青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

長電のソコヂカラ

2012年05月28日 06時02分05秒 | 日常

(画像:長電の中枢@須坂車庫)

さて、長きに亘りお送りして来た今回の長電行も今回で最終回。飽きたと言わずお付き合い願いたいと思いますが(笑)、小布施で返した団臨は終点須坂駅へ。「蔵の街須坂」とゆけむりの車内案内で語られる河東地区の中心都市であり、3面5線のホームと車庫を有する長電の中枢駅でもあります。まあ「蔵の街須坂」とか言われても自分は須坂観光をした事ないんでよく分かんないんだけど、市内の中心部がなんかゴチャゴチャして区画整理出来てない感じが昔っからの街なんだなあと言う感じはするね(笑)。ちなみに今回の団臨車内放送では「駅前にはジャスコしかありません」って案内されていた須坂w現イオン須坂店なのだが、地元民的には「ジャスコ須坂店」のままであるらしい。そんなもんだよね。

これから須坂駅南側の車庫で撮影会を行う段取りですが、須坂の駅の車庫は南北に結構なスケールで展開されており、まずは駅の北側の一角に全員集合。日差しはないものの蒸し暑さの残る中、須坂車庫での大撮影会がスタート。案内の現業さんから諸注意のアナウンスがありましたが、「折角ですから巡光側で撮ってくださいね」とのコメントも出るなどなかなかお好きな方らしい(笑)。小布施の駅でもクラカメ出して、「ちょっと撮らせて下さい」なんて言って鯨をパチパチ撮ってましたからね。バイトしてただけの感覚ですが、意外に鉄道業界って憧れの職業のように見えて仕事だから勤めているだけの人が殆ど(特に駅務だと)。んで、たまに本当に鉄道が好きで勤めている人がいる。そう言う人は、駅務はやるけどいずれは運転士の試験に進む人が多かったような気がしますね。ご多分にもれずこの方も運転士のようでしたけど。


まずは「羊羹電機」ことED5001から。
この羊羹電機、昭和2年製の古典電機ですが、岳南の古典EDが風前の灯の中「動く電機」としては日本有数の古さなんじゃないでしょうか。
箱型、私鉄らしいサイズのちょっと腰高のD級電機。台車の板バネが渋い。
子供の頃、小田急の足柄駅に停まってたED1031を彷彿とさせます。
あ、動くと申しましたがさすがに車籍(車のナンバーみたいなもん)は外れてまして、
扱いとしては須坂の車庫の中での入れ替え作業のみに従事できるとの事でしたが…




撮影会場であった南側の車庫に留置されていた8500に、旧型車が付けてた行先表示板を付けてみました(笑)。
中間車改造でペラペラ感の強いT6編成に、ペラペラっとした行先表示板。
いい意味で素っ気なくてマッチしているような。
国鉄73系とかのいわゆる省線電車風味、とでも申しましょうか。


そして車庫の中に鎮座ましますのは、惜しまれながらも3月末で引退なさった2000系D編成。
引退しても、その存在感はさすがなものがありまして、つくづく須坂の車庫に置いておくのはもったいないよなあw
あんだけ派手な引退興行やった手前、さすがに復活って事もないんでしょうけど…
もし復活するんだったら諸手を挙げて賛成するねw
本日はファンの方が作ったヘッドマークを付けて登場。
こんな楽しみもイベントならではですか。


車庫の中のもう一編成は、赤帯を取った「銀鯨」ことO6編成。
「O(オー)」と言うのは「One-Man」の「O」で、木島線や屋代線向けの運賃箱を付けたローカルワンマン編成の事。
今回の団臨に選ばれたO2編成と同様冷房が付いておりませんので、このOシリーズは今後の行く末が案じられる車両。
ともに屋代線の廃線を機に運用からは外れてるようですのでね。
本日の撮影では銀鯨たるそのフォルムを活かした幕仕様で楽しませてくれます。
菊名に日吉に中目黒、南北千住に竹ノ塚、草加春日部トブコまで♪(七五調)。
モノクロ撮りにしてみると、「昭和42年 南千住車庫にて」ってタグを付けても違和感ありませんw


