薄暗くなってきたので、テラスのアウタ-シェードを上げに出ると、鉢植えのネギの葉にアキアカネ(と思いこみました)がとまっていました。睡眠のポーズで、近寄っても逃げません。
ほんとうの睡眠かどうかは、翌朝確かめることにして、部屋に戻って撮った写真でトンボの種類を確認することにしました。アカトンボ(アカネ)属の種を区別できる胸側の黒条が見あたりません。ここでおかしいと気づけばいいものを、ひょっとして「胸部側面の黒条が下部だけで細い」タイリクアカネかもと、トンボに詳しいNさんにメールで尋ねたところ、「これは、ウスバキトンボですね。少し前から飛び始めました。」との返事。私のトンボに関する知識のいい加減さに、呆れかえりました(ウスバキトンボがわからないなんて…)。そういえば、私も、家の近くなどで数日前くらいからウスバトンボの飛ぶ姿を何度か見かけていました。
ウスバキトンボは、翅が薄く透明で体のわりに大きい中型のトンボです。全身が淡黄褐色、腹部の背中側に黒い縦線があり、それを横切って細い横しまが多数走ります。また、成熟したオス成虫は背中側にやや赤みがかるものもいます。日中はほとんどの個体が地上に降りず飛び回るが、夜は草木に止まって休み、朝夕にも休んでいる個体が多くいます。発生時期が徐々に北上し、8〜9月頃には日本各地で大群で飛び回ります。(ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/ウスバキトンボ』参照)
翌朝薄明るくなってからウスバキトンボの様子を確かめると、前日とまったく同じ姿勢でネギの葉にとまっていましたが、もう眠りから覚めていたのか、近寄ると飛んで逃げていきました。
ウスバキトンボがとまっていた下の雨樋には、30個ほどの糞が残されていました。眠っている間にも糞をしていたのでしょうか?
《ネギの葉にとまって睡眠の姿勢にはいっていたウスバキトンボ 2022/07/25 18:58》
《ネギの葉にとまって睡眠の姿勢にはいっていたウスバキトンボ 2022/07/25 18:58》
《ネギの葉にとまって睡眠の姿勢にはいっていたウスバキトンボ 2022/07/25 18:58》
《前日と同じ姿勢でネギの葉にとまっていたウスバキトンボ 2022/07/26 05:02》
《とまっていた下の雨樋に残されていたウスバキトンボの糞 2022/07/25 18:58》
《とまっていた下の雨樋に残されていたウスバキトンボの糞 2022/07/25 18:58》
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