NPOな人

NPOの現状や日々の雑感などを徒然なるままにお伝えします。

長屋の裏話(その二)

2020年04月20日 | 日記

八っつぁん「このところ話題のアベノマスクってのは、何のことかね?」

熊さん「確か、そんな名前の人が百人一首の中にいたけど、どんな歌だったかは分からねぇな。そうだ、横丁のご隠居さんに聞いてみよう。」

ということで、二人でご隠居さんを尋ねました。

熊さん「ご隠居、百人一首でアベノマスクって人はどんな歌を詠んだんですかね?」

ご隠居「それはアベノマスクではありません。安倍仲麻呂と言いましてな、『天の原ふりさけ見れば春日なる 三笠の山に出でし月かも』という歌が古今集にあります。」

熊さん「いいえ、安倍仲麻呂じゃなくてアベノマスクなんですがね。」

ご隠居「うーむ、あっ、思い出しました。コロリ和歌集に安倍真須久が詠んだ歌がありました。」

八っつぁん「どんなヤツですかね?」

ご隠居「確か、『封筒をかざして見ればマスクなる小さき布に出でしアゴかも』でしたな。」

(この物語はフィクションです。)

 

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