青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

丹沢遙か

2014年10月27日 23時31分17秒 | 相模鉄道

(海老名の街を後にして@相鉄11000系)

さて、最近はめっきり秋らしく朝晩寒くなって参りまして、我が街からも丹沢の山々がはっきりくっきり見えるようになって来ました。ほんのり秋の色に染まった大山の雄大な稜線をバックに、朝日を浴びて目久尻川の築堤に躍り出る11000系はそうにゃんトレイン。今年の相鉄カレンダーではそうにゃんトレイン専用のカレンダーが発売されているのだが、正直この子ダヌキがそんなにかわいいキャラクターとは思えないw


正面の貫通扉が赤いせいか、アルミの車体でも遠景に耐える旧7000系。8両固定なので普段はいずみ野線方面へ行ってしまう事の多い旧7000ですが、僅かに休日の朝に残る8両急行で海老名にやって来るケースもままあります。帰りは営業運転でなく回送で戻って行くんですがね。たぶん金曜夜は西横浜の留置線にいて、横浜6:21発の急行で海老名に行って、海老名から7:10頃回送され、7:30過ぎの二俣川発の各停に入るって感じの運用なんじゃないかなあと勝手に推測。

この画角では影になっていますが、マンションの下の斜面にススキの群落がありまして、どうにか絵にならんかなあと模索している次第。マンションの北側斜面なんで常時太陽が当たらないと言う難点があるのだが…どうしたもんか。
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深け行く秋のヨコハマで

2014年10月19日 22時23分50秒 | 京浜急行

(橋のたもとにひっそりと@京浜急行神奈川駅)

あまりにもあっぱれとした秋晴れの土曜日。最近とんとカメラも触らず、身近な雑用に勤しんでいたアタクシではありますが、さすがにこれは出かけなきゃ勿体ない。さりとて遠くまで行くほどの色々な余裕もない中で、子供を連れてご近所ぐるっと一回り。秋のヨコハマ鉄道めぐりは横浜まで出て来て京急で一駅、神奈川駅からスタート。


神奈川駅から品川方向に5分くらい歩いた1コ目の踏切、先日この周辺に仕事で来た時に、なかなかいい雰囲気でカーブが抜けそうな踏切だな…という目星を付けていたんですが、ネットで調べると結構有名な京急の撮影地であるらしい(笑)。秋らしくススキが柔らかい日差しに映える踏切で、まあそんなもんかと子供にジュースのペットボトルを渡して構えてみます。

  
  

秋なのであえて手前のススキは省略せずフンワリ感を出してみました(笑)。600、800、2100、銀1000、2000、新1000系。とりあえずババババンと撮ってみましたが、ここってちょっと上り勾配のカーブになってるんでうねる感じがいいですよね。神奈川駅を過ぎたあたりから、いよいよ京急の優等は横目にJRを見ながらフルノッチに入る区間ですんで、スピード感も強調されるような感じがします。そしてバックに横浜高島屋のマークがバッチリ入るのがアクセントかなと。こだわる人は看板が邪魔に感じちゃうのかもしれないけど、いかにもな横浜の風景って感じで嫌いじゃない。

  

この踏切の隣にはJRの線路を渡って国道1号へ出る跨線橋があり、こっちはこっちでそれなりな撮影地。線路際のススキが昼の高い日差しにキラキラ。3複線をJRの通勤電車が追い掛けっこ。すっかり横浜線の車両もオールE233になってしまいましたが、黄緑とグリーンの二層型の色調は変わらず。

 

お昼前まで神奈川界隈で撮影を楽しんだ後は、跨線橋を渡って東横線の反町駅方面へ。現在は東白楽の先から地下に潜ってそのまま反町~横浜~元町・中華街方面へ抜けている東横線ですが、国道1号線の上にはかつて地上高架駅だった時代の反町駅のガードがそのまま残され、「東横フラワー緑道」として整備されています。駅近くの中華屋で簡単に親子でラーメンをすすった後、腹ごなしにちょっとお散歩。

  

反町地区から横浜駅西口方面への近道として生まれ変わった東横線の旧線。かつては反町の駅を出ると、東横線は高島山トンネルと言う短いトンネルをくぐり、トンネルを出ると左側からJRの線路が近づいて一番山側の2階にある横浜駅ホームに滑り込んでおりました。小さいトンネルを抜けてパアッと広がる横浜駅の景色がすごく印象的だった高島山トンネルも今や遊歩道。桜木町までの旧線が廃止され、みなとみらい線に付け変わったのが平成16年の事。つい最近の話かと思えばもう10年も前の話なんだなあ。

  

