青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

鋳物師沢初秋。

2021年09月30日 17時00分00秒 | 富山地方鉄道

(一面の黄金色@沢中山~釜ヶ淵間)

鋳物師沢の田園風景。いつもは線路を跨ぐ高架橋の上から撮影するけど、ちょっとひねって一面の田園風景を強調してみました。立山から降りてきたのはレッドアロー。アルプスエキスプレスはコロナ禍で特急の運休が続いているせいで稲荷町でお暇をしている事が多く、2連の10形は1編成しかいないので、最近はあまり見かける機会がなかった。

田んぼの傍らにある柿の木。まだまだ枝に付いていたのは青い実ばかりでしたが、着実に秋は近付いているような・・・そんな風景を横目に、岩峅寺止まりの60形。少し前までは、秋の三連休の午前中ともなれば、大勢のアルペンルートへ向かう客を乗せて特急立山号が闊歩していたのを思うと一抹の寂しさが。普段の風景も良いけど、カン付き特急車が走り回る華やかな立山線が、早く戻って来て欲しいですね。

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季節の風を感じて。

2021年09月28日 17時00分00秒 | 富山地方鉄道

(いつもの時間の、いつもの列車@大庄駅)

富山市の郊外、田園風景の広がる中、線路脇にある大きな農業倉庫と駅前広場の桜の木が目印の大庄の駅。街へ行く上り電車は、白とグレーのツートンに、赤いラインを締めたいつもの電車。駅で待っていたお客さん、三々五々に乗り込んで。

大庄駅前の桜の木をバックに。鏡の中の電車が、青空の中を何事もなかったかのように去って行く。あとひと月半もすれば、この桜の木の葉も色付いて、富山に秋がやって来るのだろう。今年は2月・6月・9月と訪れたこの地、季節の移ろいにも何だか肌馴染みのするような気持ちがあり。それほど、この街の空気感に慣れて来たのだろうか。

あ、そうだ。もう10回以上富山に来てるけど、桜の季節には来たことがないな。地鉄沿線で桜の名所ってあまり聞いたことがないが、間違いなくこの駅は花見の時期はいい写真が撮れるのではないか。夜桜で60形をバルブ決めたりしたいものです。

 

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追憶の特急街道。

2021年09月26日 17時00分00秒 | あいの風とやま鉄道

(何気に初乗車・あいの風とやま鉄道@富山駅)

今回の富山行、地鉄だけじゃなくて万葉線にも乗って来たんですけど、クルマで高岡まで出るのがめんどくさいので、あいの風とやま鉄道を使いました。勝手な感覚で富山と高岡ってもっと近いと思ってたんだけど、20kmくらいは離れてるんですよね。国道8号線も混むし。あい鉄の車両は、西日本北陸地区のスタンダード521系なので特段の面白みはない。北陸新幹線の開業で地域ごとの縦割り会社に小刻みに分割された北陸本線、直江津から市振のえちごトキめき鉄道、市振から倶利伽羅のあいの風とやま鉄道、そして倶利伽羅から金沢のIRいしかわ鉄道。顧客の流動実態を無視した各都道府県ごとの割り振りで、通過しようとするとそれぞれ初乗り運賃がかかるという「並行在来線」という名前の地獄。

富山から20分で着いた高岡。駅の外れの高岡の気動車区は、高岡から南北に伸びる城端線と氷見線の運用を受け持っています。北陸本線が三セク化されたせいで、JR路線としては離れ小島になってしまった両線。最終的に北陸新幹線が敦賀まで繋がると、旧北陸本線から出ていた盲腸線は全てJR西日本とのレールのつながりを失う事になります。本当なら域内交通に特化するためにかつての国鉄幹線は各地方自治体へ移管されたはずですが、三セク化によって域内交通に異なる組織が発生したため、支線に乗り換えるたびにこちらも初乗り運賃が徴収される事になりました。新幹線が通じた後は、新高岡を通る事で高岡の地盤沈下が始まっていたり、富山~金沢間の新幹線の普通運賃990円に対し二社が絡む三セク経由は1,240円という逆転現象が起こっていたり、運用面も富山~金沢はまあ直通が走ってるけど、逆側の直江津方面は県境の泊で絶対乗り換えになってしまうし・・・この利便性の悪化が本当に乗客を含めた地元のステークホルダーの為なのかというね。

