青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

船出の時

2013年03月31日 23時19分42秒 | 京浜急行

(船出を待つ@海上自衛隊横須賀基地)

平成24年度も今日で終わりですが、年度末はプライベートでも仕事でもドタバタ。
故あって今日から暫くの一人暮らし…気ままだなあと言う反面、それなりに賑やかにやっていた家の中が急にシーンとしてしまったようでそれは寂しくもあり。明日から新たな船出を迎える人も、そうでない人も、新年度のスタート。順風満帆に行きますように。
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禁じ手を禁じえない年度末

2013年03月28日 23時58分32秒 | 京浜急行


(春の夕暮れ弥生台@相鉄いずみ野線)

こうも毎日帰りが遅いと~
どうしたってストレスがたまるのよ~
申し訳ないけど~ 懐に一眼しのばせて~
ガチで仕事中に撮り鉄しちゃったさ~(笑)

うららかな春の陽気、弥生台の桜もそろそろ散り始めでしょうか。
間に合って良かった桜と7000系のコラボレーション。
連続で7000系が来る美味しいターンだったんだけど、露出が厳しくてこのカットくらいしかモノに出来ず。
「また来年」とお気軽に言えるのかどうか分からない車両だけに、
しっかり撮っておきたかったんだけどねえ。
たまには許せ、職場よw



押し迫る 弥生三月 春の宵 弥生の桜 見頃なりけり
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海あり山あり桜あり

2013年03月28日 00時04分20秒 | 京浜急行

(南郷公園さくら祭@横須賀市船越)

週末は京急電車で桜シリーズと心に決めていたので、ブレずに日曜日も息子を連れて家を出る。週末は毎週毎日家から出ていて平気なのかと心配する御仁も多いかと思いますが、今回みたいに定期で行ける範囲でなら大した出費も掛からないのでね(笑)。家から麦茶を持って出て、京急電車を見てから昼にラーメンかうどんを食べさせてあげればご機嫌なのだから楽なもんか。


土曜は戸部から富岡、そして日曜に降り立ったのは京急田浦。京急線が横須賀市に入って二つ目の駅。京急線の普通しか止まらないような駅は降りる機会もなかなかなく、今回初めて降りた。駅の裏にある小さな公園、いつも車窓から見ていて「桜の時期はいいだろうな」と思ってたんだよね。南郷公園と言う公園は、町内会の人達が寄り合って花見の盛り。一応さくら祭のぼんぼりも下がってるけど、どうやら祭は来週。持つかな??


さてその南郷公園、来てはみたものの公園は高台にあって線路との間には道路と住宅があり、桜はきれいだけど正直アングルは組みにくい。しかしあくまでテーマは桜&京急、無理スジを承知で構図を捻り出し、お銀快特を桜と絡めてみるのであった(笑)。


70-300に付け替え、今度はダルマを桜の前ボケで。つぶらな尾灯の角灯とアンチクライマーは、古きよき京急を今に伝える生き証人。あれほどいた旧1000系があっと言う間に駆逐されても、文庫以南の普通車はまだまだ800の独壇場。


公園の端から、船越の街を駆け抜ける快特を。
追浜から先は、堀ノ内まで山と海がせめぎ合う隘路を行く京急電車。
カーブの続くこの辺りは、少しでも速度を稼ごうと快特のウテシ氏のノッチの動きも激しくなります。故に、着席していないと激しく前後にゆすぶられる事請け合い。雨の日はこれに空転が混じりますから、ゆすぶられ度合いは二割増ってトコでしょうかw


同じ構図でもう一枚。桜の古木越しに見通す赤ダルマ、天気予報は良くなかったけど、なんだかヌケのいい青空といい光線でよろしゅうおますなあ。公園ではレジャーシートを引いて桜を愛でる町内会の寄り合いさん。ジイさんは酒を飲み、親は茶を注ぎ、子供は唐揚げをほおばるそんな春の午後。ひねもすのたりのダルマかな。


南郷公園をバックに品川へ向かう1000系普通。
公園から見えた小さな踏切、ド逆光でケツ切れになるのを承知で、桜だけ狙ってみましたw


ちなみにここ、昨秋終車の三浦海岸行き特急がガケ崩れに突っ込んじゃった10号トンネルの田浦側でございます。事故後しばらくはさすがの京急も大人しく徐行運転をしておりましたが、ほとぼりが冷めたらしく現在は通常運転でブイブイ飛ばしてます(笑)。やって来たのはSH快特三崎口行き600系、京急の車両の中では、川重スタイルの軸梁式の台車(TH600)がスマートな600系が最近のお気に入り。京急的には軸梁式の台車ってあんまり好みじゃないみたいで、その後にデビューした2100系や1000系はまた円筒案内式に戻ってしまいましたがね…

あの時ガケ崩れに突っ込んだ1500系の編成はどうなるんだろ?
久里浜に持ってかれちゃったらしいけど、このまま廃車でしょうか。
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古道・鉄道・桜道

