青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

パッと行こうぜ 桜の如く

2010年03月31日 23時35分17秒 | 日常

(春雨の日南海岸を行く@油津~大堂津間)

時系列的にバラバラですが、月初の張り残しがあったので始末を。
特急「海幸山幸」号は、日南海岸沿いの景色のよい場所をゆったり走って行くのですが、乗った日は残念ながら雨模様。どっかで走行時の写真を収めたいなあ…と思い、雨降ってるのに油津駅で列車を捨てて、わざわざタクシー使って日南線一番の撮影ポイントである隈谷川の鉄橋まで行ってしまいましたよ。正直雨が強くて河口までは降りられず、沖に浮かぶ七つ岩とコバルトブルーの日南の海!みたいなイメージはこの曇天では望むべくもなし。泣く泣く国道からお茶濁し的な撮影に終わってしまったのは悔やまれるところだが、駅からタクシーで撮影地まで向かってしまうと言う事にそんなに躊躇いがなくなっている、と言うのは危険だと思う(笑)。

さて、菜の花が終わったら桜なんでテンプレートもコロコロと衣替えをしてしまうのでありますが、開花宣言が出てからすっげえ冷え込んだんで今年の桜は持ちが良さそうですな。一気に暖かくなってワーッと咲いた桜はさっさと散ってしまうので面白くないもんね。咲き始めの頃から一回冷えると花の持ちが良いんだな。今週末に満開と言う訳には行かないと思うのだが、それでも何とかヨメの目を盗んで撮って来ようと思っている。

ドタバタの年度末が終わって残ったのは、相当厳しいギョーセキと言う名の現実。
年度も変わるしリセットかけて、パッと行こうぜ桜の如く。

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水温む春は黄色く

2010年03月28日 10時48分43秒 | 日常

(画像:菜の花列車がやって来た)

先週の予告通りに昨日は毎年恒例のミッションを遂行して来ました。
風は冷たいながら、天気の良い春の房総内陸部。
廃止の危機に立たされるいすみ鉄道も、この時期は菜の花の賑わい。
普段は人影少ない里山のローカル駅に、そぞろ歩きの観光客。

  

沿線では、春の日差しに咲き始めた桜もちらほら。
香りにむせながら、上総中川駅近くの菜の花築堤を下からアオってみた。
午前中の青空の澄んだ感じと黄色のコントラストが素晴らしいね。

 

のどかに走る列車を映しながら、水田には早くも水が入って田植えの下準備。
「水ぬるむ春」なんて言うけれど、水を吸った田の土の色もまろやかな感じ。
そんな「春」の緩い感じの中を、のんびりとレールバスが走る。

  

特に西畑駅から上総中野駅にかけてのカーブは見事なもんです。
リアル菜の花弁当だよね。
茶色いレールが肉そぼろ、菜の花畑が卵のそぼろ。

どこもかしこも沿線は黄色く染められていて、逆に菜の花を外した構図が欲しくなるくらい。
風に揺れて咲く菜の花は、春を語るいすみの風物詩でもあり、千葉県の花です。

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チープな怒り

2010年03月26日 23時46分09秒 | 日常

(画像:海幸山幸)

JRは日南線を週末に走る観光特急「海幸山幸」。
結婚式も無事終わり、帰りの日は何をしよっかな~って事で考えた結果、空港にも近い場所を走るこの列車で一日遊んで来ました。昨年の秋から走り始めたこの列車に使われる車両は、元はと言えば台風で寸断され、復旧の見込みが立たず泣く泣く廃止に追い込まれた旧高千穂鉄道の車両をサルベージして小倉の工場に放り込み、ミトーカデザインにて生まれ変わったもの。地元特産の飫肥杉を使った外板と室内に特徴があります。ってか、列車の愛称を聞いて「クイズ赤恥青恥」を思い出したのは俺だけでいい。

さて、本日は久し振りに帰りに若いのと一杯やって来たのだが、ったく最近の若けぇのはなってねえなあ。

せっかく頼んだ若鳥の唐揚げ、置かれたそばから全部にレモンかけんなや!

