やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

カバエダシャク(猿倉山森林公園/富山市[大沢野町]舟倉)

2021-11-15 17:05:53 | 昆虫類

猿倉山中腹の林の中にあるキャンプ場の炊事棟で、黄褐色の翅に2本の横線が特徴的なシャクガの仲間が何匹かとまっていました。この炊事棟は、キャンパーがいると一晩中蛍光灯がついているようで、その光に集まってきた蛾が、朝にも残っているのです。昼ころに訪れたキャンプ場で見かけた蛾は、このカバエダシャクだけでした。

カバエダシャクは、晩秋に出現するエダシャクの一種。翅は淡黄褐色で、前横線と外横線は茶褐色。前翅頂のそばに白紋があります。(ウェブサイト『虫ナビ/カバエダシャク』2021/11/15参照)


《キャンプ場の炊事棟にとまっていたカバエダシャク 2021/11/14》


《キャンプ場の炊事棟にとまっていたカバエダシャク 2021/11/14》


《キャンプ場の炊事棟にとまっていたカバエダシャク 2021/11/14》

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ハマオモトヨトウ(幼虫)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2021-11-14 17:41:30 | 昆虫類

彼岸花の花が咲き終わり、葉が出てくる晩秋になると、園路の縁に群生するヒガンバナの葉にハマオモトヨトウの幼虫がいないか探すのが最近の習慣になっています。

この日も、犬と散歩しながらヒガンバナの葉を注意して見ていると、何か所かの群落に食痕がありました。よく探すと、黒地に白い紋、頭が橙褐色の幼虫がヒガンバナの葉を食べていました。


《ヒガンバナの葉を食べるハマオモトヨトウの幼虫 2021/11/13》


《ヒガンバナの葉を食べるハマオモトヨトウの幼虫 2021/11/13》

※ 市立図書館から11月14日(日曜日)に借りだしてきた本です(妻の本も含まれています)。
   1 『ファーブルの言葉ー虫と自然を愛するー』(ジャン・アンリ・ファーブル・著)
   2 『くらべてわかる貝殻』(黒住耐二・文)
   3 『星空教室 冬の星座』(藤井旭・著)
   4 『まいにち生姜レシピー生姜屋さんとつくったー』(こてらみや・レシピ)
   5 『至福のチーズレシピ』(若山曜子・著)
   6 『トンビ』(重松清・著)
   7 『水たまりで息をする』(高瀬隼子・著)
   8 『常識のない喫茶店』(僕のマリ・著)
   9 『ベスト・エッセイ2021』(日本文芸家協会・編)

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ナカジロネグロエダシャク♂(猿倉山森林公園/富山市[大沢野町]舟倉)

2021-11-13 07:11:36 | 昆虫類

猿倉山中腹の林の中にあるキャンプ場の炊事棟で、焦げ茶色の幾何的な模様が印象的なシャクガの仲間が、炊事台にとまっていました。この炊事棟は、キャンパーがいると一晩中蛍光灯がついているようで、その光に集まってきた蛾が、朝にも残っているのです。

帰宅後、翅の色、模様と発生時期とに注目しながら『蛾の生態標本図鑑』でシャクガ科の頁をパラパラめくっていると、ナカジロネグロエダシャクが目にとまりました。色、模様はそっくり、発生時期も秋です。

同図鑑によると、ナカジロネグロエダシャクは秋の蛾で、9~11月に出現。前翅、後翅とも白っぽい。前翅の中横線は中室近くで角張る。寄主植物(食草、食樹、食餌植物など様々に呼ばれますが、要するに幼虫の食べる植物です)は未知で、ホオノキでの飼育に成功しているそうです。

説明文に「中横線」「中室」などの用語がでてくると、素人の私はすぐにギブアップしてしまいますが、ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2/現代蛾学の基礎知識/成虫同定の初歩』には、蛾成虫の翅の各部位の名称がわかりやすく説明されていて、便利です。


