雪が一区切りつき、この日一日曇り空の予報が出ていたので、冬に活動する蛾、フユシャクを見に出かけました。
いつもウスバフユシャクを見かけるソメイヨシノなどのサクラの木を見て回り、ウスバフユシャクの♂を3頭見つけました。念入りに探しましたが、♀は見つけられませんでした。
ウスバフユシャクは、シジミチョウくらいの小さく地味な蛾です。ウェブサイト『日本産フユシャクWEB図鑑/ウスバフユシャク』には、次のように説明されています。「山地にも平地にも全国的に産する普通種。…平地では12月から出現し、2月まで見られる。…多数の食樹が知られ、各地で多産するのでInurois属で最も観察しやすい種の一つである。斑紋や変異幅は大きく、近似種と混同される可能性もある種でもある。関東の平地ではクロテンフユシャク、ホソウスバフユシャク、ウスモンフユシャクと混同されるケースが多いので気を付けなければならない。」
《ウスバフユシャクが生息しているソメイヨシノ(3本) 2020/12/21》
《ウスバフユシャク♂ 2020/12/21》
《ウスバフユシャク♂ 2020/12/21》
《ウスバフユシャク♂ 2020/12/21》