後ろを振り返ると、さっきまで団臨で活躍していたO2編成が。9Aゆけむりとともに。


最後は車庫で3編成並べてのオールスター撮影。
2000系D編成に関しては、ヘッドマークの差し替えや行き先表示の変更アリ升。
次々とヘッドマークが差し替わるたびに、ドライブ音が響き渡る須坂車庫w
これってモデルさん呼んで撮影会するのに、何パターンもポーズを取らせるのと同じ感覚だよね(笑)。
電機とD編成に関しては「動画の方向けに!」と汽笛吹鳴までやって下さいました。


ひとしきり撮影も進み、「何かリクエストは?」と言う話も出たので、思わず「いつものヘッドマークがいい」と。
主催者側も、ラストのシメでこのヘッドマークを付ける段取りだったらしく、ちょっとフライングw
現業の方が、いそいそと「いつものアレ」をD編成に装着。
ちなみにヘッドマークってのはたいそう重いもんらしく、何度も何度も付け替えるのもくたびれる作業だと思う。
ご苦労さまでございます。


ヘッドマークステーに装着されたブルーの鹿ピョンマーク。
あーこれこれ。やっぱD編成にはこれです。
色々なご馳走もいいけど、やっぱ最後は普段のおかず。
あそBOYだって引退したあと、SL人吉として復活したじゃない。
だから、復活してもいいじゃない>D編成


長野では、結婚式でも忘年会でも卒業式でも運動会でも「万歳三唱」で締めるらしい。
と言う訳で、参加者全員で万歳三唱締め。長電の今後の発展と、皆々様のご多幸を祈って。
趣味で訪れるだけの地方のとある鉄道会社が、何だか身近になった瞬間でもありました(笑)。
主催者の皆様、現業の方々、主催と運営の段取り本当にごくろうさまでした。
この手のイベントは初めてでしたが、二日間堪能させていただきましたよ。

  

須坂から小布施へ戻り、デポした車を回収して帰路へ。途中、廃線となった屋代線の沿線に寄ってみたのだが、一見そのままのように見えてやはり踏切にはトラロープが張られ…うーん、廃線になっちゃったのね、って感じ。思えば2ヵ月前は屋代線の廃線と2000系の引退で大フィーバーしていた訳ですが、あれは一種の祭りだったんだなあと言う事を実感します。

マニアってのは移り気なものですから、祭りが終わればスッと潮が引くように消えて行きます。本当の思いは分からないけど、それだからこそ今日参加したようなイベントが企画されたのかなと思ったり、ね。屋代線はなくなっちゃったけど、D編成は引退したけど、それでもまだまだ長電にはこんだけ楽しめる底力が残ってるんだよって。そんなものをアピールしたかったのかな、なんて考えながら、大室温泉まきばの湯から廃線となった屋代線の線路を眺めるのでありました。

線路は続くよ、どこまでも。
ご清聴誠にありがとうございました(笑)。
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鯨特急小布施行き

2012年05月27日 08時17分06秒 | 日常

(鯨貸し切り列車@長野電鉄幕)

先日まで屋代線のレギュラーとして奮闘して来たO2編成を使用した貸し切り列車。列車の愛称名は特に決まってないようでしたが、「鯨特急小布施行き」とアナウンスされてましたんでそう言う列車です(笑)。長野から小布施に今回、先日来懇意にさせていただいているまつ氏にお招きいただき、このようなイベントに参加させていただくことになりました。日程としては長野→小布施→須坂と走って須坂の車庫で撮影会となるようですが、鉄としての趣味は孤独に子供と二人でやって来ましたのでw、この手のイベントに参加すること自体が初めて。ちょっとドキドキw

 

