LOHASな感じ!

日頃、仕事やプライベートで感じた事をLOHASな感覚で書いています。

小澤征爾とサイトウ・キネン・オーケストラ

2007-05-07 | 音楽の調べ?
小澤征爾の魅力について、
「サイトウ・キネン・オーケストラ欧州を行く」~小学館
の著者である一志治夫がこう語っていた。

小澤征爾は、一言で言えば「気」が違うのだ。
それがどんな人とも異なる。
張りつめている空気、高みに向かって駆け上がろうとする気、本質をつかもうとする気だ。
何に対しても臆することなくぶつかっていき、本質のみを知ろうとする本能。
小澤の身体からは、ときに何か野生のにおいすら感じる。
その一方で、とてつもなく繊細で、研ぎ澄まされた美意識を持っている。
そういった事が小澤征爾の魅力だと言っている。

小澤征爾は水戸室内管弦楽団の顧問をし、水戸芸術館での公演も行っているので以前から興味があった。
興味本位で本を読んでいると、オーケストラの事は良く分からないが、小澤征爾が多少なりとも理解できたような気がした。
2005年末から体調を崩し入院し暫く療養していたが、2006年7月に国内の活動に復帰し、さらに今年4月末からウィーン国立歌劇場に復帰したと先日のニュースで取り上げていた。
71歳だそうだ。

繊細さと高みに向かって駆け上がろうとする気。

これは、音楽業界に限ったことではない...。