この問題ってもう30年くらいやってるけど、地方自治体に移管された鉄道会社ってのは固定資産税の減免とかJR貨物の線路使用料に対する助成とかそんな小手先では解決出来ないほど存続に向けての財政基盤が厳しくなっているし、さすがにスキームの見直しが必要なのでは・・・なんて思いながら高岡のホームをパチリ。まあそれにしても、国鉄型車両が画面に入るだけで、一気に往時の北陸本線が戻って来たようになるのは気のせいか。氷見線のキハ47、タラコ色の気動車をバックにしたホームの風景に、あまたのL特急が舞い踊った特急街道・日本海縦貫線の名残りを見る思いが。

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鮮烈の赤、秋に咲く。

2021年09月24日 17時00分00秒 | 富山地方鉄道

(秋の畦道に咲く@大庄~上滝間)

秋の風物詩と言えば、稔りの田んぼとその傍らに咲くヒガンバナではないでしょうか。別名曼殊沙華。春は言うまでもなく桜だけど、秋の撮りモノの中ではこのヒガンバナの鮮烈な赤ってのはひと際に目を引きます。ここんとこ毎年秋は天候不順なので、キレイに晴れた秋の日にヒガンバナなんざ撮れたためしがないのだが、今日はそれも叶いそう。だいたい田んぼかお墓の脇に咲いている事の多い花なんだけど、なんでなんだろう?誰かが植えているのかね?

ヒガンバナはまとまって咲いている事の多い花なので、上滝線沿線で群落になっているところを探してみたのですが、そこまでのモノは見つからず。それでも画角に入れるだけで印象の強い花ですから、どうしようかな・・・なんて思いながら線路っぱたをウロウロ。最近手に入れた15mmで、思い切って赤い花の下に潜り込んでみた。大庄方面の踏切が鳴って、現れたのはまたも60形!朝から三連続で60形を引く強運の運用ガチャに恵まれて、秋らしいカットを収める事が出来たのでありました。

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九月の富山は収穫祭。

2021年09月22日 17時00分00秒 | 富山地方鉄道

(豊穣の大地よ@上滝線・大庄~月岡間)

前日に、本州を串刺しにするように横断して行った台風14号。台風が抜けてから一気に秋の空気が来たかと思いきや、意外にも山の方は空気が湿ってて雲が厚め。霧雨と濃霧の安房峠を抜けて辿り着いた今年三回目の富山は、まごうかたなき実りの秋を迎えていました。まっことこの秋ずーっと天気悪かったからさ、こんなお天気を待ってた。そうなると、まずは富山平野の穀倉地帯をとりあえずシンプルに撮っておきたいところ。どこで陣を張るか。黒部耕土か常願寺沃野か、はたまた加積郷か・・・と適当に悩んで常願寺耕土。上滝線の月岡周辺。定番っちゃ定番だけど、今年もいいコメ獲れてます!と言う感じの一枚を。初手から正調60形の登場で気分も上がります。コメとダイコン。味噌汁か、タクアンか、はたまた風呂吹きか。いずれにしろ日本人ならではの盤石の取り合わせ。

すぐそこの月岡で交換した岩峅寺行きはカボチャの68。こちらもちょっと濃いめに煮付けて新米と合わせてあげようか。広角レンズでバリバリに煽って撮影したので収差が凄い。ちなみに私はカボチャのうっぷすっぷと胸焼けするようなパサパサした感じが苦手なので、ねっとりしたのが好き。カボチャって煮付けるくらいしかオカズにゃならんけど、一番コメに合うのは天ぷらですかね。野菜ばっかのやっすい天丼でも、中に甘さのあるカボチャが入ってると嬉しい。丼ツユにびったびたにしてコメに乗せるくらいがちょうどいい。まあそんなこんなで全く関係ない話をしてしまったが、九月の富山は天気に恵まれ、朝から素敵な60形の大収穫祭となりました。

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