2013年03月24日 22時17分20秒 | 京浜急行

(富岡俯瞰ポイント@杉田~京急富岡間)

さて、京急富岡の駅を降りてえっちらおっちら息子と峠道を越えて辿り着いたのは京急線の9号隧道(富岡トンネル)の直上にある俯瞰ポイント。トンネルの坑口上を走る市道の金網越しに、富岡西の街並みと線路に沿った桜並木を入れて撮影が出来るこの時期限定で人気のポイント。先ほどの梅香崎橋と比べてマニアックなので先客に一般客はおらず、ガチの撮り鉄さん5名ほど。それなりにキャパのある場所なんですが、金網の上から撮らなきゃいけないので足場はガードレールの上と言うやや危険なポイントでもあります。ようは金網に体を預けるようにして撮らなきゃならん訳なんですけど、これ撮り鉄の体重が全部掛かって金網外れたらみーんな線路に向かって真っ逆さまだよな(笑)。そう考えるとチト怖い。


先客さんは大学生とか高校生とか、いずれにしろアタクシより若いみんなの中に子供連れで殴り込み(笑)。こういうシチュエーションにある意味慣れているのと人見知りしないので、相手の意志に関係なく手を振りながら「こんちは~」とか愛想を振りまく息子。相手の方が戸惑ってるがな…先客さんに失礼させていただきこちらもガードレールに登って金網の上から一発目は普通ダルマの浦賀行き。ちなみに息子は800系の事を「けいきゅうふつう」と言います。まあ普通電車の運用にしか入らないので、間違ってはおらん。


ヨコ構図でもタテ構図でもどっちでも撮れるけど、桜並木と列車の配置を考えるとタテ構図の方が収まりがいいかな。と言う訳で15A快特三崎口行きはエース2100系での運用、桜並木に沿って優美に車体を滑らせながらやって来ました。やはり窓枠白太帯のクルマはいいやね。息子は2100系の事は「ひゃっけい!」と言います。


7Dエア急新逗子行き@2000系。これは8連でも普通帯ですね。そーいやリバイバルは今日は何運行で回ってるんだろうな。まあ少なくともエア急に入ってるんだから、1時間くらい待ってれば回って来るでしょう。朝は青空だったけど、昼前になってちょっと曇って来ました。息子は撮り鉄のおにいちゃん達全員に「ぶるーけいきゅうくるぅ??」と質問しまくる。全員苦笑の図。


79SH快特三崎口行き@1500系。京急の中でも極めて語られることの少ない地味なる存在の1500系。地下鉄にも入れて、ロング運用も可能。普通から快特まで全種別にオールラウンドに使用され、大師線の運用までこなすマルチプレイヤーぶりが特に評価されているのも聞いた事がない損な役回りのクルマで、何だか中間管理職的な悲哀を感じる(笑)。乗り味も特徴がないと言うか、悪いとも良いとも思った事がないからたぶん無難な味付けなんだろうねえ…あ、シートが意外にフカフカで一番お尻にフィットする感じはするけどねw


予定通りと言うか何と言うか、リバイバル2000系が9Dエア急新逗子行きで回って来ました。上からの構図なので側面の白太帯は目立たないけど、盛りの富岡の桜と絡められたのはいい記念になったかなと。撮り鉄のにーちゃん連中も同じ気持ちらしく、獲物を仕留めてちょっと安堵の雰囲気。そしてそんな雰囲気をお構いなしに、全員に撮った画像を見せて!とせがむ息子の図。意外とみんなオーダーに答えてくれる(笑)。みんなすまんのう。


リバイバルを撮ったら、あとは「ぶるーけいきゅう」こと京急ブルースカイトレインだけだね!と思いながら待っていたら、リバイバル編成の次のターンであっさりと1A快特三崎口行き@2100系ブルスカが登場。「あっ!ぶるーけいきゅううう!!」と息子大興奮の図。ちなみにブルースカイ編成は2100系と600系の2編成あるけれど、自分は600系の方が好きです。何でだろ。


すっかり仲良しになった撮り鉄のにーちゃんたちから「ブルスカ来て良かったねえ」との言葉を頂戴し、すっかり満足した息子と一緒に再び富岡駅への峠道を戻る。やはり帰りも由緒曰くありげな峠道、気になって帰宅してから調べてみたら、江戸時代にはこの山の上には灯明台があったらしく、浦賀から江戸に向かう船の目印になっていたんだそうな。すっかり山が切り崩され、住宅街として開けた富岡の街。その切り崩された土は海を埋め立て、海岸線は遠くに消えました。

峠から見はるかす、遠くに消えた海岸線。潮の香りまだするでしょうか…ここはトミオカ。
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京急桜巡り

2013年03月23日 23時00分00秒 | 京浜急行

(梅香崎橋@横浜市西区平沼)

