青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

郷ひろみが空から降って来る

2008年08月31日 23時24分35秒 | 日常
(画像:恩田田んぼ)

久々にネタのない週末。
全く予想もつかない先週から今週にかけての天気でしたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
ところで、最近流行りの「ゲリラ雷雨」って「ゲリラライブ」に聞こえませんか。
関東甲信越で局地的なゲリラライブ。八王子とかの山沿いで。
とりあえず「How many いい顔」あたりでお願いしたいものだ。

午前中はつかの間の晴れ間。
来週車検を迎える車のブレーキシューのサビ落としを兼ねて2時間くらい近所をブラブラ。
横浜と言えどもほんにウチの周りはまだまだ田舎臭さが抜けてなくていい感じだ。
特に恩田川の谷戸に続く水田地帯は、「ここが横浜市内だ」という事を忘れさせてくれます。
稲は実りの秋を前にこうべを垂れ、シオカラトンボが水田の上を我が物顔でスイスイと飛んでいる。

思わせぶりな空の下を、こどもの国線の2両編成がのんびり往復していました。
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乗りたい人が乗るべきだと思うの。

2008年08月29日 00時41分39秒 | 日常
グッピー氏が9月に恒例の北海道旅行へ出掛けるそうだが、今回は寝台特急「北斗星」で行く事にこだわりたかった…と言うコメント、手前味噌ではありますが自分のヲタっぷりを移してしまったようで恐縮なのであります(笑)。

以下転載。
>寝台券発売初日の今週の月曜日、10時15分にみどりの窓口に駆けつけましたが、
>人気の「ロイヤル」(一人用個室A寝台)は勿論のこと「ソロ」(一人用個室B寝台)までもが全滅。
>北斗星で北海道入りすることにこだわりたかったので普通の二段式B寝台での手配となりました。

この「北斗星」のソロ・ロイヤルに関してはネットオークションでのいわゆる「テンバイヤー」の格好の餌食になっておりまして、まともに買おうとしてもなかなか買えないのが実情のようです(「カシオペア」なんかもっとひどいらしいが…)。実際、減便されてさらにその傾向には拍車が掛かっている様子。つか、単純にサヤ抜きのダフ行為なんだけどさ。

ただ、その分出発日間際でのキャンセルなども多いようなので、これは諦めずに会社帰りなんかにみどりの窓口に足を運び、空きが出たら即変更狙いで行くしかないんじゃないでしょうかねえ。
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老雄・最後の夏 Part2

2008年08月27日 22時29分09秒 | 日常

   

小国から乗ったのは私一人の63分遅れの米沢行きは、キハ52127に「タラコ色」と呼ばれた国鉄首都圏色のキハ47515がくっついたリバイバル色コンビ。羽越線との接続を取らず坂町駅を急いで引き返して来たと見え、車内は鉄道ファンと思しき5人のみ。全員が前のキハ52に乗車しているので鉄板でしょう(笑)。後のキハ47には米沢まで誰も乗ってなかったからなあ。
旧型のディーゼルカーは小国駅を離れると、米沢盆地との境にそびえる米坂線の一番の難所、宇津峠に向かって走り始める。羽前沼沢、伊佐領とそぼ降る雨の中、暗い山道をガオンガオンと言う激しいディーゼルエンジンの音を上げながら音ほどには進まないのはご愛嬌だが、さすが2エンジン車なのかトルク感は強い。旧式のバネ仕掛けの台車のバウンド感と、連続する急勾配に窓を震わすエンジンの唸りは迫力満点だ(製造時のエンジンは換装されてるんですけど)。宇津峠のトンネルの中で勾配が下りに変わると、連続して吠え続けたエンジン音も急に軽やかに変わり滑るように山を降りる。霧雨に煙る米沢盆地に出て手ノ子、羽前椿、萩生、今泉、誰も乗る人はいない。

ダイヤを大幅に外れた米沢行きは、予定外に羽前小松駅で15分以上の長時間停車。同業者と思しき5人+1人(自分)が、思い思いに老雄の最後の夏を写真に収めて行く。これがキハ52の面構え。正面床下の片寄せのスノープロウとか、赤く塗られたジャンパー線とか、運転席のニクロム線むき出しの独立したデフロスタとか、車体横に差し込まれた複雑な行き先表示(サボ)とか、ステップ付きの出入り口とかもうここまで来るとフェチですけどかっこいいですよね(笑)。米沢駅に着いてからも、しっかり色々撮影しちゃいましたからw

