飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

不思議な少年!! その23

2009-04-21 19:29:00 | 物語

イエスとラマースの友情!!


 イエスが、真理、人間、力、叡智、智恵、救済、信仰の意味について、ラマースに語る内容は圧巻だ。ラマースにだから語れる内容である。これが聖書にないのは惜しいが、聖書には書けなかったのである。書いても読む人がいなければ、意味がない。インドの深い歴史の智恵で理解し得る内容だからだ。


 当時のことは無論知らないが、インドとパレスチナではその智恵の深さにおいて、子供と大人の違いがある。断然、インドが当時としては、深い。それ故、イエスはラマースに、単刀直入に意味を解説した。ラマースは、了解した。そう言うことだ。

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<2008年7月1216:03パチリ!地震雲との認識で撮影。その後、7月24日岩手で地震があった。.


 

 今に新しい。現代人がこの意味を、含蓄したら、正しい信仰とその目的を了解して余りある。信仰の三段階説など、実に小気味よいまとめ方だ。納得する。喝采を送りたい位だ。しかし、この言葉をもってしても、信仰即奴隷と考えている不勉強者が多い。そして、それは信仰という餌で、マインドコントロールを目的としている偽宗教があまりに多いことが遠因である。

 しかし、その前に考える必要がある。マインドコントロールされる者は、自らの検証能力を無為にして、不勉強だからである。それは自業自得とも言える。人は、すべからく真偽を見極める天性の能力を授かっている。それが、人間の神性である。


 『真理とはあるがままのもの、虚偽(いつわり)とはあるらしいものです。』という言葉は、何度も噛みしめる価値がある。否、この問答はすべて、何度も噛みしめる価値がある。

 終わりに一言。信仰の完成が世界の宗教がすべてなくなることを意味する。


  ジャガンナスの僧侶のうちにユダヤ少年を可愛がった人があった。それはラマース・ブラマと言う名で知られた僧侶であった。ある日イエスとラマースがジャガンナスの広場を歩んでいると、ラマースは、「ユダヤの先生、真理とは何ですか」と尋ねた。


 イエス、「真理とは変化しないただ一つのものです。全世界に二つのものがある。一つは真理、もう一つは虚偽(いつわり)。真理とはあるがままのもの、虚偽(いつわり)とはあるらしいものです。真理は有で原因はないが、一切のものの原因です。虚偽(いつわり)は無でありながら、有の表現をしています。


 

 すべて造られたものは破れ、始めあるものは終わらねばならない。すべて目で見られるものは有の表現であるが、もともと無であるから過ぎ去らねばなりません。目に見えるものは、エーテルが振動する間だけ、反映の表現であって、事情が変われば消滅します。


 

 聖気は真理。過去、現在、未来とも、永久にあるもの、変化することも消滅することもできません。」


 

 ラマース、「なるほど、言われる通りです。次ぎに人間とは何ですか。」


 

 イエス、「人間とは真理と虚偽の不思議な混合体です。人間とは聖気が肉体となったもので、真理と虚偽が結ばれて人間となります。それから両者は戦います。そして無は沈み、人間は真理として残ります。」


 

 再びラマースは尋ねる。「力(Power)については何と言われますか。」


 

 イエス、「これは表現で力(Force)の結果で、これは無に過ぎません。幻影、ただそれだけ。フォースは変化しないが、パワーはエーテルが変化すれば変化します。フォースは神の意志で全能なもの、パワーは聖気に指導されて表現される神の意志です。風にパワー(力)あり、浪にパワーあり、電撃にパワーあり、人間の腕にパワーあり、目にパワーがあります。


 

 エーテルはこのようなパワーを生起し、エロヒム、天使、人間、そのほか思考する物の思想をフォースが指導します。そしてフォースが仕事を終えれば、パワーはもうない。ありません。」


 

 再びラマー-スは尋ねた、「叡智について何と言われますか、」


 

 イエス、「これは人間がこれを土台にしてその上に自分を建てる巌(いわお)です。これは有無、真理と虚偽を識別する霊知(れいち)です。これは低級な自我を知り、人間自身のパワーを感知する。


 

 次ぎにラマースは聞いた、「智恵について何と言われますか。」


 