催行人員は50~60名程度と、ちょうど鯨2両で全員が着席確保出来る人数。
定期スジの合間を縫って、10時過ぎに地下駅の長野から出発進行!
地上区間に出ると車内ではライブも催され、音楽を聴きながら車窓を見るとちょいと「世界の車窓」から的雰囲気。
まあ車窓から見えるのは本郷辺りの住宅街なんだけど気にしないw

  

朝陽から単線区間に入り、交換待ちをしながら30分で須坂到着。
何でもありの団臨列車、正面の貫通扉に張られたヘッドマークもどき?も色々。
ちょっと「マリンブルーくじらなみ」を思い出します(笑)。
海のない長野県民のために、7月8月の土休日を中心に湯田中→屋代→長野→直江津→鯨波の区間で運転されていた「快速くじら」。
長野電鉄線内では屋代、松代、須坂、小布施、信州中野に停車し、特急扱いになっていました。
…そんな妄想を楽しめるのも、団臨の良さなんでしょうね(笑)。
団臨くじら特急は、ここで5Aゆけむりに追い越されます。

 

須坂を出て10分程度で終点小布施。
観光地の駅なので、こぎれいですよね>小布施駅
ただ、ホームのホーロー板はレトロなまんま。信州中野の「州」の字の略字体が渋いw
ってか、こんな略し方ってあったのか?

   

小布施駅では通常使用しない3番線に車両を入れて、鯨電車の撮影会。
一応沿線随一の観光地・小布施ですから、主催者側も観光や散策を楽しんで頂けたらと言うご配慮もあったようですが…
夏のような日射しの中、ほぼ全員撮影に夢中になると言うw
屋代線のラストを飾ったO2編成ですから、ちょっと時間を2カ月戻してラストランスタイルに。
貫通扉のヘッドマークは…ネタですねw
シュプール信濃竹原って(笑)。
ネタなんですけど、細部まで妥協のない作り込みに気合と苦労の跡が偲ばれます。
ほら、ヲタってそういう細かいトコやたら突っ込むじゃないですかw
「私をスキーに連れてって」が平成まで大ヒットしていたら、EF62牽引の12系が信州中野あたりまで突っ込んで来たのかもしれないと妄想。
まあEF62とか走らせたら、屋代線の軌条がぶっ壊れてしまうと思うがw


O2鯨の湯田中側運転席。
こんな場所に入れてもらえるのも団臨ならでは。
てか、団臨でもダメなところはダメだろうけどw
思わず運転席に座って指差喚呼してしまいましたよ(←基本)



非冷房O2編成、走ってるうちはいいけれど、止まっているとさすがに暑い本日の長野地方。
撮影に一息ついて車内に戻り、配られたお茶をグビリ。
扇風機の下に立てば、何となく懐かしい音とともに一瞬の涼が。
都会の電車には既に扇風機なんか付いてませんので、これはこれで貴重な存在かも。
南武線の101や103は外付け扇風機でしたが、鯨の扇風機は埋め込み式だね。
この埋め込み型扇風機、井の頭の3000とか、先々週乗った京王本線の5000と同じ形だな。



思い出してみれば、昔の地下鉄って暑かったよなあ。
小田急線沿線住民としては、夏に代々木上原乗換で103の1000番台とか当たると最悪(笑)。
我孫子の祖父宅に行く際に、あまりに暑くてゲロ吐いちゃった記憶があるもんw
103の1000番台はその後真緑に塗りかえられて常磐快速で地上線を爆走してたけど、あれはあれで痛快だったね。
10+5の15両編成とかあったしw
そんなアツアツの地下鉄から常磐線に乗り換える北千住の駅で、小菅方の留置線に停まっていたのがこの鯨さん。
パイオニアⅢの台車輝く東急7000とかに「日比谷線直通」ってサボが固定されていた、そんな時代のお話です。

昔話は次回へ続く。
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山でホエールウォッチング

2012年05月26日 20時18分31秒 | 日常

(画像:プラージュ編成)