高島山トンネルを出ると国道15号の青木橋の交差点。青木橋の交差点は京急の神奈川駅がある場所ですから、こっからは京急に乗って川崎方面へ。何がしたいかと子供に聞いたら「貨物列車が見たい!」と言う事で八丁畷で南武支線に乗り換え。電車は30分に1本しか来ないけど、その電車を待ってる時間だけで確実にそれ以上の貨物列車が見られる貨物ファンにとってはたまらない駅です。この日も電車待ちの間に2本貨物をゲット出来ましたが、ロクヨンロクゴとどっちも国鉄型の機関車でちょっと得した気分。

  

南武支線で尻手に出て、ここからは相変わらずの205系天国である南武線にて北上。101系・103系時代に比べればアレかもしれんけど、205系もだいぶ小汚ねえ感じになって来ました(笑)。ま、川崎市民にとっては南武線ってのは常に小汚い電車であるもので間違っちゃいないんですが、武蔵小杉で下車したら対向ホームについに投入されたE233南武線バージョンが!こ、こんなの俺の知ってる南武線じゃない!!(笑)。

  

武蔵小杉からは東横線で横浜方面へ。途中で子供に「まだ見てくか?」と聞いたら眠そうにしながらも「東急も見ていきたい~」と言うので菊名で降りてみる。「東横線は東急の車両だけじゃなくていっぱい色んな電車来るから面白いぞ!」と言うと、「副都心線と相互乗り入れしてるからだよね!」と正しい回答が返って来た(笑)。相互乗り入れを語る4歳児、菊名の駅を出るおなじみのカーブで相互乗り入れを親子鑑賞。埼玉まで行かなくてもこんな電車が見れる時代は便利になったと言うべきかw

  

この菊名カーブでは下り電車を見ているので分かりませんが、上り電車の行き先が「各停・保谷」「特急・川越市」「各停・和光市」「急行・小手指」「特急・飯能」と言うのはとても違和感がある。遠くに見える菊名の折り返し線、あそこに停まってたのは最近までは日比谷線の03系で、ちょっと昔は3000系マッコウクジラの寝床だった記憶があるのだが。


「Shibuya Hikarie」号の特急飯能行きを後追いで。この菊名カーブ、順光となる時間が限られてるみたいで光線状態はあまり良くなかったですけど、めったに見に来ない東急線の電車は子供にとっても結構新鮮だったみたいです。あまりお金を掛けなくても、地元のお立ち台を回るだけでそこそこ楽しめたしね。帰りの電車ではぐっすり眠りこんでしまった子供を駅からおぶって帰る背中の重かったことと言ったら(笑)。

帰り道 眠るわが子の頬に差す 赤い夕陽に 深けて行く秋
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鉄道の日の贈り物

2014年10月14日 23時25分16秒 | 小田急電鉄

(本日発売@小田急カレンダー2015)

えー、相も変わらずこれと言って鉄活動が出来ずにおるのですが、そんな中本日帰宅すると私宛の荷物が。開けてみると小田急ロマンスカーカレンダー2015と言う事で、ああいよいよ今年もそんな季節になったのだなあって感じですよね。最近マジでカメラ触ってないんで、いっちょ新しい一眼でも買って景気つけてみっか…と思っていた矢先にヨメが「今度子供の運動会だからムービーが欲しい」と仰るので予算はそちらのほうに配分されてしまいました(笑)。まあそんな高いムービー買った訳じゃないんだけど、新しい一眼は冬のボーナスが出ればまた考えると言う事でw


小田急のロマンスカーと言えば自分にとっても折につけ撮影する機会の多い身近な被写体。お部屋のインテリアと趣味ゴトの参考に毎年購入しているのですが、今年は選ばれた作品の傾向が何だかいつもとは違うような気がしますね。以前はもっと被写体としての車両重視みたいなところがあったんだけど、今回は風景重視と言うか。それにしてもグランプリの人の作品は相当粘ったんだろうなあと思わせる作品なんで受賞も納得。私もよく知ってる場所だけど、通過するVSEと花吹雪を合わせるのって奇跡に近いw


そして個人的には11月の方の作品も思い切ってて自分の好みだなあ。こうあるべき!みたいな既成概念を取っ払った自由な考えがステキで、しかも旅路を映す四十八瀬の風景にはロマンスカーの基本コンセプトである「都会から箱根への旅」みたいなイメージがしっかりと表現されてて目を引きます。車内から撮影した作品なんだけど、車内と車外の露出差も激しいし、そもそも窓ガラスの映り込みとかどうやって処理したんだろ?たぶん技術的には凄く高度なことをやっておるのかと推察されますが、アタクシにはよく分かりませんw