 イエス、「これは人間が有であること、神と人とが一つなること、無は無、パワーは幻影、天と地は、上やまわりや下にあるものでなく、内にあって、有の光に会えば無となり、神が一切なることの意識です。」


 

 ラマース、「それから、信仰とは何ですか。」


 

 イエス、「信仰とは神と人間との全能なること、人が神と化する生活に達することを確証することです。救いとは人間の心から神の心に登る梯子(はしご)。


 

 救いに三段あります。第一は信念(believe(belief)=ビリーフ)、これは人間がこれが恐らく真理だろうと思うもの、


 

 第二が信仰(faith=フェイス)、人問が真理なりと知るところのもの、


 

 第三が完成、これは人間自身が真理なりということです。


 

 信念は信仰に没し、信仰は完成に消える。そして人が神的生活に達し、自分と神とが一つとなる時に救われます。」


 

【宝瓶宮福音書:栗原 基訳】


第六部 インドでのイエスの生活と行動

第二十二章 イエスとラマースの友情。イエス、真理、人間、力、叡智、智恵、救済、信仰の意味をラマースに説明す。

1)ジャガンナスの僧侶のうちにユダヤ少年を可愛がった人があった。それはラマース・ブラマと言う名で知られた僧侶であった。

2)ある日イエスとラマースがジャガンナスの広場を歩んでいると、ラマースは、「ユダヤの先生、真理とは何ですか」と尋ねた。

3)イエス、「真理とは変化しないただ一つのものです。

4)全世界に二つのものがある。一つは真理、もう一つは虚偽(いつわり)。真理とはあるがままのもの、虚偽(いつわり)とはあるらしいものです。

5)真理は有で原因はないが、一切のものの原因です。

6)虚偽(いつわり)は無でありながら、有の表現をしています。

7)すべて造られたものは破れ、始めあるものは終わらねばならない。

8)すべて目で見られるものは有の表現であるが、もともと無であるから過ぎ去らねばなりません。

9)目に見えるものは、エーテルが振動する間だけ、反映の表現であって、事情が変われば消滅します。

10)聖気は真理。過去、現在、未来とも、永久にあるもの、変化することも消滅することもできません。」

11)ラマース、「なるほど、言われる通りです。次ぎに人間とは何ですか。」

12)イエス、「人間とは真理と虚偽の不思議な混合体です。

13)人間とは聖気が肉体となったもので、真理と虚偽が結ばれて人間となります。それから両者は戦います。そして無は沈み、人間は真理として残ります。」

14)再びラマースは尋ねる。「力(Power)については何と言われますか。」

15)イエス、「これは表現で力(Force)の結果で、これは無に過ぎません。幻影、ただそれだけ。フォースは変化しないが、パワーはエーテルが変化すれば変化します。

16)フォースは神の意志で全能なもの、パワーは聖気に指導されて表現される神の意志です。

17)風にパワー(力)あり、浪にパワーあり、電撃にパワーあり、人間の腕にパワーあり、目にパワーがあります。

18)エーテルはこのようなパワーを生起し、エロヒム、天使、人間、そのほか思考する物の思想をフォースが指導します。そしてフォースが仕事を終えれば、パワーはもうない。ありません。」

19)再びラマー-スは尋ねた、「叡智について何と言われますか、」

20)イエス、「これは人間がこれを土台にしてその上に自分を建てる巌(いわお)です。これは有無、真理と虚偽を識別する霊知(れいち)です。

21)これは低級な自我を知り、人間自身のパワーを感知する。

22)次ぎにラマースは聞いた、「智恵について何と言われますか。」

23)イエス、「これは人間が有であること、神と人とが一つなること、

24)無は無、パワーは幻影、天と地は、上やまわりや下にあるものでなく、内にあって、有の光に会えば無となり、神が一切なることの意識です。」

25)ラマース、「それから、信仰とは何ですか。」

26)イエス、「信仰とは神と人間との全能なること、人が神と化する生活に達することを確証することです。

27)救いとは人間の心から神の心に登る梯子(はしご)。

28)救いに三段あります。第一は信念(believe(belief)=ビリーフ)、これは人間がこれが恐らく真理だろうと思うもの、

29)第二が信仰(faith=フェイス)、人問が真理なりと知るところのもの、

30)第三が完成、これは人間自身が真理なりということです。

31)信念は信仰に没し、信仰は完成に消える。そして人が神的生活に達し、自分と神とが一つとなる時に救われます。」

 