     

米沢駅で撮影ミッションを完了するともうこの旅の目的は8割方達成されたも同然なので、米沢の隣町である赤湯温泉に行く事にした。ホームで名物駅弁「牛肉どまんなか」をゲットし、普通列車の山形行に乗車。ディーゼルカーに揺られて来た私には異次元とも思える速度で豪快に米沢盆地を北上し、赤湯駅へはあっという間の15分。時間はたっぷりあるので、町の共同浴場「烏帽子の湯」でゆっくりと温泉に浸かる。入浴料100円。ちょっと熱めのお湯に一緒に浸かっていたオヤジ連中の置賜弁は8割方意味が分からなかったが、それでいいんです。
湯上りの体を冷ましながら赤湯の駅までゆ~っくりと歩いて戻り、ホームで山形新幹線を撮ったりしてみる。つか、ホームの外れの待合室で、誰もいないのをいい事に地元の高校生カップルがちちくりあってました(笑)。私が近付いたのに気付いて体を離したカップル、お楽しみの所スマソ。途中まで心の中のみのもんたで実況さしてもらいましたw

   

米沢に戻り、日中はとにかく本数の少ない米沢発福島行き普通列車に乗車。いわゆる「板谷越え」の区間を走るので車窓風景に期待していたのだが、せっかく運転席の後ろの席をゲットしたのに運転士が遮光幕■■■では話にならない(笑)。確かにトンネル区間で遮光幕下げないとフロントガラスに車内の明かりが反射してしまうのではありますが…と言う訳でフテ寝。車窓の景色も濃い霧に包まれてしまって全く見えなかったしな。峠駅名物の力餅も買いそびれちゃいました。夢の中でかすかに餅売りの売り子さんの元気な声は聞こえたのだが…

福島から郡山、郡山から黒磯、黒磯から宇都宮は東北本線の単純な乗換え修行なので割愛。福島から郡山は18きっぷ時期にありがちな2両編成にすし詰めと言う殺伐さ。郡山のホームに止まってい元東北のスター583系あいづライナーに癒される。ショート編成にはなってしまいましたが、この車両を見ると「ゆうづる・はくつる・はつかり」なんて名前が思い起こされますよね。

宇都宮でようやくバタバタした乗換え修行にも一区切り。宇都宮始発の湘南新宿ライン逗子行きのグリーン車へ乗り込んでビールを飲りながら「牛肉どまんなか」を胃へ収め、適当に暮れて行く下野の街の明かりを見ながら眠れば横浜。旅のエピローグのSuicaグリーンは最近定番になりつつあるな。今日も満喫。

それでもまだ1枚手元に18きっぷ残ってるんだよねえ。
さすがにもうネタがなくなって来たのだがw

コメント (2)
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老雄・最後の夏 Part1

2008年08月26日 22時01分37秒 | 日常

と言う訳で、土日のダイジェストを。

  

雨の土曜日、新宿駅を「ムーンライトえちご」で出発。全車指定席売り切れとの事で騒がしかったらやだなあと思ってたんですが、「ながら」と違って案外と年齢層が高く、皆早々に休んでいたのは幸い。山屋の中高年と輪行グループが多かったかな。国鉄色485系の6両編成は古くなっても特急車。線路の揺れが適当に心地よく、ダイソーで買ったアイマスクをかけてさっさと眠る。途中高崎と長岡で時間調整を兼ねた停車があったんだけど、高崎駅では国鉄489系を使用した後発の急行「能登」とホームで並んで、なつかしの国鉄色の競演が見られました。
MLえちごを新津駅で下車。ちょうど大阪行きのトワイライトエクスプレスが入線して、朝から元気な厨房鉄ヲタが写真を撮ろうと走って行く。朝4:40にさすがにそこまでの元気はなく、駅前のヤマザキデイリーで食料を調達し駅の待合室で待機。勝手知ったる新津駅、だ(笑)。

   

