青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

仕事への矜持

2011年03月27日 22時10分44秒 | 日常
NHKニュース おはよう日本(2011/3/27) 磐越西線 石油輸送

まあ、さすが鉄優Nこと国営放送ですね。

寸断された東北本線、ひっ迫した中通りの燃料需給、古豪のDDを全国からかき集め仕立て上げた燃料列車が新潟から郡山を目指す燃料輸送プロジェクト。長い事貨物列車を運行していなかった磐越西線を使っての輸送に白羽の矢が立ったベテラン機関士。特製ヘッドマークのメッセージといい、仕事に対する矜持と言うか…鉄道員の本能的なものなのかもしれないけど、胸熱ってのはまさしくこう言うのを言うんだろうなあと。磐梯町の辺りの急勾配で空転して立ち往生したらしいが、それを含めて被災地を何とかしたいと言うJR貨物の社員の気持ちに感涙。真夜中の闇を衝いて重連で発車するDDの姿は、勇気づけられる力強さを感じます。

ようつべUPなんですぐ消されると思うけど、朝からいいものを見せてもらいました。
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喪失感

2011年03月26日 17時59分18秒 | 日常

(コバルトラインから俯瞰する女川湾@平成19年GW)

どんだけの津波が押し寄せたか想像も付かないほど穏やかな春の女川湾です。
山小屋氏と金華山に行ったんだっけかな。

震災以降、現時点では何も被害を受けていないにも関わらず、自分の中でこう喪失感が大きいと言うか何をするにもちょっと上の空になってしまってていかんなあと思う。会社関係でも取引先で仙台の営業所が流されてしまったとかの話を聞いたりすると、今まで生きて来てここまで身近になった自然災害って初めてだなあと思わざるを得ない。そして地震以降なんかずーっと体が揺れているような感覚…地震酔い?みたいな症状が出ていてちょっと気持ち悪いのです。

乳幼児に水道水を飲ませてはいけないだとか言われてしまうと、ホントヨメさんと子供だけ西日本に疎開させてしまおうかと考えたりしなくもない。トーデンが悪いとか空き缶が使えないとか今は言う気もないから、とにかく原発は事態の収束と被災地の復興に向けた動きを少しでも速めていただくしかないんですがね。米や果物で日本の食料需給を支えて来た福島県、首都圏の農産物の一大供給地であった茨城県。放射線の影響が長引くようでは農家は農地を放棄し、東日本の農業は壊滅してしまうだろう。今年はコメの作付けも悪いだろうなあ。
福島県の浜通り地方ってのは私が東北方面へ出掛ける時のメインルートでして、何度も何度も通っているので思い入れも深かったりします。常磐道の四倉PAにある「よつくら亭」ってメシ屋はいわきの地魚を使ったメニューが豊富で行きつけの店でした。常磐富岡ICを降りたところのローソンで必ず一服してました。原発の近くにある「天神岬しおかぜ荘」の温泉は眺めが良かった。夜ノ森駅前の桜祭りにも行った事がある。県道沿いの折木とか岩井戸とか玉の湯とか渋くて小ぢんまりした温泉宿にも行った事がある。

今や四倉PAには東京消防庁の化学消防車が大挙して押し寄せ、楢葉、双葉、原ノ町がゴーストタウンと化した。
浜通りだけじゃなく、東北地方の太平洋岸のあまりの惨状は、自分の知ってる風景が変わり果てたと言う点で物凄い喪失感を覚える。
部外者である私にしてこうなのだから、地元の人はいかばかりか。
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仁科明子禁止

2011年03月19日 09時47分30秒 | 日常
ついでにオシムも禁止。

とまあこんなくだらない事くらい言っとかないと気持ちが鬱々としてしまうのでありますが、今日からグッピー氏が仙台に乗り込むそうで広い意味でのご無事を祈念させていただく次第。現在自分の身の回りの問題としては停電になると仕事にならないつうのと小田急線に電気が回らないので通勤がままならない。昨日も朝ラッシュの6:00~9:30に計画停電による運休とは…色々代替手段も考えたのだがガソリンは温存したいので5:40の電車で会社に行った。駅では朝5:40に「最終電車です」ってアナウンスがされたのだが、あまりにも異様な状況であると言えますな。

いつまでこの状況が続くか分からんけど、まず原発が落ち着く事、これは必須要件に思う。
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これからだ、日本

2011年03月16日 19時11分30秒 | 日常
震災以降気持ちが萎えてしまいなかなかこちらに向かう気持ちになれず筆不精になりまして申し訳ありません。今回の震災にて被災された方々にお見舞いを、そして今後原発事故問題が悪化しない事を願ってやみません。

個別に詳しい話をするつもりもないけど、この大災害からもう一度戦後を始めるくらいの気構えで日本人は戦い抜かなければいけないと思います。

生き抜け日本、これからだ。
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黒と黄色と桃色と

2011年03月07日 23時06分32秒 | 日常

んで、修理したレンズを持ってどこに行こうかと考えあぐねた結果河津まで行って本場の河津桜を見て来た(笑)。先月一泊で河津に行き、先日は松田山で河津桜を見て来たと言うのに自分でも凄く効率悪い事をやっているな。と言うか最近行く場所のバリエーションが少ないような。関東甲信越でもまだ行った事がない場所は一杯あるのだが、なんか想像が働かないで結局安易な方向に流れているような…。


ともあれ河津桜に罪はなく、春を思わせる陽気と満開の桜に菜の花を配したピンク&イエローの取り合わせは見事。河津川に沿って伸びる桜並木、さすがに本場の迫力は松田山とは違いますな。海に近い地区はやや葉っぱが目立ち始めてましたけど、上流の方へ歩いて行くにつれて花の付きが良くなって来るあたり僅かな距離でも見頃には差があるものだ。ちなみにレンズは部品を交換しただけなんだけど、中を掃除して貰ったから心なしか映りが良くなったような気がする(笑)。


ただ桜ばかり撮ってもおもろないので、河津川を渡る「スーパービュー踊り子」を桜のフレームに絡めて。開花時期には100万人近くの人間が観光に来るらしいのだが、さすがに河津の桜の時期は伊豆急も活気があるみたいで、河津の駅は列車が着くたんびに黒山の人だかり。河津町内の有料駐車場(500円)の混雑が嫌だったんで隣の今井浜海岸駅からパーク&ライドして来たんだけど、駐車場代無料+往復割引290円なんでお得でした。こっちの方が帰りの脱出も速いしね。


朝7時に到着→2~3時間ほど桜を見ながら散策→渋滞が始まらないうちにとっとと帰る、と言う算段で早々に河津を後にしたのだが、せっかく伊豆まで来たんだからという事で先日は撮り切れなかった(家族サービスが故)伊豆急の撮影をちょろっと。何気に伊豆に良く行くせいですっかり伊豆急も撮影の回数が増えて来ているのだが、基本的にはトンネルが多くて撮影地のバリエーションが少ないのが難点。昼に近付くに連れて空気がモヤモヤしてしまい条件としては良くなかったんだけど、今日はお気に入りの片瀬白田~伊豆稲取間のシーサイドポイントを国道の高台から大俯瞰で狙ってみました。まあこのモヤモヤも春らしくていいんじゃないかなと勝手に納得しつつ三脚を立てて待っていると、トモロ岬の向こうから「リゾート21」の通称黒船電車がやって来ました。

黒船や ひねもすのたり 春の海
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