リンゴ引退の次は、年次的に鯨こと3500系が引退するであろう長野電鉄。基本引退しそうなものに群がるのがこの趣味の倣いではありますが、いつも思うのが「引退で騒ぎになる前からちょこちょこ撮って(乗って)おけよ」と言う事(笑)。ブルトレ然り、500系然り、最終日を控えて現場に行っても「慌てる乞食は貰いが少ない」を地で行くような殺伐感にがっかりする事も多いので、最近は引退しそうなものには目星を付けてゆっくり撮っておく事を心掛けるようにはしています。そんな思いでリンゴ&マルーンの2000系も3シーズンは撮れたし、ロマンスカーも1シーズンは追っ掛け回す事が出来たんだけど、この鯨電車にも思い出のフォルダを作っておこうかと思います。
鯨にはなぜか広告付きの車両が一編成あったのを思い出してトップ画像にしてみた。須坂で寝ていた時に撮ってるんだが、当時は編成ナンバーまで気にしてなかったから何編成だか分かりません。広告主の名前を取ってプラージュ編成とでもしておきましょうか。地方に行くとこんな風に車体に広告をあしらう車両ってのは珍しくはないけど、長電ではあんまり流行らなかったみたいね。台車の真ん中に外吊りの大きな空気バネが入ってるのがポイントで、クッションが良さそうに見えるのがFS-510の特徴(笑)。


昨晩は日付が変わる前くらいに就寝して今朝は5時起き。
湯田中温泉の共同浴場大湯で目を覚ます。
今回湯田中の宿はまさに寝るだけの存在なのでコスパは極めて悪いのだが、大湯の鍵を貸してくれるのがいいよね。
鬼のように熱い湯におかげで頭シャッキリと、これから山ノ内で朝からホエールウォッチング(笑)。
見るだけならシーシェパードにも妨害されないよね?


まずは信濃竹原のパルプ踏切へ。
パルプ踏切の由来は、この駅の隣にあった北信パルプ工業と言う会社の事らしい。
短いながら専用線もあって、木材チップをここから屋代を介して国鉄線へ出荷していたのだとか。
そんな当時の面影は、叢生した線路と貨物ホーム、そして上屋に残っています。
長電の踏切って面白い名前が多いよね。酒屋前踏切とか学校前踏切とかさ。



まずはここで鯨を正面打ち。
夜間瀬の鉄橋のレベル区間から、信濃竹原までの長い坂をゆっくりと下って来る姿を。



パルプ踏切から振り返ってもう一枚。
やっこらしょうと言う感じで信濃竹原に山行き鯨が到着。
屋代線なき後、鯨の交換ショーが見られるのもひょっとしたらここだけかもしんないね。
ちなみにこの駅は長電得意?の右側通行となっております。



湯田中の返しは、春名残の淡い緑の中を、ちょいとパステル風に。
山ノ内の町役場踏切からN8編成。
あ!これがかつての「プラージュ編成」なのかな?



夜間瀬界隈はリンゴ畑ばかりかと思ったら、僅かながら水田もあるのね。
朝一番から老夫婦が田植をしてたんだけど、電車が来る頃にはいなくなっちゃった。
植えたばかりの田んぼの早苗と鯨を一枚。
昨日ほどではないけれど、今日も北信の山並みを望む好天の山ノ内界隈。
本日のイベントにも期待も膨らみます。

そして、そのイベントの模様は次回に続くのであります(笑)。
我ながら長いなあw
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趣味は別腹

2012年05月23日 23時00分00秒 | 日常

(画像:桜沢夕照)

昼に一回登ってますが、夕方になればもっと雰囲気いいだろうなあってんでもう一度登った桜沢大俯瞰。昔から長電の俯瞰ポイントとして数々の写真の舞台となった場所でもあります。盆地ってのは当たり前ですが周りを山に囲まれているものです。ですから、地形としては俯瞰しやすい、夜景がきれいに見えやすいと言う事で写真撮りには盆地の好きな人が多いのではないでしょうか(笑)。穴観音温泉で軽くほてった体を撫ぜる春の信州の夕風、太陽は飯縄&戸隠山の向こうに沈みかけて行く中を普電550列車が長野へ。夕照を写す水田はパッチワークの如し。ってかやっぱり側面のラインのない8500は周りの景色に負けてしまうな。伊豆急の8000くらい派手に塗って貰わんとw



