青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

水魚の交わり、重連で。

2023年05月03日 10時00分00秒 | 三岐鉄道・北勢線

(Uber Eatsがやって来た@いなべ市・宇賀川桜並木)

麗らかな春の日を宇賀川の桜並木で過ごしつつ、昼飯を持って来るのを忘れてしまい、コンビニ一軒ない三岐沿線で順調に飢える。楽しい事をしている時は、テンションが上がっているので腹は減らないものだけど、さすがに朝から小田原の駅で買ったチクワとレモンサワーしか口にしていないとなると何かしらを腹に入れたくなる。とはいえ、この場所から電車に乗ってどこか食事ができる場所を探すのも面倒だわなあ・・・という事で、「いなべ市でUber Eatsが頼めるなら、テリヤキマックのセット持って来て欲しい」なんて青い鳥に投げ込んだら、旧知の友人がマックを持ってホントにやって来たのは驚いた(笑)。持つべきものは・・・とは言え、実際にリアルで顔を合わせたの何年振りなのだろう。

午前中に訪れた朝明川の桜堤防、午後になって出て来た風にハラハラと花弁が舞う。本当にしばらくぶりだったので、友人のクルマで近況報告を絡めて四方山話をしながら三岐線沿線を巡る。初めて会った頃は学生だったから、季節と年月だけが確実に過ぎていて、そして残酷だけれどもお互い歳を取ったなあ、なんて。

午後の日差し傾く三岐宇賀川。少し赤味を帯びた色が桜に映えて美しい。お互いにカメラを構えながらやって来たのはまた赤電。この日はやたらと赤電にエンカウントする率が高かった。列車を待つ間、一人でぼんやりしているのもいいけれども、気の置けない友人とああでもないこうでもないと話しながら待つのも楽しい。割と趣味は一人でやる事が多いタイプなんで(基本ソロ活なんですよね)、こんなシチュエーションも久し振りだったなあ。しかし、しばらく会わなくたっても、話せばあの頃と変わらない感じであって、そこが何とも奇妙な感覚だった。そんなもんなんかもしれないけど。

セメントキルンの煙立ち上る、東藤原の夕景。入れ替えに勤しむED451と454のコンビ。ひとしきり入れ替えを眺めた後、友人と別れて乗り込む上りの電車。これからもお互いに家庭も事情もある身の上、昔のように頻繁に・・・とはいかないのかもしれないけど、水魚の交わりを持った仲である事には変わりなく。また、たまには重連で遊ぼうぜ。ってな訳で、これからもよろしく。


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2 コメント

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その節はどうも (はぎ)
2023-05-03 23:50:16
この日はたまたま休みを取っていたので乗っかってみました。年は取ってもネタ心は持ち続けていたいものです(笑)。

なかなか会える機会はありませんが、またじっくりと話しましょう。
ありがとうございます (lonely-bluesky)
2023-05-05 19:54:46
今度はぜひ泊りでお邪魔できればと思いますw

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