青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

往く年に寄せて

2016年12月31日 20時33分19秒 | 日常

(冬の風物詩@江ノ島駅)

早いものであっという間に大晦日。もう平成も明ければ29年になるなんて悪い冗談だよな。ちょうど年末にご無沙汰していた方々と久し振りにお会いする事が出来まして、確実に全員平等に歳は取ったのだなあという厳粛なる事実を再確認したんだけれども(笑)。まあそれでもそれぞれ今の今まで熱中出来るものがあるようだし、そこらへんのネツがあるのは案外悪い事じゃないよね。

本年も当ブログをご覧いただきありがとうございました。
来年もそれなりの熱量を維持しつつ、更新に励む所存でありますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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師走 かしわ台/川音川

2016年12月29日 18時00分00秒 | カレンダー

(未来を彩るネイビーブルー@かしわ台車両基地)

1年の掉尾を飾る12月。「ヨコハマネイビーブルー塗装9000系」の鉄コレ発売に合わせて、かしわ台の検修庫で並ぶ現有の2編成。普段通勤でちょこちょこ乗ってますけど、クラの中で見る9000系の新塗装は何というか近未来感がありますよね。ネイビー化に合わせ、更新前にはおへその位置にあった前照灯が窓の上になりましたが、おそらく将来の東部方面線からの乗り入れに準拠させるためでしょう。低い位置の光源だと他社線の踏切の障害検知装置が反応するとかそういう理由じゃないかと思うのだが。とはいえJRの線路に外付けディスクブレーキの車両って入線の実績はそうないと思われ。湘南新宿ラインを直角カルダンの爆音を響かせて走る9000系とか想像しただけで眩暈がしそうな光景だ(笑)。


師走の乾いた風を切って川音川の鉄橋を行くLSE。青と黄色のガータープレートの橋と言うのは小田急独特のそれ。この日は午後まで富士山が雲に隠れずにその顔をのぞかせてくれました。ここは朝の9時台の上りはこねがベストになるポイントですが、緩い斜光に染まる午後のはこねを狙う人はおらず、まったりと撮影する事が出来ました。

昨今の鉄道写真趣味においては、毎年「廃止」と「引退」の話題ばかりで撮るものが少なくなり、正直カメラを置いてそのカネと時間を鉄道模型に注ぎだす人が増えているとかなんとか…模型なら自分の好きな車両をいつまでも愛でる事が出来ますからねえ。自分もいつまでこれをやっているのかよう分かりませんけど、とりあえず2017年は引退の決まった地元のロマンスカー・小田急7000系LSEを追っかけて行く年になるんじゃないかなあと。
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霜月 大桑

2016年12月28日 18時00分00秒 | カレンダー

(木曽駒遥か@大桑)

11月は有休を取っての木曽谷へのロクヨン追っ掛けであった。つい先日の話なんでありますが、終わってみれば追っ掛けと言うのは時間との戦い過ぎてなかなか難しいものである事を再認識。もうちょっとロケハンやってしっかり撮りたかったというのが本音。全国でも活躍の場所が狭まって来た山男ロクヨンですが、今のところ木曽路からの置き換えの噂は聞こえてはこないもののこちらも国鉄原色機については風前の灯。まあロクヨンに付いてはそこまで原色機じゃなきゃ価値がない訳でもないだろうとは思うんだけどね。大宮更新色も結構好きです。

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神無月 水海道

2016年12月27日 18時00分00秒 | カレンダー

(非電化・関東の雄@水海道車両基地)

秋になると私鉄10社スタンプラリーに駆り出されるのがここのところの恒例になっているんだけど、つくばエクスプレスのスタンプを押しがてら訪れた関東鉄道・水海道車両基地公開。水害を乗り越え、関東非電化の雄として君臨する関鉄のキハ軍団たちが、絶好の天気の下で多くのマニアを前に鎮座していたのでありました。正直関東鉄道って今まで撮影の対象にしたことないんだけど、キハ310系列(一番手前)が渋い魅力を放っていて、動くんだったら撮りに行きたいなあと思う。そうなると平日の朝しかないんだろうか。

現業の方々のファンに対する気配りもきめ細かく、ロクな昼メシも食わずお腹を空かせていた子供に関鉄レール倶楽部のお兄様方が焼きそばを大盛りにしてくれた事もいい思い出。こないだ家で焼きそば作ってた時に、子供が「水海道の焼きそば美味しかったねえ!」なんて話し出すくらいだからよっぽどだったんだな。
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長月 下小代

2016年12月26日 18時00分00秒 | カレンダー

(りょうもう伝統のスカーレット@下小代)

長月、と言えば9月ですがこれは10月上旬の東武日光線・下小代。今年の9月はまあクソみたいな天気ばっかりだったので致し方ないかと。日光・鬼怒川の観光地をカバーしたきぬ・けごんのDRC(1720系)の陰に隠れ、ビジネスユースを中心に両毛地区の小都市をカバーしていた1800系のりょうもう号。現在は多客時の波動用車両として1編成のみが当時の塗装のまま残されていて、これを追っかけてわざわざ家から始発電車に乗って行ったのだった。

北千住から区間快速で1時間半。伊勢崎線内の人身事故でダイヤが乱れ、やきもきする中を定時から遅れる事30分。
刈り入れ間際の稲穂の波を切り裂くように、鮮やかなスカーレットの編成が下小代の舞台を駆けて行きました。
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