今日の朗読訪問のところは
なかなか迫力のある認知症のお年寄りがいらっしゃるところ。
いつも、うるさ型で
嫁を叱る姑という雰囲気でしゃべって歩き回るおばあちゃまが
今日は、にっこり。
腕をつかまれてしまって、
ぐる~~と施設内お散歩。
「~~~~~ね」
という雰囲気で話しかけてくるので
「~~~~ですね」
という雰囲気でおしゃべり(内容は無いよう)
この方は今日はOK
ソファーに横になって大声で演説するおばあちゃまがいて
なかなか、お話に集中できません。
最初に紙芝居をやった方はかわいそうでしたね。
「かさ地蔵」でしたが。
次に指名されて
私、浦島太郎にしました。
「皆さん良くご存知の懐かしいお話
お歌を歌ってからはじめましょうか」
と
歌いだしたら
歌ってくれる方もいて
ざんバラのときは、これはいいかも。
今日はオーバー気味に
大声で読みました。
お耳の遠い方もいるのでね。
だんだん、お話に気持ちも集中してきました。
一人、ものすごく可愛いお婆様がいます。
ニコニコ寄ってきては
「○○子がいないから、お茶も入れられないで
悪いねえ」
(○○子ってお嫁さんらしい)
って言うの。
お元気なときおうちにいたときは
こうやって、お客様にお茶をお出ししてたに違いありません。
もう一人、超お風呂嫌いのお婆様。
すごい臭気ですよ。
5日目には断固お風呂に入れてしまうそうです。
ものすごい抵抗
むなしく連れ去られ
浴室と思しき辺りから
殺されそうなわめき声。
さあ
出てきました。
裸です。
大きなタオルケットのようなバスタオルか?
バスローブに包まれましたが
ど迫力の悪態です。
狼少年のようにぎらぎらの目で睨まわし
「おぐりのおんながあ!」
そういわれた職員は
目が合わないようにしてましたよ。
この方も
施設にいるのではなければ
好きなだけお風呂に入らず
好きなだけ同じものを着て暮らしたかもしれません。
ここのおじさんだって相当なものでしたからね。
いや~、垢じゃ人間死なないものだけれどね
私が施設に入って、
世間並みに見たら変です!
って、強制的に正しいこととされるもので修正されたら
つらいものがあるなあ。
今日はずっと裸でタオルでいるのかなあ?
前回は下半身パンツ一チョだったのよ。