さて、そんなこんなの小田急カレンダー。翌年分のカレンダーの作品を毎年夏頃から作品募集をしておるのですが、8月に子供とヨメが駅からチラシを持って来て「おとうさんもおうぼしてみたら?」と言うので締め切り間際に余った切手で応募したら入選してしまったのよね(笑)。そんな訳で今年はカレンダーをタダで貰っちゃったのと、副賞で新宿のハイアットリージェンシーのランチ券が同封されていたので、今度家族でロマンスカーに乗ってタダメシをゴチになって来ようと思います。そして、都内の有名ホテルのランチで気分の良くなったヨメをヨドバシかマップカメラに連れ込んで「どうだい、いつもお前さんが白目むいてる鉄道写真の趣味もたまにはいい事あんだろう?来年もお前をホテルのメシに連れて来たいから、ここでお前のために俺は新しいカメラを購入するよ…」「いいわ。アタシを来年もハイアットに連れてって!(はぁと)」みたいな展開になる事もあながち妄想ではないと信じてる。うん、信じてる。

ともあれ、「おうぼしてみたら?」と言った息子に感謝せにゃあなりませんw
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華麗なるスピードで

2014年10月05日 11時33分36秒 | 京浜急行

(爆速通過の向こう側@八丁畷駅)

さて、長々と書いた夏の福井遠征が終わってみればすっかり9月は終わって秋、そしてここもしばらくエネルギー切れよろしく放置プレイになっておりました。いや、9月に付いては特に何があったと言う訳ではないんでいいんですけど、なんか週末になると「今週一回も買い物行ってないの」とか「掃除機が壊れたから買いにいかないと」とか「最近実家に行ってないから行って挨拶しなきゃ」とか無下にヨメが拘束して来る月でもありました。連休もあったのにね。そうこうしているうちに稲刈りもヒガンバナも終了し、何となくカメラも握らなくなっていよいよヤバい感じになっています(笑)。

 

9月にカメラ握ったのっていつかなあと思い返してみたら、そーいや子供と京急を一回見に行ったな。親がやる気なくしてゲンナリしている中で、「さいきんけいきゅう見に行ってないじゃん!」とさすがに息子に流れる赤い血が騒ぎ出した模様。こっちは毎日長時間京急に乗っているのでもうお腹一杯なんですけど…せめていつもは乗らない区間で、と言う事で子安駅。京急の爆速感が一番楽しめるのって横浜~京急川崎間の普通車しか止まらない駅ですよね。横浜以南は線形悪くてそこまでスピード上がらないし。

 

子安駅のホームは狭く、それが一層通過列車の体感速度を上げておるように思える。ここ子安駅はいい感じでカーブしているため、まさに列車が赤い弾丸となって襲い掛かってくるかのような感じすら受けるのだが、子安駅は駅のベンチに座りながらこんな構図でパチパチと撮れるので比較的子連れでも安心して楽しめる駅なのかもしれません。都営車&1500型のエアポート急行、たまに6連のエア急って快特より混んでいる時があるので我慢ならんw


息子的には「黄色いの」が見たかったようなのだが、あの編成は都営線の向こうとか行っちゃうと下手すりゃ4時間くらい帰って来ないんでブルスカで我慢してもらいました。ちなみにもう一本のブルスカ(606編成)は今one worldの参加航空会社のデザインでラッピングされててかなりカッコいい。


八丁畷でロクヨン貨物などを愛でつつ、帰りは横浜駅西口ジョイナス地下「カレーハウスリオ」でダブルカツカレー。おそらく横浜市民(特に相鉄線民)でここのカレーの匂いを嗅いだこともないってのはモグリじゃねーかと言うスタンドカレーの名店。アタシは本格的な(例えばインド人のおっさんがやっているような)カレー屋ってのは行った事ありませんが、まー要するにココイチに代表されるような「サクッと入ってパッと食って出て来られるスタンドカレー」ってのは結構好きなんですね。あと京急沿線では戸部の「バーグ」と横須賀中央の「ベンガル」が好き。


息子と一緒にシェアして食べるカレーは甘口にしてもらいましたが、デフォルト中辛でそれなりに辛い店なので、甘口でもピリリとスパイシーなカレールー。そしてダブルカツカレーですからカツは2枚、このカツが薄っぺらくてカリカリっとしてて絶妙にカレーに合うのね。カツカレーに関してはスプーンで押さえつけるとコロモが分離してしまうくらいの薄いカツのほうが美味しいと思います。息子も鼻に汗をかきかき水を飲みながら食べていたが、美味しかったのかカツ1枚分食われてしまった。


帰りは息子のオーダー通り、鶴ヶ峰でそうにゃんトレイン@11000系を捕まえて帰ってきました。なんかゆるキャラグランプリとかにもエントリーしているらしいのだが、なんかデザインがやっつけっぽいよなあ。個人的に神奈川県内では厚木のあゆコロちゃんに一票を入れたいw

10月は一回くらい遠征して来ようかなあと思います。
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