我が家の庭の片隅に、実を採ることを目的にユズを3本植えてあります。苗木を植えてから4~5年、昨年は10数個の実がなり、鍋物や柚子湯などで楽しみました。今年は昨年よりもっと多く採れるはずと期待していましたが、裏年なのか、蕾がほんの数個しか見つかりません。
ユズの蕾を探しているとき、おかしな動きをするアゲハの終齢幼虫がいることに気づきました。葉についた鳥の糞のようなものを舐めている(ように見えた)のです。幼虫の体もフニャフニャで、何か様子が変でした。葉が邪魔になりうまく撮れなかったので、邪魔になる枝を動かしたため、幼虫は舐めるのをやめてしまいました。ほかの庭仕事もあったので(というよりは、きちんと詰めをしない性格からでしょうが)、その後のことは確認しませんでした。
今朝、「鳥の糞を舐めるアゲハ幼虫」を題材にブログをまとめてみようと写真を見直しました。アップにすると、鳥の糞のように見えたのは脱皮殻です。とすると、舐めていたのではなく、食べていたのでしょうか?
ウェブサイトで「アゲハ 幼虫 羽化殻を食べる」を検索すると、最初にでてきたサイト「ウチノメ屋敷 レンズの目」に「クロアゲハ幼虫・蛹化と羽化の様子」として、脱皮が終わったばかりの五齢幼虫が脱ぎ捨てた殻を頭の方から食べる様子が写真とともに紹介されていました。
また一つ新しいことを知りました。「アゲハの終齢幼虫は、脱皮直後に脱皮殻をたべる」です。今度は、じっくり観察して確認します。
《ユズの葉にとまる脱皮直後?のアゲハの終齢幼虫 2022/05/13》
《脱皮直後?のアゲハの終齢幼虫と(食べていた)脱皮殻 2022/05/13》
《ユズの蕾 2022/05/13》