遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

「復活祭のためのレクイエム」

2010-11-07 05:42:58 | 日本の本

20061001nagato100 私は レトロな人間だと

思い知った

 

この本は図書館の廃棄図書

くれると

並べてあったが何もほしい本がなかったが

子供のように もらいたい気分で

読んだこともない人のだから

もらってきた

 

コピーライターだった人が作者

機関銃のように

レトリック使いこなしの

軽妙な面白さにあふれた本

 

わたし 20代の時に しがないデザイン事務所で

広告とりだの コピー考案だの やったことがある

その時考えたコピーは 衣類の色について レトリック 使い

という感じで  パズルの組み立てみたいに仕事した

本当のコピーライターの仕事って知るわけもないが

所長にコピーライターに適性がありそうだと言われ

私のうそつきを見抜かれたなと思ったっけ

 

真面目なコピーライターさん  ごめんなさい

そういえば森瑤子もコピーを書く仕事をしていたこともあり

どういう仕事か説明してくれたことがあったが

中身は忘れた

森瑤子も生前は 時代の先端を歩いていたな

 

この新井千裕の本 二冊目は読みたくはない

私 時代の先端は疲れる

 

薄井ゆうじという作家も何か賞を取って作家になり

それは 少しつながりのある人で  めでたいから義理に駆られて読んだ

でも こちらは コンピューターがちらちらする現代的な

これまた レトリックがしゃれてるんだろうか?  そういう本で

図書館で見ると  健闘してるのねと思うけれど もう読まない

 

ちかごろ お笑いが人気のようだけれど

あれも  全然面白くない

 

ようするに  私は 19世紀や20世紀初頭の文学が好きで

ピカソが好きで

古臭いものばかり好きな レトロなおばさんだったと

自覚を新たにした

 

そうだ そういうことを表現した自画像を描いて

死後

仏壇に飾ってもらおう

コメント
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