550続行のお猿特急18B(長野行)。
この間の15分のインターバルで、太陽は山の向こうに沈んでしまいました。
画角を広く取り過ぎると列車が埋没するので、タテ構図にして距離を詰めてみる。
どんどん光量が少なくなって来るので、ISOを上げたりSSを落としたりしながら微調整。



お猿18Bとは小布施交換のゆけむり17B(信州中野行)。
信州中野から湯田中までは鯨が継走しますが、ゆけむり&鯨のニコイチで以前のB特急運用って事ですかね。
さっきのお猿とのインターバルは7分程度でしたが、こんだけ暗くなりました(笑)。
普段は気付かないけど、写真を撮ってると地球の自転のスピードって案外速いんだなと思いますw


さすがに俯瞰ではもう撮れない光量になってしまったので山を降りる。
普段だったらそろそろ宿行ってとなるところではありますが、今日はまだまだ撮るよw
山に登る前に目を付けていた都住~桜沢間の田んぼへ。
普電553列車が家路へ急ぐ。



普段は流し撮りなんてしませんが、暗くなっても撮ると言うならバルブするか流すしかない訳で。
昼間は案外と風があり水面も鏡にはなりませんでしたが、夜になれば空気と地上の気温差が少なくなって風が止むと踏んでたのもある。
夕方~夜の帰宅時間だから結構本数もあるし、流し撮りの練習もやっとかないとだよね。


夜を切り裂いて20Bゆけむり。
時刻は既に19時半、めったにやらない割にはそこそこ止まった方だと思う(笑)。
ゆけむりを水面使ってシンメトリーに仕上げたかったんで、自分としては納得してるんだが…



まだまだバルブ。
そう言や夕飯食ってないなと思い、R292バイパスに出るついでに中野松川。
街中にぽつんと佇む古駅舎、お隣りの信濃竹原と形がよく似てますが、長電標準仕様なのでしょうか。
駅前の県道の通行量とは対象的な静けさの中を中野行き鯨が到着。
結局夕飯はバイパス沿いの丸亀製麺(笑)。家にいる時と変わらん。
朝から口にしたのはコンビニのおにぎり、ラーメン、そしてうどん。
まあ撮影行はメシはどうしても二の次になるからなあ。

夜間瀬から北志賀方面に向かい、国道沿いの高社山の中腹から夜間瀬川の扇状地を眺める。
中野市街と善光寺平の夜景もキラキラと輝いておりますが、完全に夜になって冷えて来た。
ここでの課題は「夜間瀬川の扇状地を下る様をバルブの光跡で捉えてみよう」です。
ちなみに今日イチでやってみたかった事なんだけどね。
このテーマ、長電撮影では必修科目に入ると勝手に思ってるんだけど…

街を見下ろす高台とは言え、基本周囲の明かりがないので遠くは見えても周りが見えない。
場所柄からは果樹畑だとは思うんだがねえ。
あれが湯田中の高層ホテルで、あの林を通って伊勢宮、右カーブして上条、ストレートを下って左右カーブであの辺りが夜間瀬の駅か。
町浦踏切から築堤を左カーブして夜間瀬川を渡って信濃竹原だと思うんだけど、暗いから正直よくわかんね(笑)。
さっき山に上がってったお猿特急が、最終特急22Bで長野へ返す時間。
実際どのくらいでどこに現れるかも分からないので構図は当てずっぽうだが、とにかく湯田中発時刻からリモートコードをレリーズ!