《炊事棟の炊事台にとまっていたナカジロネグロエダシャク 2021/11/03》


《炊事棟の炊事台にとまっていたナカジロネグロエダシャク 2021/11/03》

※ 市立図書館から借りてきた『標本バカ』(川田伸一郎・著)を読みました。たいへん興味深く、一気に。イラストは、初め見たとき少し引けましたが、読み進めるうちに味わい深いものであることに気づきました。
  「…博物館にとって一番大切な『もの』、それは標本・資料…標本がなければ博物館は成り立たない…。」(序文)
  「…僕はモグラが分布する場所に行けば十中八九捕まえる自信があるが、ミズラモグラだけはそうはいかない。…僕はまだミズラモグラを拾ったことがない。モグラ研究者としての汚点の一つ…」(ミズラモグラをどうするか?)
  「…ペットを標本にすることには、誰だって抵抗があるだろう…ペット動物というのは最も集めるのが難しい標本…国立科学博物館の収蔵品でも、ペットの代表であるイヌやネコに関しては、品種も数も標本はそれほど多くない…『うちの犬が死んだので標本にしてほしい』といった心理にはなかなかならない…」(ペットの標本)
  「…この標本収集を実現するために、僕は『3つの無』をスローガンに掲げている。1つ目の無は『無目的』…2つ目の無は『無制限』…3つ目の無は『無計画』…」(3つの「無」)
  「…普通種であるノウサギの死体はそのまま処分されることが多く、逆に蒐集するのがなかなか難しい。…」(普通種の珍品)
  「…『無欲』というのもまた、標本集めの一つの指針…できるだけ『これが欲しい』ということを提供者に伝えないようにしている。基本的には受け身の姿勢で、『もし捨ててしまうのなら何でもください』と提供してくれるのを待つ…」(もう一つの「無」)

 この本を読んだ私は、さっそく筆者にメールしました。その返事が、次のものです。
 『メールをありがとうございます.標本バカ、楽しんでいただけたようで何よりです。あの本に書かれている通りの博物館生活です。どんな死体でもできる限りの標本にしますので、もし面白いものを見つけたらビニル袋何重かにして、ヤマトの冷凍宅急便「着払い」でお送りいただければ幸いです。住所は
     川田伸一郎 
     〒305-0005 茨城県つくば市天久保4-1-1 国立科学博物館筑波研究施設
     電話:029-853-8321
です。平日着に指定していただければ、僕がいなくても受け取ることができます。死体を拾った場所と日付を付けてください。メールなどでもOKですが。』

 私は、ロードキルなどで見つけた動物遺体は、川田さんに送るつもりで、その機会が早くくればいいと思っています。
 また、まだ本犬の了解はもちろん、家族の了解も得ていませんが、ペットの愛犬(ミニュチュアシュナウザー♀10歳)が死んだら、科学博物館に献体しようとも考え始めています。      


《本犬の承諾なしに科学博物館への献体を計画されているのを知らない我が家の愛犬》

  (少しだけ誇らしい気持ちがしますが)モグラ専門家の川田さんが拾ったことのないミズラモグラの新鮮な死骸を、昔4年間住んでいた立山室堂平2,49mで拾ったことがあります。 


《私が拾ったミズラモグラの死骸 1999/07/22》

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ジャコウアゲハ(蛹)(神通川左岸河川敷/富山市[婦中町]塚原)

2021-11-12 05:13:57 | 昆虫類
ウスバカマキリを探そうと、神通川左岸の河川敷に設けられた歩行者・自転車専用の遊歩道を1時間ほど歩きました。ウスバカマキリは見つからず、見つかったのはコカマキリとオオカマキリ。

2021/09/15のこのブログで紹介したジャコウアゲハの終齢幼虫を見かけた場所の付近で、ニワウルシ?の幹に、ジャコウアゲハの蛹を見つけました。この近くには、ジャコウアゲハの幼虫の食餌植物、ウマノスズクサがかなり生えているに違いありません。


《ニワウルシ?の幹で蛹化していたジャコウアゲハ 2021/11/08》


《ニワウルシ?の幹で蛹化していたジャコウアゲハ 2021/11/08》


《ニワウルシ?の幹で蛹化していたジャコウアゲハ 2021/11/08》


《ニワウルシ?の幹で蛹化していたジャコウアゲハ 2021/11/08》


《神通川左岸の河川敷に設けられた歩行者・自転車専用の遊歩道 2021/11/08》

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ニッコウキエダシャク(猿倉山森林公園/富山市[大沢野町]舟倉)

