飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

天下分け目の総選挙に臨んで.....!!

2009-04-10 22:38:02 | 国際・政治

これほどの筋の通った争点があろうか!
頭を整理して、考えよ!!
政治を国民の手に取り戻すことが大事か?
旧態依然の巨大資本と、
それを手繰る官僚利権に委ねるかの、 戦いなのである!!
今度の総選挙は、
そう言う天下分け目の戦いである!!


冴えた、冷静な頭脳で考えれば、分かる。当然の事である。当たり前のことである。国の大法である憲法には、『主権在民』とある。これは理想でもなんでもない。在民とは、国民一人一人のことである。その一人一人に主権があると言うことは、紛れもない事実であるが、何故、それが実現しないのか。今、主権は大企業と、政治家を動かす官僚にある。


 そう植草先生は断言する。はっきりした美しい論理である。その根幹は、企業団体献金にあると看破する。献金の多寡が政治力を持つ。故に、一票の重みよりも影響力がある。一票は選挙の時だけ、しかも、その一票さえ、組織票に流れる。そして国民の一人一人は、企業・団体に依存する。真の主権は、在民ではなく、企業・団体主権になる、という。


 これほどすっきりした論理は、未だ、政治評論家の口から聴いたことがない。植草先生が初めてであるし、他の評論家は、『結局、政治には金がかかる。』で、うやむやな見解しか示さない。利権があるから言えないのだ。


 これは画期的なことである。それを小沢党首は決断した。それだけでも小沢党首はえらい。


 投稿者は、自民党批判者でもなければ、民主党礼賛者でもない。ましてや、左翼でもなければ右翼でもない。国民の一人として思う。真実、理想は実現されなければならない。文言だけではダメなのである。その意味で、『主権在民』実現されていない。


 ここではっきりした。企業団体献金の全面廃止。これが争点となる選挙は、今回が初めて、明治維新以来の革命的争点が、次の総選挙となる。


 景気対策、財政健全化、諸々の争点は、その革命的争点をクリアしてその次の問題となる。 


【転載開始】2009年4月10日 (金)

Photo

植草一秀の『知られざる真実』

民主党企業献金全面禁止方針に自民動揺

民主党が9日、政治改革推進本部の役員会で、企業・団体の献金や政治資金パーティー券購入について、将来的に全面禁止する政治資金規正法改正素案をまとめた。

西松建設の企業献金問題で自民党は小沢一郎民主党代表の企業献金を非難してきたが、民主党が批判を逆手にとって、企業献金全面禁止の方針を打ち出したことで、今度は自民党が守勢に回ることになる。

因果応報、最後に勝利を収めるのは正義でなければならない。

本ブログでは、3月6日付記事「国策捜査と情報操作がまかり通る暗黒国家日本」に企業献金全面禁止の提案を記述した。「企業献金」が政治の金権体質をもたらしていることは間違いない。

3月22日付記事「「企業献金全面禁止」の是非が総選挙最重要争点に」

4月1日付記事「企業献金全面禁止提案が金権体質自民党を撃破」に記述したように、企業献金全面禁止提案を次期総選挙の最重要争点に位置付けるべきだ。「企業献金」を全面禁止すれば、日本の政治は完全に質的転換を遂げる。

4 月1日付記事に記載したように、現在の企業献金を正当化する論拠とされているのは、1970年の「八幡製鉄所政治献金事件」に対する最高裁判決である。企 業が社会的存在であることは事実だが、国政選挙等での投票権が政治の主権者である国民に対して一人一票付与されているが、企業に投票権は付与されていな い。

企業統治の実権は、生産の果実の配分をめぐって「労働者」と対立する立場にある「資本」が握っているのが現実である。経済力で一般国民を凌駕(りょうが)する企業に政治献金を認めれば、政治献金において企業が個人を凌駕することは想像に難くない。

政治がより多くの政治資金を求めて行動すると、巨大な資金力を有する企業が政治を支配してしまうことになる。「資本」と「労働」の利害が対立する現実を踏まえると、現実の政治が「労働」に対して苛酷で、「資本」に対して優しい結果が誘導されてしまうだろう。