やがて夜景の中に線香花火のような明かりが見えて、ゆるゆると舞うようにお猿特急が扇状地に絵を描きはじめた。
伊勢宮通過、上条通過、農免踏切通過、夜間瀬の裏の鎮守さまに光が隠れて、町浦踏切からは下弦に弧を描き、明かりは赤に変わって夜間瀬川。
タタンタタンとジョイント音が遅れて聞こえて来て、信濃竹原の向こうに光が消えて行きました。



ちなみに解説を入れるとこうなる↑w
バルブ時間は正味7~8分ってとこでしょうか。
こんなに長くシャッター開けてた事ないけど、画像処理に鬼のように時間がかかるんだね。
上がって来た画像は極めてノイジーで、一応写ったと言う程度のものだった(笑)。
ぶっつけじゃなくて、もっと構図を練らないとダメだなw



宿へ向かいがてら、湯田中まで上がって締めの一枚。
屋代線廃線と長野~信州中野の朝夕三連化を契機に、新ダイヤからはほぼ山ノ内押し込めになった鯨さん。
こないだの屋代線ラストの際も鯨バルブやりましたが、鯨ってモノクロ撮りにした方がいいと思いません?
銀色の車体とコルゲートの質感が、周りの色を消す事で浮き上がってくるように思うんだけど…

本来怠惰な人間が朝から晩まで撮り続けるのも体力のいる事ですが、趣味に打ち込む時間と言うのは別腹だな(笑)。
これ、仕事だったら5時で帰りたくなるもんw

今宵の宿はばあちゃん一人が切り盛りするしなび宿。
湯田中のお湯は熱かった。
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都会(まち)から山へ温泉へ

2012年05月22日 21時12分01秒 | 日常

(空がとっても青いから@上条~夜間瀬間)

週末長野でさんざっぱら遊んで来たツケが体に来ているのが如実に分かったんで、昨日はさっさと帰宅して画像の整理に着手。トップ画像は何の変哲もない山ノ内の鯨から選んでみましたが、まあどんな被写体でもこんないい天気だったら順光側に回ればそこそこの写真は撮れるよねってくらいの青空でしたね。青空と、緑を泳ぐ、鯨かな。

ホントのメインイベントは翌日だったんだけど、ヨメさんから許可も下りたんで土日で長野行き。但し土曜は湯田中に宿を取る以外はノープランでした。結局夜になるまで長野電鉄を撮って歩いたんだが、だんだんと沿線が分かって来ると逆に面白くなって来ますね。あそこでああ撮ってみよう!とかこう撮れば良かった!とか欲が出て来ちゃうって言うかね。残念ながら屋代線の廃線で今は長野~湯田中の33.1kmを残すのみになってはしまったけど、都会(まち)から山へ温泉へって言う感じがバランスが取れててシチュエーションに事欠かない。たぶん小田急線と似てるのが自分の琴線に触れんじゃないかと勝手に思ったりしてるんですけどね。長野を新宿にすると、町田&大野は須坂だし、伊勢原&秦野辺りが小布施、信州中野が小田原、湯田中は箱根湯本ってトコか。細かく言うと朝陽は向ケ丘遊園、桐原の取り残された感は世田谷代田、中野松川のちんまり感は箱根板橋っぽいと思う(笑)。


まずは朝、信濃吉田駅付近の公園の駐車場に車をデポし、中電踏切からスタート。
後ろにそびえる建物は、「ノルテながの」と言う高層マンション。
信濃吉田(北長野)近辺は、ノルテながの&ながの東急ライフのせいで東急沿線的風景。
雰囲気で言うと宮崎台あたりか(笑)。
8500が走ってても何の違和感もないw


青空の下、住宅街を歩いて歩いて本郷駅。駅の隣の美和神社では鳥居抜きが楽しめます。
シグマの12mmとか久々に使って4Aゆけむり。
カメラ構えてたら見知らぬばーさまにお茶一本貰っちゃった(笑)。
「茶、飲むかや?」とは、ばあちゃんめっさ信州弁ですねw

 