2021-11-11 06:29:09 | 昆虫類

猿倉山中腹の林の中にあるキャンプ場の炊事棟で、薄茶色の蛾が調理台などにとまっていました。この炊事棟は、キャンパーがいると一晩中蛍光灯がついているようで、その光に集まってきた蛾が、朝にも残っているのです。

帰宅後、翅の色、模様と発生時期とに注目しながら『蛾の生態標本図鑑』でシャクガ科の頁をパラパラめくっていると、ニッコウキエダシャク(「日光・黄・枝尺」?)が目にとまりました。色、模様はそっくり、発生時期も秋です。
同図鑑によると、ニッコウキエダシャクは秋の蛾で、9~10月に出現。翅の地色は黄褐色で、横線が明瞭。内横線は大きく湾曲するが、外横線は比較的直線的。寄主植物(食草、食樹、食餌植物など様々に呼ばれますが、ようするに幼虫の食べる植物です)は、ハイノキ科のサワフタギだそうです。


《炊事棟の調理台にとまっていたニッコウキエダシャク 2021/10/29》


《炊事棟の調理台にとまっていたニッコウキエダシャク 2021/10/29》


《キャンパーがいると一晩中蛍光灯がついている炊事棟 2021/10/29》

※ 先日、県内唯一のデパートで開かれていた「北海道展」で買い物をしたついでに、来年のカレンダーと手帳などを買いました。振り返ると、体調などが悪くて、買いに出る気になれず、年を越してから買った年も何年かありますが、今年は早めに買うことができ、幸せです(北川悦吏子さんの『JAFMATE2021/11』巻頭「幸せって何だろう」のエッセイの「幸せ」です。2021/11/05のこのブログ参照)。
   今年は、大雪や孫娘の大学受験などいろいろなことが重なって、1月半ばから8月後半まで白紙の頁が続きました。このブログを再開したのも、2021/09/13からです。今年の手帳の小口を見ると、初めから2/3ほどがほとんど手つかずで地の金色が残っています。
  来年新しい手帳を買ったときには、金色の小口が残らない手帳にしたいと思いながら、必要な事柄を新しい手帳に写しています。
  ちなみに。私は、手帳には何でもいいから、1日に一つ以上のことを書くように心がけています。「天気」「朝の血圧」「歩数」など。


《今年の手帳と来年の新しい手帳(№142高橋のビジネス手帳〈小型版〉2》


《小口に2/3ほど金色の地が残った今年の手帳》

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ヒメマイマイカブリ(神通川左岸河川敷/富山市[婦中町]塚原)

2021-11-10 05:50:52 | 昆虫類

ウスバカマキリを探そうと、神通川左岸の河川敷に設けられた歩行者・自転車専用の遊歩道を歩きました。ウスバカマキリは見つからず、見つかったのはコカマキリとオオカマキリ。

しかし、黒くて大きな甲虫が道をよこぎりました。マイマイカブリです。

マイマイカブリは、カタツムリを食べる大型の甲虫で、成虫・幼虫ともにカタツムリに頭を突っ込んで食べます。(カタツムリ類が主食ですが、他の虫やミミズなども食べます。)
マイマイカブリの仲間は全国に広く分布しますが、翅が退化して飛べないため、地域によって遺伝的に特化し、現在国内で7亜種に分けられています。
ヒメマイマイカブリは、本州(関東・中部地方)に分布し、頭部と胸部が紫藍色をしていることや、上翅先端の突起が短いことなどが特徴だそうです。(ウェブサイト『虫ナビ/ヒメマイマイカブリ』2021/11/09参照)

なお、このマイマイカブリは、私としては例外的に持ち帰りました。カタツムリの殻に頭部を突っこんで食べる様子が、「マイマイ(カタツムリ)をかぶっている」ように見えることから名づけられたといわれているので、その様子を写真に撮りたいのです。うかくいきますかどうか…。


