自転車で散歩していると、学校のグランドのフェンスに、黒っぽいものがとまっているのに気付きました。近寄って見ると、フクラスズメです。
フクラスズメはヤガ科シタバガ亜科の大きな蛾で、ふだん見えている前翅は褐色~黒色で地味ですが、後翅には青色の帯があります。人家の戸袋などの暗所で成虫越冬します。
幼虫は、イラクサ、カラムシなどの葉を食べます。今年、この付近ではあまり幼虫を見かけなかったような気がします(カラムシなどを見かけるとアカタテハの幼虫などがいないかつい探してしまいます)。
《学校のフェンスの網にとまっていたフクラスズメ 2022/09/24》
《学校のフェンスの網にとまっていたフクラスズメ 2022/09/24》
※ 北陸自動車道のフェンスのそばでは、秋になって、コムラサキの紫色の実が目立ってきました。もともと法面に植えられていたものが、あちこちに広がったもののようです。
コムラサキとムラサキシキブの主な見分け方は、次のとおりです。
1 葉の上半部に粗い鋸歯がある(ムラサキシキブは、葉の縁に細かい鋸歯がある)
2 花序は葉腋のやや上から出る(ムラサキシキブは、葉腋から花序が出る)
《コムラサキ(葉の上半部に粗い鋸歯) 2022/09/24》
《コムラサキ(花序は葉腋のやや上から出る) 2022/09/24》
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます