ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

孫息子、カルチャーショックの父親に煽られる

2020-01-10 06:04:50 | 雑感
 元日に長男が、息子1人(私から見て孫息子)を連れて我が家にやって来ました。前回に続き、今回もこのときの話です。

 その日の夜、すき焼きを囲んでの夕食時に長男が、孫息子に向かってこんな話を始めました。

「毎日ダラダラしてないで、少し外国にでも行って刺激を受けてきたらどうだ?」
「別に、そんなことはないと思うけど・・・」と孫息子。
「外国に行ってみるとよくわかる。東南アジアなんて遅れてると思ったら大違い。日本よりも遙かに進んでいてビックリした。皆、英語は普通にしゃべれるし、ガイドしてくれた人の日本語がうまいこと! 留学でもしたのかと聞いてみたら『日本には行ったことがない』と言っていた。スゴいよネ?!」

 どうやら長男は最近、会社の仕事でカンボジアやタイに出張したらしく、かなりのカルチャーショックを受けて帰って来たようなのです。

 現地で見聞きした熱い話がしばらく続き、それを黙って聞いていると遂にその矛先が私の方に向いてきました。
「こう見えてもこのお爺ちゃん、米国出張したことがあるんだよ。それでも何かにつけ保守的な人だから、外国へ行って見て来いなんて言いもしなかった。」

 “保守的な人” まさしく図星で、言葉がグサッと胸に突き刺さる思いでした。そして、さらに鼻息荒く続けました。

「先に考えてばかりで、結局、何もしないんじゃなくて、・・・ここは一発やってみろよ!」と孫息子に。これはむしろ私に追い打ちを掛けたようなもので、私は完全に参ってしまいました。

 今年、長男は43歳になります。43歳と言えば、離婚話が勃発して私が已む無く別居し始めた2年目に当たります。息子に海外遊学を勧める余裕など当時どこにもありませんでした。

 止せばいいのに、そのことを長男に言おうとしたら、すかさず「それとこれとは問題が違うでしょう」と、バッサリ。

「まぁ、旅慣れているお婆ちゃんと一緒でもいいから、先ずツアーにでも行ってみろよ。・・・どこでもいいから」と、長男はどこまでも鼻息荒く、孫息子を煽り続けていました。

 これを聞いた相方はまんざらでもない様子。韓国狂いだった彼女は最近、韓国詣でから切り替えてカンボジア、ペルー、フィンランド、カナダ、南アフリカまでも足を伸ばしています。

 大学1年の孫息子はと言うと、夜更かしばかりで朝寝坊、バイトの傍ら4人でバンドを組んでドラムを叩いているそうです。今回の話で父親に散々煽られ、これからの自分の生き方をどう切り開いて行くのか? 孫息子の今後が楽しみになりました。

 “父親の背中を見て子は育つ” と言いますが、父親の生き方を見た息子が少しずつ軌道修正しながら生きていくという意味なのでしょう。これも世代交代の一つの姿。そんなことを考えさせられた元旦でした。



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