《河川敷に設けられた遊歩道を横切るヒメマイマイカブリ 2021/11/08》


《河川敷に設けられた遊歩道を横切るヒメマイマイカブリ 2021/11/08》

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スコットカメムシ(屋内越冬)(有峰湖/富山市[大山町]有峰》

2021-11-09 06:35:20 | 昆虫類

紅葉を楽しもうと、「高原好き」の妻と有峰湖まで数年ぶりにドライブ。道路の改良が進み、走りやすくなっています。天気はよかったのですが、紅葉は終盤でした。

立ち寄った公衆便所は、越冬のため集まってきたカメムシが窓ガラスなどにびっしりとまり、虫嫌いの人は使用できないのではと思うほどでした。1㎝ほどの小さなスコットカメムシがほとんどで、少しクサギカメムシが混じっていました。

スコットカメムシは、光沢のある銅褐色で、背中の真ん中に白斑がある小さなカメムシ。翅が長く、先端は腹部よりも突き出るのが特徴。山地で見られ、ケンポナシ、ヤマハンノキ、ミズナラ、ブナなどいろいろな樹木につきます。
冬には、樹皮下などで集団越冬しますが、越冬するため人家などにも侵入します。(ウェブサイト『昆虫エクスプローラ/昆虫図鑑/スコットカメムシ』2021/11/09参照)

この光景を見て、2017/11/06のこのブログで紹介した「スコットカメムシ(岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯)」を思い出しました。このときは、臨時派出所のお巡りさんが、上部1/3ほどを逆さに嵌め込んだペットボトルに、冬越しのために派出所に入ってくるカメムシを捕まえている姿が印象的でした。


《スコットカメムシが集まってきていた陽当たりのいい公衆便所 2021/11/04》


《陽当たりのいい公衆便所に集まってきていたスコットカメムシ 2021/11/04》


《陽当たりのいい公衆便所に集まってきていたスコットカメムシ 2021/11/04》


《陽当たりのいい公衆便所に集まってきていたスコットカメムシ 2021/11/04》


《陽当たりのいい公衆便所に集まってきていたスコットカメムシ 2021/11/04》


《公衆便所の窓ガラスにびっしりとまっていたスコットカメムシ 2021/11/04》


《公衆便所の窓ガラスにびっしりとまっていたスコットカメムシ 2021/11/04》


《有峰湖から望む薬師岳(標高2,926m)(手前は宝来島) 2021/11/04》


《湖周道路から望む薬師岳(標高2,926m) 2021/11/04》

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チョウセンカマキリ(富山市新名)

2021-11-08 06:16:22 | 昆虫類

水田地帯の中を通る農道を犬と散歩していると、道路にカマキリがいました。この時期、このあたりでは、道路で車に轢かれているカマキリをよく見かけます。オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリ、コカマキリ。

オオカマキリとチョウセンカマキリとは、ちょっと見ただけでは、私には区別できないので、捕まえて確認しました。チョウセンカマキリです。

チョウセンカマキリとオオカマキリの区別について。前脚の間にある点模様がチョウセンカマキリはオレンジ色、オオカマキリはこれが黄色。後翅は、チョウセンカマキリは前のふちに沿って黒い模様が横に拡がっているだけ、オオカマキリは黒い模様が後翅全体に拡がっています。(『北摂の生き物/チョウセンカマキリ』2021/11/08など参照)

なお、カメラを持って出かけなかったので、下の写真は自宅に持ち帰って写したものです。(チョウセンカマキリは、生物農薬として庭に放しました。)


《自宅で写したチョウセンカマキリ 2011/11/06》


《前脚の間にある点模様がチョウセンカマキリはオレンジ色 2011/11/06》


《後翅の黒褐色の模様が、チョウセンカマキリは前のふちに沿って横に拡がっているだけ 2011/11/06》

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ニホンザル(寺家公園/富山市[大沢野町]寺家)

2021-11-07 04:21:14 | 哺乳類

このところ、秋の蛾を見に、猿倉山森林公園に出かけています。施設がきちんと管理がされているので、8時前に行かないと掃除されてきれいになってしまいます。この日は7時半ころに着き、炊事棟などめぼしいところに立ち寄りましたが、蛾はほとんどいませんでした。秋の蛾は、終わったのでしょうか?

