遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

鹿鳴館

2010-11-18 05:01:34 | ただの記事

鹿鳴館のパーティーといえば  子供の時に習ったのでは

西洋文化に追いつきたいと 滑稽なことをやってしまって

列強から失笑を買った 恥ずかしいもののように でした

芥川龍之介 の「舞踏会」を読んで

そういう認識は 常識ではなかったかもしれないと思った

 

私が子供のころ母が持っていた本に

西洋式のテーブルセッティングや テーブルマナーについて書かれた本があり

 

私自身テーブルマナー教室というものが存在する学校教育を受けている

 

西洋人に笑われないように

というものの考え方って 私の子供時代にはリアルタイムで存在したんだ!

 

おっかしい

 

体育の授業にダンスがあったのも そういうのの名残かもしれない

(私は 授業はさぼれるだけさぼった高校生だったので 

ダンスはワルツしか習ってない)

 

鹿鳴館のパーティーに参加した政府高官って

維新の功労者たちで 貴族に列せられたとはいっても

元は下級武士だったりする人たちだったから

新興貴族だったし 奥方たちは芸者さん出身が多かったって

芸者さんは 舞踊の素養はあったとはいえ 

それで対応できるだろうかと考えたのもおかしい

 

ここで また疑問

芸者出身の貴族夫人が結構多く それが問題にもならなかったそうだが

 

泉鏡花は芸者のすずを奥さんにしたけれど 師匠の尾崎紅葉は

絶対許さん!と言ってたのよねえ

なんでだ?

 

私はその話を 紅葉の芸者に対する差別観だと思ってたが

どうなんだろう

 

尾崎紅葉 出自は商人だよなあ

コメント
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