(未来を彩るネイビーブルー@かしわ台車両基地)
1年の掉尾を飾る12月。「ヨコハマネイビーブルー塗装9000系」の鉄コレ発売に合わせて、かしわ台の検修庫で並ぶ現有の2編成。普段通勤でちょこちょこ乗ってますけど、クラの中で見る9000系の新塗装は何というか近未来感がありますよね。ネイビー化に合わせ、更新前にはおへその位置にあった前照灯が窓の上になりましたが、おそらく将来の東部方面線からの乗り入れに準拠させるためでしょう。低い位置の光源だと他社線の踏切の障害検知装置が反応するとかそういう理由じゃないかと思うのだが。とはいえJRの線路に外付けディスクブレーキの車両って入線の実績はそうないと思われ。湘南新宿ラインを直角カルダンの爆音を響かせて走る9000系とか想像しただけで眩暈がしそうな光景だ(笑)。
師走の乾いた風を切って川音川の鉄橋を行くLSE。青と黄色のガータープレートの橋と言うのは小田急独特のそれ。この日は午後まで富士山が雲に隠れずにその顔をのぞかせてくれました。ここは朝の9時台の上りはこねがベストになるポイントですが、緩い斜光に染まる午後のはこねを狙う人はおらず、まったりと撮影する事が出来ました。
昨今の鉄道写真趣味においては、毎年「廃止」と「引退」の話題ばかりで撮るものが少なくなり、正直カメラを置いてそのカネと時間を鉄道模型に注ぎだす人が増えているとかなんとか…模型なら自分の好きな車両をいつまでも愛でる事が出来ますからねえ。自分もいつまでこれをやっているのかよう分かりませんけど、とりあえず2017年は引退の決まった地元のロマンスカー・小田急7000系LSEを追っかけて行く年になるんじゃないかなあと。