我が家の庭の木の幹などには、生物農薬にならないかと、昨年秋からオオカマキリやハラビロカマキリの卵のうがいくつか取り付けてあります。このうち、オオカマキリの卵のうからは既に幼虫が出てきていて、このブログでも紹介しています。しかし、4個あるハラビロカマキリの卵のうからはまだ幼虫が出てこないので、庭に出たときは様子を見るようにしています。
この日、エゴノキに取り付けた一つの卵のうの表面に、数mmの小さな黒い甲虫が数匹付いているのに気づきました。私のカメラでできる目いっぱいの接写をしたのが、下の写真です。カマキリタマゴカツオブシムシの成虫です。
カマキリタマゴカツオブシムシについて、私が知りたいことを紹介したウエブサイトがありました。ウェブサイト『自然発見/カマキリタマゴカツオブシムシを知っていますか?』です。
「我が家のベランダに置いておいたオオカマキリの卵のうからときどき、別の昆虫が出てくることがあります。いつまでたってもカマキリの幼虫が出てこない、と思っていたら、黒い甲虫が出てきました。それは「カマキリタマゴカツオブシムシ」、カマキリの卵のうに産卵し、カマキリの卵を食べて成長し、蛹になり、やがて成虫が卵のうから出てくるのです。二化性で、秋には、卵の入っていないカマキリの卵のうにも寄生して、殻だけを食べて成長するのだそうです。
カマキリの卵は、卵のうに守られていても、こうして寄生性の昆虫に食べられてしまうこともあるのですね。カマキリの卵のうは、ほかにもシジュウカラやヤマガラにも食べられ、オナガアシブトコバチという寄生蜂にも寄生されることがあるそうです。生き残るのも大変です。」
カマキリタマゴカツオブシムシを観察するため、幼虫が出てきた後の卵のうも、残してあります。
《ハラビロカマキリの卵のうから出てきたカマキリタマゴカツオブシムシ 2022/05/19》
《ハラビロカマキリの卵のうから出てきたカマキリタマゴカツオブシムシ 2022/05/19》
※ 市立図書館から5月21日(土曜日)に借りだしてきた本です(妻の本も含まれています)。
1 『あしなが蜂と暮らした夏』(甲斐信枝・著)
2 『妄想美術館』(原田マハ・ヤマザキマリ著)
3 『俳句で綴る変哲半世紀』(小沢昭一・著)
4 『女の子はどう生きるかー教えて、上野先生!ー』(上野千鶴子・著)