現在の自民党政治が国民に苛酷で企業を優遇するのは、自民党の政策が巨大な資金を提供する企業の方向に向いているからだ。「市場原理主義」の人に優しくない経済政策は、企業優遇=「資本の論理」に基づく政策運営スタンスに立脚している。

経 済力に関わりなく、投票権は平等に一人一票付与されている。人間の尊厳、人間の価値は経済力と直結しない。政治においては、すべての個人が対等の立場に置 かれる。平等で尊厳のある個人の意志を尊重する政治を実現するには、経済力の格差にモノを言わせる企業献金を禁止することが適正であるだろう。

企業献金を禁止することで、政治が「企業の利益を目指す」状況から、「国民の利益を目指す」方向に転換することが誘導される。また、金を目的に政治家稼業を目指す金権政治家も減少することが期待される。

本ブログで何度も紹介しているが、自民党と民主党の政治献金の現状は以下の通りである。

2007年の政党献金を自民と民主で比較すると、
自民:総額224億円
民主:総額 40億円

企業献金と個人献金の内訳は、
自民:企業168億円、個人56億円
民主:企業 18億円、個人22億円

経団連加盟企業の経団連を通じる企業献金は、
自民:29億1000万円
民主:8000万円
である。

西 松建設献金事件で、自民党が小沢代表を批判したのは、政治の金権体質である。小沢代表の秘書は政治資金規正法の「虚偽記載」を指摘されて逮捕されたが、小 沢代表の政治資金管理団体は、政治資金をすべて、透明に処理していたことが明らかにされている。政治団体からの政治献金を政治団体からの献金と、そのまま 収支報告書に記載していたのであり、東京地国策特別捜査部が「解釈の相違」だけで「逮捕」したのは、「横暴」と言うほかない。

同様の資金処理をした自民党議員の政治資金管理団体が、罪をまったく問われていないことは、この国の警察、検察権力の歪みを端的に示している。

このような政治謀略に屈してはならない。

次期総選挙は日本国民にとって歴史的な意義を持つ選挙だ。日本の歴史上、初めて民衆の力で政治体制の刷新を実現できるチャンスが到来している。

総選挙を目前にして、既得権益の利権互助会=悪徳ペンタゴンは、政権交代を阻止するために、卑劣な政治謀略をしかけ、有権者に目先の利益を提供して、投票を誘導しようとしている。しかし、有権者は目先の利害や、政治謀略に目をくらまされてはならない。

①「国民のための政治」と「大企業のための政治」のどちらを選択するか
②「官僚利権を温存」するか
③「米国への隷属・服従」を続けるか
が、三つの重要な争点である。

 民主党は、党として「政治献金の全面禁止」の方針を打ち出した。このことによって、野党勢力が「大企業のための政治」の路線から明確に決別し、「国民のための政治」の路線を選択することが明確になった。

 麻生政権は「定額給付金」や「育児手当」など、「一回限り」の政策を打ち出して、総選挙に向けての「買収工作」を展開しているが、国民は目先の笑顔に騙されてはならない。有権者に媚(こび)を売るその笑顔の下に、醜悪(しゅうあく)な悪魔の顔が潜んでいる。

 自民党は後期高齢者医療制度での高齢者の窓口負担の削減も拒否した。また、2011年度には間違いなく消費税大増税に進む。選挙の時だけ優しい顔をして、選挙が終わればその表情は悪魔に転じるのである。醜悪な本性を隠した、「歪んだ高笑い」に決して騙されてはならない。

 民主党が政治献金の全面禁止に大きく踏み出したことは、次期総選挙に向けて、極めて大きな一歩である。

 上記三つの基本政策の相違が総選挙の争点であるが、個別政策では、
①企業献金の全面禁止
②2011年度の消費税大増税の是非
が最重要の争点になる。

 有権者は今回の西松建設事件が卑劣な政治謀略であったとの「真実」を認識するにつれて、総選挙での政権交代支持の意志を再び明確にすることになると考えられる。

 卑劣な「謀略」を成功させては、この国に未来はない。「謀略」を見抜き、「謀略」に負けない意志表示を実現できて、初めて政治の偉業は実現する。野党と国民の「成熟度」が問われている。【転載終了】