司法書士内藤卓のLEAGALBLOG

会社法及び商業登記に関する話題を中心に,消費者問題,司法書士,京都に関する話題等々を取り上げています。

最高裁判所裁判官国民審査の結果

2021-11-01 22:50:13 | いろいろ
毎日新聞記事
https://mainichi.jp/articles/20211101/k00/00m/040/309000c

 例年に比べ,×印の比率が高かった模様。

 どうやら夫婦別姓訴訟の大法廷決定で「合憲」の多数意見に加わった裁判官について,「×印」を付けるようにキャンペーンが張られたことが理由であるようだ。

cf. 2017年最高裁判所裁判官国民審査
https://ja.wikipedia.org/wiki/2017%E5%B9%B4%E6%9C%80%E9%AB%98%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%89%80%E8%A3%81%E5%88%A4%E5%AE%98%E5%9B%BD%E6%B0%91%E5%AF%A9%E6%9F%BB

 しかし,「合憲」の多数意見に加わったからといって,それのみをもって「×印」を付けるようにキャンペーンを張るのは,果たしてどうなのか。

 健全な運動であるとは,到底思えないが。
コメント (1)

家事調停に「WEB会議」が導入へ

2021-11-01 22:10:55 | 家事事件(成年後見等)
時事通信記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f6e74c9e16c260d3d6bc48f0f418fc2c78cbe55

「最高裁は1日、離婚や相続などを扱う家事調停手続きで、裁判所と弁護士事務所などをインターネットで結ぶ「ウェブ会議」の試行を開始すると発表した。
 12月8日以降、東京、大阪、名古屋、福岡の各家庭裁判所で順次導入される。」

「家事調停は弁護士を介さず当事者のみで行われることが多いが、当事者の自宅などでも可能となる見込みだ。」(上掲記事)

 代理人として弁護士が付いていない場合には,当事者以外の第三者が「同席」してしまうことが避けることが事実上困難で(現行法では,原則として認められない。),運用が難しいのではないか。
コメント