以上。
異論は認めません。

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おまえ百まで儂ゃ九十九まで

2010年03月23日 23時19分12秒 | 日常

(画像:春ですね)

昨日まで三連休だったのだが、土曜日は結婚式、日曜日は嵐で手も足も出ず、月曜はこれまた身内の祝いの席でしたんで自分のための時間はなかった。家にいる時間は早速パ・リーグも開幕したんでBS朝日なんぞを見てましたが、やっぱ久々に見るプロ野球って相変わらず面白いねと(笑)。

あ、身内の祝いの席ってのは私のじいちゃんが米寿を迎えたと言うので一族郎党で集まって一席設けた訳だけど、よく考えたら自分の子供を入れると四世代が揃い踏んだ訳でそれって結構凄い事なんじゃなかろうかと。まあ耳は相当遠くなっていて言ってる事も何回も何回も同じ事を繰り返すのだけど、声ははっきりしてて大きいし、見た目はまだまだ元気に思える。基本的には大正生まれの気骨者なんでしょうねえ。リアルで東京大空襲をくぐり抜けた人ですから、基本の精神ポテンシャルが違うような気がする。人間なんて平均寿命を越えたらあとは明日が分からぬサドンデスの旅な訳で、肉体をつなぎとめる精神がへたった人間からお迎えが来るんだろうね。はたと自分を振り返ると、さすがにひ孫が生まれるまで生きているのは無理だろうな(笑)。

三月の三連休と言えば、ここんところは房総半島に行って菜の花の中を走る小湊鉄道やいすみ鉄道を撮るのが習わしになってたんですけど、来週あたり時間取れるでしょうか。土曜日辺り攻めたいもんです。あ、マリンも行きたいな。風は強そうだが。

とりあえず南九州では三月の頭でもう菜の花は満開になってましたけどね。
と言う訳でトップ画像は休耕田の菜の花畑の中を走る「はやとの風」を。

コメント (2)
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このムネのときめきを

2010年03月21日 08時35分12秒 | 日常

(画像:宮崎県庁)

結婚式に出るメンツと宮崎空港で合流し、式は夕方からなんでどうしよっか、と言う事でとりあえずタクシーの運ちゃんにドテカマシてもらったのが宮崎県庁(笑)。ベッタベタな展開だが、いわゆるフツーの人達と行動するとこういう展開になる。とは言え、自分だけだったら絶対行かないだろうからそれはそれで宮崎訪問の記念と言えるでしょうか。石造りのしっかりした思った以上に歴史を思わせる立派な建物なんで、そのまんま東云々を抜かしても観光スポットとして成立する場所ですねえ。

県庁は土休日だったんで中には入れてもらえなかったが、入口のガードマンに「どっかなんか宮崎名物が簡単に食える場所ないんかコラ」と聞いたらあっさりと地図を渡されて辿り着いたのが宮崎名物「チキン南蛮」の発祥の店「ファミリーレストランおぐら」。宮崎県庁に観光した人間は自動的にここへ流される仕組みになっているのか、店内は県外人と思しき人間が多かったw

これが宮崎の元祖「チキン南蛮」ランチ980円也。最近は関東に限らず全国的にチキン南蛮ってのはポピュラーな食いものになりつつあります。実はここで食う三日前くらいにサークルKのチキン南蛮弁当を食っているのだが(笑)。鶏肉に塩コショウして、溶き卵をくぐらせて揚げたものを甘酢に浸し、タルタルソースをたっぷり…なのだが、タルタルソースのたっぷり度がさすが元祖と言った感じでしょうか。
使っている肉は鶏のムネ肉。自分は鶏肉で言うと圧倒的にモモ肉が美味しいと思うのですがね。ムネ肉はパサパサするっしょ。女子はモモよりムネ派ですけどね。とフェチ的趣味はともかく、ムネ肉を使っているのだが揚げている事と甘酢に浸している事、それと何よりたっぷり過ぎるタルタルソースがややもするとパサパサのムネ肉に潤いを与える効果がありまして非常にバランスが良い。マックのフィレオフィッシュだったら10個分くらい作れる量のタルタルソースが、付け合わせのキャベツ千切り+甘酢南蛮のまとめ役となっており、口の中で混じり合ってなるほどなあと思わせる味なのであります。

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