小さいながら白い舌状花が見られること、葉のへりに長い毛が生えている
こと・・などから、ヒメムカシヨモギではないかと判断しました。
明治維新の頃に北アメリカから渡来したそうです。オオアレチノギクは、それより遅く、1920年前後に渡来したそうです。