気を取り直して立ち寄った寺家公園も同じでした。あまりに寒いのでもう帰ろうと車に戻ったところ、あたりにニホンザルの群れがいるのに気づきました。

子ザルたちが、あちらでもこちらでもふざけあい。落ち葉の積もった斜面を転がったり、組み伏せあったり、ぶら下がって掴み合ったり。まるで、人間の子どもたちがふざけあっているようです。遊びの中に、これから生きていくために必要ないろいろなことが含まれているのでしょうか?

おもしろくて、10分ほど車の中から見ていました。そのうち、群れは斜面を登って行って、視界から消えました。


《ふざけ合うニホンザルの子ザル 2021/11/06》


《ふざけ合うニホンザルの子ザル 2021/11/06》


《ふざけ合うニホンザルの子ザル 2021/11/06》


《ふざけ合うニホンザルの子ザル 2021/11/06》

※ 市立図書館から11月06日(土曜日)に借りだしてきた本です(妻の本も含まれています)。
   1 『昆虫館はスゴイ!ー昆虫館スタッフの内緒話』(全国昆虫施設連絡協議会・編)
   2 『本当に小さな庭づくりー日陰でも大丈夫!ー』(高山徹也・著)
   3 『上高地・安曇野・黒部・松本ーおとなの旅プレミアムー』
   4 『フランスの美しい村100ーいつか旅してみたいー』(パイ インターナショナル・編)
   5 『大人のチーズケーキとチーズのお菓子ーチージケーキのカリスマが教えるー』(石橋かおり・著)
   6 『野菜がおいしくなるクイズ』(緒方湊・著)
   7 『コーヒーと短編』(庄野雄治・編)

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ケンモンミドリキリガ(猿倉山森林公園/富山市[大沢野町]舟倉)

2021-11-06 04:51:20 | 昆虫類

猿倉山中腹の林の中にあるキャンプ場の炊事棟で、緑白色の蛾が調理台などにとまっていました。はじめ、ゴマケンモンかと思いましたが、斑紋などが微妙に違い、発生時期も違っていました。

仕方がないので、これも勉強と(すぐに忘れてしまうのですが…)ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2』で「ヤガ科、1276種類」の「成虫写真1098枚」と写し写真とを1枚ずつ照合(絵合わせ)していき、ケンモンミドリキリガにたどりつきました。

ケンモンミドリキリガは、年1化、9~11月に出現する秋の蛾です。


《炊事棟の調理台にとまっていたケンモンミドリキリガ 2021/11/03》


《炊事棟の調理台にとまっていたケンモンミドリキリガ 2021/11/03》


《炊事棟の調理台にとまっていたケンモンミドリキリガ 2021/11/03》


《炊事棟の調理台にとまっていたケンモンミドリキリガ 2021/11/03》

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オオワライタケ?(猿倉山森林公園/富山市[大沢野町]舟倉)

2021-11-05 08:44:26 | キノコ

昨日のヒラタケに続き、今回も同定に自信のないキノコの仲間の紹介です。間違っていれば、ご指摘ください。(とは言っても、キノコ以外は同定に自信があるという訳ではありません…。)

カタクリの花の鑑賞のため林床を管理されたコナラの林を歩きました。虫たちはもちろん、時期が遅かったせいか?キノコ類もほとんど見当たりません。でも、立ち枯れた2本のコナラの根元に、黄褐色の立派なキノコが固まって生えているのが遠くからでもわかりました。一見してオオワライタケかなと思いました(私は、直観で生きてきて、詰めが甘いのです)。

オオワライタケは、初夏~秋に、広葉樹、針葉樹の朽ち木に単生~束生するフウセンタケ科チャツムタケ属の中型~大型のキノコ。「傘」は、黄色の地に帯褐黄色~橙黄色の繊維状鱗片に覆われます。「ひだ」は、明るいさび褐色、密で、直生~やや垂生。肉は淡黄色~帯褐黄色で苦い。「柄」は、傘より淡色で繊維状、淡黄色の膜質の「つば」があります。幻覚性の中毒を起こします。(『カラー版きのこ図鑑』参照)