羽越本線始発・6:15発普通列車酒田行はJR東日本のスタンダード気動車キハ110系。羽越本線は村上の先で直流/交流が入れ替わるんで、この区間を直通する列車は専ら気動車が使われてますね。交直流型電車を作るのは費用も掛かるし、そこまでしなくてもと言う事でしょうか。
さすがに寝不足気味でうつらうつらとしつつ列車は越後の穀倉地帯を爆走。昨夜からの雨は止む事無く降り続き車窓を濡らす。月岡と新発田でどっと部活へ向かう高校生に囲まれたのだが、車掌氏が曰く「この先の坂町で接続する7:12発米坂線米沢行きは運休になります…」。な、何だって~!(AA略)聞けばなんと車両故障との事で、坂町駅のホームにはノックアウトされたキハ52が留置されていた。
代行バスは出すがこの後の運行状況が良く分からないとの事だったので、とりあえずバスに乗ってしまうほかはない。朝もはよからJRにチャーターされた村上自動車の妙齢のバスガイド、「本日は車両故障との事で皆様には大変ご迷惑を…」いや、あんたのせいじゃないから!と思いつつも、輸送密度の低い辺境のローカル線は代行運転が多いのか、謝り慣れていると言った感じでしたw

   

バスは雨の降りしきる坂町駅を離れ、国道113号線に乗り一路米沢を目指す。一応米坂線の各駅前に近い場所で停車し、「越後片貝です、お降りの方いらっしゃいませんかあ」とバスガイドが問うのだが、誰も乗りもしなけりゃ降りもしない。小国まで行く僅かな地元客を除きほとんど18きっぱーだからなwそんなもんだろ。
バスは日本海に注ぐ荒川と米坂線を縫うように走る。濡れた緑と淀む川の色。赤芝峡と言う景勝地も、案外鉄道よりバスのほうが眺めは良かったかもな…と思いつつも、今回の目的って米坂線に乗るってのが8割くらいだったんですけど!と言う訳で小国の駅前に到着した時に思い切ってバスを捨ててしまった。無人駅だと運行状況を確認するすべはないが、さすがに小国なら駅員さんがいるだろうって読みもあったのでね。

駅で降りた4~5人にはほどなく迎えが来て、駅に残されたのは私一人。それでも駅員氏が構内放送で次の米沢行きが63分遅れで坂町駅を発車した事を私だけのために告げてくれた。待ちますとも。する事ないけど…構内の片隅に停められていた新型のラッセル車がここが豪雪地帯である事を物語ります。積雪は3m4mは当たり前の地域ですからね。雪による交通途絶の可能性があると言うのも米坂線が交通機関として存続している要因の一つではあるんだが。雨の中駅前を散策してみたのだが、目に付いたのは何一つ開いていない店と交差点の「自主規制」の交通標識。交差点で止まるのって自主規制なんすか?(笑)。
暇に押しつぶされそうになりながら待ちくたびれ、「米沢行きマダ~?(チンチン)」とやっていると、ようやく駅員氏から「米沢行きが来るからホームへ行け」と言うお達し。霞みたなびく飯豊山地の向こうから、オレンジとベージュの色に塗られた国鉄色キハがやって来ました。

米沢行きの先頭に立つキハ52型は、1957年から製造され全国のローカル線で活躍した国鉄キハ20系シリーズの最後の忘れ形見。2エンジンにパワーアップされ山登りに特化した性能を持っていると言う事で、勾配ローカル線区である磐越西線・米坂線・大糸線を担当する新津と糸魚川に最後までこの形式が残されていたんだけど、とうとう新津のキハ52には後継車が現れる事になり(キハE120系投入のお知らせ)

後継車が現れれば、老雄は去るのみ。
今回の最大の目的は、最後の夏のキハ52に会う事でした。

続く。

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絶賛帰宅中

2008年08月24日 18時51分26秒 | 日常
(画像:米沢駅名物)

宇都宮から18時ちょい前の湘南新宿ライン@スイカグリーンにてくつろぎ中。

昼に米沢で購入した弁当「牛肉どまんなか」と缶ビールでお疲れさん。
う~ん、確かに有名になるだけの味です>牛肉どまんなか
駅弁なんて量が少ない割に高いってのが相場だが、意外にご飯の量も肉の量も食べ応えがあります。日本人なら誰でも好きそうなタレで甘辛く煮付けた牛肉の味。

今日は一日雨続きで、車両故障なんかのハプニングもありつつまずまずのミッションはこなせましたね。
惜しむらくは、板谷峠は霧でなんも見えなかった事。
諦めて寝ちゃったら峠駅で力餅買いそびれちまったよ。
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