青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

越中、万葉の神に祈る。

2021年10月09日 23時00分00秒 | 万葉線

(秋の日、高岡にて@万葉線・末広町電停)

高岡駅で万葉線の乗り継ぎ時間が開いていたので、駅前から一つ目の末広町電停まで歩いてみる。万葉線は単線の路面電車なので、棒線の電停では進行方向によって乗り場を分けるスタイルにしているんですね。富山ライトレールでもそうだったな。万葉線は、新湊方面に向かってこの先の交差点で右に折れ、国道156号に出ます。

さっき駅前ですれ違ったドラえもんトラムが、越ノ潟行きの電車になって折り返してきました。長玉でギュッと圧縮して叩いてみましたが、車通りが少ないせいかクリアな感じで撮影する事が出来ました。万葉線は日中は15分間隔で運行されてますけど、このドラえもんトラムは狙って乗る子供連れのお客さんが多いみたいですね。この時は秋の三連休だというのに寂しい高岡駅前でしたが、全国的に緊急事態宣言が解除されて、少しは賑わいも戻っているでしょうか。

そう言えば、富山に行くと子供に言ったところ、「日本の100名城スタンプを押して来い」というミッションが与えられていたのを思い出した。こちらもただ万葉線を乗り回すだけでは面白くないので、急患医療センター前電停で降りて高岡城址に行ってみたりして。高岡城は天守こそ失われてはいるものの、広大な城郭の跡に巡らされたお堀端の木々の緑が美しいですね。

博物館で恙なくスタンプをゲット。集めたい本人が来ないのに、地道にコツコツと集まっているのが何だかなあという感じがしないでもない(笑)。越中の国の一之宮として高岡城址の二上山に鎮座する射水神社。格式高き雰囲気に居住まいを正します。真榊の浸された手水鉢にて手を清め、青空に向かって願うには、この越中富山に張り巡らされた鉄路たちに繁栄のあらんことを。


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