オオワライタケについて、以前(2010/10/15)に頼成の森で写したオオワライタケとは、どこか違う感じがします。(特に、柄にあるはずの淡黄色で膜質の「つば」が見当たらないような気がします。)また、以前、キノコの専門家から、「噛んで苦ければオオワライタケ」と聞いたような気がしますが、写真のキノコでは噛むことも匂いを嗅ぐこともできません。


《立ち枯れたコナラの根元に生えていたオオワライタケ? 2021/10/29》


《立ち枯れたコナラの根元に生えていたオオワライタケ? 2021/10/29》


《立ち枯れたコナラの根元に生えていたオオワライタケ? 2021/10/29》


《立ち枯れたコナラの根元に生えていたオオワライタケ? 2021/10/29》

※ 『JAFMATE2021/11』巻頭の「幸せって何だろう」。「しあわせの呪縛」と題した、脚本家・北川悦吏子さんのエッセイ。
  「…私が口に出して『しあわせ~』と言うのは、仕事した後のお風呂上がりのビールだったり、友達とシャンパンで乾杯して美味しいものを食べた時…
   …なんだ。わりと、ささやか。
   …『しあわせ』という言葉に大仰な意味を持たせすぎでは?しあわせの呪縛……
   もしかして、しあわせは目指すものではないんじゃないか、という気がしてくる。
   なんとか日々を生きてれば、…自然について来るのではないか?おまけみたいに。
   …自分なりに真面目に人生を生きようとする人には、…しあわせは、ひょいっと顔を覗かせるものだと思う。どんな人にでも。」

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ヒラタケ?(富山県空港スポーツ緑地/富山市秋ケ島)

2021-11-04 04:39:10 | キノコ

シダレヤナギの太めの枯れ枝に、径10㎝ほどの灰色のキノコが重なり合って生えていました。かなり乾燥しています。雰囲気からすると、自信はありませんがヒラタケではないかと思います。

ヒラタケは、春と晩秋に、ブナその他種々の広葉樹の倒木上や枯木などに多数重生するヒラタケ科ヒラタケ属の中型~大型のキノコ。「傘」は、初め饅頭形のち貝殻形~半円形で、表面は平滑で湿り気をおび、初め黒色から暗灰色、のち灰色。「ひだ」は密で白色~灰色。「柄」「柄」は短く、側生~中心生ときに不明瞭。肉厚で歯ごたえもよく、優秀な食菌。(『カラー版きのこ図鑑』参照)


《シダレヤナギの太めの枯れ枝に生えたヒラタケ? 2021/10/30》


《シダレヤナギの太めの枯れ枝に生えたヒラタケ? 2021/10/30》

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ダイミョウガガンボ?(富山市小杉~横内)

2021-11-03 04:26:58 | 昆虫類

ポタリングの途中、北陸自動車道と立体交差する道路のトンネルの壁に、ガガンボ(の仲間)がとまっているのに気づきました。「なんだ、ガガンボか!」といったん通り過ぎましたが、何かちょっとふつうと違う感じがして、引き返しました。これまでに見たことのない大きなガガンボで、特徴的な黒い直線的な斑紋があります。

『ポケット図鑑日本の昆虫1400』『昆虫の図鑑 採集と標本の作り方』やウエブサイトなどで絵合わせをしましたが、合致するものが見つかりません。ひょっとしてと開いた『札幌の昆虫』にほぼ似た写真のガガンボが出ていました。ダイミョウガガンボです。でも、発生月が5~6月大きさが20~23mmとなっています。

ウエブサイトでダイミョウガガンボを検索すると、出てくるのは「ギフダイミョウガガンボ」がほとんどで、「ダイミョウガガンボ」は1件だけ。念のため、日本産の全昆虫について1種または1亜種 (一部1変種を含む)を一つのレコードとしたデータベース「日本産昆虫目録データベース(簡易指定検索)」で調べると、「ダイミョウガガンボ」があって、「ギフダイミョウガガンボ」はありません。

