ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

表彰を受ける楽しみは小分けして・・・

2017-11-10 06:56:28 | 病状
 専門クリニックでは断酒を継続した期間に応じて月一回、第二土曜日に表彰式があります。対象者は継続断酒3ヵ月、6ヵ月、その後は1年毎の人になります。通院歴が長いからと言って表彰が受けられるわけではありません。

 私の場合は、明日11日の第二土曜日が4年表彰の予定でした。一年前からこの日の来るのが楽しみでした。今月は他にも喜ばしい知らせを受けていました。11月15日に日赤の10年表彰式にも招待されていたのです。滅多にない二重の楽しみでワクワクしていました。

 今年の5月に2年に一回の大腸内視鏡検査を受けました。この検査は定期通院している糖尿病外来からの依頼という形式を取ります。前回と同様、今回も直腸付近に5 mmのポリープが見つかりました。そんなものかな(?)というのが私の正直な気持ちでした。

 このとき同時に虫垂付近にも不審な所見が見つかったので、その後の糖尿病外来日にCT検査も受けました。その結果を受け、さらに3ヵ月後の糖尿病外来予約日に合わせ、やっと10月下旬に消化器内科の予約受診となれたのです。この時までに私はポリープ摘出術を受けることを決めていました。

「ポリープ摘出術だと術後の当日1日だけ入院して貰います。大腸内視鏡は火曜日と金曜日なんですが・・・?」と先生。火曜日と木曜日はAAのミーティングの日ですから、火曜日のミーティングを欠席するわけにいきません。
「火曜日は先約があり、金曜日の方が都合付きます。」と私。
「そうすると次回の金曜は3日の祝日なので、早くても次の10日になりますが・・・?」
「それでお願いします!」勢いでこう言い放った途端、何か引っかかるものがありました。それが何かはわかりませんでした。

 病院で施術当日に提出する書類やら、施術前日の検査食や当日服用する腸内洗浄用下剤やらを受け取り、家まで歩いて帰って来たのですが、やっと一服できた時になってハッとしたのです。施術で入院すると、退院日は11月の第二土曜日になります。引っかかりが何だったのかやっと気付けました。

 そう気付くや、さあ大変です。久々にどうしたらよいか狼狽えてしまいました。アルコール漬けで二者択一に囚われた頭なら、何が何でも先約優先とそれ以外は思いつかなかったことでしょう。飲酒時代はそれほど思い込みが激しかったのです。

 ところが今回は違いました。しばらくすると、どんな選択肢があるのか冷静に考え始めていました。

 先ず、まだ予約変更には時間があると気を落ち着かせることができ、予約変更するにしてもポリープ摘出術と断酒表彰式とではどちらが変更しやすいかシミュレーションしてみることもできました。当然、変更するなら断酒表彰式の1ヵ月先延ばしの方が簡単です。さらに、月を超えて表彰式を2回楽しめるとも気付けました。喜ばしいことは小分けした方がその分長く楽しめるのです。

 飲酒時代の以前なら、こんな当たり前のことでもなかなか落ち着いて考えられなかっただろうと思います。そんなふうに考えると、断酒して早4年が経ったことに何とも感慨深いものがありました。


いつもお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加中です。是非、下をクリックして順位アップに応援お願いします!
クリックしますと、その日の順位が表示されます。
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ
    ↓      ↓
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする