遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

汚れた土地は どうやって再び住めるようになるんだろう?

2011-05-31 15:53:24 | 日本の本

519jbwy43al__sl500_aa300_この間 ざっと読み↓この本

ちょっと丁寧に読んでいる

ロンゲラップ島

1954年アメリカの水爆実験で被ばく

(第五福竜丸の時と同じ)

1957年アメリカは安全宣言 島民帰島

甲状腺腫瘍 白血病など健康被害が表れる

1982年アメリカエネルギー省の放射線状態の調査の結果を出版

 

島民は恐怖に襲われ島からの移住をアメリカに求めるが

認めない

1985年グリンピースの協力で島を脱出

 

その後

ロンゲラップ島再定住計画が1998年から進められ

島の表土を削り取るなどの

クリーンアップ工事が始まる 

 

この本の著者は 1999年に島に入った

 

本島はけっこう線量は減っていたが 

他の島ではいまだに計測値の高いところもある

 

クリーンアップ工事のほか

波で 洗い流されたかもしれないとも書いてある

この島の項は 割合希望の見える文章で終わっているが

 

調べて 驚いた

 

この島の暮らしはいまだに戻ってはいない

 

いろいろなものが島の人の暮らしも文化も破壊した

 

1957年のアメリカの安全宣言  これに対する

強烈な不信感が

島には帰れなくしているように思う

水爆実験で 島を離れて もう  60年近くたつのに

 

まだ 事故は進行中の福島がどうなるのか

帰りたいという思いを抱いて今避難している人たちのことを思うと

どうすれば 帰れるように 村をきれいに戻せるのか

・・・

 

他人事ではないかもしれないし

↓  の詩は 初めて見た

 

石川逸子さんの詩集「ロンゲラップの海」

「ロンゲラップの海」

(略)
海の青さ 波の白さは
変わらぬまま
二度と住めなくなってしまった 島
ロンゲラップ

波の音に混じって
囲い込み漁の どよめき が
祭の日の さざめき が
老人だけには 聞こえているのだろうか

それとも
水爆ブラボー爆発少しまえに 不意にあらわれ
「お前たちの命は小指の先ほどのものだ」
と笑った 米兵の声が 耳元で鳴っているのか

火ぶくれし 嘔吐して 呻く 島民たちに
連行先の島で
「海水をかけて洗え」とだけ言った
米兵の声も 耳元で鳴っているのか

ビキニから百八十キロ離れた
ロンゲラップに
さらさら 雪のように降りつづけた
白い粉
死の粉ともしらず その粉を競って集め
無心に あそんでいた 子どもたち
(以下略)

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ネット鬱

2011-05-31 05:37:40 | ただの記事

私みたいにグダグダわかりもしないことでくよくよするのは

ネット鬱っていうんだってさ

 

さて 朝っぱらから揺れた

茨城沖だ 揺れが今日は長かった

 

だんだん まんべんなく汚染が広がり

原発は収束しない

やっぱり心配で いろいろ調べてしまうのがいけない

私みたいな人間には日本の政府のやり方は

性に合わない

 

安全だと言ったら安全だ黙ってついて来い

って言われたって

ついていくような玉じゃないんだもの

おバカなくせに 納得したい

 

ともかく

私たちを襲ってくるのは低線量被ばくというものらしい

100ミリシーベルトだか250ミリシーベルトだかまでは低線量被ばくというものらしい

 

そんなもんで 鼻血だの 下痢だの 高線量被ばくで起きる障害はあり得ないんだって

内心 先日の強烈下痢にはビビったもん

 

で子供の場合

お母さんが不安になれば 下痢をするということはある

オトナだって不安から下痢をすることはある

 

そうだよね

冷静に考えればそうです

 

子供のころを思い出すと

親のことは全身で感じていた

子供だからわからないだろうとか 隠しておこうとか思っていることもよくわかり

あどけないふりをしながらも

子供にはなんだってわかるのに大人って結構バカだな

と思ったことはよく覚えている

 

子供は全身で感じているものだ

 

だから大人が安定すること

ちゃんと 本当の話をすることが一番大事だ

 

というわけで

まず低線量被ばくは避けられない

出回る食品は信用ならない

ネット鬱のわたし 昨日牛乳買うとき 本当に産地が分からない仕組みに

頭にきた

今までメグミルクを買うことが多いのに

メグミルクのインチキぶりを聞いたので

メグミルクを買うのはやめた

 

その後 牛乳会社にいろいろインタビューした話を読んで

私が いかにネット情報に泳がされているか

自己嫌悪に陥った

 

子供がいたら 牛乳もっと重要な食品だし

悩むなあ と 思った

 

市民運動はいろいろあるけれど

ともかく 汚染された祖国で 信用ならない政府の元で

信用ならない情報の氾濫の中で暮らしていくのが現実だ。

 

とするなら

なるべく パワフルになるべく栄養たっぷり食べたほうがいいのよね

 

怖がったって 飢えて死ぬより 栄養失調になるより

そのほうが  いい

というわけで

「放射能を少なくする下ごしらえ」

 

牛乳は ホエーに 多く集まるのか!

武蔵にヨーグルト作らせるのやめよう

ホエーで作るとうまくできるぞと喜んでるからね

 

ベラルーシで暮らしている人のブログ を読むと

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/02185594d1d537f417dc0a6556403f0c

この記事の中では

チェルノブイリの事故について

環境問題として 青少年にちゃんと教育して

必修科目の中でちゃんと勉強する

 

だからα線だのβ線だの 被爆しないための知識だの 勉強するそうだ

 

オトナが 臨界って何?って知らなかったら 変だと思われちゃうね

 

ちゃんと 正しい知識を若い世代に伝えるというベラルーシという国

見習わないと

 

日本は まず「拠らしむべし 知らしむべからず」という愚民政策を

やめさせないと。

政府や 県がいくらいろいろなパンフレットを出しても

全然信用できない こういう状態ではいけない

 

栄養士さんも大変だな

 2tomato0

やだまた揺れたよ 

 

コメント (4)
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