ウェブサイト『ZATTAな昆虫図鑑/ギフダイミョウガガンボ』2021/11/02の説明「ギフダイミョウガガンボは本州に分布するガガンボ科ヒメガガンボ亜科のガガンボです。成虫の出現時期は4月から5月と9月から10月の年2回あります。大型のガガンボで、翅には「マドガガンボ」に似た独特の模様があります。」が、今回見かけたガガンボに最も近い説明でした。

私にはよくわからないので、とりあえず「ダイミョウガガンボ?」としておきます。


《トンネルの壁にとまっていたダイミョウガガンボ? 2021/10/26》


《トンネルの壁にとまっていたダイミョウガガンボ? 2021/10/26》

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セグロアシナガバチ♂(富山市小杉)

2021-11-02 05:24:14 | 昆虫類

朝陽のあたるコンクリートの塀の上で、セグロアシナガバチが1匹、動き回ったり翅を震わせたりしていました。顔が白っぽいので、♂です。

セグロアシナガバチは、体長21~26mm。日本産のアシナガバチの中では最大の種類。市街地で最も普通に見られ、4月中旬頃から人家の軒下や木の枝などに巣を作ります。働きバチの羽化は5月下旬~7月、♂と新女王は7月下旬~9月に羽化。(ウェブサイト『都市のスズメバチ/アシナガバチ事典』2021/11/01参照)

セグロアシナガバチの♂♀の違いについては、ウェブサイト『京都九条山の自然観察日記/セグロアシナガバチ雌雄の違い』2021/11/01に次のようにまとめられていました。
   ・雄の顔は白っぽい(灰色)。
   ・雄の体は黒っぽい。
   ・雄の腹は,雌より1節多い(7節)。
   ・雄の触覚は,雌より1節多い(13節)。
   ・雄の触覚はとがっている。
   ・雄は刺さない。


《コンクリートの塀の上のセグロアシナガバチ♂ 2021/10/30》


《コンクリートの塀の上のセグロアシナガバチ♂ 2021/10/30》


《コンクリートの塀の上のセグロアシナガバチ♂ 2021/10/30》

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オオノコメエダシャク(猿倉山森林公園/富山市[大沢野町]舟倉)

2021-11-01 06:12:30 | 昆虫類

猿倉山中腹の雑木林の中にあるキャンプ場のトイレの壁に、5㎝ほどのかなり大きめの茶色っぽい蛾がとまっていました。とまり方や姿形などから、カイコガの仲間だと思い込んでしまいました。

帰宅後、ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2』や手近の図鑑などで、カイコガ科などを調べたところ、オオクワゴモドキがいちばん写真に似ているように思えました。しかし、「成虫出現月が7~8月」「外縁のギザギザ感」「腹部の形」など、疑問が残りました。

そこで、ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2』の『新・蛾像掲示板』で教えを請ったところ、次のような回答がありました。

<input name="64094" type="checkbox" value="delete" />無題 Name yamasina 21/10/31(日)07:20 No.64094  
オオノコメエダシャクではないでしょうか。

シャクガ科のオオ-ノコ-メ-エダシャク(「大鋸目枝尺」でしょうか?)とのこと。シャクガの仲間とは思っても見ませんでした。

ウェブサイト『虫navi/オオノコメエダシャク』2021/10/30には、オオネコノメエダシャクについて、次のように説明されていました。「晩秋に出現する大型のエダシャク。成虫は地味な蛾でややクワコ(Bombyx mandarina)を思わせる姿をしている。…幼虫は白黒の縞模様にオレンジ色の斑紋がある派手なシャクトリムシ。」


《トイレの壁にとまっていたオオノコメエダシャク 2021/10/29》


《トイレの壁にとまっていたオオノコメエダシャク 2021/10/29》

※ 市立図書館から10月30日(日曜日)に借りだしてきた本です(妻の本も含まれています)。
   1 『ヒルは木から落ちてこない。』

コメント
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