しばし信州弁ばぁちゃんと談笑し鐘鋳川の踏切へ。
長電地下鉄部分(長野~善光寺下)の開口部で、先日来懇意にしていただいたまつ氏と合流。
談笑しつつ1本前の普電523で照準を合わせ、返しの5Aゆけむりを順光できっちり。
まつ氏曰く5Aゆけむりが一番いい光線状態なんだとか…
おかげで展望席のハゲオヤジもいい光線状態ですwww
オヤジに罪はないけんども、なんでよりによってそこに座る…(笑)。


ちなみにホントならここで6Aスノモンと並ぶ予定だったんだけどね。
お猿さん遅刻にて鐘鋳川から振り返って一枚。
線路際は早くも夏の色。逆光顔面ブッ潰れだけど、これはこれで夏らしく。


準備でお忙しいまつ氏に信濃吉田まで送っていただき、引き続き長電界隈を。
お次は松川橋梁登りで8Aゆけむり。
トップライトになって来ると、展望室ガラスのハレーションがきつくなるのよね>HISE


さらに流して桜沢俯瞰。
昔っからの長電有名撮影地、少し霞んだ山並みを見ながら三脚を構えます。
田んぼに水が入って来て雰囲気良くなって来たなあ。
夕方に向けて意欲が高まる大俯瞰から一枚。
正直8500だと景色に埋もれちゃうね(笑)。



午後の山ノ内。
リンゴの花は既に終了のお知らせ…
夜間瀬駅前「多加伎屋」で大盛りラーメン530円。
このコスパとシンプルな細麺醤油味は、長電沿線グルメに入れておいて欲しい(笑)。
上条ストレートで、リンゴの青葉の中を駆け上がって来る9Aゆけむり。
ゆけむりばっかり撮ってるが、HISE好きだからいいんだよ(笑)。



返しの12Aは夜間瀬川。高社山バックの鉄板アングルは正直さんざん撮った。
どうしようかと思いを巡らせた結果、三脚を川に突っ込む事にする(笑)。
周りから見れば完全不審者状態だが気にしないw
側面光を取るか架線柱の有無を天秤にかけて悩むことしきり。
結局架線柱のない方を選び、側面光はさようなら(涙)。
青空に抜けるHISEの展望室。この前面ガラスの角度が絶妙だよね!
LSEだと角度が深いし、VSEだと丸過ぎるんだよな(←ヲタの戯れ事)。



山行きお猿は下流側逆光サイドで。
木道の付いた小さな堰を渡り、再び三脚を川に投入(笑)。
雪解けと言うには遅いけど、水量豊かなせいか既に靴はおもくそ濡れてますw
堰を洗い越して行く夜間瀬の流れと、山行きお猿でスプラッシュモンキー!

ゆけむりHISEの山ノ内入線は日中二往復のみなので山を降りる。現行ダイヤを見ると、夕方からはゆけむりだけ信州中野止まりになってて何となく山ノ内を避けたような運用なんだよね。正直お猿特急より観光色豊かな車両なんだから、せめてあと一往復くらいあっていいんでね~の?とも思ったり…まあ元々連接台車で小田急時代から台枠に問題が出たり前面ガラスにヒビが入ったりと虚弱体質な子でしたから、「山ノ内は一日二回!」と診断されたのかもしれません(笑)。急勾配の登り降りって、どうしても坂下側に当たる台車に重量負担がかかってしまうからねえ。そんだったら山ノ内運用は四軸ボギーのお猿を中心に、基本は平地運用に特化すると言う結論が、少しでも寿命を延ばすための苦肉の策なのかもね。なんだかんだ言って車歴25年と決して若くはないですから。

汗を流しに小布施の穴観音温泉へ。
穴観音の湯の露天風呂から見る北信五岳が好きだ。こんな景色を見て育つ長野っ子が羨ましい。
飯縄、戸隠、黒姫、妙高、斑尾と、それぞれに山の形は違います。
そして、次回へ続くのであります。
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