【原文:The Aquarian Gospel of Jesus by Levi H. Dowling  

SECTION VI<o:p></o:p>

VAU<o:p></o:p>

Life and Works of Jesus in India

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CHAPTER 24<o:p></o:p>

The friendship of Jesus and Lamaas. Jesus explains to Lamaas the meaning of
truth, man, power, understanding, wisdom, salvation and faith.
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AMONG the priests of Jagannath was one who loved the Jewish boy. Lamaas Bramas was the name by which the priest was known.
2) One day as Jesus and Lamaas walked alone in plaza Jagannath, Lamaas said,
My Jewish master, what is truth?
3) And Jesus said,
Truth is the only thing that changes not.
4) In all the world there are two things; the one is truth; the other falsehood is; and truth is that which is, and falsehood that which seems to be.
5) Now truth is aught, and has no cause, and yet it is the cause of everything.
6) Falsehood is naught, and yet it is the manifest of aught.
7) Whatever has been made will be unmade; that which begins must end.
8) All things that can be seen by human eyes are manifests of aught, are naught, and so must pass away.
9) The things we see are but reflexes just appearing, while the ethers vibrate so and so, and when conditions change they disappear.
10) The Holy Breath is truth; is that which was, and is, and evermore shall be; it cannot change nor pass away.
11) Lamaas said,
You answer well; now, what is man?
12) And Jesus said,
Man is the truth and falsehood strangely mixed.
13) Man is the Breath made flesh; so truth and falsehood are conjoined in him; and they strive, and naught goes down and man as truth abides.
14) Again Lamaas asked,
What do you say of power?
15) And Jesus said,
It is a manifest; is the result of force; it is but naught; it is illusion, nothing more. Force changes not, but power changes as the ethers change.
16) Force is the will of God and is omnipotent, and power is that will in manifest, directed by the Breath.
17) There is power in the winds, a power in the waves, a power in the lightning's stroke, a power in the human arm, a power in the eye.
18) The ethers cause these powers to be, and thought of Elohim, of angel, man, or other thinking thing, directs the force; when it has done its work the power is no more.
19) Again Lamaas asked,
Of understanding what have you to say?
20) And Jesus said,
It is the rock on which man builds himself; it is the gnosis of the aught and of the naught, of falsehood and of truth.
21) It is the knowledge of the lower self; the sensing of the powers of man himself.
22) Again Lamaas asked,
Of wisdom what have you to say?
23) And Jesus said,
It is the consciousness that man is aught; that God and man are one;
24) That naught is naught; that power is but illusion; that heaven and earth and hell are not above, around, below, but in; which in the light of aught becomes the naught, and God is all.
25) Lamaas asked,
Pray, what is faith?
26) And Jesus said,
Faith is the surety of the omnipotence of God and man; the certainty that man will reach the deific life.
27) Salvation is a ladder reaching from the heart of man to heart of God.
28) It has three steps; Belief is first, and this is what man thinks, perhaps, is truth.
29) And faith is next, and this is what man knows is truth.
30) Fruition is the last, and this is man himself, the truth.
31) Belief is lost in faith; and in fruition is lost; and man is saved when he has reached deific life; when he and God are one.

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【続く】


たまには、詩風に.....。②

2009-04-21 08:40:42 | 

まどろみの夢-時には詩風に-

まどろみの夢

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<2007年1月9日10:20撮影 とある港>

まどろみの裡に見る夢は、
春の雪によりもはかない
用足しに向かうさなかに
もう消えていく

消えていく中に
想い出そうとしている真剣な自分
益荒男ぶり
手弱女ぶり
なんかそんな情景
五七調
七五調
なんかそんな違い

それがなんだって言うんだ

でも、
夢では
それがとても重要で
天啓のように理解させられた

でも既に
大半は忘れ去った
分かった気分の余韻が残っている
書くに書けない
もどかしさ

オレはやるぜ
なすべきことは
わたしもやるわ
ついていく
てな感じ

自分の中で
何かがくっついた
もっと具体的な何かがたくさんあった
凄いひらめきがあった
でも今は、
痕跡すらも
消えて、跡形もない
春の淡雪
まどろみの夢の話である