NPOな人

NPOの現状や日々の雑感などを徒然なるままにお伝えします。

自書式投票

2010年07月11日 | 日記
今日は、第22回参議院選挙の投票日。即日開票の結果を追おうと、テレビ各社は総力をあげて特番を組んでいます。

ところで、私たちは公職選挙法第46条の「選挙人は、投票所において、投票用紙に当該選挙の公職の候補者一人の氏名を自書して、これを投票箱に入れなければならない。」という規定に沿って投票を行っていますが、「自書式」を国政レベルの選挙で採用しているのは日本だけというのをご存じでしょうか。

世界的には候補者の名前や政党を象徴する絵柄などが書かれた投票用紙に、チェックをする記号式が一般的ということですが、その最も大きな理由は識字率の問題です。

日本の識字率の高さは世界最高水準ですが、これは江戸時代からのもので、5月4日のブログで紹介したとおり、福沢諭吉が「通俗国権論(明治十一年)」の中で、「凡そ国の人口を平均して、字を知る者の多寡を西洋諸国に比較しなば、我日本を以て世界一等と称するも可なり」と書いているほどです。

教育熱心であった先人に感謝をしつつ、これから投票に行ってきます。

コメント
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