ゆすらうめさんのところでアメリカのガレージセールの記事を見た。
これはいい。
しかもかなりお値打ちものを50セントで売る。
50円で売るならあげれば~~。
って思うが
いやいや
50円で売るからいい。
とかく、身の回りでは
差し上げるものに余計な気持ちがついていて鬱陶しいことが多い。
頂くときも、このご好意にどうお返ししようと思い悩む。
思い悩むのを忘れると
とんでもないところで
しっぺ返しを喰う。
こういう鬱陶しいのが苦手だからね
いいな、と思うの。
でも日本人独特のこういう湿度のある係わり合いが粘っこいのは
いろいろ考える種になってぼけ防止にはよかったり
その結果孤独地獄に陥らない効用もあるわよ。
・
そのガレージセールでムーランルージュの絵が
売約済みだった。
・
思い出したが
前に住んでいた町でも絵描きの子どもが
親が死んで
ガレージセールをやった。
「2000円でこの絵を手に入れた!」
友人がほくほくしていたが
(えー!こういう絵を2000円で売っちゃうの~?
親不孝もの!)
って思ったが
絵描きの子どもは絵を残されたって困るよなあ
と、そのときは思った。
・
KINU洋画会では先輩メンバーがなくなったとき
遺作展を・・と会が提案したけれど
遺族は関心なく
絵はみんな上げるといったんだって。
・
率直に言って、絵を描く人間は
おおかた
やたら絵がいっぱい
自分の絵を保管するのに困ってるくらいだから
人の絵まで欲しくない。
ものすごく気に入ったら
別よ
・
50円でも、2000円でもお金を払っても欲しい
というなら
本当に欲しがってくれてるんだもの
その人の手に渡るのがいいよね。
・
そのアメリカのガレージセールで
絵を売ったってのも
なるほど
売れたんなら
絵を描いた人に対して気持ちの負担がないね。
絵をあげるのはあまり好きじゃないのは
もらった人は本当は
お世辞で「いい絵ね」といったのかもしれないし
もらっちゃったら
捨てるのも困る代物だし
本当
絵なんか描いてるのは
遺族不幸なことよ
と思う。
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どんなに小額でも
対価を払って買うという行為は
その品物を生かすし
関わる人もさっぱりしていいや。