前の日の風雨と寒さから一転、この日の朝は穏やかな晴天。いつものようにテラスで本を読んでいると、このあたり(富山市南部の市街地の外れあたり)では聞いたことのない鳥の囀りが聞こえてきました。囀りがしばらく続いていたので、どこで何が鳴いているのかと見廻すと、数十m離れた電柱の天辺にヒヨドリくらいの大きさの鳥がとまっています。肉眼ではよくわからないので、とりあえずカメラ(Canon PowerShot SX720 HS)をもってきて、数枚写しました。中景、近景と撮って遠景を撮ろうとしたら、飛んでいってしましました。
カメラのモニターで再生してみると、イソヒヨドリでした。海岸の磯の鳥のイソヒヨドリが、海岸線から直線距離で10km以上も離れた住宅地で囀っているのです。どこかこの近くで繁殖しているのか?と思ってしまいました。
鳥のことは(「も」の方が正確です)よく知らないので、ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/イソヒヨドリ』で調べると、イソヒヨドリは最近、都市部で繁殖が確認されている鳥のようです。
「イソヒヨドリは世界的には標高2,000-4,000mの高山の岩石地帯に生息する鳥である。
日本ではかつては磯や港など海岸周辺が主要な生息地域であったが、1980年頃から内陸部の地方都市で繁殖が確認されるようになり、2000年代に入ってその数はさらに増加している。2019年現在では関東、近畿など大都市圏で見かけることも珍しくなく、電線や看板に留まっていたり、住宅地やビルの間を飛び回る姿を見かけたり、綺麗な鳴き声を聞くことができる。…
単独行動で、群れは作らない。つがいでさえ距離を取ることがある。
春にはツグミ特有の声量のある美声でさえずる。その声音と節回しは複雑である。また、繁殖期以外でも天気の良い日はさえずることが知られている。」
《イソヒヨドリが囀っていた電柱(写真は飛び去った後) 2022/04/30》
《電柱の天辺で囀っていたイソヒヨドリ 2022/04/30》
《電柱の天辺で囀っていたイソヒヨドリ 2022/04/30》
※ 市立図書館から4月30日(土曜日)に借りだしてきた本です(妻の本も含まれています)。
1 『東京の神社ぶらりお散歩御朱印ブック』(久野木紀子・著)
2 『本物の読書家』(乗代雄介・著)
1は、連休に帰省している孫娘用に借りた本、2は、読み切れなくて再度借りた本です。