今年の冬はことのほか寒かったから、桜が咲くのは遅いだろうと勝手にタカをくくっていたら、ここんところの暖かさで一気に爆発するように咲いてしまった。こんなに一気に咲くとは思わなかったが、一気に咲き過ぎた桜と言うのはどのみち長くは持たないもの。木曜金曜はこんなクソ忙しい3月の年度末にどんどん咲くんじゃねえよ!とブチブチ恨み事を言いながら仕事をしておりましたが、この状況では今週を逃せば南関東での桜の見頃撮り頃は終わってしまう事は明白。そうなると週末で天気の良いのは土曜日だけなので、家庭内の事情とか関係なくもう出るっきゃない@土井たか子(古い)って事で桜を撮りに出掛けて来ましたよ。昨日も帰って来たの23時過ぎで正直疲れてたんだけど、子供は元気にアタクシを叩き起こす土曜日の朝。オトーサンは行くけど、じゃあお前も行くかい?と聞いたら、「行く行く~♪」と言う返事なので朝飯も食わずに出発。


子供が来るなら撮りモノは京急一択、京急の桜と言えば日ノ出町~黄金町の大岡川の桜が有名ですが、まずは戸部の石崎川に来てみました。京急電車が横浜の駅を出て、クネクネとカーブを曲がりながら高架に上がり、旧平沼駅の跡を通過して戸部の駅へ滑り込む直前のあたり。この石崎川ってのは相鉄の西横浜駅の辺りから帷子川と分かれて、横浜駅の東口でまた帷子川に合流するバイパス的な水路なんですが、ここも川沿いの桜並木に京急がうまく絡んでくれる桜の名所でもあります。一時期この辺りで仕事をしていた事もあり、それなりに地理には明るいんですよね。

 

横浜駅の東口からも歩いて10分ちょっと程度の場所ですが、戸部っつー街はなんか進化から取り残されて古びているイメージがある。MM21地区の再開発の影に隠れてしまったエアポケット的な街だったよね。一番のお立ち台になる梅香崎橋では、撮り鉄に混じって通りすがりの人達もスマホでシャッターを切る光景も。浚渫工事が行われているようで、思いっ切り台船が川に置かれているのは閉口だが、まあこれも風景の一つって言う事でw

 

川にしなだれかかるように咲く桜の花。横浜~戸部間はカーブが連続するためそんなに京急もガツガツ速度を上げては走らないので、車窓からもゆっくりと花見が楽しめる事でしょう。戸部消防署の火の見櫓、川を囲うように立つマンションからは、この時期いいアングルが組めそうだなあ。

 

河原柳もすっかり若葉の芽吹きの時期、青空の下を2000系エア急が行く。最近子供が覚えた京急用語は、「えあきゅう」「ぶるーけいきゅう」「せんけい」「ろくまんけい」。600系がなぜか「ろくまんけい」になってしまっているのだが、何回訂正しても直してはくれない(笑)。お前60000系言うたらMSEやないかい!特急ロマンスカーまぐろ1号三崎口行きとかどないやねん!そもそも軌間が違うやろ!と突っ込んではみたものの…(ネタにマジレス)
そして、2100系と1000系の見分けがあまり付いていないので、どちらが来ても「せんけい!」と言う。まあ顔は同じだからねえ…もうちっと頑張りましょう。お銀の者は明確に1000系と分かってはいるようなのですが。

 

600系+お銀の快特12連。まだ快特の12連が走ってる時間なんだね。ちなみに子供は連結部分が大好きで、トカ線スカ線なんか見てると連結部分を見つけては「あっ!かっしゃんだあ~♪」と言う。「かっしゃん」と言うのは言わずもがな、連結の際の擬音の事なのですが、クリスマスに買ったはや&こまのプラレールで覚えたようです。Youtubeでも増解結の映像大好きだもんなあ。配属の希望は文庫か新町で出しとけよと言ったら「?」みたいな顔をしていたがw


子供といると親も色々と学んだり思うところがあったりするものですが、そう言えばアタクシも子供の頃は相模大野に行くたびに連結部分まで走って行っては、急行箱根湯本行きと片瀬江ノ島行きの増解結作業を見学していたものです。最近色々な所でこの親にしてこの子ありみたいな言われ方をするのだけれども、この点に関しての全責任は私にあり、全く否定するものではございません(笑)。まあこれも今のうちの話であって、幼稚園や学校に行くようになればこんな時代の思い出なんかすっかり忘れて他の事に夢中になるのだから。それをどうするのかはコイツの人生が勝手に選ぶ事であって、親は脱線しないように見てやるだけしか出来ないのだから。

見てばかりいると乗りたくもなるようで、「けいきゅうホーム行きたい」と言いだした。
戸部のコインパーキングに車をデポして向かったのは、お次の桜ポイント京急富岡。撮影地まで行くのには富岡の駅手前にあるトンネル上の山を越えて行かなければならんのだが、これが横浜市内とは思えない峠道。サミット部分には手堀の切通しなんかあったりして…ひょっとしたらいわく由縁のある古道だったりするのかしら。
次回へ続く。
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